後藤明生13

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1 ◆IH9QhoIQXk 2012/10/29(月) 09:19:07.20
伝説の前衛作家について語ろう。

前スレ
後藤明生12
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1339800167/

2 ◆IH9QhoIQXk 2012/10/29(月) 09:20:35.46

3吾輩は名無しである2012/10/29(月) 11:54:57.78
>>1-2
乙です。

4吾輩は名無しである2012/10/29(月) 11:55:13.68
 

5吾輩は名無しである2012/10/29(月) 11:56:07.49
 

6吾輩は名無しである2012/10/29(月) 11:56:55.60
 

7吾輩は名無しである2012/10/29(月) 11:59:23.80
 

8吾輩は名無しである2012/10/29(月) 12:02:47.96
 

9吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:11:08.36
 

10吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:11:28.21
 

11吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:11:46.95
 

12吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:12:06.41
 

13吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:57:59.63
 

14吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:58:20.17
 

15吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:58:40.75
 

16吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:59:01.50
 

17吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:59:23.86
 

18吾輩は名無しである2012/10/29(月) 14:59:43.95
 

19吾輩は名無しである2012/10/29(月) 15:00:04.07
 

20吾輩は名無しである2012/10/29(月) 15:56:18.87
 

21吾輩は名無しである2012/10/29(月) 15:56:38.21
 

22吾輩は名無しである2012/10/29(月) 15:56:59.54
 

23吾輩は名無しである2012/10/29(月) 16:00:26.74
何してるんよ

24吾輩は名無しである2012/10/29(月) 16:37:32.00
立ててもすぐ落ちるから空白でもとりあえず20レス付けて落ちないようにしてる奴の
気持ちも分かってやれ。

25ムー大陸 ◆IQrFa2LhL8Yw 2012/10/29(月) 20:52:14.97
いや今の文学板はそれやんなくてもスレ落ちしないよ。
ともあれ>>1

26吾輩は名無しである2012/10/29(月) 21:25:11.18
この間すぐ落ちたじゃん

27吾輩は名無しである2012/10/31(水) 12:45:16.35
全集とは言わん
小説選集出してくれ

28田中淳 ◆TEXTE/3EHE 2012/10/31(水) 16:54:39.97
撰集いいですね。

29吾輩は名無しである2012/11/12(月) 16:54:33.44
>>27
エッセイも重要だよ。
数多い日本文学論はもちろん、
カフカ、ドストエフスキー、それにゴーゴリの長編エッセイは外せないよ。

雑文や文章教室も面白いし、やっぱり全集がほしい。

30吾輩は名無しである2012/11/18(日) 09:08:52.24
あげ。

31吾輩は名無しである2012/11/23(金) 02:31:23.57
>>30
下がってるやん。

32吾輩は名無しである2012/12/22(土) 17:40:27.99
ほ し ゅ

33吾輩は名無しである2013/02/09(土) 12:42:32.03
ひとこと、よかですか?

34吾輩は名無しである2013/03/08(金) 10:47:17.03
ごとごっとほっ

35吾輩は名無しである2013/03/19(火) 01:46:02.46
今年はサプライズはないみたいだな。

36吾輩は名無しである2013/05/20(月) 06:18:35.71
生き返ったらしいね!

37吾輩は名無しである2013/05/26(日) 11:53:25.00
文庫が手に入らないよ

38吾輩は名無しである2013/05/26(日) 17:51:46.74
講談社文芸文庫版の『首塚の上のアドバルーン 』が中古で\2400というのはちょっと…。

39ムー大陸 ◆IQrFa2LhL8Yw 2013/05/26(日) 21:12:03.47
うっそー。
ごっちゃんバブルは下火になって来たと思ってたんだが

40吾輩は名無しである2013/06/23(日) 06:52:44.12
彼は生きてます。

41吾輩は名無しである2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN
折原一は後藤明生の後継者。
折原は恐らく後藤の作品は読んでいないが。

