トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard) [無断転載禁止]©2ch.net

1吾輩は名無しである2016/03/27(日) 17:12:05.95

2吾輩は名無しである2016/03/27(日) 17:25:28.51
トーマス・ベルンハルト 著『消去』
https://twitter.com/BernhardQuotes

3吾輩は名無しである2016/03/27(日) 17:28:34.70
Fujimoto
ベルンハルト『消去』新装版買いました。
日本でも著作集を出したいという動きが出てきているとか。 @ ジュンク堂書店 大阪本店
2016年3月22日

4吾輩は名無しである2016/03/27(日) 17:32:23.56
私のもらった文学賞
トーマス・ベルンハルト
http://www.honzuki.jp/book/224278/review/151264/

ウィーン学術アカデミーのグリルパルツァー賞を受賞するにあたって背広を買わなければならなくなった。
というのも授賞式の開始があと二時間に迫ったときになって急に、
この明らかに特別な式典にズボンとセーター姿で臨むわけにはいかないと気づいたからだ。(p.3)

5吾輩は名無しである2016/03/27(日) 17:39:40.05
>>1乙!
パート1ためになり過ぎだわ
10年前か

6吾輩は名無しである2016/03/27(日) 19:36:30.69
>>1
乙!!!!!

7吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:16:00.47
ヴィトゲンシュタインの甥
http://tractus.jugem.cc/?eid=201

人間はみじめで愚かでどうしようもなく死から逃れられず、それに向き合うことなど到底出来はしない、
年老いてからはなおさらのことであり、年老うからこそ、死の影から逃げ、衰えからの撤退を試みる(むろん、衰えの方が人間より足は早い)
何がしかの案件に、勇気を振り絞って立ち向かうなどと期待してくれたもうな、実際を知れば、理想など幻影だったことが知れるもの、
たとえそれが、唯一無比の友人に訪れた死の影であろうとも、彼のそばに近寄るのすら、私は恐怖を感じる。

タイムズとル・モンドとまともな新聞が読めない場所は、人がすむには価しない。
自然なんぞ大嫌いだ、何故、これほどまでに素晴らしい大都会を捨てて糞田舎になど引っ込むのか私には理解できない

8吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:19:28.30
文学に見る障害者像 48
トーマス・ベルンハルト著
『ボリスの祝宴』
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n225/n225_06-01.html

9吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:21:33.87
960 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/24(木) 17:42:08.32
やっと届いた!(^O^)
楽しみですわ。今月中に上巻を読み終えたい
http://uproda.2ch-library.com/9232518Tx/lib923251.jpg

963 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/24(木) 19:51:58.21
>>960
えっ、ものすごいネタじゃね?なんで2冊買ってるのwwwwww


977 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/26(土) 07:18:58.16
トーマス・ベルンハルト
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88

10吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:22:03.96
トーマス・ベルンハルト - 消去 【新装版】
https://www.amazon.co.jp/dp/4622079909/

11吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:22:30.90
978 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 10:33:21.38
DER DEUTSHE MITTAGSTISCH 1978年 Thomas Bernhard (1/2)

時間をいただかなくてはならない
食べる前に、考えて欲しい
私たちの母のことを
そして彼女の母のことを
その母の母のことを
私たちの母のことを

私たちの革命は死に絶えた
このようなスープを飲めることはもうない

もはやジャガイモはない
ドイツのどこにもジャガイモはなくなった

誰もが発癌の恐怖におびえている間に

そしてNATOの早期警戒管制機(AWACS)だ

新しいドイツ大統領は
ナチだ
そして前のドイツ大統領も
ナチだ

ドイツ人はみなナチだ

政治の話はおいて、スープを飲んで

全てのスープにナチが隠れている
ナチのスープ、ナチのスープ、ナチのスープ

12吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:22:59.32
979 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 10:35:03.73
DER DEUTSHE MITTAGSTISCH 1978年 Thomas Bernhard (2/2)

そこにあなたの帽子もナチの帽子でしょう
あなたはナチの帽子をかぶっている

ナチの帽子
ドイツの父のナチ帽

私たちは恥じねばならない
神よ、恥じねばならない
前大統領ヴァルター・シェールのように、シェールのように、シェールのように
そして現大統領カルステンのように、カルステンのように、カルステンのように

そうでなくてはならない
円卓についているだれも、麺入りスープにナチスを見ない
この毎日食卓に乗るおいしいナチスープ

愛するあなた、話を聞いて
いまやドイツには麺すらもない、ナチスだけを除いて
麺を買うことも出来ない、未だにナチスからを除いて

未だにナチスはあふれている
何を料理してもナチスがあふれ出すがわたしはそれになにもできない

母さんを休ませて

最後にはあなたたちはみんなナチスのスプーンで食べる

13吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:23:27.97
984 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 16:09:01.63
>>980 >>981
こういう日本語になってない短い戯曲(Dramolotte)が傑作だらけなんだよ
気に入ったらぜひ「消去」や最近新訳のでたインゲボルグ・バッハマンの「三十歳」(岩波文庫)とか買ってみておくれ
背景はあんまり書かないけど、2代続けてドイツの大統領がSSや元ナチス疑惑があり、再軍備にむけて進行していくドイツ
オーストリアの作家がこういう戯曲を書いて、実際に国立劇場で上演して発禁を食らう
言葉の本当の意味で体制転覆の危険な作家扱いされていた
人間嫌いでウイーン嫌いでカフェ嫌いでありながら毎日カフェの決まった席に座り、自分に語られるのでない言葉に耳を傾け続けた
情報を収集すればするほど拡散していくイメージを自己に溜め込み、呪詛を吐き出し続ける
https://www.youtube.com/watch?v=bSWTq4-rnvg
Thomas Bernhard - "Der deutsche Mittagstisch" in Zell am See

14吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:23:57.71
991 名前:吾輩は名無しである :2016/03/27(日) 01:37:35.18
ベルンハルトの自伝五部作は、決して長くはないんだけど翻訳は結構先だと思うよ
とにかく訳しにくい文体だし。

Thomas Bernhard 「Ja」 (1978年) 冒頭
「スイスと彼の女性の友人が不動産業者モリッツの家に現れたのは、ちょうどその時、私が初めて、
モーリッツに私の感情的、精神的な病気の症状を概説し、徐々にそれらを科学的に解明しようとしていただけでなく、
当時おそらく最も近い人だったモーリッツの家に行って、全く突然に、最も冷酷な方法で、私の内部の秘密を、
たんに病的にというよりも完全に病気に取り付かれた方法で、そのときまで彼は表面的にしか知らず、
それゆえそのときまでは、何らかの形で警告するものがあったにせよ、
過度にいらいらすることもなかった私の内部の存在を明らかにしてしまう、それによって不可避的に彼に、
突然の非常に残虐な私の事業によって驚き、ぎょっとさせることとなり、その事実によって、その日の午後に、
私は完全に覆いを剥ぎ取られ、さらけ出し、丸10年にわたるモーリッツとの知己と友情にわたって、隠し通してきたこと、
実際にその期間にわたって私は数学的な計算の元に隠し通してきたこと、
彼に(そして哀れむ価値のないことに私自身に対してまで)いつも隠し通してきたこと、それも彼、モーリッツ、
ごく僅かに私の内部を見ることでも、根本的に彼を恐れさせるであろうが、
私はその内部のメカニズムを暴露させることで彼から向けられる恐怖を認めたくなかった、そのメカニズムの暴露は、
その午後に、もちろんその天気にも影響されたのだが、実行に移され、そして徐々に、その午後に、わたしは、
まるでほかの選択を持っていなかったかのように、まったくの突然にモーリッツに精神的な強襲をしかけ、
私に関わる全てをさらけ出し、隠すべきこと全てをさらけ出し、明らかにするべきこと全てを明らかにすることになった

ここまでがセミコロンでまだ続いてあと1ページほど一つの文で延々続く
最初のピリオド見つけて安堵したらまたしばらくない、ひたすら入れ子構造の文が延々関係代名詞使ってつながっていく

15吾輩は名無しである2016/03/27(日) 21:25:09.42
>>9-14は以下より引用

ドイツ文学総合スレ 3
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/book/1302524349/

16吾輩は名無しである2016/03/27(日) 22:11:08.53
なんか「消去」大きめの書店でも在庫僅少だったりするんだけど部数少ないんだろうか・・・?
売れているだけだと信じたい

17吾輩は名無しである2016/03/27(日) 22:16:15.27
「消去」は全人類が読むべき文学。

18吾輩は名無しである2016/03/27(日) 23:23:33.22
ほんまかいな

19吾輩は名無しである2016/03/27(日) 23:33:10.31
まじまじ。間違いないよ。

20吾輩は名無しである2016/03/27(日) 23:34:07.72
>>10が売れないなら、「文学」なんて滅んでしまえと思う。

21吾輩は名無しである2016/03/29(火) 04:39:47.34
「自分の巣に砂をかけるもの」と呼ばれた
オーストリアで自分の小説を出版しないように自分で言い残したのは珍しい
全人類のうち半分には決して読まれない(体制側には絶対立たない)作家
ある意味、今の時代に広く読まれうるかは分からない気もする
1990年以前の強烈に影響の強い毒のある「文学」で、ポスト冷戦の時代にどう読まれるんだろうか?

22吾輩は名無しである2016/03/29(火) 08:59:53.34
消去を買ったが実家の悪口だけで延々進んでいくなw

23吾輩は名無しである2016/03/29(火) 11:48:04.14
そういう意味ではひどい小説だよな(笑)

24吾輩は名無しである2016/03/29(火) 20:51:03.76
「英雄広場 Heldenplatz」から(池田信雄訳)

この災いに満ちた成り行きに対いて
反対の声が上がり反対の文章が書かれないわけではない
日々反対の声は上がり
反対の文章は書かれている
しかしその
反対の声や反対の文章は
聞かれもせず読まれもしない
オーストリア人はもはやなにも聞かず何も読まない
というより彼らは破局的情勢について何を聞いても反対せず
破局的情勢について何を読んでも反対しない
オーストリア人は自国の破局的情勢に対して
完全に無関心な国民になりはてた

死ぬ数ヶ月前、ナチス併合50周年に発表され、右翼が劇場を汚物で取り囲み、名指しされた著名人や政治家が席を立ち、中止キャンペーンを張った新聞メディアは低俗ゆえに価値があるとこき下ろされる。50年前よりもウイーンにはナチスが多い、など刺激的な言葉が並ぶ。
ナチスに所属していた過去を暴かれたばかりの連邦大統領ワルトハイムは「オーストリアの人々への総侮辱」と抗議し、イェルク・ハイダーは演出家に「ろくでなしとともにウイーンを出て行け」と叫ぶ。

25吾輩は名無しである2016/03/30(水) 01:20:06.43
ツイートしたいくらい

26吾輩は名無しである2016/03/30(水) 20:35:10.14
消去には、主人公であるムーラウの恋人として女流作家マリアが登場する。(150ページくらいしないと出てこないが)
「現代ドイツ語圏最大の詩人」、「同時代にドイツ語で生み出されたどんな詩より優れた詩を書いたこの世紀全体の頂点」、「偉大で、空前絶後」。「後世に残るのが君の文学なら私たちは百年たっても恥じる必要がない。」
賛否を惜しまれないこの女性は実は唯一実在の人物、インゲボルグ・バッハマンその人である。
ベルンハルトよりも5歳年長(1926年生まれ)で同じくオーストリアに生まれ、1973年に47歳で早世した。
戦後ドイツ語圏において、作品を出すたびに文学賞を総なめにし、散文を書き始めた頃にはあまりにも詩がすばらしいので詩に専念してくれ、との評価も出た作家である。
アウシュヴィッツを生き延び、アウシュヴィッツ後の詩をぶち上げたパウル・ツェラーンとの交流は没後20年を経て明らかになり、往復書簡集が発表された。
ベルンハルトとバッハマンが付き合っていたという事実はないし、小説内で書き始めている「消去」やほかの小説の原稿を読んで批評してもらった、ということはない。ベルンハルトがバッハマンに「消し去る人」「精神に不逞を働く者」と呼ばれたという事実も(おそらく)ない。
そもそも作品発表時点では既に故人。(下手すれば柳美里のモデル裁判沙汰になってもおかしくないし、現に別の小説で裁判になっている)
しかしナチス・ドイツのウィーン侵攻を喚起の渦で迎えた1938年にあって、絶対的なトラウマとして語るバッハマンは、「英雄広場」で50年がたってもヒトラーを歓迎した人々の熱狂を幻聴してしまう女性を書いたベルンハルトにとって重要な作家である。
この二人に共通するのはハプスブルグ・オーストリアとナチスの神話。
この二人を自分の精神的指導者としたエルフリード・イェリネク、ペーター・ハントケや他国ではあれ、ケルテース・イムレ(オーストリア・ハンガリー帝国!)などは自国の傷をえぐる作品を書き続ける。
オーストリア二重帝国から生まれた、エリアス・カネッティ、ヘルマン・ブロッホ、カール・クラウス、シュテファン・ツヴァイク、フーゴ・フォン・ホフマンスタール、ロベルト・ムージル、ヨーゼフ・ロートといった硬骨の作家・編集者たちの系譜

27吾輩は名無しである2016/03/30(水) 20:58:01.02
あなたそれだけ内容のある文章を、なぜ2ちゃんねるに書くの?凄すぎるよ。尊敬するわ。

28吾輩は名無しである2016/03/30(水) 22:22:31.12
>>27
大した理由もないけど、なんか上巻で満腹になっちゃう人多そうだから下巻にも面白さ、ユーモアいっぱいあるぞ、と。せっかく1巻になってくれたことだし。
好きな作家なもんで、好きになる人がいてまかりまちがって作品集でたらいいなと思って。

29吾輩は名無しである2016/03/30(水) 22:28:55.02
>>28
もし次スレが立つなら、あなたのレスはテンプレとしてコピペするわ。文学板にあなたみたいな人がいる事が嬉しいよ。また書いて下さいね。

30吾輩は名無しである2016/03/31(木) 00:26:25.36
>>29
個人的にベルンハルト熱が再燃しているからなんか面白そうなのあったら書き込みますわ

31吾輩は名無しである2016/03/31(木) 01:23:36.11
オーストリアこそ20世紀の隠れた文学大国。
シュニッツラー、ホフマンスタール、ブロッホ、ムージル、ロート。
その系譜の掉尾に連なるのがベルンハルト。
人間の精神の軌跡を魅力的な文体で後世に残した作家たち。

32吾輩は名無しである2016/04/01(金) 11:51:46.39
「東欧の想像力」にベルンハルトの項あり
自伝五部作の最終作「ある子供」を松籟社から今井敦訳で刊行予定。

33吾輩は名無しである2016/04/01(金) 13:15:50.54

34吾輩は名無しである2016/04/02(土) 02:29:35.11
ケルテース・イムレが死んだ。
パーキンソン病に苦しんでいることは知っていたが、存命作家で五本の指に入る好きな作家だった。
ケルテースのベルンハルト評:Bernhardは常に、自分を犠牲者と共にいることを明確に自己規定し(彼の人生の最後はユダヤ人たちと共にいた)、そして彼のインスピレーションを書いていた。

35吾輩は名無しである2016/04/02(土) 07:30:42.36
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2738604.html

ホロコーストを生き延び、ハンガリー人として初めてノーベル文学賞を受賞した
作家のケルテース・イムレ氏が、31日、亡くなりました。86歳でした。

1929年、ハンガリーの首都・ブダペストで生まれたイムレ氏は、14歳の時、
ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所に送られ、第2次世界大戦終結まで収容所で過ごしました。

戦後は新聞社などでの勤務を経て、ドイツ語圏の哲学書などを精力的にハンガリー語に翻訳し、
その後、自身も作家の道を選びました。

最初の長編作品『運命ではなく』をはじめ、自身の収容所体験を下敷きにした作品群が高く評価され、
2002年にハンガリー人として初めてノーベル文学賞を受賞。
その後もホロコーストからの「生還者」として、小説・評論などの執筆活動を続けました。

36吾輩は名無しである2016/04/09(土) 16:18:48.55
『消去』買ってしまった…
しかしこの分厚さ、暫く積読だな…

37P ◆ZLBBb2oY8k 2016/04/09(土) 20:31:05.43
マジで面白いよ。

38吾輩は名無しである2016/04/10(日) 01:15:50.16
ほんまかいな

39P ◆ZLBBb2oY8k 2016/04/10(日) 08:00:02.66
ごめん、正直に言うと下巻まだ読んでなくて、昨日図書館から借りてきた(笑)ちなみに上巻は持ってる。上巻は骨肉の争いを予感させるシーンで終わっていて、続きがめちゃくちゃ気になります。新装版が欲しいな。

40P ◆ZLBBb2oY8k 2016/04/11(月) 00:20:15.07
主人公がガンベッティに語りかける言葉を引用してツイートしまくりたい。メンションツリーにしたい。主人公がドイツ文学などを教えている生徒の名前が「ガンベッティ」という名前だったかどうか定かではないけど。

41P ◆ZLBBb2oY8k 2016/04/11(月) 00:21:56.89
>>40は「消去」の話。上巻について、読んだ人がいたら、お話したいな。下巻の感興が削がれない範囲で。

42吾輩は名無しである2016/04/11(月) 04:52:11.46
ベルンハルトは10年くらい前に『ふちなし帽』を買って積ん読になったままだった
先週近所の古本屋に『ウィトゲンシュタインの甥』が2000円、ブックオフに『破滅者』が1250円で売られていたので即購入した
別の古本屋には『消去』の上下巻セットがあったけどこれは8000円だったからスルーした
自宅から2km圏内の古本屋でこうも連続してベルンハルトに遭遇したとなると今が読みどきなのかもしれない

43P ◆ZLBBb2oY8k 2016/04/11(月) 07:39:51.41
それ全部欲しいな…

44吾輩は名無しである2016/04/11(月) 08:35:47.89
『石炭工場』て何であんなに高値なの?

