最新ソフトで棋士の指し手一致率を調査した結果 2

1名無し名人2019/08/25(日) 13:16:30.70ID:ZVwpQy/4
https://i.imgur.com/HmgniW7.png

※前スレ
最新ソフトで歴代棋士の指し手一致率を調査した結果
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bgame/1557753233

344名無し名人2019/10/13(日) 18:59:45.78ID:z7hv7qxJ
今まではピークは25歳と言われてたけど意外と違うのかもね
それでいくと早熟こそが正義みたいに思われていたけどそうでもないという結論になるかも

345名無し名人2019/10/13(日) 19:10:10.09ID:FsnlwHNM
成績は流行りの戦型やスタイルとかの技術的な部分や精神面でも変わってくるから=能力にならないのは分かる
が50手前>20代中盤はよく分からない、体力的な衰えを考慮すれば純粋な能力ではハッキリおっさんの方が上になってるし
ピークが20代中盤じゃないにしてもピークがおっさんの年齢になるのは意味不明とは思う

346◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 19:10:48.51ID:6vWtSjSL
>>330の根拠にしたデータ

年齢 大山  中原  郷田  羽生
40  0.738 0.719 0.617 0.698
41  0.767 0.653 0.558 0.750
42  0.659 0.682 0.628 0.677
43  0.767 0.519 0.542 0.722
44  0.677 0.591 0.528 0.638
45  0.725 0.560 0.439 0.551
46  0.636 0.547 0.447 0.593
47  0.659 0.585 0.612 0.558
48  0.589 0.546 0.467 0.654
49  0.603 0.635
50  0.684 0.488

347◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 21:46:35.75ID:6vWtSjSL
大山はどのレベルなのか気になる人も多いと思うので、1964年の棋士データを表にしてみた
https://i.imgur.com/DVWf8uD.png

1995年と同様にEloレーティング13位の棋士まで解析して比較したいところだが、データが得られない棋士は断念するしかなかった
断念したのは7位の内藤七段(4局)、8位の松田八段(5局)、12位の花村八段(2局)、13位の熊谷八段(6局で勝局1)
相手一致率も正確な数値は出せないため抑えた数値にしてある
1995年の棋士及び2019年現在の13位までの棋士と比較するとこうなる
上位13棋士平均
      一致率  相手一致率
1964年  74.3%  73.9%
1995年  74.6%  73.4%
2019年  77.6%  74.0%

抑えた数値でありながら1964年の相手一致率が73.9%なのは棋士数が今より少ない70名という少数精鋭だったからで妥当だろう

https://i.imgur.com/j1tM1jw.png

348◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 21:47:17.27ID:6vWtSjSL
大山はどのレベルなのか気になる人も多いと思うので、1964年の棋士データを表にしてみた
https://i.imgur.com/DVWf8uD.png

1995年と同様にEloレーティング13位の棋士まで解析して比較したいところだが、データが得られない棋士は断念するしかなかった
断念したのは7位の内藤七段(4局)、8位の松田八段(5局)、12位の花村八段(2局)、13位の熊谷八段(6局で勝局1)
相手一致率も正確な数値は出せないため抑えた数値にしてある
1995年の棋士及び2019年現在の13位までの棋士と比較するとこうなる
上位13棋士平均
      一致率  相手一致率
1964年  74.3%  73.9%
1995年  74.6%  73.4%
2019年  77.6%  74.0%

抑えた数値でありながら1964年の相手一致率が73.9%なのは棋士数が今より少ない70名という少数精鋭だったからで妥当だろう

https://i.imgur.com/j1tM1jw.png

349◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 21:48:06.81ID:6vWtSjSL
大山はどのレベルなのか気になる人も多いと思うので、1964年の棋士データを表にしてみた
https://i.imgur.com/DVWf8uD.png

1995年と同様にEloレーティング13位の棋士まで解析して比較したいところだが、データが得られない棋士は断念するしかなかった
断念したのは7位の内藤七段(4局)、8位の松田八段(5局)、12位の花村八段(2局)、13位の熊谷八段(6局で勝局1)
相手一致率も正確な数値は出せないため抑えた数値にしてある
1995年の棋士及び2019年現在の13位までの棋士と比較するとこうなる
上位13棋士平均
      一致率  相手一致率
1964年  74.3%  73.9%
1995年  74.6%  73.4%
2019年  77.6%  74.0%