42吾輩は名無しである2013/09/14(土) 19:44:42.09
折原は好きだけど、方向がぜんぜん違うやん。
そもそも、小説ないのテーマがあみだくじ的に増殖して、
最終的になにも解決しない後藤と、
最後はつじつまが合う推理作家の折原とは全然ちがうよ。
文体的にも、折原は娯楽作家だから、あまり描写をしないし。

43吾輩は名無しである2013/10/30(水) 00:28:48.87
朗報!!
『後藤明生・電子書籍コレクション』
実質選集だが長女による独立レーベルの発行。
これは期待できる!!
http://www.amazon.co.jp/dp/B00G967872/

44吾輩は名無しである2013/10/30(水) 13:19:29.56
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リスト@
▼第一期=長編小説1
『挾み撃ち』【既刊】
『吉野大夫』【11月中旬刊行予定】
『首塚の上のアドバルーン』【12月上旬刊行予定】
『しんとく問答』
『壁の中』
※刊行の順番は前後することがあります。

45吾輩は名無しである2013/10/30(水) 13:28:20.25
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストA
▼第二期=短編・中編小説
『蜂アカデミーへの報告』
「私的生活」(単行本『私的生活』より)
「笑い地獄」(単行本『笑い地獄』より)
「パンのみに非ず」(単行本『笑い地獄』より)
※刊行の順番は前後することがあります。

46吾輩は名無しである2013/10/30(水) 13:29:01.32
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストB
▼第二期=短編・中編小説 
「何?」(単行本『何?』より)
「ある戦いの記録」(単行本『何?』より)
「書かれない報告」(単行本『書かれない報告』より)
「関係」(単行本『関係』より)
※刊行の順番は前後することがあります。

47吾輩は名無しである2013/10/30(水) 13:29:42.65
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストC
▼第二期=短編・中編小説
「謎の手紙をめぐる数通の手紙」(単行本『謎の手紙を〜』より)
「疑問符で終わる話」(単行本『疑問符で〜』より)
「行方不明」(単行本『疑問符で〜』より)
※刊行の順番は前後することがあります。

48吾輩は名無しである2013/10/30(水) 18:46:09.32
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストD 
▼第二期=短編・中編小説
「サイギサイギ」(『スケープゴート』より)
「禁煙問答」(『スケープゴート』より)
「恢復」(単行本未収録)
「人間の部屋」(単行本未収録)
※刊行の順番は前後することがあります。

49吾輩は名無しである2013/10/30(水) 18:47:01.54
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストE
▼第三期=小説論・作家論
『小説——いかに読み、いかに書くか』
『小説は何処から来たか』
『笑いの方法——あるいはニコライ・ゴーゴリ』
『カフカの迷宮——悪夢の方法』
※刊行の順番は前後することがあります。

50吾輩は名無しである2013/10/30(水) 18:47:54.80
後藤明生・電子書籍コレクション刊行予定リストF
▼第四期・長編小説U
『めぐり逢い』
『笑坂』
『行き帰り』
『思い川』
※刊行の順番は前後することがあります。

51吾輩は名無しである2013/10/30(水) 21:40:39.37
古本でだいたい持ってるが
電子書籍化はいいね
読者が少しは増えてほしいな

52吾輩は名無しである2013/11/03(日) 03:03:56.77
プライム会員はタダってすごいな
それにしても独自レーベルなんてみんながやり出したら、出版社も印税あげていかないとね

53吾輩は名無しである2013/12/26(木) 22:43:10.67
月一冊無料だけか

54吾輩は名無しである2014/02/06(木) 16:38:07.51
後藤明生がテレビに出てる、

と思ったらゴーストライターだった。

55吾輩は名無しである2015/07/09(木) 14:42:21.60
ゴーゴリ好きだから昔読んだな。

56吾輩は名無しである2015/07/25(土) 20:48:03.22
国鉄京浜東北線蕨駅

57吾輩は名無しである2015/09/26(土) 13:47:46.76
>>42
「小説ないのテーマがあみだくじ的に増殖して、
最終的になにも解決しない」
後藤は読んだことないが…
SF作家のフィリップKディックに似てるかな。