45吾輩は名無しである2016/04/11(月) 10:23:55.75
>>44
品薄だからね。

46吾輩は名無しである2016/04/11(月) 17:32:48.16
ハヤカワ・リテラチャー(Hayakawa Literature) 1977-1981年
01 『ラグタイム』 Ragtime E・L・ドクトロウ(E.L. Doctorow)
02 『鬼』 Ogre ジャック・シェセックス(Jacques Chessex)
03 『狂気もまた愛に渇く』 マリオ・トビーノ(Mario Tobino)
04 『第八の日に』 ソーントン・ワイルダー(Thornton Niven Wilder)
05 『アーダ (上)』 ウラジーミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov)
06 『アーダ (下)』 ウラジーミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov)
07 『これからの一生』 エミール・アジャール(Emile Ajar)
08 『犬は吠える』 トルーマン・カポーティ(Truman Capote)
09 『女のいる群像』 ハインリッヒ・ベル(Heinrich Boll)
10 『孤児たち』 チャールズ・ヴェッブ(Charles Webb)
11 『生は彼方に』 La vie est ailleurs ミラン・クンデラ(Milan Kundera)
12 『旅の神話』 アルベルト・ベヴィラックァ(Alberto Bevilacqua)
13 『ラ・メカニカ』 カルロ・エミリオ・ガッダ(Carlo Emilio Gadda)
14 『砂の男』 ジャン・ジュベール(Jean Joubert)
15 『贅沢な人びと』 Expensive People ジョイス・キャロル・オーツ(Joyce Carol Oates)
16 『セント・アーベインの騎士』 モルデカイ・リッチラー(Mordecai Richler)
17 『他人の娘たち』 リチャード・スターン(Richard G. Stern)
18 『海辺のある夏』 アンヌ・フィリップ(Anne Philipe)
19 『ジゼーラ』 カルロ・カッソーラ(Carlo Cassola)
20 『火と燃える王国』 ジャック・シェセックス(Jacques Chessex)
21 『氷河時代』 マーガレット・ドラブル(Margaret Drabble)
22 『ニッケル・マウンテン』 Nickel Mountain ジョン・ガードナー(John Gardner)
23 『通勤路』 マリー=ルイーズ・オーモン(Marie Louise Haumont)
24 『ポルポリーノ』 Porporino ou les mysteres de Naples ドミニック・フェルナンデス(Dominique Fernandez)
25 『石灰工場』 トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard)

47吾輩は名無しである2016/04/12(火) 22:25:46.29
>>46
35年くらい前か
アーダといい攻めまくったラインナップだよなぁ

48吾輩は名無しである2016/04/13(水) 21:13:53.23
全部ハヤカワepi文庫に入れて欲しい
クンデラとカポーティはなってるな

49吾輩は名無しである2016/04/17(日) 18:32:39.47
「消去」読もうと思ってるんだけど読前に読んどいたほうがいい書籍とかある?

50吾輩は名無しである2016/04/17(日) 21:57:25.07
ムージルの『特性のない男』

51吾輩は名無しである2016/04/17(日) 22:37:33.71
>>50
訳はどれがいい?

52吾輩は名無しである2016/04/17(日) 23:15:51.57
新潮社版

53吾輩は名無しである2016/04/17(日) 23:52:48.31
>>52
どうやら古書らしいね
神保町に行ったときにでも探してみます

54【重要な後発事象に関する注記】2016/04/18(月) 02:10:24.63
キャピタル・パートナーズ証券株式会社(第16期)
http://www.capital.co.jp/jp/company/pdf/16kessan.pdf
貸借対照表(平成27年3月31日現在)

【重要な後発事象に関する注記】
当社は、平成27年5月21日付で東京地方裁判所において訴訟の提起を受け、同年5月29日に訴状
を受領しました。
(1) 訴訟の提起の内容
原告は、当社が金融商品を販売するにあたり説明義務違反及び適合性原則違反があったとして、
不法行為、債務不履行及び金融商品販売法に基づく損害賠償請求金473,968千円を求める訴えをお
こしたものです。
(2) 今後の見通し
当社は、原告に対し説明義務を果たし、適合性原則違反はなかったものとの認識であり、これに
沿った主張を行ってまいります。

55吾輩は名無しである2016/04/19(火) 01:48:05.77
>>42
破滅者は邦訳がひどすぎるよ
あんなひどい翻訳初めて読んだ
同じ言い回しをバカのように何百回も使ってる
「彼は〜したと思った」だったっけ
それがなくても意味は通じるから、全部黒く塗りつぶして読んでる

56P ◆.uKag/vUmY 2016/04/19(火) 21:07:03.63
「消去」の翻訳は素晴らしいよね。訳者は有名な人なの?

57吾輩は名無しである2016/04/20(水) 00:05:02.75
>>55
釣りなのかマジなのかわかりづらいな
アレはベルンハルトがわざと執拗に繰り返してるんだからそれを尊重したんだよ

58吾輩は名無しである2016/04/28(木) 12:46:43.01
クノタカヒロ
「最近面白かった本」に『消去』(ベルンハルト)と書いた新入生がいて、思わず声をかけてしまった。
聴くと、母に勧められ何となしに読んだら面白かったのだという。イイネ!
『ふちなし帽』は?と昂ぶるアラサーを前に、2001年生まれの彼女は何を思ったのだろう。
2016年4月21日

59吾輩は名無しである2016/04/28(木) 23:28:47.98
キモいな

60吾輩は名無しである2016/04/29(金) 00:03:17.94
みすず書房
先月新装版を刊行、即重版のベルンハルト『消去』は、中原昌也さんの愛読書でもあります。
「(小説で)何が一番好きなのか、むずかしい。(略)『消去』はすごい、と思った。
読み終わるまでとても時間がかかる、ひどい小説だけれど」(『死んでも何も残さない』より)504頁だけれどすごいのです。
2016年4月15日

61吾輩は名無しである2016/04/29(金) 00:12:01.44
即重版とはマジなのですか?

62吾輩は名無しである2016/04/29(金) 08:23:01.22
中原昌也ってまだ生きてるの

63吾輩は名無しである2016/04/30(土) 01:48:23.85
>>58
大学生じゃなくて高校一年生かい
それは声をかけざるを得ない気持ちは分かる

64吾輩は名無しである2016/04/30(土) 15:02:16.15
金のある内に消去を買っておこうと思ったけど重版されるならまだ絶版まで猶予あるな
復刊した火山の下を先に買おうか悩む

65吾輩は名無しである2016/04/30(土) 15:02:57.07
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ,. -ー冖'⌒'ー-、
          ,ノ         \    
          / ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ
          {ノ へ.._、 ,,/~` 〉  } 
         γ ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j==く
         (ヽ-〈_ュ`ー‐'  リ,イ}_     /     }ー┐           r┐   \
         ヽ;;∵r;==、、∴'∵; シ      {     ノヽ / __  ヽ  /  |/    }
            . \   こ¨`    ノ   `    \ ツ   /         、_/   O    /
.     , -‐  ´  个-、__,,.. ‐'´ 〃` -、
    /  __   ∧       |    ∧
.    〃 ,. --ミヽ /∧         i   |/ハ
   ji/    ̄`//, ..__、〃    ,   ___!__j_______
.   {{      '/   // '‐-、  ′ | i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `i
   レ, /        ,        ∨   | |                 |
   //7//―ァ/‐/7/ ̄{     iっ  | |   ┌―――┐    |
      /!   〃  //  (' //} i |   | |   |┌―― 、|    |
.      |     〃      ̄ jノイ   | |   |::l::i::::::::::::::|    |
.       |      、__ノ{__,.イ   ,  | |   |_j::l::::::::::::::|    |
     |        )     レ/____ー‐――┤:::::::::: |――┘
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〔丁 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ::::::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄
             ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{二二二二l____|二二}

66吾輩は名無しである2016/05/01(日) 13:37:48.83
奥村ペレ
文中に「ワインボトル用コルク栓製造業者」というフレーズが73回出てくる。これがミソだ。

文中に「住所を教えてくれ」というフレーズが16回出てくる。こちらはオルハン・パムクの『黒い本』。「ワインボトル用…」はトーマス・ベルンハルトの『消去』。
2016年4月4日

67P ◆.uKag/vUmY 2016/05/02(月) 08:14:52.62
「と私は考えた」っていうフレーズが頻出するのは何なのですか?

68吾輩は名無しである2016/05/02(月) 12:30:01.31
原文は?

69吾輩は名無しである2016/05/02(月) 15:51:10.37

70吾輩は名無しである2016/05/02(月) 16:34:43.84
ループ

71吾輩は名無しである2016/05/02(月) 21:10:56.97
ところが1982年、上の妹ツェツィーリアが叔母の紹介で結婚し、その相手というのは「狐が<こんばんは>を言いかわし、
ドイツ的愚かさが勝利するシュヴァルツヴァルト」からやってきた太ったワインボトル用コルク栓製造業者なのであった。
http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/someone/shelf/t_syokyo.html

親戚たちは彼曰く「彼らにあるのはぞっとする上っ面であり、とりわけ頭の中には約束された老後と車のことしかないのだ」。
ツェツィーリアの新郎、ワインボトル用コルク栓製造業者。

「他の人間も発達するという錯覚の中で生きているが、それはあくまでも錯覚であって、
たいていの者は立ち止まったまま、まったくどちらの方向にも発達しない。
彼らは良くも悪くもならず、ただ年をとっただけのことで、誰の興味もひかない人間になってしまう」。
http://the-cosmological-fort.hatenablog.com/entry/2015/05/09/070216

72吾輩は名無しである2016/05/04(水) 12:20:01.54
Works (in translation)
Novels
Frost (1963), translated by Michael Hofmann (2006)
Gargoyles (Verstörung, 1967), translated by Richard and Clara Winston (1970)

The Lime Works (Das Kalkwerk, 1970), translated by Sophie Wilkins (1973)
Correction (Korrektur, 1975), translated by Sophie Wilkins (1979)
Yes (Ja, 1978), translated by Ewald Osers (1991)

The Cheap-Eaters (Die Billigesser, 1980), translated by Ewald Osers (1990)
Concrete (Beton, 1982), translated by David McLintock (1984)
Wittgenstein's Nephew (Wittgensteins Neffe, 1982), translated by David McLintock (1988)
The Loser (Der Untergeher, 1983), translated by Jack Dawson (1991)
Woodcutters (Holzfällen: Eine Erregung, 1984), translated by Ewald Osers (1985) and as Woodcutters, by David McLintock (1988)
Old Masters: A Comedy (Alte Meister. Komödie, 1985), translated by Ewald Osers (1989)
Extinction (Auslöschung, 1986), translated by David McLintock (1995)
On the Mountain (In der Höhe, written 1959, published 1989), translated by Russell Stockman (1991)

主要作品
小説
霜(Frost、1963年)
アムラス(Amras、1964年)
石灰工場(Das Kalkwerk、1970年)
理由(Die Ursache、1975年)
地下室(Der Keller、1976年)
呼吸(Der Atem、1978年)
寒さ(Die Kälte、1981年)
子供(Ein Kind、1982年)
ヴィトゲンシュタインの甥(Wittgensteins Neffe、1982年)
破滅者(Der Untergeher、1983年)
木を刈る(Holzfällen、1984年)
消去(Auslöschung、1986年)

73吾輩は名無しである2016/05/04(水) 16:53:47.30
ベルンハルトの消去、高すぎだわ。あかん。

74吾輩は名無しである2016/05/04(水) 17:53:53.20
「出版社が潰れてもいいの?」厨が来るから、それは言っちゃ駄目…

75吾輩は名無しである2016/05/04(水) 18:40:29.22
ベルンハルトの消去、高すぎだわ。あかんわ。

76吾輩は名無しである2016/05/04(水) 21:17:05.62
5000したけどいい買い物でした

77吾輩は名無しである2016/05/04(水) 21:30:47.58
ベルンハルトの消去、高すぎます。あきまへんわ。

78吾輩は名無しである2016/05/04(水) 22:08:24.10
しつこい!

79吾輩は名無しである2016/05/04(水) 23:45:32.59
ベルンハルトの消去、高すぎでんがな。だめぽ。

80772016/05/04(水) 23:49:28.92
言っとくけど、79はコピーキャットだぜ。

81吾輩は名無しである2016/05/04(水) 23:49:56.88
うせろぼけ!

82吾輩は名無しである2016/05/05(木) 01:21:15.10
5千円なんてはした金だあな

83吾輩は名無しである2016/05/05(木) 04:10:32.89
そうですかな。たかが本ごときが、一冊5000円。それをはした金とおっしゃるのか。

84吾輩は名無しである2016/05/05(木) 04:39:08.97
一万円札なんてたった紙切れ一枚なのに一万円もするんだぜ

85吾輩は名無しである2016/05/05(木) 04:44:16.64
消去一冊を数十時間は読むことになる
一時間100円もしない。ただし9割の人間が二章まですらたどり着かない。

86吾輩は名無しである2016/05/05(木) 06:20:26.71
そんな根気はさいわい持ち合わせていないのが、よりさいわいだというわけだ。

87吾輩は名無しである2016/05/05(木) 06:23:16.74
一万円札では、文庫本が20冊は買えるであろうが、ベルンハルトの
消去で、いったい何冊の文庫本が買えるかな?

88吾輩は名無しである2016/05/05(木) 07:22:30.57
まあ、将来、ベルンハルトの消去が文庫本にな
ったら読んでみますよ。

89吾輩は名無しである2016/05/05(木) 07:53:11.77
ある子供 単行本(ソフトカバー)
トーマス ベルンハルト (著), 今井 敦 (翻訳)
¥ 1,728
単行本(ソフトカバー): 158ページ
出版社: 松籟社 (2016/5/20)

没後四半世紀を経ても多くの読者を魅了する恐るべき作家トーマス・ベルンハルト、その全作品をとく鍵と言われる〈自伝〉五部作のひとつ。
母親、祖父母とともに暮らし、貧しい生活の中で、無名の作家であった祖父から決定的な感化をうけた少年時代をふりかえる。

(Thomas Bernhard, 1931-1989)
20世紀オーストリアを代表する作家のひとり。私生児として生まれ、貧しい少年時代を過ごしたが、
そのいっぽうで無名の作家であった祖父からは決定的な感化を受ける。
長じて音楽と演劇学を修めたのち創作をはじめ、1963年に発表した『凍え』によってオーストリア国家賞を受賞。
一躍文名を高める一方、オーストリアへの挑発的言辞ゆえに衆目を集めた。
以後、『石灰工場』『古典絵画の巨匠たち』『消去』『座長ブルスコン』などの小説・劇作を数多く発表。
1988年に上演された劇作『英雄広場(ヘルデンプラッツ)』でオーストリアのナチス性を弾劾するなど、その攻撃的姿勢は晩年までゆるがなかった。
1989年、58歳で病死。

90吾輩は名無しである2016/05/05(木) 10:38:38.22
>>88
文庫化はまずありえない。『石灰工場』古本が高値安定なのを見よ。

91吾輩は名無しである2016/05/05(木) 10:49:29.71
ところで、素朴な質問だけど、なんでそんなに
高いの? 理由は?