抑えた数値でありながら1964年の相手一致率が73.9%なのは棋士数が今より少ない70名という少数精鋭だったからで妥当だろう

https://i.imgur.com/j1tM1jw.png

350◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 21:51:56.01ID:6vWtSjSL
1964年と1995年、そして2019年現在のEloレーティング6位までの棋士を換算レートが大きい順に並べるとこうなる

https://i.imgur.com/49bf2I0.png

351名無し名人2019/10/13(日) 22:20:30.96ID:p46RyIkZ
升田は順位戦だけのデータを見てみたい
順位戦は本気だったというか、
それ以外はあからさまに手抜いてたことが多いんで

352◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 23:32:06.27ID:6vWtSjSL
>>351
升田の1964年順位戦の一致率は76.0%
しかし、9勝1敗での一致率なので高いかというと疑問なわけだが、この年の升田の順位戦には大きな特徴があった
それは手数が異様に長いこと
手数が長いと勝局の一致率も低くなるので升田の強さは一致率には出ないところにあるのかもしれない
明日データを開示するので見ていただきたい
なお、翌年の大山との名人戦は2勝4敗だったが、一致率は76.7%(勝局一致率88.5%、敗局一致率70.8%)と極めて高かった

353◆f7OmZ9ucu2 2019/10/13(日) 23:55:20.21ID:6vWtSjSL
>>352
訂正
升田の名人戦データは1966年名人戦
順位戦は1964年度の順位戦でなく1月〜12月のデータなので、2期にまたがってのデータだった
機を見て升田の64年度順位戦や前後の年度の順位戦のデータも出せるようにしたい

354◆f7OmZ9ucu2 2019/10/14(月) 10:47:48.48ID:992lWzC6
升田の順位戦の分析といっても1964年(1月〜12月)の10局にすぎないが、ご覧の通り手数が長い対局が多かった
順位戦重視で指し手が慎重になるせいでもあるだろうが、相手が敗勢でも最後まで粘り簡単に投了してくれないからのようだ

https://i.imgur.com/QKc21jO.png

355◆f7OmZ9ucu2 2019/10/14(月) 11:23:57.13ID:992lWzC6
そこで、升田以外についても調べて見ると当時の順位戦の手数が長くなりがちなのは升田に限らないことがわかった
暦年でどう違うかも調べたので見ていただけたい
https://i.imgur.com/Va6dORH.png

1964年は現代よりペースがゆっくりしていて飯の種の順位戦の手数が130手というのは標準だった
1964年が1995年や2019年と違うのは順位戦以外の一致率が高い点だ
これは、早指し戦以外はどの棋戦も持ち時間が7時間だったことが大きいだろう

暦年では2019年の一致率が高い
これは、全体のレベルが上がってきていることを意味していると思われる
1964年と1995年の一致率データは上位の棋士が大半であるからなおさら2019年に軍配が上がる
したがって、明らかに1995年より2019年のほうがレベルが高いし、上位棋士でも油断できないシビアな時代になっている
しかし、この表を見る限りは1964年のレベルを越えているとは断定できない
1964年は少数精鋭時代で上下のレベルの差が今ほどなかった時代であるから順位戦以外の一致率が73.4%なのは素直に評価できなくもない
当時順位戦の一致率のほうが低いのは順位戦では長手数になる対局が多かったせいだ
どの棋戦も持ち時間が7時間あったため番狂わせが少ない、まぐれではタイトル戦に出れない時代だったのではないだろうか

356◆f7OmZ9ucu2 2019/10/14(月) 16:11:38.94ID:992lWzC6
参考
女流棋士の2019年データ
────────────
 一致率  67.0%
  手数  111
データ数  183
────────────
プロ棋戦  66.0%
  手数  107 
データ数   35
────────────
女流棋戦  67.3%
  手数  112  
データ数  148