ディックの場合は、現実認識の崩壊に必ず
繋がるんだが小説内のプロットも
ブッ壊れていく過程がまた魅力でもあってw
下手で収拾が付かないだけかも知れんが、
つい読んでしまう。
今度はどんな壊れ方してんのかな?ってな。

58吾輩は名無しである2015/12/07(月) 14:34:33.93
後藤明生を読む私
https://twitter.com/ShotbyBothSide_

59吾輩は名無しである2016/03/02(水) 08:50:45.26
過去にあれだけ絶版本のxxゲット!という話題で盛り上がってたスレなのに、
これだけ電子書籍が出てからはなんでこんなに過疎ってるのか

60吾輩は名無しである2016/03/08(火) 02:40:14.56
挟み撃ちの英訳amazon でセールだったので300円で手に入れた

61吾輩は名無しである2016/03/24(木) 04:11:41.46
『後藤明生コレクション(仮称)』全五巻(国書刊行会)2016年夏

62吾輩は名無しである2016/03/24(木) 09:40:02.47
小島信夫に比べるとショボいなあ

63吾輩は名無しである2016/04/11(月) 20:28:58.34
age

64吾輩は名無しである2016/05/09(月) 15:04:10.41
スターリンといえば、いまでは文学の敵と相場は決っているようなものであるが、
当時はちゃんと生きていて、ソ連および世界中の進歩的といわれる人々を支配していたのである。
そして、日本じゅうの大学という大学では、「スターリン・カンタータ」が歌われていたのである。/
つまり、エルミーロフの『ゴーゴリ研究』は、社会主義リアリズムのお手本であり、ゴーゴリ論の決定版であり、結論なのであった。
もちろん、わがロシア文学界にも、反対者はいたと思う。しかし大勢は、そういう具合であった。
わたしは、何としてもこれには反対しなければならないと思った。いま思えば、これもまことに平凡な、常識にすぎない。
しかし当時の私にしてみれば、大袈裟でなく、命がけのつもりだった。
エルミーロフを認めることは、わたしの考えているゴーゴリが無視されることであり、
それはすなわち、わたしの考える文学が無視されることだと思った。つまり、エルミーロフのゴーゴリ論に反対することは、わたし自身の問題だった。
ゴーゴリの笑いについて考えることは、大袈裟でなく、わたし自身の生き方の問題だったのである。『笑いの方法』

65吾輩は名無しである2016/05/11(水) 19:37:39.13
濱田研吾
短篇映画研究会「愛と青春の貯蓄劇場」3本目。潮三吉監督『佐良利均氏の華麗なる生活』(電通映画社、昭和50年頃)。
あるサラリーマン一家のライフマネープランを紐解く一篇。
なぜか唐突に後藤明生が登場し、自宅書斎でインタビューを受ける。潮三吉は菊池章一(荒木一郎の父)のペンネームらしい。
2016年4月24日

66吾輩は名無しである2016/05/14(土) 00:10:53.95
897 : 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 37bc-uBKN)2016/04/19(火) 00:44:51.67 ID:6mFi44Zc0
ごく一部になっちゃったけど好きな新書も一緒に
http://download1.getuploader.com/g/poverty2ch/202/1460993871400.jpg

67吾輩は名無しである2016/05/19(木) 21:42:36.46
未然
小島信夫や後藤明生や内田百閧ネんかにハマる学生の書く小説はだいたい壊滅的(笑)って『戦後文学を読む』で奥泉光が言ってた。
2016年5月19日