92吾輩は名無しである2016/05/05(木) 11:11:59.16
文庫化はありえない
貧乏な俺が無理して買ったばかりだし

93吾輩は名無しである2016/05/05(木) 13:52:25.63
みすず書房の本は高額少量出版だから。

94吾輩は名無しである2016/05/05(木) 14:00:24.88
ちくま文庫か古典新訳文庫に期待

95吾輩は名無しである2016/05/05(木) 14:03:51.59
石灰工場の版元は早川だからepi文庫で出る可能性もないとは言えない気がする

96吾輩は名無しである2016/05/05(木) 14:04:27.70
>古典新訳文庫
池田信夫訳を新訳するハードルは異常に高いぞ

97吾輩は名無しである2016/05/05(木) 14:45:04.46
何か言いたいことが喉まで出かかっているんだが。
おとなだから我慢する。

98吾輩は名無しである2016/05/05(木) 14:49:44.52
frobergue
ウィーンではトーマス・ベルンハルトの通ったというカフェ、ブロイナーホーフへも。

窓にはベルンハルトの写真が貼られ、彼の席はどこの席かと聞けば、ウェイターが指差して教えてくれました。

トーマス・ベルンハルトの「ヴィトゲンシュタインの甥」という小説ではこのブロイナーホーフ、そしてザッハーがしばしば出てきます。

ヴィトゲンシュタインの甥であり、ベルンハルトの親友でもあるパウルは、このブロイナーホーフの上に住んでいました。
晩年に交友の少なくなってしまったパウルのことを、ベルンハルトはここに座って度々思ったそうです。
「ヴィトゲンシュタインの甥」はベルンハルトがそのパウルのことをふらふらと語る、不思議な小説です。

ガイドブックにも乗っているカフェですが、観光客は少なめでしょうか。
https://www.instagram.com/p/BE8dUQChuVH/

99吾輩は名無しである2016/05/05(木) 21:22:15.52
文庫化とか何冊にもなって結局値段は変わらなさそう

100吾輩は名無しである2016/05/05(木) 21:37:41.03
うむ
貧乏な俺が無理して買ったのだから
文庫化で安くなるのはありえない

101吾輩は名無しである2016/05/05(木) 21:46:56.62
じゃあ、みすずも三分冊にしてくれれば、1ぐらいは買えた
(我ながら、しつこいな。。)

102吾輩は名無しである2016/05/06(金) 07:40:42.82
今そんな高いんだ。売っぱらっちゃおうかな。

103吾輩は名無しである2016/05/06(金) 08:09:06.34
拒絶の精神としてのメタファー
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/43194/1/MSC58-003.pdf

真実の世界に属するものたち
@ 主人公ムーラウ
A ゲオルク叔父
B 村の人々
C ガンベッティ
D マリア
E ローマ
F 地中海諸国
G イタリア語
H 自然な生き方
I 植物的人間、庭師
J 音楽家ハイドン

歪曲された倒錯的世界に属するものたち
@ 両親
A 兄ヨハネス、姉(ツィツィーリア)妹(アマーリア)
B 姉の夫ワインボトル用コルク栓製造業者
C ヴォルフスエック
D ザルツブルク、オーストリア料理、ドイツ、オーストリア(中欧諸国)
E ドイツ語
F 証明書と肩書き願望病
G 動物的人間
H 国家社会主義、元ナチス党員
I カトリック教会、ハプスブルグ家、ヴァティカン大司教スパドリーニ
J 結婚式、20代の若者世代
K 葬儀

104吾輩は名無しである2016/05/07(土) 20:23:50.29
感想があんまりないね
皆消去はとりあえず買って寝かせてるのかな

105吾輩は名無しである2016/05/07(土) 21:11:11.06
『破滅者』 トーマス・ベルンハルト

「グレン・グールドに知り合わなかったならば、私はきっとピアノをやめてはいなかっただろう」
「ナンバー・ワンに出会ったときには、私たちは諦めるよりほかはない」

「自分はヴィルトゥオーゾというものに耐えられないのだということがわかったのだった。
というのも私は、なににも増して聴衆というものが嫌いだったし、この聴衆というものに関連したすべてが嫌いだったのである」

「ピアノ芸術家というものは、天才に出会っても、自分が萎えてしまうほどに心を動かされてはいけないんだ」

「アメリカ・カナダ的率直さで、グレンは、ヴェルトハイマーをいつもウンターゲーアー、破滅者と」「呼んでいた」
「ウンターゲーアーのヴェルトハイマーは、グレンからすると、いつも下(ウンター)に向かって歩んでいた。間断なく下に向かっていた」

「ヴェルトハイマーは、自分じしんを唯一これきりの存在と考えることができなかった。
これは、絶望したくなければ、誰もができ、またしなくてはならないことだ。どんな人間であれ、唯一これきりの存在なのだ」
http://leparadis.fc2web.com/2001/untergeh.htm

106吾輩は名無しである2016/05/08(日) 12:09:55.03
『ヴィトゲンシュタインの甥』
トーマス・ベルンハルト

「ラテン語の中に身を隠して、そのラテン語を、堂々と、何百年も前から彼らの先輩たちがしてきたとおり、
ただただ自分たちの無能力を取り繕ってペテン師ぶりをカモフラージュするために、
自分と患者とのあいだの越えることのできない頑丈な防壁として用いてきた」

「その診療の方法たるや、誰もが知っているとおり、非人間的で血なまぐさく命取りにもなりかねない代物なのである」

「主要な町と世に言われている多くの町々で、それもザルツブルグでさえ、
ノイエ・チャルヒャー・ツァイトゥングを入手できなかったというこの事実に、
反動的で偏狭、田舎根生でいて同時にほとんど不愉快なまでに誇大妄想的なこの国に対する怒りが私たち皆にこみあげてきた」

「当然のことながら私たちは、私たちに嘘をつく人たちを軽蔑し、私たちに真実を言ってくれる人たちを尊敬する」

「人間はみじめであり、確実に死ぬのだ」

「パウルは落ち着きのない、いつも神経がぴりぴりした、絶え間なく自制のきかない人間だった。
もの思いに沈みがちで、絶え間なく哲学的にものを考え、絶え間なく人を咎め立てする人間だった。
パウルは信じがたいほどに年季を積んだ観察者だったので、
そして、時とともに観察の芸術というべきものにまでなっていたそうした観察法によってまったく情け容赦のない人間になっていたので、
つねに人を咎め立てするあらゆる根拠にこと欠かなかった」

「私は性格のいい人間ではない。とにかくけっして性格のいい人間ではないのである」
http://leparadis.fc2web.com/2001/witgensn.htm

107吾輩は名無しである2016/05/08(日) 17:52:43.78
クラファンならこの本は読んどけ!2冊目
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1268659919/

191 :名無しの笛の踊り:2010/09/13(月) 09:24:10 ID:vPLT2N65
トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥−最後の古き佳きウィーンびと−』『破滅者−グレン・グールドを見つめて−』

468 :名無しの笛の踊り:2012/01/21(土) 21:12:28.69 ID:p8FABZmx
岩下眞好は実際に会うとガラ悪いぞw
トーマス・ベルンハルトの講義受けたけど、
さすがベルンハルトを訳してるだけのことはあるという毒舌ぶりだった
美山さんは人はよさそうだが、講義は???
許のあんちゃんは・・・知らねw

469 :名無しの笛の踊り:2012/01/21(土) 21:25:06.54 ID:p8FABZmx
おっと、ここはお勧めの本を紹介するスレだったな
ということで、トーマス・ベルンハルトはとりあえず読んどけ
代表作は「消去」だが、
岩下訳の「破滅者」、「ヴィトゲンシュタインの甥」もいい(現在は古本でしか手に入らないようだ)
岩下訳の2冊のうちのどっちに書いてあったか記憶が定かではないが、
ベルンハルトのカラヤン評は、宇野珍のようなおかしな精神論に陥っておらず、慧眼

108吾輩は名無しである2016/05/08(日) 19:22:46.20
トーマス・ベルンハルト『リッター デーネ フォス Ritter Dene Voss』
http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~the0372/leistung/99-10.htm

 私達がこのパイを初めて食べる
 そうすると
 そうするとパイはいつも吐き気ものになる
 これ以上に嫌なものはなくなる
 クリーム・パイほど嫌なものはない
 私達がクリーム・パイを
 他の何よりも愛していると
 例えそのようにいつも言われていたとしても
 (姉に対して)
 私がクリーム・パイを食べるとお前は思っている
 そうだ、もしかしたらクリーム・パイだって私は食べるかもしれない
 もしかしたら食べるかもしれない
 悪魔が叫ぶ
 クリーム・パイを食べろ
 お前の姉が焼いたのだ
 悪魔が叫ぶ
 悪魔が叫ぶ
 そしてルートヴィッヒはそれを食べる
  (中略)
 こんなに吐き気もののクリーム・パイ
 こんなに嫌悪すべきクリーム・パイ 
 私の大好きなデザート
 みていろ    

109吾輩は名無しである2016/05/08(日) 19:26:01.18
  絵を描かせる
  財産のために絵を描かせる
  沢山の金のために絵を描かせる
  (大声で叫ぶ)
  アフリカでは何百万もの子供達が飢えているんだ
  それなのにお前らは自分の絵なんぞを描かせている
  (自分に)
  絵を描かせる
  私の姉妹が自分の絵を描かせる
  ちょうど両親が絵を描かせたのと同じように
  芸術のパトロン、ああ、なんて嫌ったらしい
   (中略)
  醜い絵だ
  芸術的じゃない
  趣味が悪い
  絵を描かせる
  自分の絵を描かせる
  絵の芸術
  最低の芸術
  全くもって下劣な芸術

110吾輩は名無しである2016/05/09(月) 22:36:46.56
「ドイツとポーランドの演劇におけるユダヤ人迫害の記憶」
演劇と文化的記憶との相互関係は現代演劇と演劇学の重要なテーマです。
第二次世界大戦中にユダヤ人迫害を行ったドイツ語圏諸国の戦後演劇においては、
ペーター・ヴァイスの『追及』やトーマス・ベルンハルトの『英雄広場』などがこうしたテーマを扱った代表作として知られています。
ポーランドの演劇としてはタデウシュ・カントールの『死の教室』が代表作です。
http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/letters/event/2014/04/15156/

111吾輩は名無しである2016/05/10(火) 23:50:07.30
安倍「ダブルセックスでインフレウハウハw」

112P ◆.uKag/vUmY 2016/05/11(水) 01:12:10.24
>>110をツイートさせて頂きました
https://twitter.com/bungeishi/status/730017977467174912

113吾輩は名無しである2016/05/11(水) 20:03:43.17
Café Bleu Library : Thomas Bernhard
http://www.cafebleu.net/book/bernhard/

114吾輩は名無しである2016/05/14(土) 00:33:52.19
りなっこ(イグアナリナコ)
兄のお気に入りの言葉が、徐々に「穀物」「豚」「とうひ」「赤松」といったものになっていたのに対し、
私のお気に入りは、「パリ」「ロンドン」「コーカサス」「トルストイ」「イプセン」などになっていった。(トーマス・ベルンハルト『消去 ある崩壊』)
#2016page58
2016年5月8日

115吾輩は名無しである2016/05/14(土) 00:45:50.48
仕方ない、消去は図書館で読もう。。。

116吾輩は名無しである2016/05/14(土) 07:57:28.40
悪循環w

117吾輩は名無しである2016/05/15(日) 00:35:01.46
[No.8390] 【京都】国際マンガミュージアム/マーラー漫画パーク 投稿者:明日香 光二/馬場 投稿日:2015/01/14(Wed) 23:29:46
 四条河原町に近い京都国際マンガミュージアムでは、オーストリアの漫画家の展示を開催中です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆「愛すべき無理難題−マーラー漫画パーク−」〜2/8(日)
    水曜休館
    本展のみは無料 
 現代文化をユーモラスに描いたり、オーストリア文学をコミカライズしたりするなど、
様々な試みで世界的に注目されつつあるオーストリア・ウィーン出身の新進気鋭の漫画家・ニコラス・マーラーを紹介する展示。
1.コスプレやフィギュアなど日本のポップカルチャーをテーマにした一コマ漫画、アメコミ業界や引きこもりを皮肉ったりしたストーリー漫画
2.哲学的な言葉を視覚的に面白おかしく描いたイラスト作品(原画含む)
3.オーストリア文学として有名な長編小説(ロベルト・ムージル作『特性のない男』、
トーマス・ベルンハルト作の『古展絵画の巨匠たち』)をストーリー漫画化した作品
4.オーストリアにある「クレムス市漫画博物館」の展示を中心とする、オーストリア漫画事情の解説パネル読書コーナー

118吾輩は名無しである2016/05/15(日) 02:49:27.96
消去、買ったまま何年も読んでないが、いいよな?

119吾輩は名無しである2016/05/15(日) 03:00:01.13
もちろん、いいよ

120吾輩は名無しである2016/05/17(火) 11:57:49.44
南森町三郎
トーマス・ベルンハルト『消去』新装版には、訳者がオーストリアのヴォルフスエックを訪れた「新装版に寄せて」という短い文章が追加されています。
2016年5月14日

121吾輩は名無しである2016/05/18(水) 06:24:35.35
いくら話題がないからって他人のつぶやきを勝手に貼るのはやめて

122吾輩は名無しである2016/05/18(水) 06:28:20.42
他のスレに勝手にレスをコピペするのもいい加減やめてほしい

123吾輩は名無しである2016/05/18(水) 06:45:52.45
みすず、貧乏人は蒸しか?

124吾輩は名無しである2016/05/18(水) 10:22:57.34
貧乏人は本など読まずに働き続けよ。
どうしても読みたきゃ図書館へ行け。
ベルンハルトがなきゃ別の本でいいじゃん。

125吾輩は名無しである2016/05/18(水) 10:38:34.33
「うちの近所の公民館にある図書館コーナー、小さいんだけど結構面白い本がおいてある。
お金払わずに済んだから節約したご褒美にへそくり増やす。」主婦

126P ◆.uKag/vUmY 2016/05/18(水) 11:20:10.72
ベルンハルトの『消去』新装版、以前の上下巻と訳文に違いない様子で、訳者による新装版あとがきのみ追加。ここに、本邦でもベルンハルト著作集刊行の動きがある、とあって狂喜。

127P ◆.uKag/vUmY 2016/05/18(水) 11:20:43.10
>>121
なんであなたが仕切ってるの?

128吾輩は名無しである2016/05/19(木) 03:05:41.83
うざい

129吾輩は名無しである2016/05/19(木) 11:46:48.58
Romane
@Frost. Frankfurt/Main: Insel 1963.
AVerstörung. Frankfurt/Main: Insel 1967.

BDas Kalkwerk. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1970.
CKorrektur. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1975.
DDie Ursache. Eine Andeutung. Salzburg: Residenz Verlag 1975.
EDer Keller. Eine Entziehung. Salzburg: Residenz Verlag 1976.
FDer Atem. Eine Entscheidung. Salzburg: Residenz Verlag 1978.

GDie Kälte. Eine Isolation. Salzburg: Residenz Verlag 1981.
HEin Kind. Salzburg: Residenz Verlag 1982.
IBeton. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1982.
JDer Untergeher. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1983.
KHolzfällen. Eine Erregung. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1984.
LAlte Meister. Komödie. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1985.
MAuslöschung. Ein Zerfall. Frankfurt/Main: Suhrkamp 1986.

130吾輩は名無しである2016/05/19(木) 13:34:00.14
Werkbeschreibungen ausgewählter Erzählungen

@Amras (1964)
AUngenach (1968)
BWatten. Ein Nachlaß (1969)

CGehen (1971)
DJa (1978)
EDer Stimmenimitator (1978)

FDie Billigesser (1980)
GWittgensteins Neffe. Eine Freundschaft (1982)

131吾輩は名無しである2016/05/19(木) 14:00:43.95
Werkbeschreibungen ausgewählter Theaterstücke

@Ein Fest für Boris. (1970)
ADer Ignorant und der Wahnsinnige. (1972)
BDie Jagdgesellschaft. (1974)
CDie Macht der Gewohnheit. (1974)
DDer Präsident. (1975)
EDie Berühmten. (1976)
FMinetti. (1977)
GImmanuel Kant. (1978)
HDer Weltverbesserer. (1979)
IVor dem Ruhestand. Eine Komödie von deutscher Seele. (1979)

JÜber allen Gipfeln ist Ruh. (1981)
KAm Ziel. (1981)
LDer Schein trügt. (1983)
MDer Theatermacher. (1984)
NRitter, Dene, Voss. (1984)
OEinfach kompliziert. (1986)
PElisabeth II. Keine Komödie. (1987)
QDer deutsche Mittagstisch. (1988)
RHeldenplatz. (1988)

SClaus Peymann kauft sich eine Hose und geht mit mir essen. (1990)

132P ◆.uKag/vUmY 2016/05/19(木) 21:01:33.97
アムラスは「消去」の中でガンベッティに語られる「偉大なるドイツ文学5選」のひとつでもある。読みたい!!

133吾輩は名無しである2016/05/19(木) 21:25:41.61
お話はこんな感じ↓
カナダで亡命生活を送っている男が母親の葬儀のためにエルサルバドルに一時帰国した。
この男が、モヤという名の人物に延々と語り続ける...その内容というのが、なんと悪口。
「モントリオールに移住したのは戦争を逃れるためでも経済的によりよい生活をしたいわけでもない。ただエルサルバドルにいることが嫌なのだ。
Esta país no vale la pena nada.(この国には何の価値もない)」とまで言い切る。
祖国の悪口から始まり、友人、兄弟親族、大学、マスコミ、文化、医師、交通機関、食べ物までありとあらゆるものに対し悪態をつく。

章立ても改行もなく、延々とこの罵詈雑言文章が続くので、
終いには(もう、いいかげんにしれくれ〜)とイヤになってくるのだけれど、我慢して読み続けましたよ。
で、最後の数ページが、、、、まあ、なんと面白いこと!

すわ! パスポートの紛失!?