一致率で棋士のレベル(棋力)が判断できることが女流棋士の一致率データでわかる
なお、プロ公式棋戦のほうが里見香奈ら女流トップ棋士が参加しているのに一致率が低くなるのは勝率が34%しかないからだ
女流棋戦のほうは勝ったほうも負けたほうも女流棋士なので勝率は当然50%だ
もちろん女流棋戦の一致率の67.3%は暦年のいつの時代のプロ棋士の一致率よりも低い

357名無し名人2019/10/14(月) 21:12:32.54ID:kcdk6biw
升田の順位戦データありがとうございます。
今まで感覚的に言われてたこと
(55年組が活躍してた頃は今までで最もトップのレベルが低いby大山)
とかが数値的に確認できてとても面白いです。
大変な作業でしょうが応援してます。

358名無し名人2019/10/15(火) 03:21:57.09ID:GrG0KppF
大山と中原の関係について質問させてください。
ご存知の通り中原は大山に圧倒的に勝ち越しててかつ大山は中原以外(の中原世代)には
勝ち越してました。

私は「大山が衰えた時に中原が登場した」=
「大山が中原に負けて名人を失うまでの成績は(大山≧中原)でそれ以降(大山<中原)になった」と
思ってました。

でも調べてみると、1972年に大山が中原に負けて名人を失う前から、
すでに中原が対大山戦の成績は圧倒的にリードしてて、かつ大山は名人を失ってからも
米長らに勝ち越しているんですね。

つまり大山と中原の勝敗関係は年齢によるものではなくて
元々「中原>大山>その他」の可能性があると思うんですが、どう考えられますか?

もう一つなんですが、中原は1979年までは棋王戦以外は名人戦だけではなくまんべんなく連覇・コンプリート
してるんですが、それ以降はほぼ名人戦だけの棋士になりました。
1979年までが全盛期でそれ以降は衰えたという見方もできると思うのですが
これについてはどう思われますか?

359名無し名人2019/10/15(火) 08:41:57.43ID:GMgLQTwt
>>358
40代後半の大山<20代の中原
ってことで、年齢差でも説明できるはず。
実際、二人がぶつかり合う最初の二年間は互角。

360◆f7OmZ9ucu2 2019/10/15(火) 11:33:38.86ID:3B3k8VyV
>>358
>>329,330,342,346あたりで論述し尽くしている感があるんだが、どの点が疑問なのか指摘したら議論が進むのでは?
あと中原の衰えは研鑽と節制が足りなかったからだと思っている
大山が54歳過ぎて会長職も引き受けたから「回りに敵なし」で気が緩んでしまったのでは

361名無し名人2019/10/15(火) 11:44:34.22ID:GMgLQTwt
>>360
中原は30歳ごろから酒と女遊びにはまってるんで、
あなたの推測通りだと思う

362◆f7OmZ9ucu2 2019/10/15(火) 12:23:00.99ID:3B3k8VyV
>>346
これを見ると分かるように大山は50歳、羽生は48歳の年度に勝率を戻している
共通しているのは無冠になった(今までより楽な相手との対局が増えた)こと
勝率を多少戻しても傾向的な棋力の低下は進んでいる

3633582019/10/15(火) 13:48:39.03ID:KxESoj5v
まず中原-大山戦の通算成績は107-55(.660)
中原-大山戦の1967-1969は中原の7-3 (.700)
そこから対戦が約1年ありません。
再開後1970-1971は中原の20-15 (.571)
1967-1971のトータルは27-18    (.600)
そして1972年大山が名人失陥

つまり大山-中原は常に.600程度で推移してて
大山が優位だった時がない。

名人を失陥し50歳台になった大山は、特定個人にボコられていない(中原が郷田にやられたような)。
大山は、米長・加藤一二三・内藤らにまんべんなく勝ち越している
中原にだけ、勝率4割だった。

ということは大山の衰えを加味しても
元の実力が
「中原≧大山>その他」という序列が成り立つのではないかと思ったのですが。

にもかかわらずソフトの一致率で中原が大山や羽生に及ばないのが疑問です

3643582019/10/15(火) 13:52:34.57ID:KxESoj5v
中原≧大山で示したのは
仮に30歳の中原と35歳の大山がいたとして>>363の成績から両者の成績をスライドしても
勝率が5割に落ち着くのでは?と考えたからです
少なくとも大山の対中原戦が6割以上になるとは考えられません