68吾輩は名無しである2016/05/20(金) 23:32:56.91

69吾輩は名無しである2016/05/23(月) 10:30:03.51
「パンマンモック、トンマンサンヌ、リイボンヌムドラー!」

70吾輩は名無しである2016/05/27(金) 10:24:49.70
iuqui
左が大衆からの離反に耐え難くなったとき転向という解決があるように、三島はそれを自決で解消した。
そして後藤明生はむしろ本来的には「三島」だった。それをゴーゴリ由来の「軽蔑」という技術で解消した。
それが今日彼をリベラルな作家に見せている。後藤にも大衆離反のコンプレックスが原初にある。

三島が生きていたら今頃右翼の指導者、というのはあまりリアリティがない。
三島が生き残るためには大衆からの離反を内面で解消する必要がある。するとそのときたぶん、大なり小なり「後藤」に転向する。
ラディカルな自己は「本当は」あるけど世界は楕円だから他者のことは諦めよう、となる。
2016年5月25日

71吾輩は名無しである2016/05/29(日) 12:06:13.17
西野は北村に弱味を握られていると思っている。
北村はああいう男だから年の二十九歳にもなれば社会的信用などというものを考えているにちがいないが、
その彼の考えているおれの社会的信用というやつを、やりようによってはゼロにたたき落とすことだってできると北村は考えているにちがいない、
そんなふうに西野は思っているのだ。

〈眼〉の増殖! それはわたしにとって、他ならぬ『関係』の〈眼〉をのりこえるべき、次なる〈眼〉の、さらに次の次なる〈眼〉の増殖だったのである。
そしてそれは、およそ無限定に、果しなく続けられるわたし自身の戦いであるという意味において、
『関係』はわたしの運命的作品といわなければなるまい。『関係』との無限の戦いこそ、わたしの運命なのだ。
『関係』

72吾輩は名無しである2016/05/31(火) 13:21:51.78
「わたしは自殺しようと考えたことのない人間だ。(略)
ごく平凡ないい方をすれば、おそらくわたしが『小説とは生き恥をさらすことと見つけたり』と考えてきたためと考えられる。」
「『生き恥さらした男』の目をもって、なおもわたしが生きながらえているこの世界を見続けるためには、
現実において生きながら葬られたものとならねばならぬ」
後藤明生『円と楕円の世界』

73吾輩は名無しである2016/06/06(月) 10:21:21.01
masaki murakam!
『海よりもまだ深く』
最近読んだ後藤明生の「四十歳のオブローモフ」が劇中の樹木希林が越してきたという40年前あたりの巨大団地を舞台にした小説で
こちらの方では団地内の子供が増えて敷地内に2つあった学校が更に増えるとか
他にも子供がらみの描写が結構あって並べて見るとより感慨深いものが
2016年6月4日

74吾輩は名無しである2016/06/22(水) 23:25:06.59
ごく簡単にいって、わたしは文学青年もいや、かといってまともな受験勉強もいや、という状態だった。
そして本気で、何の役にも立たない人間になるには、どういう生き方があるだろうかと考えていた。

『笑いの方法 あるいはニコライ・ゴーゴリ』中央公論社 1981 のち福武文庫 エッセイ

75吾輩は名無しである2016/07/17(日) 12:56:27.28
「わたしは三十八歳の今日まで生きながらえた。従って青春を免れることはできなかったわけだ。」
(『円と楕円の世界』収録「上京前後」)

76吾輩は名無しである2016/08/18(木) 20:31:37.91
KAJIO
学生に指摘され気づいたのは、堀川正美と五木寛之と後藤明生が、同時期に早大露文にいたのではないかということ。
たぶん皆さん大学には行ってないだろうけど。
2016年7月5日

77吾輩は名無しである2016/08/30(火) 03:43:53.20
国書刊行会|シリーズ : 後藤明生コレクション

事物や人間の関係性へと思索をめぐらし、鋭敏な批評眼とユーモラスな姿勢を貫いた作家、後藤明生。

78吾輩は名無しである2016/09/19(月) 17:03:00.96ID:bwbe1G8H
後藤明生コレクション 1
ゼンキイチ
前期T
後藤明生 著
いとうせいこう/奥泉光/島田雅彦/渡部直己 編集委員
発売日 2016/10/20
判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-06051-8
ページ数 444 頁 Cコード 0393
定価 3,240円 (本体価格3,000円)