「このパスポートがなければカナダに帰国することができない」とパニックに陥る男の姿にただただ笑ってしまうのです。(ブラックな笑) 
で、見つかったかどうかは読んでのお楽しみ、ということに。 最後のオチ、これはややネタバレになってしまうけれど、この男、
トーマス・ベルンハルト という偽名を使っていたというところがミソ。

ただ、この トーマス・ベルンハルト を知らないと、この小説のユーモアは伝わらないかもしれません。
といかにも知ったかぶって書いているけれど、これはあとがきにあるロベルト・ボラーニョの書評を読んで知ったこと。(^^;)
以下、調べたこと
トーマス・ベルンハルトはオーストリアの作家で、自国をあからさまに非難するなど数々のスキャンダルを引き起こした。 
彼が書いた『消失』という小説のなかでもオーストリアの読者の神経を逆撫でするような毒舌がたっぷり味わえる。
というわけで、この "El asco" はベルンハルトのパロディーになっているんですね。
あ〜、面白かった。スペイン語は簡単で大変読みやすいです。

"EL ASCO"
【著者】Horacio Castellanos Moya
【出版社】Tusquets Editores 139p
ISBN 978-84-8383-027-7
http://oirahaanko.exblog.jp/11971011/

134吾輩は名無しである2016/05/19(木) 22:21:06.70
“ 80年代に上演回数ならびに発行部数が最も多かった作家はトーマス・ベルンハルトで、
その寓話性の強い戯曲や短編・長編小説はきわめて否定的な世界を描き出しており、サミュエル・ベケットを思わせる。
『ボリスのためのお祝い』、『狩猟の会』、『演劇人』、『リッター、デーネ、フォス』、『英雄広場』などの戯曲では、
生の否定がバロック的な饒舌で描き出されている。
トーマス・ベルンハルトに大きな影響を及ぼしたのは、イギリスに渡ったオーストリアの哲学者ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの言語批判である。

135吾輩は名無しである2016/05/20(金) 06:14:43.68

136吾輩は名無しである2016/05/20(金) 06:28:57.31
例えば1988年/89年の劇作については37名の劇評家によって、以下のような結果が出ている。
 
Botho Strauß: Die Zeit und das Zimmer (12) Berlin Schaubühne 
Volker Ludwig: Ab heute heißt du Sara (6) Berlin Gripstheater
Thomas Bernhard: Heldenplatz (5) Wien Burgtheater
Peter Turrini: Minderleister (3) Wien Akademietheater
Matthias Zschokke: Blut (2) Bonn Schauspiel
Botho Strau : Sieben T ren (2) Stockholm Stadttheater  
Botho Strau : Besucher (1) M nchen Kammerspiele

とりわけ以下の三つの作品が重要と思われる。
まずボート・シュトラウスの『時と部屋』、次にトーマス・ベルンハルト『英雄広場』、そしてペーター・トゥリーニ『職無しのろくでなし』である。
 トーマス・ベルンハルトは1970年から劇作を始め、25年前の1974年にボート・シュトラウスと共にミュルハイマー劇作家賞を獲得した後、
二人とも70年代と80年代を代表する劇作家となったのだが、ベルンハルトは18作目の『英雄広場』をウィーンで初演した翌年の1989年に死去する。
ナチズムの過去を決着させないオーストリアの現状を告発するベルンハルトの<罵倒モノローグ劇>は、
最後に響く<ハイル!>の歓呼の高まりによって<戦後>のヒットラー・トラウマを挽歌として集約し、
同時に壁崩壊後の社会意識(ユダヤ人排斥→外国人排斥)への不安な予兆の宣言ともなっている。
ただしベルンハルトの劇作は、そのような政治批判をはるかに超えたダイナミックな表現特性を開拓しているだろう。

以上の三人の劇作家は、いずれも1968年世代的な批判意識を背景としながら、戦後の経済的繁栄を謳歌するドイツ・オーストリアの抑圧を描き続ける。
すなわち戦争責任 (ベルンハルト)、人間関係の希薄さ (シュトラウス)、 失業 (トゥリーニ)などを通して、
戦後の経済的繁栄の裏に潜む人間不信を描き出そうとする。
ただし告発の表現に自己相対化の視点が交じり合っていること、対話がモノローグへと閉塞する傾向が顕著なこと、
内容の深刻さにもかかわらず言葉や舞台形象に皮肉な軽味のあることなどに、60年代のイデオロギー的な政治告発とは異なった劇的展開が見られる。
http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~the0372/leistung/01-4-30.htm

137吾輩は名無しである2016/05/20(金) 06:38:12.27
『ふちなし帽』
[原題] Die Muetze
[著者名] トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard)
[訳者名] 西川 賢一

本書は、短篇集 "Prosa." と "An der Baumgrenze." を完訳し、さらにいくつかの作品を加えて編まれた短篇集である。

ほかに、子供向けに書かれた「ヴィクトル・ハルプナル 冬のメルヘン」や、
刑務所生活のなかで小説のようなものを書き続ける男の話「クルテラー」など、11篇が収められている。
どの作品も暗い調子で、人生への絶望や自殺が描かれているものが多い。
しかし、そんなふうに人生に翻弄される人間は、傍から見ればこっけいなものなのかもしれない。
「喜劇? 悲劇?」という作品の中には、「この世はまるごと監獄です。
そして今晩、うけあって言いますが、あすこの劇場で演じられているのは、あなたが信じようと信じまいと、喜劇です」というセリフが出てくる。
この言葉がベルンハルト作品の本質を言い当てているのではないだろうか。

 ベルンハルト(1931〜89)はオランダのヘールレンで生まれウィーンで育ち、主にオーストリアで執筆活動をした。
その作品には短篇や長篇、戯曲などがあり、1970年にはゲオルク・ビューヒナー賞を受賞している。
改行の少ない特異な文体と、カフカやベケットに通じる不条理な雰囲気を特徴とし、W. G. ゼーバルトの作風にも影響を与えた。
http://litrans.g.hatena.ne.jp/dokunichi/20061130

138吾輩は名無しである2016/05/20(金) 06:44:57.18
悩んでいた時にトーマス・ベルンハルトの演劇を観たら
あれ?あれれ?あれれれれ?

ドイツ語わかるぞ・・・

ドイツ語がわかるというだけでハマった訳ではないが
トーマス・ベルンハルトの
オーストリアや演劇に対する憎悪に満ちた愛
ブラック・ユーモアとも言いにく暗い厭世観や
容赦なく人をバカにする(しかも実名で)態度とか
オーストリア人はみんなナチスでアホだ、という
極端だが、もしかしたらそうだったのかも、と思わせる内容に
一時期、どっぷり浸かって
トーマス・ベルンハルトの作品が上演されると聞くと
せっせと通っていた時期がある。

で、クラウス・パイマンって誰だ?
1979年からドイツのボッフムの劇場のダイレクターとして活躍し
ベルンハルト以外にも
ペーター・ハントケやエルフリーデ・イェリネックの作品を積極的に上演。
1986年から1999年にかけて
ウィーンのブルク劇場のダイレクターとして
ともかく、スキャンダルと物議を醸し出した。
ベルンハルトの「英雄広場」の初演の大事件とか
(実名バンバン出てくるので
 招待された政治家たちが席を蹴って帰っちゃって
 次の朝の新聞は第一面で大騒ぎだった)
ブルク劇場の俳優さんたちの抵抗とかも色々。
(労働契約の変更とか、ドイツ人の俳優を多用したとかエトセトラ)
「パイマン時代」というのは、良くも悪くも
オーストリアで一番ダイナミックな演劇の時代だったと思う。
http://happawien.jugem.jp/?eid=1820

139吾輩は名無しである2016/05/20(金) 13:15:35.28
Werke in 22 Bänden: Band 1: Frost
Werke in 22 Bänden: Band 2: Verstörung
Werke in 22 Bänden: Band 3: Das Kalkwerk. Roman
Werke in 22 Bänden: Band 4: Korrektur
Werke in 22 Bänden: Band 5: Beton
Werke in 22 Bänden: Band 6: Der Untergeher
Werke in 22 Bänden: Band 7: Holzfällen
Werke in 22 Bänden: Band 8: Alte Meister
Werke in 22 Bänden: Band 9: Auslöschung
Werke in 22 Bänden: Band 10: Die Autobiographie
Werke in 22 Bänden: Band 11: Erzählungen I
Werke in 22 Bänden: Band 12: Erzählungen II
Werke in 22 Bänden: Band 13: Erzählungen III
Werke in 22 Bänden: Band 14: Erzählungen. Kurzprosa
Werke in 22 Bänden: Band 15: Dramen I
Werke in 22 Bänden: Band 16: Dramen II
Werke in 22 Bänden: Band 17: Dramen III
Werke in 22 Bänden: Band 18: Dramen IV
Werke in 22 Bänden: Band 19: Dramen V
Werke in 22 Bänden.: Band 20: Dramen VI
Werke in 22 Bänden: Band 21: Gedichte
Werke in 22 Bänden: Band 22: Journalistisches Reden Interviews

140吾輩は名無しである2016/05/20(金) 17:23:03.76
ツイッターのファン
『消去』、家族と故郷の悪口ばっか言ってるかと思えば本人に会って認識を改めたり改めなかったり
ラスト近くになってからワナビの言い訳みたいなこと言い出したりして最高

こんな内容だから改行一切なしのノンストップ文体が採用されているのは必然ですね

トーマス・ベルンハルト『消去』、読みました オーストリアに向けた怒涛の誹謗中傷に漂う只ならぬグルーヴ感よ

"消去"に対する(おそらくベルンハルトではなく)ムーラウの考え方、ナボコフが似たようなこと書いてた気がするけどあまり覚えていない
2016年5月15日

http://pbs.twimg.com/media/CiiZ-QIUYAAcfti.jpg
http://pbs.twimg.com/media/CiiZ_q9VEAAXlLG.jpg
http://pbs.twimg.com/media/CiiaBC4VAAIXiMf.jpg
http://pbs.twimg.com/media/CiiaCkvUYAEbIJi.jpg

141吾輩は名無しである2016/05/22(日) 11:11:29.16
消去を読まずに語っている人間ばかりだが、今井敦訳の「ある子供」はすばらしい!
自伝という「物語」に強く傾斜する形式を、ひたすらに「物語」や「言葉の自律性」に対する距離をとろうとし続けたベルンハルトの「特性」が現れている。

蓮實重彦が、「消去」の翻訳者である池田信夫の達成に静かに感嘆していたことを思い出す。
言語の自律性に抗った時代の空気を吸って生きた作家たちであり、それでもなお言葉から離れて物語的説得力を持ってしまう説話論敵装置への抵抗を表現しながら、言語によって真実を表現できないことを主張しながら「真実へ向かうことの態度」だけは放棄しなかった作者なのだ。
言語と表現されるもの、達成されるものの間にある絶望的な齟齬はあらゆるベルンハルトの主人公に共有されており、にもかかわらず作品を完成させない彼らは無意味ではない。

ありふれた、といっていいこのような読解においてもなお「新しいもの」を持っているベルンハルトの新しさはテキストの総体においてのみ現れる。

142P ◆.uKag/vUmY 2016/05/22(日) 22:04:59.32
しかしベルンハルト『消去』の訳は本当に労作だが、文芸誌上では蓮實重彦がインタビューで言葉少なに感嘆の声を上げていた以外(当然「書評」や「紹介」レベルではない)思い出される評価がなされたいない。
あれはいつだったろう。柳美里とアンゲロプロスの対談が載った号周辺の「新潮」だったような。
https://twitter.com/orionaveugle/status/20065593285

2010年8月のツイート

143吾輩は名無しである2016/05/23(月) 01:04:58.05
>>141
何を言っているのか、さっぱりわからん。0点

144吾輩は名無しである2016/05/23(月) 03:07:16.08
あら、ベルンハルトスレあったのね。読みました?

2016/5/20発売 『ある子供』トーマス・ベルンハルト

没後四半世紀を経ても多くの読者を魅了する恐るべき作家トーマス・ベルンハルト、
その全作品をとく鍵と言われる〈自伝〉五部作のひとつ。
母親、祖父母とともに暮らし、貧しい生活の中で、
無名の作家であった祖父から決定的な感化をうけた少年時代をふりかえる。

145P ◆.uKag/vUmY 2016/05/23(月) 22:47:26.15
>>144
まじか探してツイートするぜ

146P ◆.uKag/vUmY 2016/05/23(月) 23:07:53.18
煽りツイートしといた(笑)
https://twitter.com/bungeishi/status/734747265999372288

147吾輩は名無しである2016/05/27(金) 00:54:26.84
ゼロモチベーション済藤鉄腸
後、トーマス・ベルンハルトの自伝「ある子供」が本屋にあって超ビックリ。今後自伝5部作全部翻訳するそうでヤバい。
2016年5月26日

148吾輩は名無しである2016/05/27(金) 11:43:53.79
Gert Voss - Best Of - Ritter, Dene, Voss
https://www.youtube.com/watch?v=YDnE3ZBwXNY

149吾輩は名無しである2016/05/27(金) 12:08:09.18
Thomas Bernhard
in English: works, essays, reviews
http://www.thomasbernhard.org/

150吾輩は名無しである2016/05/28(土) 14:09:07.03
阿部英樹
トーマス・ベルンハルト『ある子供』読了。自伝五部作の一つで少年時代の回想ということもあり呪詛は控えめ、
敬愛する祖父の多大な影響と家族への愛憎、子供ならではの多感な栄光と絶望。
段落改行無しで切れ味鋭い著者のお家芸炸裂の文体で、時に美しくも残酷な現実を的確に描写する、甘くはない快著。

トーマス・ベルンハルトの書く「否定」を、ぼくは肯定していたいなあと思う。
ベルンハルトの愛読者は多かれ少なかれその「否定」の美に惹かれるところがあるんじゃないだろうか。
なんつうか、くどいほどにキレッキレなのがカッチョイイと思うのですよ。
2016年5月26日

151吾輩は名無しである2016/05/29(日) 10:44:56.24
二十九日にピンチオの丘で教え子のガンベッティと落ち合い、五月の授業日程の打ち合わせを終えた私は、
とフランツ‐ヨーゼフ・ムーラウは記す、ヴォルフスエックから戻ったばかりのそのときも改めてガンベ
ッティの高度な知性に目を見張る思いをさせられ、大いに感激したこともあって、コンドッティ街からミネ
ルヴァ広場に直行するふだんの道を通らず、フラミナ街からポポロ広場経由でコルソへ抜ける道をとった
のだが、オーストリアでなくローマこそ自分の住処だと思いはじめてもう久しくなると考えるうちにだんだ
ん気持ちがはずんできたので、しばらくコルソをぶらついてから家に戻った矢先の午前二時頃、両親と兄ヨ
ハネスの死を告げる一通の電報を受け取ったのだった。「両親とヨハネス、事故にて死す。ツェツィーリア、
アマーリア」私は電報を両の手に開いたまま、さめた頭でがらんとして人気のないミネルヴァ広場を見おろ
す窓辺へゆっくり歩いていった。ガンベッティには、数週間以内に彼に有用かつ必要なものになるはずの本
を五冊渡し、その五冊、つまりジャン・パウルの『ジーベンケース』、フランツ・カフカの『審判』、トーマ
ス・ベルンハルトの『アムラス』、ムジールの『ポルトガルの女』、ブロッホの『エッシュもしくは無政府主
義』を細心の注意を払い、彼の場合特に守らなければならないゆっくりした速度で読みこんでおくよう言っ
てあった。

152吾輩は名無しである2016/05/30(月) 09:42:27.71
2016.5.28 09:33
【週間ベストセラー】
首位は「古い洋画と新しい邦画と 本音を申せば」 〈5月24日 東京堂書店 総合〉
〔1〕森達也 青木理の反メディア論
               森達也、青木理著(現代書館・1700円+税) 
〔2〕古い洋画と新しい邦画と 本音を申せば
                  小林信彦著(文芸春秋・1750円+税)
〔3〕ランチパスポート神保町・水道橋・御茶ノ水 Vol.5
      DRCマーケティング著(スイートチックオムレツ・907円+税)
〔4〕漫画家、映画を語る。9人の鬼才が明かす創作の秘密
              島田一志編(フィルムアート社・1800円+税)
〔5〕日本会議とは何か 「憲法改正」に突き進むカルト集団
                   上杉聰著(合同出版・1000円+税)
〔6〕ギケイキ 千年の流転   町田康著(河出書房新社・1600円+税)
〔7〕昼ベロ酒場 明るいうちから呑める安くて旨い店 東京編
              居酒屋散策同人会監修(辰巳出版・800円+税)
〔8〕ある子供
       トーマス・ベルンハルト著、今井敦訳(松籟社・1600円+税)
〔9〕村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝
                   栗原康著(岩波書店・1800円+税)
〔10〕ロッキング・オン天国 増井修著(イースト・プレス・1500円+税)
http://www.sankei.com/life/news/160528/lif1605280021-n1.html

153吾輩は名無しである2016/06/01(水) 22:16:12.29
ここの住人はコピペばっかりで誰もベルンハルト読んでないんだな
それとも読んでもコピペしかできないのか

154吾輩は名無しである2016/06/01(水) 22:19:54.80
主人公は一見、世界を憎悪し、家族への恨みに粘着しているようでいて、
実はすべての感情や思考をサラサラと水のように流し続けていて、
その中身にはまったく捉われていない(もちろん小説としては捉われている風に描かれていますが)。
刻々と襲ってくる暗い思い出やうんざりする感情といったものを、自らの中で明確に認識し、味わい、瞬刻ごとに落としている
(ムーラウがそうしているというよりは読者に与える効果がそのような物であるという意味)。
この延々と続くモノローグの記録は、この浄化のための手段ではないかとさえ思える。
つまりムーラウが直面しなければならないストレスに満ちた個人的体験を乗り切るためには
このように絶え間ないモノローグによって自らの体験を「消去」し続けるような文体を選択するしかないという必然性が伝わってくる。
http://happy.ap.teacup.com/bennett/1054.html 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:87f20c3c9ee883ab649a4d7f8b996d63)

155吾輩は名無しである2016/06/01(水) 22:34:11.76
>>153
これ、たぶんひとりの人がえんえんとコピペしてるんだよ
ほかのスレもやられてる
本人はこうして文学板を盛り上げているつもりなんだろうが

156P ◆.uKag/vUmY 2016/06/02(木) 21:09:58.48
>>153
「自分でやってみせろ」っていうツッコミが想定できてないのがすごい。

>>155
同上

157吾輩は名無しである2016/06/02(木) 21:23:57.74
ググれば誰でも見付けられるコピペの羅列とか邪魔なだけなんだけど?

158P ◆.uKag/vUmY 2016/06/02(木) 21:41:37.85
>>157
僕はそれを貼った人の意思を決して否定しない。彼/彼女の前に誰も貼らなかったのがおかしい。

159P ◆.uKag/vUmY 2016/06/02(木) 21:42:49.18
ググれよ。真実が書いてあるとは限らないが、多くの場合は読まないよりもまし。

160吾輩は名無しである2016/06/02(木) 21:50:11.15
次スレからはワッチョイ必須だな ちょいちょいレス乞食が沸くから

161吾輩は名無しである2016/06/03(金) 00:01:30.11
クソコテとコピペ馬鹿は同一人物か

162P ◆.uKag/vUmY 2016/06/04(土) 00:12:58.88
違うよ。どうでもいいから、率先してベルンハルトの事を書いてくれ。

163吾輩は名無しである2016/06/13(月) 23:59:08.46
ツァ
『消去』でベルギーの画家としてデルヴォーとアンソールが挙げられてる一節があったな
2016年4月26日

私にアンソールやデルヴォーの芸術を教えてくれたり、
ブリュッセル近郊の美しい別荘に連れていってくれた。

haben mich mit der Kunst Ensors und der
Kunst von Delvaux bekanntgemacht, mich mitge-
nommen auf die schönen Landsitze in der Brüsseler
Umgebung.