365名無し名人2019/10/15(火) 13:56:09.29ID:8qJbJGcj
>>363
ロジックが理解できない。
もとの実力が、というなら、そのもとの実力を示すパロメータ出してくれないと。
あなたの出した根拠だと、年齢だとしか思えないんだけど。

3663582019/10/15(火) 14:04:56.71ID:KxESoj5v
>>365
年齢「だけ」が原因ならば、
大山は米長・加藤・内藤らにも対戦成績負け越し始めないとおかしくないですか?
しかし現実の50代大山は中原にだけ負け越し、他には通常運行で勝ち越してます

加えて>>363で示した通り、中原-大山は概ね6割前後で推移している

367名無し名人2019/10/15(火) 14:54:51.51ID:8qJbJGcj
>>366
米長らが大山より弱かった、それだけでしょう。
ただ大山は中原に相性が悪いとは昔から言われてた。
現代の目でいうと、終盤の速度計算で大山は中原が相手だといつも間違っている。なんで逆転敗けが多い。
これをどう考えていくか。

368◆f7OmZ9ucu2 2019/10/15(火) 16:04:42.65ID:3B3k8VyV
>>363
>にもかかわらずソフトの一致率で中原が大山や羽生に及ばないのが疑問です

中原が大山に及ばないというデータはないよ
暦年で出しているのは64年の大山の一致率が84%台というのと、66年の大山の一致率が81%台という二つだけ
このどちらの年も中原の一致率データは出していない
仮に67年以降の大山の一致率が77%で中原が78%、米長が75%というような均等差で推移しているなら大山は中原に負け越し、米長に勝ち越しというのは不思議でもなんでもない
とくにトップの争いは力が微差でも勝敗は大差ということはよくある
全タイトル保持で勝率が7割台だった棋士がタイトル戦以外の対局込みで勝率が1割も下がっているわけだからね
44歳以降勝率が落ちてきた大山に勝てたからといってそれ以前も互角以上だったはずという根拠は何もないよ
問題にすべきなのは年間の平均一致率が85%近くあった頃の大山に中原は勝てたときがあったのかということだろうね
おそらく、中原も羽生と同様一致率が78%台の頃はあったと思うが解析していないからね
次の課題かな

369名無し名人2019/10/15(火) 16:25:58.51ID:8qJbJGcj
中原は引退後に大山について、「全盛期の大山先生にぶつからないで良かった」と言っている。
本音じゃないのかな。

370◆f7OmZ9ucu2 2019/10/15(火) 16:35:14.15ID:3B3k8VyV
>>368
強かったときの中原で年間解析したのは1972年だけだが、勝率補正後一致率が77.2%になった
1995年(48歳)のときの72.6%とは明らかに別人だった
換算レートを出すには相手一致率もわからないとダメなのでそこで頓挫している
もし、勝率補正後一致率だけでも何かの意味があるならその他の年も調べる意欲が出ていたんだけどね

3713582019/10/15(火) 20:26:56.98ID:LXrFxnnc
レスしていただいてありがとうございました

372名無し名人2019/10/16(水) 20:19:27.35ID:xJ94I6pq
プロ同士の将棋は好守ではあまり決まらず
最後に悪手を指した方が負け
のような解説をよく見るし、プロもそういうことが多いのだが
一致率の人はその辺をとうお考えか?

373◆f7OmZ9ucu2 2019/10/16(水) 22:32:11.02ID:X2Ap9ly2
>>372
俺の見解は悪手の数や評価値差の平均(いわゆる平均悪手)より一致率のほうが強さの指標として優れているということだ
それをEloレーティングとの強い相関があることで実証している
悪手等の指標では強い相関は確認されなかった

一致率が以前から強さの指標として有効だったわけではない
棋士のソフト一致率はせいぜい60%台と言われていた頃はトップ棋士が最善手を指していてもソフトが最善手と認識できないことが多かった
今はソフトが人間より遥かに強くなったので解析の精度が上がり、トップ棋士の指し手の80%が最善手だとわかってきた
残りの数手だけが人間にはどうしても指せないような最善手で、それが人間とソフトの大きな差になっている
したがって、ソフト一致率が高い棋士ほど悪手を指してしまう確率が下がり、逆に相手の悪手を咎める確率が上がるといってよい
これが一致率を指標に採用する利点になっている