雑誌出版界にうごめく人間たちの、徐々に入り組み複雑に錯綜してゆくさまざまな関係
を、婦人雑誌の女性編集者の視点から、苦いユーモアと軽妙な筆致を交えて描き、文
藝賞〈中短篇部門〉佳作となった「関係」。気鋭のファッションデザイナーが主催するワイ
ルド・パーティに潜入取材を試みた週刊誌のゴーストライターが目にしたマスコミ業界で
翻弄される関係者たちの浮薄で空虚な姿。お互いが笑い、笑われる非情な関係の中で
織りなされるグロテスクな悲喜劇のうちに自らの存在証明を見出す人間を洒脱な筆で描
いた「笑い地獄」。同じアパートの隣室に住む独身女性のため、密かに自動式自慰機械
の開発に没頭する無名の画家。製作開始から三カ月、あとは「偉大なる人工性器」が入
手できればそれは完成する……宙吊り状態にある男の、内なる疎外からの脱出を目指
す、奇行ともいうべき戦いを笑いの含蓄を込めて描いた「ある戦いの記録」ほか、粒ぞろ
いの初期秀作8作を収録。月報=蓮實重彦・福永信・滝口悠生

関係
無名中尉の息子
S温泉からの報告
階段
笑い地獄
パンのみに非ず
ああ胸が痛い
ある戦いの記録
「楕円原理」の弾み(渡部直己)

79吾輩は名無しである2016/10/01(土) 21:23:16.56ID:kESWH/JN

80吾輩は名無しである2017/01/10(火) 17:44:38.33ID:CBEVeYUe
後藤明生コレクション2 前期U
後藤明生 著
いとうせいこう/奥泉光/島田雅彦/渡部直己 編集委員
発売日 2017/01/15
判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-06052-5
ページ数 372 頁 Cコード 0393
定価 3,240円 (本体価格3,000円)

週刊誌でゴーストライターをする男は、ある朝、自宅のベランダから見た富士山に名状しがたい衝撃を受ける。
衝撃の正体も分からぬまま団地からの脱出を決意した男の脱出行を描いた「誰?」。
R団地に住む男のもとに県庁社会教育課からとつぜんかかってきた一本の電話。
それは自身が暮らす団地についてのレポート執筆を依頼するものだった。
住まいについて考察をめぐらし、住まいとの関係を模索する男の姿を描いた「書かれない報告」。
あの外套はいったいどこに消え失せたのだろう? 
二十年前に福岡から上京した際に着ていた旧陸軍の外套の行方を求めて、
大学浪人時代を過ごした地を訪れた主人公の想念は、
生まれ育った朝鮮北部・永興で迎えた敗戦、親の郷里である九州への引き揚げ、
筑前での中学・高校時代、学生時代の下宿生活へと“アミダクジ式”に脱線を繰り返しながら次々に展開する。
後藤明生の小説作法のひとつの頂点を示す最高傑作「挾み撃ち」ほか、全7作を収録。
月報=高田衛・芳川泰久・青木淳悟

81吾輩は名無しである2017/01/28(土) 14:39:35.51ID:CYgKGMve
東條慎生
後藤明生セットをゲット。月報では高田衛の霊安室での時間を書いた一文が印象的だ。
楕円からアミダクジへの変遷を指摘する芳川泰久の一文も注目で、
『このあいだ東京でね』の作者らしさがうかがえる青木淳吾のエッセイも。
http://pbs.twimg.com/media/C3GVSZ-UYAEoPpP.jpg

島田雅彦の解説では後藤明生の歩行者としての特質を指摘し、
酔っ払って喋り倒す後藤自身を思わせる小説の語りを、近代に至る大きな枠組みでモンテーニュとも関係させて語り、
野放図なその語りを親しめるような案内になっている。後藤酩酊というあだ名は笑える。