移民の子どもたちの水泳教室に批判相次ぐ「移民は溺れ死ねばいい」 オーストリア [無断転載禁止]©2ch.net [764086481]
http://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1465683035/

71 : 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 2348-oU5x)2016/06/12(日) 08:03:13.55 ID:V+XGDKmX0
ボルフスベルグってベルンハルトの「消去」の場所じゃん

164吾輩は名無しである2016/06/17(金) 19:09:48.12
最初に僕にトーマス・ベルンハルトを推薦したのはアスビョルンだった。
彼はノルウェーの文芸愛好家が彼に言及しはじめる十年も前に出版されたイッレンダール出版のヴィータシリーズで『セメント』を読んでいたが、
僕はアスビョルンの感じるこのオーストリア人作家の魅力を当初はほとんど理解できなかった。
が、それから十年経ってようやくノルウェー文学界の残りの人々と共にその作家の偉大さを見出した。
アスビョルンの才能は「鼻が利くこと」で、僕はこれまで彼のような人に会ったことがない。
しかし、学生としての存在以外の場所では、それが何になるだろうか?

わが闘争 父の死
カール オーヴェ クナウスゴール (著), Karl Ove Knausgård (著), 岡本 健志 (翻訳), 安藤 佳子 (翻訳)
出版社: 早川書房 (2015/9/19)

父の訃報を受けて故郷に帰った作家は、緊張と不安に満ちていた少年時代を回想する。
ジェフリー・ユージェニデス、ゼイディー・スミス、ハリ・クンズル絶賛。ノルウェーの大人九人に一人が読んだ自伝小説の傑作!

想像を絶するほど赤裸々に描かれる家族の肖像と、青春の日々。世界を席巻した破格の自伝的小説。
執筆に励む作家カール・オーヴェ・クナウスゴールは、十年前の父の死を回想する。
冷たく専制的だった父は、少年時代にも、そしてその後にも、どこか遠い存在だった―。世界の読書人を熱狂させたノルウェー人作家のベストセラー。

165吾輩は名無しである2016/06/23(木) 23:21:39.64
----そうした人たちは、どんどん多く、そしてどんどん次から次へと、自分たちの精神的財産を(自分たちの頭の)窓から投げ出してゆくのであるが、
その精神的財産は、自らが(自分たちの頭の)窓から投げ出すのと同じ速度で、頭の中で増殖してゆく。(略)
そしてついには(自分たちの頭からの)精神的財産の投げ出しのほうがもう間に合わなくなってくる。(略)
これらの頭の中ではついに絶え間なく、そしてじっさいに次からと次と精神的財産が生まれ、
しかもその速度は、彼らがそれを(彼らの頭の)窓から投げ出すよりもはるかに、残酷なほど速いのである。
そのためにある日、頭が爆発し、彼らは死んでしまう。
『ヴィトゲンシュタインの甥』(岩下眞好訳・音楽之友社)

----写真の映像が、と私はガンベッティに言った、世界規模の白痴化を作動させたのだが、
そのプロセスは、写真映像が動きはじめた瞬間、人類にとって致命的な速度に達した。
人類はこの数十年来痴呆のようにそういった致命的な写真映像だけを眺めているうちに、麻痺させられたも同然の状態になっている。(略)
そういう痴呆状態の支配する世界に生きるのはどだい無理だ、ガンベッティ君、と私は彼に言った、と私はいま開いた墓を前に考えた。(略)
思考を糧に思考を通して生きる者が二千年期の終わる前に自殺を「遂げる」ほど論理的なことはない。(略)
と私はガンベッティに言った、と私はいま開いた墓を前に考えた。
『消去』(池田信雄訳・みすず書房)

166吾輩は名無しである2016/07/05(火) 01:35:48.79
パウル・ヴィトゲンシュタイン 投稿者:kiyo  投稿日:10月 9日(木)
これに関連してひとつお読みになったことのない方のために本を紹介しておきます。
ウィーンの劇作家のトーマス・ベルンハルトが書いたパウル・ヴィトゲンシュタインの回想録で音樂の友社から邦訳が出ていたと思います。
ここに登場するパウルとはかの有名な哲学者のルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの甥にあたる人物です。
二人の出会いのとき最も中心的な話題になっていたのが前日にムジークフェラインで聴いたSchurichtの指揮するロンドンフィル
(実際にはロンドン交響楽団と思います)のMozart ハフナー交響曲だったのです。
ベルンハルトはこれ以上の音楽的体験はこれまでしたことがないというほどと絶賛しています。
パウルはその数学的なまでの対称性の美しさと完璧さを賞賛しています。
その他に中庭でいっしょにラインを聴いてそのすばらしさに感動したエピソードなんかも出てきます。

ベルンハルトはSchurichtとカラヤンを絶賛しており
‘私はSchuricchtを心から愛していたがカラヤンにはいつも小さい頃から現場で接して感服していた’と述べています。
何か気持ちはわかるような気もします。

対照的にパウルはカラヤンをとことん毛嫌いしています。そもそも彼は典型的なオペラ人でありオペラ的思考の持ち主であった。
裕福な貴族の生まれの彼はその晩年に体を悪くしてからでさえオペラ座の立見席の一番前に最初から最後まで立ちつづけ
彼の先にも後にもないと言われるすさまじいブラボーやブーでその公演の成否を決定付けてしまっていたという
(カラヤンには通用しなかったようですが・・・)。
そんな彼がSchurichtを熱愛していたということはオペラというものを考えるにしてもある重要な意味を含んでいるのではないかと思うのです。
ベームなんかでワーグナーをきいたら二日酔いになっちまうよとクレンペラーを懐かしんで話してもいたようです。

このようにオペラでさえもかなりスタイルの好みをわかつものですが要するに交響曲を聴くときと同じように一概には扱えないものなのだと思います。
僕はSchurichtにMozartのオペラだけでも指揮してほしかったと心から思います。
http://www.asahi-net.or.jp/~hm7t-kbys/schuricht/schuricht_bbs750-701.html

167吾輩は名無しである2016/07/23(土) 15:53:52.83
のべつ写真を撮りまくり、絶えずカメラを首にかけて
走り回っている人間を私は軽蔑する。そういった連中は四六時中モチーフを探していて、何でもかでも、こ
のうえなく馬鹿げたものでさえも手当たり次第、写真に撮る。彼らの頭にあるのは、身の毛もよだつような
仕方での自己演出だけだが、もちろん自分ではそのことに気づいていない。そうやって彼らの写真には倒錯
的に歪曲された世界が定着される。それは倒錯的に歪曲されているという点でしか現実の世界と通いあうと
ころのない世界である。彼らは自らの世界の歪曲に手を下したのだ。写真という下品な中毒症は、徐々に全人
類をまきこんだ。人類は歪曲と倒錯がたんに好きでたまらなくなったばかりか、すっかりそれに血道をあげ、
写真を撮りまくるせいで、歪曲された倒錯的な世界だけが真実の世界だと思いこむ結果になっている。写真を
撮る人間は、犯されうる犯罪の中でもっともたちの悪い犯罪を犯す。というのも写真の中で、自然は倒錯
的でグロテスクなものに変えられてしまうからだ。写真に写っている人間は、正体不明なまでにねじ曲げら
れ、ぶざまにされた滑稽な人形でしかない。それがびっくりした表情をして、レンズを覗いているから、馬
鹿ばかしくて腹が立つ。写真は、地上のすべての大陸のすべての住民を虜にした下賎な情熱であり、全人類
を冒した、癒える見込みのない病である。写真術の発明はあらゆる技術のうちもっとも人類に敵対的なも
のを発明したのだ。自然とその中に生きる人間が決定的に歪曲され自然の渋面と人間の渋面に変わってしま
ったのも、みなその発明家のせいだ。私はいまだかつて写真の中で自然な人間、真に実在する人間にお目に
かかったことがないし、真に実在する自然を目にしたこともない。写真は二十世紀最大の不幸だ。(20ー21p)

168吾輩は名無しである2016/07/31(日) 12:37:00.72
にゃおバス
数年前からピアニスト、フランチェスコ・トリスターノは私のイチオシで
来日したらコンサートは必ず行ってるんだけど最近私の周りで認知度が上がって嬉しい。
ちなみに彼のイチオシ小説はベルンハルト「消去」とインタビューで言っててこれはしばらく廃刊だったんだけど最近復刊されました。
2016年7月30日


フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ インタヴュー
http://www.kojimacm.com/digest/100227/schlime_interview.html

私が最も好きな作家はトーマス・ベルンハルトです。彼の作品は日本語にも訳されているはずです。
『破滅者』はグレン・グールドと彼のゴールドベルク変奏曲のレコーディングを著しています。
この本と出会ったとき、私はおそらくまだ若すぎたように思います。でもこの本をきっかけに私はトーマス・ベルンハルトの小説はすべて読みました。

169吾輩は名無しである2016/08/02(火) 19:46:49.03
”ブロイナーホーフではすぐに思考がもうもうたるタバコの煙と調理場の臭いと、
昼頃にやって来ては社会的憤激をぶちまけるウィーンの4分の3知識人、半知識人、4分の1知識人達のおしゃべりによって窒息してしまう。
ブロイナーホーフでは人々の話し声が私には大きすぎるか小さすぎるかのどちらかで、
給仕のサービスも私には遅すぎるかはやすぎるかのどちらかである。
よく考えるとブロイナーホーフは私が日々自分のために果敢に要求している全てのことに背反している。
ウィーンのカフェーハウスを嫌っていたにもかかわらず、あるいはまさにずっと嫌っていたがゆえに、
私はウィーンではずっとカフェーハウス通い病にかかっていたのである。
他のどんな病気よりもこのカフェーハウス通い病に苦しめられている。
そして私は今日でもなおカフェーハウス通い病に悩んでいる。”
「ヴィトゲンシュタインの甥」
http://images.derstandard.at/2011/02/03/1296698237343.jpg

170吾輩は名無しである2016/08/04(木) 09:58:54.20
『Woodcutters ― 伐採 ―』ポーランドの巨匠が国と芸術のあり方に警鐘を鳴らす。
■タデウシュ・カントル、ピーター・ブルックにならぶヨーロッパ演劇界「現代演劇界の巨匠」クリスチャン・ルパの作品が日本初上陸。
■1984 年にオーストリアで実際に起きた話に基づいた小説をポーランドに置き換え、国と芸術のありかたに警鐘を鳴らした作品。
■ルパが仕掛ける退廃的でスタイリッシュな時空間に潜む、痛烈な4 時間20 分。

 ヨーロッパ演劇界「現代演劇界の巨匠」クリスチャン・ルパの作品がフェスティバル/トーキョー16でついに日本初上陸を果たします。
ルパが生涯にわたって取り組み続けているオーストリアの作家トーマス・ベルンハルトによる同名の小説を翻案・演出した本作
『Woodcutters ― 伐採 ―』は、2014 年ポーランド国内の演劇賞を総なめにし、フランス等で上演され、
世界的な成功を収め続けた上演時間4時間20分の大作です。

●あらすじ:舞台は自殺した女優の葬儀後に開かれた「アーティスティック・ディナー」会場。
女優の旧友たちであり、社会に翻弄され芸術的理想を忘れた過剰なエゴにまみれた芸術家たちが集う。
友人の弔いをよそに飲み続け、酔って互いの本音を吐露し、辛辣な批判や自虐、激しい怒りをぶつけ合います。
●作品概要
翻案・美術・照明・演出:クリスチャン・ルパ 作:トーマス・ベルンハルト
東京芸術劇場 プレイハウス / 10 月21 日(金)〜 10 月23 日(日)計3ステージ
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201608023096/

171吾輩は名無しである2016/08/10(水) 11:22:05.74
俳優を演じる俳優 : ベルンハルト・ミネッティについて
http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/infolib/user_contents/kiyo/DB00010137.pdf

ミネッティの晩年を華やかなものにしたのはベルン
ハルトの作品で収めた成功だが,ベルンハルトにとっても多作にして芳醇な
70年代から80年代にかけての活動をもたらしてくれたのは, ミネッティとの
出会いであったのだ。

172吾輩は名無しである2016/08/20(土) 19:55:03.59
ゲルハルト・ランペルスベルク:室内楽作品集
http://honto.jp/netstore/pd-cd_85132977.html

シュライヤーマッハー率いるアーティストたちによるアヴァンギャルドな音楽
ゲルハルト・ランペルスベルクはウィーン音楽大学で作曲を学び、ヴェーベルン後の高度な12音階を使用した作曲家です。
特にトーマス・ベルンハルトの心理的な細密な独白と厭世的な世界観など、ウィーンの有名な前衛作家たちに大きく影響を受けました。
1950年代よりアヴァンギャルド的才能が開花し、特に「沈黙」「瞑想」「熟考」という基本表現をもつ室内楽の分野で高い評価を得ました。
 アンサンブル・アヴァンギャルドは、ジョン・ケージ全集などで有名な現代音楽専門ピアニスト、
シュテッフェン・シュライヤーマッハーによって設立されたアンサンブル。
詩と連携された感情的な衝突や、万華鏡のような光と沈黙など、当時の最先端の前衛音楽が収録されています。(ユニバーサルIMS)

Bernhard Portal / Portale Bernhard
http://bernhardiana.blogspot.jp/

alphabetisch nach Autorennamen
http://www.meine-lieblingsbuecher.de/AnfangeEinleitung/AnfangeB/anfangeb.html

173吾輩は名無しである2016/08/23(火) 10:40:10.07
本を買う金はあるのに買いたい本がない。
ベルンハルト小説全集でも出れば全巻買うのに。

174吾輩は名無しである2016/08/23(火) 13:40:00.50
>>133
コピペに返信してもむなしいけれどこの小説が英訳された
よい小説

175吾輩は名無しである2016/08/26(金) 01:50:22.00
『石灰工場』新訳版出ないかな?

176吾輩は名無しである2016/08/31(水) 01:54:39.52
消去の主人公はドイツ文学を馬鹿にしてるけど
カフカやパウルは好きなのか

177P ◆.uKag/vUmY 2016/08/31(水) 17:26:58.04
ドイツ文学自体をバカにしてはないんじゃないですか。ベルンハルトはドイツ語をバカにしてて、その困難な言語表現を通過したドイツ文学は素晴らしいものになり得るのだ、みたいに書いてなかったっけ。

178吾輩は名無しである2016/09/01(木) 12:56:36.54
ドイツ文学は他の国の文学より劣ること語ってたね
本心ではないと思う

179P ◆.uKag/vUmY 2016/09/01(木) 14:29:37.35
ベルンハルトのオーストリア人に対する憎悪は凄まじいものがあるよね

180吾輩は名無しである2016/09/01(木) 20:13:51.00
オーストリアの自然は素晴らしいのに人間は酷いって

181P ◆.uKag/vUmY 2016/09/01(木) 20:21:26.17
オーストリア人を悪魔化してるよね(笑)

182吾輩は名無しである2016/09/02(金) 00:09:47.22
ヒトラーはオーストリア人

183吾輩は名無しである2016/09/02(金) 10:40:42.06
オーストリア人はドイツ人

184吾輩は名無しである2016/09/02(金) 12:10:30.22
トーマス・ベルンハルトは生まれがあれだからねw
捻くれたんだと思う。
Pも在日朝鮮人として生まれたから
トーマス・ベルンハルトを理解できるんだろうねw
チョンだからw

185吾輩は名無しである2016/09/02(金) 12:28:23.13
バカだから理解できていないだろうw

186吾輩は名無しである2016/09/08(木) 21:37:53.40
未訳小説の新訳を出してくれないかな?
6000円くらいなら買うからさ。

187吾輩は名無しである2016/09/10(土) 00:20:12.13
age

188吾輩は名無しである2016/09/10(土) 08:16:24.42
ある子供の訳者解説で、売れ行き次第では残りの自伝4作品出すみたいなことを仄めかしとったぞ

189吾輩は名無しである2016/09/11(日) 09:41:42.62
自伝はいらない。創作を読みたい。

190P ◆.uKag/vUmY 2016/09/11(日) 10:04:32.63
自伝が読みたい。自伝とは言え単なる自伝じゃないに決まってるんだから。

191吾輩は名無しである2016/09/22(木) 20:40:49.58ID:Vrmelgb3
vol.4 クリスチャン・ルパの『伐採』    池田信雄
http://www.festival-tokyo.jp/16/ft_focus/vol4/

ポーランドの演出家クリスチャン・ルパは自ら翻案したトーマス・ベルンハルトの小説『伐採』を、
国立ヴロツラフ劇場の舞台に掛け、2014年のポーランドの演劇賞を総なめにした。
ルパがベルンハルトの作品を手がけたのは、1992年に小説『石灰工場』を翻案し演出したのが最初で、
次が1996年に戯曲『リッター・デーネ・フォス』、同じ1996年に戯曲『イマヌエル・カント』、
そして5年を隔てて2001年にベルンハルト最後の長編小説『消去』の翻案を舞台に乗せている。
『伐採』の上演の前年に小説『混乱』をフランスで演出し、
2015年には小説『伐採』にまさるとも劣らぬスキャンダルを巻き起こした戯曲『ヘルデンプラッツ』を上演している。
小説が4つ、戯曲が3つである。
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、リルケの『マルテの手記』、ローベルト・ムジールの『特性のない男』、
ヘルマン・ブロッホの『夢遊病者たち』、ゴンブロビッチの『フェルディドゥルケ』等、
ルパはベルンハルト以外にも長編小説の傑作を舞台化するのに長けた人だが、
とりわけベルンハルトを自分の本領と考えていることは確実である。

192吾輩は名無しである2016/10/18(火) 22:36:33.80ID:AcxQdM5b
vol.7 『Woodcutters ― 伐採 ―』 鴻英良×ピョトル・ルツキ対談
http://www.festival-tokyo.jp/16/ft_focus/vol7/