悪手は読み抜けがあるから生じる
読み抜けが大事に到らずに済むか、致命的な見落としになってしまうかは運次第といってよい
だから、悪手の数でなく一致率のほうを重視したほうがよい
悪手かどうかの判定すらソフトやマシンの評価値次第で変わることがある
だからこそ、悪手そのものの数より一致率のほうが棋力の指標にふさわしい

かつて一致率より平均悪手のほうが情報量が多いから優れていると提唱されていたときがあった
しかし、不正確な情報は量が多ければゴミの山になるだけだ
これからやってみようという人には一致率のデータを集めるべきことを強く提唱したい
暦年のデータが増えれば、史上最強棋士論争も客観性がある議論ができるようになるに違いない

なお、このスレを「悪手」で検索すれば関連の議論はすべて出てくるはず

374名無し名人2019/10/16(水) 23:16:09.39ID:VFz/4wpX
>>372
最後に悪手を指したほうが負けっていうのは結局勝率のことだよ
勝率が高いほうが強いのは一面真理だけど相手棋士で勝率も変わるから指標にはならないんだよ

375名無し名人2019/10/17(木) 03:30:20.04
>>338
>ついでにいうと大山も25歳のときより43歳のときのほうが強い
>48歳のときは43歳のときより弱くなったがまだ25歳のときより強い

加藤一二三がニコニコ動画で
「大山先生は自分と初めて名人戦で対戦した時(大山38歳)よりもその後の方が強さを増していたんです。
私(加藤)も強くなっただけど大山先生がそれ以上に強くなったんです
これは本邦初公開で本当のことなんですけれども」と証言してた

376◆f7OmZ9ucu2 2019/10/17(木) 10:43:27.45ID:AeTHZRy5
>>372
前スレから

大山の悪手データ
キャプチャーから集計
1964年44局中
悪手数51 1局平均1.136
悪手0の局22局 全局の50%
中盤以降何手に一度の割合で悪手を指しているか
大山の平均手数は121なので
(60.5−20)÷1.136=36

羽生の悪手データ
1995年58局中
悪手数72 1局平均1.241
悪手0の局21局 全局の36%
中盤以降何手に一度の割合で悪手を指しているか
羽生の平均手数は111なので
(55.5−20)÷1.241=29

悪手データでも一致率が上位の大山のほうが優秀
もちろん、悪手が最後の悪手になるかどうかは相手次第

377名無し名人2019/10/17(木) 15:55:02.50ID:ITiDJ962
>>376
悪手率は対局相手の強さでも変わると思う
対局相手が弱ければ悪手は減るだろうし
対局相手が強ければ悪手は増えるだろう

378◆f7OmZ9ucu2 2019/10/17(木) 16:02:57.44ID:AeTHZRy5
>>377
その傾向はあるだろうからなおさら悪手だけでは指標にならないね

379名無し名人2019/10/17(木) 17:16:03.48ID:mWFW2f/7
???それを言ったら一致率だって対戦相手によって変わる傾向にあるから一致率だけでも指標にはならないんじゃ?

380◆f7OmZ9ucu2 2019/10/17(木) 17:53:18.69ID:AeTHZRy5
>>379
ならないよ
相手一致率とセットにすると強い重相関が確認できたので換算レーティングが可能になったんだよ

381◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 14:10:28.17ID:o4wFUn1Z
>>370で課題だった比較をやってみた
空欄は解析なし(予定もなし)
相手一致率は推定込みの数値なので参考までに

https://i.imgur.com/uyPCnTZ.png

382◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 16:08:17.38ID:o4wFUn1Z
大山と中原、羽生を比較したとき、羽生の特長は何かというと安定して強いということがあげられる
別の言い方をすると持ち時間が短い将棋も長い将棋も強い
棋士の中には持ち時間が長い将棋が突出して強い棋士もいるのでそこが安定して強い羽生の弱点にもなっている