『挾み撃ち』について私の連載で扱うのは半年先になるけれど、先にここで一ネタ明かしておくと、
坪内祐三が島田雅彦との座談で現代版『墨東綺譚』が『挾み撃ち』だと言っているけれどその通り、
作中作「失踪」で種田順平は吾妻橋の真ん中ですみ子を待っている。これ、後藤明生が知らないわけがない。
26 Jan 2017

82吾輩は名無しである2017/02/12(日) 09:41:54.15ID:4ULmgxH6
名作の現場
第23回 後藤明生『挟み撃ち』 案内人・島田雅彦(その1)
http://mainichi.jp/articles/20170204/ddm/014/070/008000c

83吾輩は名無しである2017/10/15(日) 09:41:14.38ID:yuK2tKDD
nibuya
小説のコーナーを追わなくなって久しく今頃になって『後藤明生コレクション』全五巻が出ているのを知る。
後藤先生のものはあらかた持っていたはずがあげてしまったのか殆ど、『挟み撃ち』すら手元にないことに気づく。
偏愛の『首塚の上のアドバルーン』と『壁の中』だけ探し出す、異様な懐かしさで・・
2017年7月23日

84吾輩は名無しである2017/11/01(水) 17:59:06.91ID:u9046zaI
後藤と小島の二人は、お互いの小説に刺激を受けあい、年齢は違えども、ライバル的な関係にもありました。
今年刊行された後藤の対談集『アミダクジ式ゴトウメイセイ対談篇』にある小島の言葉
「(後藤との関係は)ちょうど凸と凹の関係なの。」は端的に二人の関係性を語っているように思えます。

後藤明生も小島信夫も、恐ろしい量の本を読んで、その分厚い土台の上で自らの作品を作っていきます。
後藤明生に「なぜ小説を書きたいと思うのか?それは小説を読んだからだ」という有名な言葉がありますが、
この二人に共通している土台は、寓意と笑いです。どちらの作品の登場人物たちも、いわゆるわかりやすい道化ではない。
ストレートに笑わせるような作品ではないにも関わらず、その小説を読む時に、なぜか笑いが生まれるのです。
それは、不思議な、本当に不思議な笑いです。

そんな後藤明生が敬愛する小島信夫に送った作品たち。
古書の市場で見かけた時「これはぜひとも手に入れたい!」と売ることを後回しの金額で入札していました・・・。
この中の1冊『汝の隣人』は特におすすめ。
「九月のある夜更け、GがKの短編小説を読んでいると、救急車のサイレンがきこえて来た。しかしGは、そのまま読み続けた。」
という出だしで幕を開けます。もちろん、このKは小島信夫、Gは後藤明生、です。
http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53311774.html

85吾輩は名無しである2018/03/24(土) 20:43:41.86ID:Wi5WQMlI
忍澤勉
「層 映像と表現 vol.10」 樺山三英さんの「団地の文学史」、安部公房の『燃えつきた地図』、
後藤明生の諸作、古井由吉の「円陣を組む女たち」、さらに宮内悠介の「北東京の子供たち」などから、
団地と文学との関係性を考察。昔松原団地の中学に通い、今高島平団地の病院に通う身としても興味深い。
2018年3月19日

86吾輩は名無しである2018/03/31(土) 12:05:38.71ID:c2GhtYdB
引揚小説三部作: 「夢かたり」「行き帰り」「嘘のような日常』」
後藤明生 (著)
出版社: つかだま書房 (2018/4/2)

『夢かたり』中央公論社 1976 のち文庫
『行き帰り』中央公論社 1977 のち文庫
『嘘のような日常』平凡社 1979 のち中公文庫

87吾輩は名無しである2018/04/18(水) 20:24:53.42ID:lG+hUOtn
4月4日
1932年 - アンドレイ・タルコフスキー、映画監督(+ 1986年)
1932年 - 後藤明生、小説家(+ 1999年)

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