ルパにとって、何より重要なインスピレーションの源泉となっているのはベルンハルトです。
『石灰工場』『英雄広場』など、ルパは多くのベルンハルト作品を演出してきました。
彼は非常にペシミスティックな小説家で、人間にも、芸術家にさえも希望を与えることはありません。
しかし、それは、これから変わっていくかもしれない道のりへの第一歩でもあるわけです。
ですからルパは、ベルンハルトが書く絶望こそを、
私たちが現在おかれている状況から外へと踏み出す唯一の希望だ、と捉えているのだと思います。

この芝居は、パーティーを開いたホストの妻と、(客人の一人であった)ベルンハルト本人との対話で終わります。
そこで妻は「ここで今夜見たことは書かないでください」という。しかし、ベルンハルトは実際にそれを書いていますよね。
リハーサルでルパは、このシーンについて「ベルンハルトはこの世界の外側にいるように存在する」と言っていました。
彼も芸術家たちのサロンの一員ではあったけれど、自ら身を売るようなことはしまいと意識していた。
だからといって彼が特別優れているわけではなく、多少はましだというだけですが。

193吾輩は名無しである2016/10/25(火) 17:22:31.94ID:CP5bMxmE
自己の発見

70年代には、多くのドイツ語作家が自己の個人的生活をその作品のテーマにした
(マックス・フリッシュ「日記帳」、ヴォルフガング・ケーペン「青春」、トーマス・ベルンハルト「原因」「呼吸」「寒気」、エリアス・カネッティ「救われた舌」)。
70年代半ば以来独自の女性文学も生まれ
(カーリン・シュトゥック「クラスの恋人」、ヴェレーナ・シュテファン「脱皮」、ブリギッテ・シュヴァイガー「どうして塩は海に入るか」)、
これらの作品は今日までその地位を保持している。一方ドキュメント文学では、政治的な要素と自己存在への反省が交差している
(ウーヴェー・ヨーンゾーン「年輪」、ヴァルター・ケンポウスキー「ターデルレーザー・ウンド・ヴォルフ」、ギュンター・ヴァルラフ「最底辺」)。
近年では、小説よりも詩(ヴォルフ・ヴォンドラーチェック、ニコラス・ボルン、ウッラ・ハーン)やドラマ(ボートー・シュトラウス「再会の三部作」)
のほうが日常性への傾斜の色彩が強いが、それと並んで、「ポエジーへの逃避」も常に存在している。
80年代末の「大家」の作品は、雑誌小説・評論の執筆依頼その他の生活のための仕事が主流となっている近年の文壇でも、
大量生産から超然とできることを示している。
例えば、1972年ノーベル文学賞を受賞したハインリヒ・ベルは「川のある風景の女性たち」を、ギュンター・グラスは「雌ねずみ」を書いている。
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/german/inst/yonei/yonei_info/kyozai_info/sonst/dtl_heute/www.doitsu.com/doitsu/reisen/doitsujouhou/culture02.html

194吾輩は名無しである2016/10/25(火) 19:33:17.88ID:2uaKs2Re
みんな伐採見に行った?
二幕目の罵倒大会ぶりは楽しかったなぁ

195吾輩は名無しである2016/10/25(火) 20:14:42.23ID:CP5bMxmE
トーマス・ベルンハルト『伐採』
Chiho Tamura
https://twitter.com/i/moments/790560865447661568

196吾輩は名無しである2016/10/30(日) 15:42:09.05ID:KDEcuShC
Thomas Bernhard: Failing To Go Under: An essay on the 10th anniverary of his death
http://www.spikemagazine.com/0299bernhard.php

197吾輩は名無しである2016/10/30(日) 16:19:34.41ID:cs/kb0ke
たまには自分の言葉で語れ

198P ◆.uKag/vUmY 2016/10/30(日) 20:08:51.41ID:N6rCwvxl
この情報貼ってくれてる人は本当に凄いと思う。

199吾輩は名無しである2016/10/31(月) 03:51:10.68ID:yKRa/OtK
よりにもよって、この作家のスレでインターネットで検索したお手軽な情報をコピペする
(しかも他のスレでも同じ事繰り返している同一人物らしい)
実際に読んでいるわけでもないやつと会話が成り立つ気はしない
他の書き込みも、到底読んでいるとも思えない、下らない読み方しているコテハン
この二人がほとんどの書き込みしているようなスレで、まともに書き込みする気にはなれない
結構マジでこの二人は嫌いだ
ベルンハルトの反ー物語性から著しく遠い

200P ◆.uKag/vUmY 2016/10/31(月) 08:35:07.62ID:iLJCl4Dr
お前が書いたベルンハルトに関する情報「反ー物語性」ってとこしかないけど、偉そうに書いたんだから自分の言葉で何か語って見せろよ。

201吾輩は名無しである2016/10/31(月) 11:43:52.01ID:P9qBGs40
コピペさんの情報は有意義で優れているのでコテつけてくれるとうれしいな

202吾輩は名無しである2016/11/05(土) 00:25:21.51ID:43TmTpJ1

203吾輩は名無しである2016/11/07(月) 09:26:31.38ID:SDC0THyv

2041182016/11/10(木) 20:08:15.04ID:YHYm1mgb
今日から『消去』を読み始めた。
いつ読み終わるか、数年先になるかもしれないが、
読み終えた時、このスレがまだ残っていたら、必ず感想を書く。

205吾輩は名無しである2016/11/15(火) 14:27:08.39ID:cmYYYiwy
「伐採」を翻訳出版してほしい。1万円以内なら買う。

206吾輩は名無しである2016/11/16(水) 20:26:51.21ID:5R5P2LH4
Chiho Tamura
なんと。『伐採』、著作集で約200頁ある小説のほぼ真ん中100頁目でようやく晩餐が始まるのだが、
その後、アウエルスベルガー夫妻とブルク劇場の俳優、
ウィーンのヴァージニア・ウルフと揶揄される女性作家以外の人物が紹介され始めるのがさらにこの後半のちょうど真ん中、つまり150頁目辺り。
2016年10月29日

これ。1840頁!のペーパーバック(笑)。長編7冊分入ってる(笑)。「個別で買うより71%お得」と謳ってある(笑)。
聖書みたいな薄い紙に小さい文字びっしりだな(笑)。めまいが…買おうかな(笑)。Die Romane
https://www.amazon.de/dp/3518420003/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_YRIfybRFN9DEW

ちがう、9冊分か。『消去』、『伐採』、『石灰工場』、『破滅者』、『古典絵画の巨匠たち』、+4作。
2016年10月30日

面白い。『伐採』に続く小説が『古典絵画の巨匠たち』なんだけど、冒頭が双子のようにそっくりで、いずれも11時半に人と待ち合わせしてる。
ただし前者は夜の、後者は昼の。で、『伐採』の英訳はその数字をあっさり省略しているんで、なぜそんなことするのかなあと。
2016年11月13日

207吾輩は名無しである2016/11/16(水) 20:56:49.00ID:x5cEgeoM
たまには自分の言葉で語れ

208P ◆.uKag/vUmY 2016/11/16(水) 21:16:26.39ID:3Pcbvhxs
>>206
探してリツイートしました!いつもありがとうございます!

209吾輩は名無しである2016/11/16(水) 22:09:19.57ID:5R5P2LH4
西ドイツ文学35年の展開
-西ドイツ文学特集にあたって-
早 崎 守 俊
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dokubun1947/70/0/70_0_1/_pdf

しかし, 70年代後半から80年代にかけての「西ドイツ」の文学でもっとも注目され
る作家は, フランスのヌヴォ・ロマンの影響をうけたオーストリア人ペーター・ハント
ケ, スイス文学の伝統を守りつづけるアドルフ・ムシュク, 死の都市ザルツブルクを舞
台に自閉的な自伝小説を書きつづけるオーストリアの作家トーマス・ベルンハル トであ
ることは皮肉な現象である。かれらの文学がオーストリアやスイスの風土に育ちながら
も,「西ドイツ」の70年代の諸傾向を内包し,「西ドイツ」の作家たちや詩人たちと同
様, 1977年に『アクツェンテ』誌上で論ぜられた, いわゆる「新主観主義」の作品系列
に並べられるのである。東ドイツにおいても, 70年代にはいって, クリスタ・ヴォルフ
やヘルマン・カント, 西ドイツに移ったユーレック・ベッカーなど, 自己形成に挫折し
ていく省察の文学が散見されるが, 内外を問わず, 総じて「新主観主義」の名のもとに
一括される「新しい内面性」の文学の多くは, なぜか個人の受難史とい う運命をもつら
しい。 この挫折感のあと, とりわけ40年代生まれの若 い作家たちの苦い自己省察が, い
つ, いかに開花するか-1980年代のそう遠くない年が開花への転換期となることはま
ずまちがいあるまい

ドイツ文学 (70), p1-9, 1983
日本独文学会

210吾輩は名無しである2016/11/16(水) 22:11:19.13ID:NMKVqLCg
ムキになるなよwwww

211吾輩は名無しである2016/11/16(水) 22:18:06.59ID:u0+x+baB
日本にも内向の世代があったな。

212吾輩は名無しである2016/11/17(木) 11:05:53.36ID:DHI/751+
『消去』は邦訳で1000枚ちょっとあるが、これより長い小説ってあるの?

213吾輩は名無しである2016/11/17(木) 14:57:29.82ID:tMos3U9S
釣り?たくさんあると思うよ

214吾輩は名無しである2016/11/17(木) 15:49:44.56ID:QiKW3yz0
作品名挙げてくれ

215吾輩は名無しである2016/11/17(木) 23:37:36.54ID:tMos3U9S
>>214
作者名ドスト、トルストイ、ユゴー、ラブレー、デュマ、etc

216吾輩は名無しである2016/11/17(木) 23:58:47.82ID:DHI/751+
>>215
アホか。ベルンハルト限定で『消去』より長い小説を挙げてみな。

217吾輩は名無しである2016/11/18(金) 23:56:05.00ID:P8b/NvXy
『フォーエヴァー・モーツアルト』を観るために
浅田彰
http://www.mube.jp/pages/JLG_11.html

実のところ、ヴィッキーも初めはこの旅に参加するのだが、途中で脱落することになる。
同行を求められたヴィッキーは、「提案」として「ヘミングウェイの家」に言及し、
ザルツブルグの作家トーマス・ベルンハルトにそこに招かれたことがあるかのようなことを言う。そこで落ち合うという「提案」だろうか。

218吾輩は名無しである2016/11/19(土) 15:47:11.65ID:FklMSRd8
Amazonで買おうとしたら「消去」も「ある子供」も品切れだった。

219吾輩は名無しである2016/11/20(日) 01:19:51.40ID:NOom701P
Amras 1964
Thomas Bernhard
http://meme0502.jugem.jp/?cid=1

作品紹介
戦後オーストリア文学を代表するトーマス・ベルンハルト(1931-1989)による初期の作品。
両親の自殺により、「私」と「ヴァルター」はおじによってアムラスにある塔に軟禁されてしまう。
なぜなら、その街の法律は自殺を禁じており、自殺者の出た家族も重罪となってしまうから。
2人の兄弟の狂気じみた生活、過去の回想、病気、自殺、あるいは人へ送った手紙などが作品の主な内容となっている。
現在、未翻訳。今後翻訳されることを切に望む。


感想
すごい作品。こんなの今まで読んだことない。

今日本で翻訳されているベルンハルト作品で一番古い『石灰工場』(1981 短篇除く)よりも、より密度が濃く、緊迫し、空気が張りつめている感じ。
文章全体が狂気じみている。読んでるこっちまで頭おかしくなりそう。…それくらい文章は力強い。

ベルンハルト作品全体に共通する自殺、病気や遺産などから、劇の衣装(Der Italiener Fragment.邦題「イタリア人 断片」に通じる)から
作中に出てくる「消去」という単語(Ausloeschung 邦題『消去』)まで、様々なベルンハルト的モチーフが散りばめられている。

塔の外から、ある人間の叫び声が聞こえてくるんだけど、それは最初誰だかわからなかった。
しかし、その声はだんだんと、しかしはっきりと両親の声だとわかったという箇所があるんだけど、
この箇所なんかはヘタなホラー小説読むよりも何倍も怖い。しかも「ヴァルター」は不思議にもこの叫び声に惹きつけられている…。
その他にも、「私」と「ヴァルター」の2つの異なった存在が一瞬境界が溶け合うような瞬間などなど、
注意深く読めば読むほどこの作品には発見が絶えない。

『石灰工場』からは彼の作品は、徹底的な間接話法や、祖国批判を繰り返すが、Amrasは一人称だし、政治的な内容は少ない気がする。
その分、死や狂気が全面に出され、読者を離さない。まさにこの作品が「死の鉤爪」のよう。

あ〜、こんな作品を翻訳できたらいいな。

220P ◆.uKag/vUmY 2016/11/20(日) 08:28:33.29ID:n7ve/WOm
「消去」で五大ドイツ文学作品が挙げられるけど、そのひとつがベルンハルト「アムラス」じゃなかったでしたっけ。まじで訳してください(笑)

221吾輩は名無しである2016/11/20(日) 10:12:53.64ID:2pdpdC0R
5大文学とくくってはいないね。主人公が弟子に読んでおくように言った5作品だ。
パウル『ジーベンケース』、カフカ『審判』、ベルンハルト『アムラス』、
ムージル『ポルトガルの女』(短篇集『三人の女』の1篇)、ブロッホ『エッシュもしくは
無政府主義』(長編『夢遊の人々』の第2部)がそれだ。
パウルとベルンハルトのその作品は読んでいない。自分としては、カフカは『城』、
ムージルは『特性のない男』、ブロッホは『ウェルギリウスの死』の方が好きだ。

222P ◆.uKag/vUmY 2016/11/20(日) 13:54:29.03ID:Sl0kumT7
まあ「五大ドイツ文学はこれだ」みたいな書き方はしてないけどさ。

223吾輩は名無しである2016/11/23(水) 20:36:55.92ID:WgTLQrB7
持っているベルンハルトの小説
『消去』『古典絵画の巨匠たち』『破滅者』『ある子供』
もっと集めた方がいいかな?

224吾輩は名無しである2016/11/27(日) 13:51:52.74ID:UfCAlsma
Macht der Gewohnheit von Thomas Bernhard | Regie und Bühnenbild: Rüdiger Hentzschel
https://www.youtube.com/watch?v=PA9HJFYEpD8

Heldenplatz to go (Bernhard in 9 Minuten)
https://www.youtube.com/watch?v=qtbXndbUo8g

225吾輩は名無しである2016/11/30(水) 00:38:48.43ID:+zXPrkXF
喜劇の仮面をつけた不条理の英雄たち--戯曲作品にみるト-マス・ベルンハルトの世界観と実践 (ドイツ現代演劇<特集>)
桑原 ヒサ子
ドイツ文学 (75), p26-35, 1985
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dokubun1947/75/0/75_0_26/_pdf

60年代後半ハントケが『観客罵倒』『カスパー』で全く新しい演劇形式を打ち
出し,1974年ベルンハルト,クレッツそしてシュトラウスが同時にハノーファー劇作家
賞を受賞するに到り,それぞれ独自性を見せながらも現代社会における人間を共通テー
マとする新しい世代がブリッシュ等の世代に取って替ったことは疑いない。

ここではテ
キストとして『大統領』(Der Prasident, 1975)を取り上げる。『ポリス』以来五年間ベ
ルンハルトが戯曲創作に専念し,拒絶と絶賛の入り混った評価を受けながら劇作家とし
て不動の地位を築いたこの時期の最後の作品である。

「アナーキストたちは/待っていればいいのよ/
何もせず見ていればいいのよ/だってあいつらが殺そうとしてる人たちは/自然に死に
絶えるんだから/死に絶える/死に絶える/(真珠のネックレスを再びあててみる)/順
番に/政府の偉い人は死んでゆくわ/無理矢理殺すことなんてないのよ/自然に死んで
いくんだから」

「何言ってるの/何か言って
ごらんなさいよ/ネェ言ったらどうなの/(ミセス・フレーリヒは一歩退く)/私を苦し
めてるのよ/あなたの存在は/私を苦しめるためだけにあるのよ」「だけど何か嫌悪
させるものがあるのよ/あなたが私の髪をとく様子/私が服を着るのを手伝う様子/あ
なたがドアから入って来る様子にはね/あなたが入って来ると/いつでも考えるの/何
故あの人は今入って来るのかって/だけどあなたは一言も説明しない/二十年間/一言
だって説明したことはなかったわ/(繰り返しアクセサリーを手に取っては化粧台に戻
す)/あなたは私を苦しめてる/私があなたを苦しめてる様にね/(大統領の方に向い
て)/そして私たち二人共彼を苦しめてるわ/あなたは無意識に/私は意識して/
(…)」「私たちの間にはなんて大きな違いがあるのかしら」

226吾輩は名無しである2016/12/01(木) 20:32:17.02ID:FTZ723Ih
The Philosophical Worldview Artist
Weltanschauungskunst für alle Weltanschauer
http://shirtysleeves.blogspot.jp/search/label/Thomas%20Bernhard


The Genius of Bad News
Tim Parks
http://www.nybooks.com/articles/2007/01/11/the-genius-of-bad-news/


Thomas Bernhard’s Women
POSTED ON OCTOBER 15, 2014 BY ANATHANWEST
https://anathanwest.com/2014/10/15/thomas-bernhards-women/


THEATER 20. OKTOBER 2016
Eine Stunde lang saß unsere Autorin mit dem Theatermann Claus Peymann am Grab von Thomas Bernhard.
http://sz-magazin.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/45146/Er-erscheint-mir-immer-noch-im-Schlaf

227吾輩は名無しである2016/12/02(金) 21:28:14.79ID:KQDcisxf
トーマス・ベルンハルトの場合 「伐採」について
佐藤俊哉
https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/14289/1/jinbunkagakukiyo_b10_211.pdf