20代だけ見ると中原と羽生はほとんど違わず、むしろ中原のほうが強かった時期すらあるようだ
しかし、今のピークをすぎた49歳の羽生はたぶん最強時の中原よりも強い
44歳以降の大山よりも強いだろう
だとすると、七冠当時の羽生は世間が騒いだほどには強くなかったことになるからにわかには信じられないかもしれない
だが、これには裏付けとなる資料がある
それは当時の順位戦表だ

383◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 16:23:44.94ID:o4wFUn1Z
順位戦の表から当時のレベルがわかる
なお、ここでは、A級に昇級しても1期で陥落した棋士はA級の力がなかったということで連続2期以上を「元A級棋士」「後のA級棋士」としてある

1986年羽生が順位戦に参加した年
A級昇級
内藤(元A級棋士)、青野(元A級棋士)
B1棋士14名
後のA級棋士
石田
B2棋士21名
後のA級棋士
塚田 島
C1棋士24名
後のA級棋士
高橋
C2棋士49名
後のA級棋士
井上 森下 羽生

B1からC2まで108名のなかに後のA級棋士は羽生の他に6名しかいなかった
石田 塚田 島 高橋 井上 森下 羽生
そのなかで最も若い羽生が面白いように勝てたのも当然だった

384◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 16:26:21.99ID:o4wFUn1Z
B1からC2まで羽生を含めてたった7名しかA級棋士になれていないということは当時のA級棋士が年齢的な峠を越してもA級にいられたりカムバックできたことを意味している
事実、6年後に羽生がA級に昇級したときですらここに記した「後のA級棋士」で先にA級に昇級していたのは石田、塚田、高橋だけで、羽生がA級に昇級した1992年は島と森下はB1、井上はまだC1だった

385◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 16:36:57.42ID:o4wFUn1Z
中原が順位戦に参加した年
B1棋士13名
後のA級棋士
加藤一二三 内藤 佐藤大五郎 関根
B2棋士19名
後のA級棋士
大内 米長
C1棋士14名
後のA級棋士
板谷進
C2棋士16名
後のA級棋士
中原 桐山
B1からC2まで62名中に後のA級棋士が中原の他に8名いた

加藤一二三が順位戦に参加した年
B1棋士15名
後のA級棋士
二上
B2棋士15名
後のA級棋士
広津 熊谷 加藤博二
C1棋士12名
後のA級棋士
山田
C2棋士17名
後のA級棋士
関根 加藤一二三
B1からC2まで59名のなかに後のA級棋士は7名いた

386◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 17:04:52.89ID:o4wFUn1Z
2019年の順位戦
B1棋士13名
A級棋士候補
斎藤 菅井 永瀬 千田
元A級棋士
深浦 行方 屋敷 谷川 郷田

B2棋士25名
A級棋士候補
近藤誠也
元A級棋士
丸山 藤井猛 井上 鈴木

C1棋士36名
A級棋士候補
藤井 増田 青嶋 佐々木勇気

C2棋士52名
A級棋士候補
佐々木大地 高見 三枚堂その他

最も若い藤井聡太の位置を基準にするとB1からC1まで74名のなかにA級棋士候補が9名
B1からC2まで126名のなかにA級棋士候補が12名以上

387◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 17:44:04.18ID:o4wFUn1Z
久保がA級棋士になった1993年
B1棋士12名
後のA級棋士
島 森下 村山聖
B2棋士22名
後のA級棋士
森内 佐藤康光
C1棋士26名
後のA級棋士
井上 屋敷 丸山 郷田
C2棋士54名
後のA級棋士
藤井猛 深浦 先崎 三浦 久保

B1からC2まで114名の棋士の中に後のA級棋士が14名
羽生が四段になった1986年は108名のなかに後のA級棋士が7名しかいなかったが、三浦と久保が四段になった1993年は114名のなかに14名だからほとんど倍になっている

388◆f7OmZ9ucu2 2019/10/19(土) 17:58:31.77ID:o4wFUn1Z
渡辺明が順位戦に参加した2000年
B1棋士13名
後のA級棋士
藤井猛 三浦
B2棋士22名
後のA級棋士
深浦 鈴木 久保
C1棋士27名
屋敷 行方 木村
C2棋士44名
渡辺

B1からC2まで106名のなかに渡辺のほかに8名
渡辺がプロ棋士になった年にC2棋士だった44名のなかでA級棋士になったのは渡辺だけだった
阿久津も二度A級に昇級しているが二度とも1期で陥落しているためA級の力があった棋士の中には入らない
なお、羽生が順位戦に参加した1986年にはいなかったフリークラスの棋士が渡辺がプロ棋士になった2000年には30名になっていた

389名無し名人2019/10/19(土) 18:06:05.49ID:IzH32rNK
389

390名無し名人2019/10/20(日) 13:56:51.03ID:LKFP3ScJ
先日の糸谷藤井戦みたいな、長手数の詰みがあって実際には後手勝ちの局面なのに、ソフトが読めてないから最善手を悪手判定しちゃうような将棋だと、やはり藤井くんの一致率は下がっちゃうのかなあ
逆順解析ならそんなこともないのかな?
もちろん全体として見たときに誤差の範囲なのでというのはあると思うけど、これは純粋な興味として知りたい

391◆f7OmZ9ucu2 2019/10/20(日) 15:28:25.32ID:OuCsL0kd
>>390
プロ棋士が長手数の詰みを読み切って着手した手がソフトの評価値では最善手として評価されない等の、所謂ソフト超えは解析していても何度か経験している
解析は機械的に行っているのでソフトの判定が間違いでも訂正するわけにはいかない
今回のケースだと藤井の74手目△71飛は疑問手判定
それに対して長考して糸谷が選んだ▲75歩△同飛▲24飛の勝負手は人間的に最善の選択だった
(先手玉を詰ます以外は先手の勝ちになるので)
ところが、ソフトは藤井の△同飛が詰めろになっていると認識できないため△同飛を含めてこの3手をすべて悪手と判定した
この誤った悪手判定は探索深度を19手や21手にしても変わらない
だから、悪手の多さやソフトの評価値との差の大小で棋力を判定するのはやめたほうがいい
一致率だけで評価するならこの局は先手糸谷が73%、後手藤井が91%で平均より高い好局の評価を得ている
そのわけは、最後の長手順の詰み筋が一致率をあげるのに貢献したから
したがって結果オーライというか、最後長手数の詰みまで対象にするのはいかがなものかという疑問に対する答えにもなっていると思う
つまり、最後に長手数の詰みで仕上げることが一致率に反映されるのは指し手の棋力を評価する上で悪くないよねと考えることができる
解析を始めた頃からそういう考え方で解析をしてきている

392◆f7OmZ9ucu2 2019/10/20(日) 15:41:04.14ID:OuCsL0kd
ちなみに、この局の解析結果は先手糸谷が悪手3疑問手1で平均悪手1894(一致率は73%)
後手藤井は悪手1疑問手1の判定で平均悪手97(一致率は91%)

なお、糸谷藤井クラスの勝者側の平均悪手は30前後、敗者側は70前後が標準なので、こんな平均悪手ではデータを集めるのがバカらしくなると思う

393◆f7OmZ9ucu2 2019/10/20(日) 16:47:33.48ID:OuCsL0kd
>>391
訂正
藤井は△75飛とすると▲24飛で自玉に詰めろがかかるがその瞬間先手玉に長手数の詰みがあることを見切った
糸谷は藤井が詰をし損じる以外に勝機がないので▲24飛と応じて詰ませてみよと開き直った

394◆f7OmZ9ucu2 2019/10/20(日) 23:38:44.38ID:OuCsL0kd
解析した今年の棋譜が1255局で、そのうち一致率が勝者敗者ともに80%以上だった局は28局しかない
羽生の5/20の近藤誠也との王座戦(後手で勝ち)もそのうちの1局だ
近藤が▲55桂の絶好手を逃して▲63銀打としたのが敗着となった

今年の藤井は一致率が80%以上で指してきた相手を上回って勝ったことがまだ一度もない
明日の一戦はどちらが勝つにせよ一手の巧拙で運命が別れるような熱戦を期待したい

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