このことは故人の希望によるものであるというが,1968年のオーストリア国家賞並
びに文部大臣奨励賞の受賞席上で述べた,感謝の辞が当時の文部大臣の激怒を招いたのを皮切りに,
スキャンダル,センセイションを常に身の周りに起こして耳目を集めた作家にふさわしい最後とも
いえる。
 この国家賞授与の顛末に関して1982年の小説「ヴィトゲンシュタインの甥」の中で触れられてい
る。少し引用してみる。「本省の引見の間で大臣が私へのいわゆる祝辞を述べたが,この祝辞は私
についてナンセンスなことばかり並べていた。それもそのはずで彼はただ,文学担当の役人の一人
が書きつけた一枚の原稿を棒読みするだけだったのである。たとえば私が南太平洋についての長編
小説を書いたというのであるが,むろん私はそんなものを書いたおぼえは一度もない。変わること
なくオーストリア人であったのに,大臣が言うには私はオランダ人だった。まったく思い当たるふ
しもないのに,大臣の申したてによれば私は冒険小説のスペシャリストだった。(省略)それから
私が,いわば賞に対する感謝の言葉として,ほんの少しばかりの文章を,それは受賞式の直前に大
急ぎで,しかもまったくいやいや紙に書きつけておいたもので,ちょっとした哲学的余話だったが,
それをいわば話して聞かせた。そこで私が述べたのは,人間はみじめであり,確実に死ぬのだ,と
いうことにほかならず,全部合わせても私の話は三分にもならなかった。するとこの話に,かの大
臣が,私が言ったことなどそもそもまったく理解できなかったのに,憤慨して席を立ち,私の鼻づ
らにげんこつをつきつけたのだった。そして怒りに息も荒げ,出席者全員の前で私を犬呼ばわりし,
広間から出て行った。ものすごい力でガラス扉を閉めたので,ガラスが粉々になって砕け散るあり
さまだった。

228吾輩は名無しである2016/12/04(日) 08:47:57.52ID:pe5ClWp3
S. KNZW
ベルリナーアンサンブルでトーマス・ベルンハルトの遺作「クラウス・パイマンはズボンを買って私と食事に行く」。
「クラウス・パイマンはボーフムを去りブルク劇場の舞台監督としてウィーンへ行く」と
「ズルツ草原のクラウス・パイマンとヘルマン・バイル」もセット。

クラウス・パイマン役は現在ベルリナーアンサンブルの座長であるパイマン本人だが、
そもそも役者ではないので台本を見ながらの演技、さらに高齢のせいか常に息を切らしており、観てて心配になる。

内容は文字通りの意味での楽屋ネタ。
セルフパロディーすれすれの、あたかも手癖で書き散らしたような相変わらずのベルンハルト節だけど、
見方を変えれば熟練の極みに達したテクストとも言えるか。

つまりこれを楽しめるかどうかは、本人出演という権威(あるいはパイマンに対する「キャラ萌え」)およびベルンハルト的お約束という、
極めて限定されたコンテクストの理解に掛かっている。

のパイマンと本人のパイマンが一致することで生まれる(譬喩的な意味での)ロゴス中心主義の原理によって支えられた上演ということになる。
一方でシャウビューネの『石灰工場』は、主体の死んだエクリチュールと対決し、誤配の可能性に賭た。
どちらも演劇であるし、演劇のみが両者の併存を可能にする。
26 Mar 2015

http://twilog.org/ChisonKim/date-150327

Thomas Bernhard
https://twitter.com/dailybernhard

Beril Odile Ünal
Thomas Bernhard 😊
Fotoğraf: Sepp Dreissinger -Viyana,1988
http://pbs.twimg.com/media/Cyb12SrW8AA6Xub.jpg
2016年11月29日

229吾輩は名無しである2016/12/04(日) 23:48:46.66ID:pe5ClWp3
DATEN DER DEUTSCHEN LITERATUR
https://www.lehrer.uni-karlsruhe.de/~za874/homepage/bernhard.htm

トーマス・ベルンハルト(1931〜1989)
座長ブルスコン(1984)
池田信雄訳
ハントケやイェリネクと並んでオーストリアを代表する作家、劇作家であるベルンハルトの作品は、長大なモノローグをもってなる。
よほどのヴィルトゥオーゾ級の役者でなければこなせない長台詞が延々と続く。
『座長ブルスコン』は、そのベルンハルトの代表作であり、そもそも演劇とは、悲劇とは、はたまた喜劇とは何ぞやを問うメタドラマでもある。

ヘルデンプラッツ(1988)
池田信雄訳
オーストリア併合から50年を迎える年に、ヒトラーがかつて演説をした英雄広場でユダヤ人教授が自殺。
それがきっかけで吹き出すオーストリア罵倒のモノローグ。半世紀前の悪夢が甦る。ベルンハルトの最後の作品。
http://theaterprojekt.a.la9.jp/gikyokusen30.html

トーマス・ベルンハルト『座長ブルスコン』
http://d.hatena.ne.jp/sl-st/20080531/1212262453

ガキのころから罠ばかり仕掛けてた(38ページ)
 座長ブルスコンは妻と二人の子供を連れて各地を巡り、自作の芝居『歴史の車輪』を上演している。
田舎の村ウッツバッハの宿のダンスホールで、上演前の準備をしつつ、ブルスコンは宿の亭主や家族を相手にしゃべり続ける。
 240ページの戯曲のほとんどをブルスコンの台詞が占める、おそろしく饒舌な劇。役者は台詞を覚えるのに苦労しただろう。
 台詞の中身は演劇論から政治風刺まで。腹を立てたと思えばすぐ機嫌を直してしまうブルスコンのキャラクターはすこぶる喜劇的。
宿屋の亭主やブルスコンの家族による、淡々とした応答や合いの手とブルスコンのお喋りの長大さの対比もなんともおかしい。
 とはいえ、愚にもつかないことを喋っていると思えば、いきなり鋭い警句が混じったりもするのでなかなか油断できない。
演劇に関する演劇という面も強く、

そしてわしの喜劇の
台詞ときたら尋常の長さではないのだ(23ページ)
 こんなふうにセルフパロディもお手の物。

230P ◆.uKag/vUmY 2016/12/05(月) 07:05:09.68ID:hKtajs70
‪極右の元首は誕生せず オーストリア大統領選 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010795141000.html

231吾輩は名無しである2016/12/08(木) 21:57:56.11ID:V/cxE8ay
トーマス・ベルンハルトの『寒気』について
熊沢秀哉
http://www.shotoku.ac.jp/data/facilities/library/publication/gaigo53-3.pdf

『寒気』はこの1962
年初頭に書き始められたと推定されており、ベルンハルトはかなり追い込まれた状況にあったと
言えるだろう。実際彼はこの原稿の出版が拒否された場合には発展途上国援助奉仕員としてガー
ナに赴くプランを立てており、その後の自らの人生設計の根幹に関わる作品だったと見なし得る。

『寒気』は批評家、文壇からはセ
ンセーショナルな作品として扱われたにも拘わらず、そして出版元もドイツでは一流所であるに
も拘わらず、最初の2年間でようやく3000部を売り上げるに留まったことがそれを端的に証明し
ている。

これらの要素が作品全体の中に占める割合は極僅かだ。しかしこれらの描写は、Strauch のモノ
ローグや彼の主観性に彩られた観察を相対化する機能を持っている。 Strauch の見ている世界は、
ほぼ暗黒の世界だ。「私」が戸外ではなく、宿の Strauch の部屋で彼と相対する時、その姿は暗闇
とほとんど同化して見える。Strauch にとって、またベルンハルトにとっても、リアルな対象に向
かおうとする試みは、主観性の暗闇の中を行く行為を通じて以外にはない。しかしそのような言
語行為も言語外の現実にたどり着くことはない。Strauch の、さらには人間一般の存在性も言語の
外にあるものだ。『寒気』のテクスト全体は多層的な複合体である。言葉によって一つの見方が提
示されれば、常にそれを相対化する視線が示される。そのことによって接近が試みられる対象が
逃げていくことになる。研究にとってはテクスト自体も同じ性質を持つ「対象」となる。

1963年 Julius-Campe 賞。1965年 Bremer Literatur 賞。特に後者の「ブレーメン文学賞」は大きな賞であり、賞
金の1万マルクを元にしてベルンハルトは上部オーストリア、グムンデン近郊に古い大きな農家を購入する。

ベルンハルトは自らの作品の主人公たちとは異なり、文学によって「成功」するための青写真を持っていた。
これに従って小説の原稿はいずれもドイツの一流所の出版社に持ち込んでいる。

232吾輩は名無しである2016/12/08(木) 22:00:43.63ID:V/cxE8ay
「彼らの放縦性は知られているところだ。彼らが性的であることは嗅ぎつけられている。彼らの
考えていること、計画していることは感づかれているし、どのような許されないことが常に彼ら
の内部で発生しているかについても同様だ。彼らのベッドは窓の下かドアの後ろにある。あるい
はそもそもベッドが問題ではないのかも。すなわち、ベッドの中で彼らは次々に怖ろしいことを
行っているのだ……充分に叩かれた肉を扱うように、男達は彼らの妻を扱い、逆もまた然りだ。
彼らは互いに相手が自分より格下の精薄であるかのように振る舞う。それら全ては大きな犯罪で
あると思われるかも知れない。原始的なものは共有財産なのだ。協定に応じるものがいることは
いる。またある者は全てのことを生まれながらにそうであるかのように良く知っている……ズボ
ンは彼らにはきつすぎ、上着は荒々しくズボンの中に入れられている。晩は長引いていく、そう
は行かないぞ!2、3歩中へ外へ、あちらこちらへ、凍死しないためだ……口は閉じられている、
他のものは暴れる……朝がある者の顔の上を過ぎていく、そしてどこが上で下なのかも最早分ら
ない。全てを殺すのは性的なもの。性的なものと、その本性において殺すものである病気。遅か
れ早かれそれは最も深い内面性をも破壊する……あるものから別のものへの変化を生じさせる。
善から悪へ、そこからあそこへ、上から下へ。神は不在だ、何故なら全てに先だって現われるか
らだ……道徳的なものから非道徳的なものが生じ、かつて没落した全てのものにとってのモデル
となる。自然の二枚舌と言えるかもしれない。この辺りをうろついている労働者は、他のほとん
どの人間同様、全ての人間同様、性的なものによってのみ生きている……恥と時間に逆らって彼
らの最後まで続く野蛮なプロセスを生きる、そして逆もまた然りだ。すなわち廃墟だ」と彼は言っ
た。「時間は彼らに打撃を与える。それから後は、彼らの道はただ淫行によってのみ舗装されてい
る。ある者はそれをうまく抑え、誤魔化し、別の者はそれ程うまくやらない。うまくやる者につ
いては、全てが無駄になってから初めてそれと気づかれる。しかし全ては常に無駄だ。彼ら全て
は性的生活を送っている。それは生活ではない」

233吾輩は名無しである2016/12/11(日) 00:42:34.49ID:ua+q0or/

234吾輩は名無しである2016/12/11(日) 13:07:49.17ID:ua+q0or/
ニコラス・マーラーの『古典絵画の巨匠たち』: グラフィック・ノベルの可能性 木川 弘美

ドイツの大手出版社のひとつ、ズーアカンプ社による最初のコミックである『古典絵画の巨匠たち』は、原作もこの出版社が版権を持っていた。
20 世紀のオーストリアを代表する作家であるトーマス・ベルンハルトが著したこの小説は、主人公のレーガーが、
ウィーン美術史美術館の〈ボルドーネの間〉にあるティントレットの《白ひげの男》の前に坐り、
友人であるアッツバッハーに、オーストリア人の特徴として知られる辛辣さで芸術や音楽などの文化を語っていく。

「〈ボルドーネの間〉のティントレットの《白ひげの男》」以外に所蔵作品名が登場するのは、
ティフリスから来た画家が見たがっていたトマス・ゲインズバラの《サフォークの風景》だけである。

「それだって一つの方法なんだよ、何もかもカリカチュアにするというのもね。/
素晴らしい名画はただそれをカリカチュアにしたときにしか僕らには耐えようがない。/
でもねえ、たいていの人々はカリカチュアにするってことができないんだ、最初から最後まで恐ろしくきまじめに何でも観察してしまうんだ。
(…es ist ja auch eine Methode, alles zur Karikatur zu machen. /
Ein großes bedeutendes Bild halten wir nur dann aus, wenn wir es zur Karikatur gemacht haben. /
Die meisten Menschen sind aber zum Karikieren unfähig, sie betrachten alles bis ans Ende mit ihrem fürchterlichen Ernst.)」

「賛嘆をコートのように階下のクロークに預ける勇気もない
(sie haben nicht den Mut, ihre Bewunderung genauso an der Garderobe unten abzugeben wie ihren Mantel.)」

「ヨーロッパでは、絵はいつもただカトリックの神の手の中に、そして神の頭に描き込まれるばかりだった、と彼は言った、/
カトリックの神とそのカトリック的な 神々のね。
(In Europa haben sie immer nur einem katholischen Gott in die Hände und an den Kopf gemalt, sagte er, /
einem katholischen Gott und seinen katholischen Göttern.)」

レーガーが 1 日おきに美術館に通うのは、妻を亡くした悲しみから立ち直るためである。

235吾輩は名無しである2016/12/11(日) 23:07:10.45ID:ua+q0or/
エルヴェ・ギベール関連作家リスト
http://leparadis.fc2web.com/herve01.htm

――ぼくはこのトーマス・ベルンハルトが大嫌いだった。ぼくなんかよりも明らかにすぐれた作家だけれど、作品に古
色をつけたり、アレンジしたりするだけの男、原稿を水増しする屁理屈屋でしかなかった。三段論法による自明の理
の大ファン。肺病病みの童貞。相手をじらして、物事をはぐらかす男。重箱の隅をつついて、ザルツブルク人を攻撃す
る男。……(中略)……ぼくは無謀にもトーマス・ベルンハルトとはげしいチェスのゲームをはじめていた。ベルンハル
トがぼくに転移したのである。それは血液内のリンパ球を破壊し、免疫機能、T4細胞を崩壊させるHIVの進行に似
ていた。
『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』  

 
『ぼくの命』の「73」でHGが、トーマス・ベルンハルト(TB)をエイズ・ウィルスにたとえた、というのは有名な話で、ここ
で指摘するまでもない……のだけれど、やっぱりTBに関しては、この個所の引用しか考えられなかった。とにかくこ
の悪態の羅列ぶりがTBへの傾倒を物語っている。

――或る日グレン・グールドが「ゴールドベルク変奏曲」を弾いているのを聴き、ピアノの名手になることを諦めた作中
人物ヴェアタイマーとは逆に、ぼくは天才の明晰さにたいし負けを認めたくなかった。
『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』  

 
『破滅者』はグレン・グールドを扱っているおかげで日本でもある程度売れていたようだが、実は小説全体がバッハの
「ゴールドベルク変奏曲」と同じ構造になっていて、しかしも原文には改段落がほとんどない……という難物。また、作
中のグールド像も実在のグールドとは少し違う、という虚実ないまぜのしろもの。けれどそのあたりがHGとの共通
点。また、スキャンダル作家であったことも似ている。全編、他人の非難で固められているにもかかわらず、どういうわ
けか読んでいてまったく不快感がない、という不思議な作風。ちなみに上記の引用にある「ヴェアタイマー」という名前
は岩下訳では「ヴェルトハイマー」になっている。

236吾輩は名無しである2016/12/13(火) 00:18:40.86ID:a2hThvIP
まずは、、、オーストリアの2008年について。
http://voeslau-akiko.jugem.jp/?eid=268

流行語大賞
1位:Lebensmensch(人生を楽しむ人)


2008年新語・変語(オーストリア)
http://litrans.g.hatena.ne.jp/dokunichi/20090405

【新語】
1.Lebensmensch
かけがえのない人:もともとはオーストリアの作家トーマス・ベルンハルト(1931-1989)が使った言葉だそうですが、
これが息を吹き返したのは、10月に事故死した有名な極右政治家イェルク・ハイダー氏絡みで発言されたから。
オーストリア未来同盟党首の座を引き継いだシュテファン・ペツナー氏が、
彼について「かけがえのない人」と涙ながらに語ったことから、
2人は同性愛の関係にあったのではないかとメディアが騒ぎ立てたのでした。
感情的な発言はオーストリア政界では珍しいので、妙に目立ってしまったらしいです。


Lebensmensch
https://de.wikipedia.org/wiki/Lebensmensch

Die Eingeweihten wissen, was alles sich hinter diesem Wort Lebensmensch verbirgt,
von und aus welchem ich über dreißig Jahre meine Kraft und immer wieder mein Überleben bezogen habe,
aus nichts sonst, das ist die Wahrheit.“

- Thomas Bernhard: Wittgensteins Neffe - Eine Freundschaft

237吾輩は名無しである2016/12/13(火) 01:27:04.39ID:a2hThvIP
tamanoir
とあるジャンル専門の評論家が、私は文学史を踏まえて作品を叩いている
(で、その権威故にある作品群を葬り去る権利がある)と豪語していた時には腹抱えて笑ったよ。
そりゃまたどういう文学史だね。だってその作品群は現にそこにあり、あるということは、それもまた文学史の一部な訳だからね。

作品や作品群を巨視的に俯瞰して位置付ける、というのが、知的には非常に刺激的で楽しい営みであることは事実だろう。
それを読むのもまた刺激的で楽しい。その意味では、私は評論というものを否定しない。
ただ、そこにおいて評価の基準となるのは、どれだけ幅広い現象を解釈できているのか、だ。
2016年12月9日

日本語は美しい言語なんかじゃない。というか、そもそも無前提に美しい言語なんてものは存在しない。
醜い社会においてはどんな言語も醜く使われる。ほぼ全ての人間の社会は救い難く醜い。故に、どんな言語も現実には等しく醜い。

綺麗綺麗な絵空事を綺麗綺麗な言語で書いたものほど醜いものはない。言語の醜悪さが剥き出しになって吐気を誘う。
ああ、こんな醜い言語の中で自分は生きているのか、と。

忌避されるような醜い、汚い言葉で呪詛を吐く方が美しいことがある。
綺麗綺麗の愛好家は眉を潜めるだろうが、そこには醜悪の力がある。
綺麗綺麗に封印された怒りや恨みの怨霊が堰を切って溢れ出すのは、間違いなく、美しい。
2016年12月10日

238吾輩は名無しである2016/12/15(木) 20:02:31.91ID:UQ+ymLBC
サーカスと朗読会――ザルツブルク便り
山本浩司
https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/30786/1/WasedaBlatter_13_00_011_YAMAMOTO.pdf

しかしザルツプルクに来て痛感させられたのは, ベンヤミ ンのいう物語とはいささか質
が異なるにせよ, ヨーロッパの朗読文化はなお死に絶えていないということだ。 ザルツプ
ルクに限らず, ミ ュンヘンでもウィーンでもベルリンでも書店の大きな一角を朗読CD
コーナーが占めている し, 文学館や劇場ではさかんに朗読会が行われている。 俳優による
朗読だってばかにできない。 例えばベルリーナー ・ アンサンプルの稽古場で行なわれた劇
場監督クラウス ・パイマンの盟友ヘルマン・バイルによるベルンハルト 『ヴィ トゲンシュ
タイ ンの甥』 の朗読は, 原作の配列を微妙に変えながら, それでもたぶん割愛という暴力
は振るわずに, 原稿を淡々と読み上げたものだったが, ミ ュンヘンのレジデンツ劇場 (『演
劇人』), ウィーンのブルタ劇場 (『習慣の力』), ヨーゼフシュタ ッ ト劇場 (『痴愚と狂人』),
フォルクス劇場 (『退官を前にして』) といくつか見ることの機会のあったベルンハルト劇
の演出が罵倒のユーモアやナチズム批判の政治性を前面に出すなか, 奇をてらった演出は
何もないのに, というよりもないがゆえに, 芸術通の狂人とその狂気につきあう 「わたし」
の悲しみがじわっと胸に しみ込んでく るのだった。 やはりベルリーナー・ アンサンプルで
は, ベルンハルトお気に入りのウィーンの俳優たちに捧げられた『リ ッター, デーネ, フォ
ス』 (パイマン演出) が, 初演と同じ舞台装置で再演されたけれど, こちらも, バイル演出
による小説 『古の名匠たち』 の舞台化 (ライヘナウ演劇祭のベルリーナー・ アンサンプル
客演) と並んで, オーソ ドックスな演出ゆえに. テクストのもっている力を十全に発揮さ
せた, といえそうだ。 どうやらベルンハルトのテクストは, 演出家の独裁に抗する力を
持っているとしか思えない。

239吾輩は名無しである2016/12/17(土) 00:10:11.08ID:XrO7MyB1
そのスキャンダルのゆえに、Die Ursacheはベルンハルト作品の中では、珍しくベストセラーとなった作品である。
自伝小説5部作の巻頭を飾るこの作品は、そのリアリスティックな描写により多くの読者を獲得した。
同時期に発表された「哲学的な」小説Korrekturと比べると読みやすいのもその一因であった。
この作品の意味は歴史的事実の文学的な普遍化にある。
舞台となっているザルツブルクは、ホフマンスタール以来の世界的演劇都市(ザルツブルク祝祭都市)
として有名な美しい景観を持った都市であるが、
ベルンハルトはそれをナチズムとカトリックが教育システムとして同様に機能した戦争犯罪都市として断罪する。
空襲を受けた戦中のザルツブルク体験は、ベルンハルトの心に大きなトラウマとなって残り、
忘却に対抗する記憶作業としてこの作品に着手したのである。
空爆された街の描写は擬人化や動物に擬せられたオーソドックスな身体的描写となっている。
こうした屠殺や窒息のメタファーはベルンハルト作品に頻出するモチーフであり、彼の個人的な経験に基づいており、
それが防空壕で身を寄せ合う人々の無力感へと拡張されている。
少年時の感情は、もは当時の感情を再現しているのではなく、距離を持った語り手の現在(30年後)から再構成される。
このような少年の素朴な恐怖感情と後年の審美的距離化という語りの亀裂が見られる。
(自伝小説の文学史的系譜からみて、ここにベルンハルト文学の新しさがある。)
空襲でバラバラにされた人形の手が子供の手へと変容するシーンには
子供の遊びとパラレルに置かれた大人の戦争の遊びが重ねあわされた観念遊戯が見られるが、
これはそのグロテスクな残酷さにおいてエルンスト・ユンガーの戦争小説を想起させる。
http://www.hum.nagoya-cu.ac.jp/~tsuchiya/log/2003.html

240吾輩は名無しである2016/12/17(土) 00:11:35.36ID:XrO7MyB1
前半部のおよそ3分の2は破壊と死の諸形象の絶え間ない凝集と高揚に満ちている。
つまり駅前に並べられた死体の列、祖母との墓参りによる死の光景への馴化(メランコリーのバロック的アレゴリーと結びつく)、
語り手のメランコリーを奏でる楽器たるヴァイオリンの破壊、空襲、学校寄宿舎の寝室崩壊、
そして最後にこうした経験が合葬墓の形象に焦点化していくのである。
こうした根源的な犯罪としての戦争の凄まじさ、つまり破壊された美しい街の黙示録的なタブローのなかに、生き延びる力の諸形象が現出する。
ベルンハルトの全作品において見られるこの最後の形象、つまり死の攻撃に対する生の詩的な符牒が現出している。
戦争直後語り手が庭師として働き始める話において、この職業こそ自然な生を維持する形象であり、死をもたらす猟師と対峙している。
前半部は寄宿舎の破壊で終わっているが、彼ら生徒たち自身、
大ドイツの人間教育ないしは人間否定教育の諸規則に従った国家ファシズム的サディズム的な教育原理によって破壊されている。
寄宿舎寝室の破壊(および寄宿舎長グリューンクランツの失脚)はトラウマの起源の抹消を意味する。

・・・キーワードSchuhkammer,Geige、Selbstmordの連関と統語構造の分析、戦争経験と芸術の問題性という二つのモチーフの指摘等々

討論では、(メランコリーや死、カトリシズムと結びつく)バロック的なメタファーとは何か、
さまざまの事情が学問化された観察眼によって冷徹に描写されることにより、悲劇が喜劇化されている(グロテスク喜劇)のではないか、
ネストロイなどウィーン民衆劇との関連は、言葉遊戯よりもバロック的演劇伝統との関連で考えられるのではないか、
文学史的な系譜における自伝小説というジャンルでの当作品の位置付けはどうか、
70年代のオーストリア反郷土小説(インナーホファ、シャーラング、イェリネク、トゥリーニ、バウアー)の系譜に入れることができるのではないか、
といった疑問や、オーストリア周辺住民のハプスブルク王朝への帰属意識と郷土意識の関係、
少年と大人の二重化された語り手の視点の問題とリアリティの「本物性」をめぐる問題(現実と虚構の関係)などが出てきました。

241吾輩は名無しである2016/12/17(土) 13:22:47.79ID:XrO7MyB1
Great novels about wasting time.
Jessica Winter
http://www.slate.com/articles/life/procrastination/2008/05/procrastination_lit.html

The cruel bard of procrastination lit is Thomas Bernhard,
the late Austrian writer whose forte was case studies in failed mono- and megalomania.

“Words Ruin One’s Thoughts” — William Gaddis Quotes Thomas Bernhard
https://biblioklept.org/2012/02/07/words-ruin-ones-thoughts-william-gaddis-quotes-thomas-bernhard/

Late in his life, William Gaddis became a big fan of Thomas Bernhard
who he quoted at length in a letter he sent to critic Gregory Comnes (that’s Gaddis’s handwriting).

nibuya
・・・トーマス・ベルンハルトの仕事を見ていると不意に、
この人はウィトゲンシュタインよりもむしろカルナップの裏張りではないかという気がして来る・・・
茫洋とした「スコラ的ウィーン学団」の陰影と光芒・・・そこに置く時、クリプキは・・・スピノザ+スコトゥス+α? 相変わらず無責任な感想。
2013年9月23日

"der Untergeher"が一番お勧め出来ます。
グレン・グールドに接点を持つ若いピアニストの話で、ドイツ語もそこまで難しくないです。
もちろんオーストリア人らしく、熟れて洒落たドイツ語の使い方ですが、
有名な音楽家が登場する事もあり、親しみを持って読み切れるでしょう。彼のロマンで短編は存じ上げません。

余談ですがDVDでも素晴らしい彼の作品がありまして
" der Theatermacher" ドイツの大スターJosef Bierbichlerを迎えてのテアター作品で、
Bernhardの劇作家としての素晴らしい才能が発揮されます。
既成の概念での構成ではないので、新しいフォルムが堪能出来ます。

クラブDJの大御所・WestbamはBernhardの大ファンとして知られ、彼の作品についての講演会でパネリストを努めたり、
朗読会で音楽を担当したりしています。それだけ、多方面に影響を与えた作家と言えるのでしょう。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1294428582

242吾輩は名無しである2016/12/17(土) 23:58:21.28ID:XrO7MyB1
1931年生まれのベルンハルトは、50年以降、トラークルやホイットマンを想起させる詩集「地上と地獄と」や「月の鉄の下で」など発表した後、
32歳の時、処女作の長編小説「霜」を書き、これがツックマイアーによって激賞されると、広く名が知れ渡ったのであるが、
それはこんな内容である。:即ち、

この小説は或る医学生の報告の形をとって書かれているのだが、外科医S.医師の下で助手を務めた主人公は、
この外科医の兄弟の画家を監視するため、辺鄙で荒涼としたアルプス山中の村V.に赴任していく。
それはこの画家が病で気ふれていると思われていて、世間からは冷たく見られ苦しんでいるからなのである。
ベルンハルトは長いモノローク/独白/で、訪問者らの注意をそこへと向けていくのだが、
そこからこの画家が次のような確信を持っていることがわかってくる。
即ち、<すべては地獄だ。天上も地上も、すべてこの世は地獄に他ならないのだ と。 

ところで、1969年発表の散文集、クルツプローザ、「出来事」と
78年の「声帯模写」はトラウマ性の諸要素を短い文章で作品化した。
即ち、罪、不安、嫌悪、病気、死、狂気そして、絶望などなど、。。
これらはアネクドーテ形式で書かれたため、クライストやヘーベルの
逸話や物語と、また、寓話や比喩形式のゆえに、カフカに比較
されているクルツプローザといえるのである。。。
http://blog.livedoor.jp/herrsommer3251/*%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E3%81%AE%E7%BE%A4%E5%83%8F%E2%9D%BF%E3%80%80/T.%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88archives/28361853.html

243吾輩は名無しである2016/12/20(火) 17:31:34.64ID:Zo2kTm9t
十禅師
訃報:慶応大名誉教授の岩下眞好さん死去 ドイツ文学者
15日、脳出血で死去。66歳。著書に「マーラー その交響的宇宙」、訳書にトーマス・ベルンハルト「ヴィトゲンシュタインの甥」など。

HODGE
トーマス・ベルンハルトの『ヴィトゲンシュタインの甥』、訳注もすごく詳しくて、
これで『南ドイツ新聞』と『フランクフルター・アルゲマイネ』という「高級日刊紙」を知ったんだった──細かいところにどうしても目が行って。

そういえば、トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥』の解説で岩下眞好氏は
「バロックとは本質的に反宗教改革の運動にほかならず、バロックの芸術は、
新教に対抗して自己をアピールする旧教側のいわば宣伝芸術だった。バロックの特質は、すべてここから生まれる。」と書いていた。

MIZU
ヴェルザー=メストの取材とレビューの第一人者だった。音友の連載「アンダンテ」はウィーン時代を知る貴重な資料。好きだったなあ。合掌。
2016年12月17日

岩下 眞好(1950年 - 2016年12月15日)

著書
『ウィーン国立歌劇場』音楽之友社 世界の歌劇場 1994
『マーラーその交響的宇宙』福井鉄也写真 音楽之友社 1995
共編
『200CD ウィーン・フィルの響き 名曲・名盤を聴く』佐々木直哉共編 立風書房 2000
翻訳
F.ツォーベライ『ベートーヴェン』理想社 ロロロ伝記叢書 1983
ハインリヒ・クルカ編『アドルフ・ロース』佐藤康則共訳 泰流社 1984
フォルカー・シェルリース『アルバン・ベルク 生涯と作品』宮川尚理共訳 泰流社 叢書ムジカ・ゼピュロス 1985
ヘルムート・キューン,ゲオルク・クヴァンダー共編『グスタフ・マーラー その人と芸術、そして時代』共訳 泰流社 1989
アンドレア・ゼーボーム編『ウィーン・オペラ 栄光と伝統の350年』監訳 リブロポート 1990
トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥 最後の古き佳きウィーンびと』音楽之友社 1990
トーマス・ベルンハルト『破滅者 グレン・グールドを見つめて』音楽之友社 1992
ヴォルフガング・シュライバー『マーラー 大作曲家』音楽之友社 1993

244吾輩は名無しである2016/12/20(火) 19:22:22.92ID:Zo2kTm9t
トーマス・ベルンハルトの諸相─── 没後十周年を記念して
http://www.jgg.jp/modules/archiv/index.php?content_id=13

司会:竹内 節、神野眞悟

1.事実と虚構     三上雅子
初期から晩年にいたるまで常に同一のテーマを扱い続けてきたと評されるベルンハルトの作品世界においても、
70年代を境にある変化が認められることを多くの研究者は指摘している。
同じく死や狂気を描きながらその語り口は喜劇性を増し、活動の比重は散文から劇作へと移っていくのである。
さらにこの時期以降作品中には実在の地名・人名が頻出するようになり、
それが名誉毀損をめぐる幾多の裁判事件となって世上にスキャンダルメーカーとしてのベルンハルトの名を広めていく結果となる。

2.狂気と死と笑い ── トーマス・ベルンハルトの戯曲作品について──     桑原ヒサ子
ベルンハルトは『ボリスのためのパーティー』(1970年)で劇作家としてデビューして以来、18年間に18の作品を執筆したが、
この作品にはすでにその後の戯曲に共通する特徴が数多く確認できる。

3.詩人としてのトーマス・ベルンハルト     瀧田夏樹
だが、より主体的な「死」は、すでにそれ以前から存在し、希望のない日常に、自殺を思った体験が、
自伝的散文作品に繰り返し述べられている。
その、病気による死の凝視は、詩集『死のとき(In hora mortis)』のなかで興味ある展開を示している。
その、神を呼ぶ声は、同郷の先輩詩人トラークルの「詩篇(Psalm)」を念頭において読むとき、明らかな意味を表す。

4.ベルンハルトと音楽     岩下眞好
ベルンハルトは、すでに少年時代に、ヴァイオリンや歌唱、音楽美学を学び、
のちにはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で本格的に音楽を勉強している。

5.狂気によって古都を衝く「ウィーン小説」:『ヴィトゲンシュタインの甥』     平田達治
この作品は、その題名にあるように、著者トーマス・ベルンハルトの親友だったパウル・ヴィトゲンシュタインの、
世の人々には狂気と恐れられる、「敏感すぎる感性をそなえた一つのノーブルな精神の滅び行くさま」(岩下眞好氏)を見届け、
それを形象化して、今亡き友に捧げた小説である。

245吾輩は名無しである2016/12/20(火) 22:51:49.03ID:Zo2kTm9t
Summer in the City 1970 - Wim Wenders -Complete with subtitles
https://www.youtube.com/watch?v=Hum_wGNjuTw#t=84m44s

「私の善良なアウグスブルク出身の妻に、ルター風の動詞変化を自由にやらせてやって下さい。
彼女が口にするそのような不規則変化の動詞は私の耳には本当に心地よく響くのです。
それらの動詞はアウグスブルクの信仰告白中のシュマルカルデン条項なのですね」 『ジーベンケース』

健康な人々が病人たちに寛大であるということはこれまで一度もなかったし、
当然のことながら病人たちが健康な人々に寛大であることもけっしてなかった。このことは忘れてはならない。

哲学者というものは、ルートヴィヒのように自分の哲学を書いて公表してはじめてそう呼ばれうるのだとは言いきれない。
自分が哲学した内容を公表しなくても、ということはまた、なにも書かず、なにも公表しなくても、その人もまた哲学者なのである。

そしてその片手さえ、もし私たちが正直ならばこうした人間を数えるのにおそらく一本の指すらいらないはずなのに、
五本の指全部を使わねばならないと考えてしまう異常さに、じつにしばしば抵抗するのである。

私はできるだけ文学を避ける。できるだけ自分じしんを避けたいからだ。

たったいちどだけパウルは、自分のおじのルートヴィヒは一族の中でいちばん狂っていた人だったと言った。
億万長者が村の小学校の教師をしているなんて、やはり異常だとは思わないかい。パウルはそう言った。

哲学のヴィトゲンシュタインを私たちは、彼が狂気をではなくその哲学を紙の上に書き記したから哲学者だと信じ、
もう一人の方、つまりパウルを、彼が哲学を発表せず、ただその狂人ぶりを人目にさらしたから狂人だと信じているだけかもしれない。

最終的には明らかにひとつの死の物語にほかならなかった。/
私がパウルと出会ったのは、そう私はいまは思うのだが、明らかにパウルが死んだ、その時点からだった。
『ヴィトゲンシュタインの甥』

246吾輩は名無しである2016/12/22(木) 23:55:50.92ID:mDiy20Ml
"Understanding Thomas Bernhard", by Stephen D. Dowden
http://kinkanon.blogspot.jp/2007/07/thomas-bernard-understanding-thomas.html

Holocaust Representation: Drama
http://htc.miami.edu/holocaust-representation-drama/
Thomas Bernhard in Eve of Retirement (1979)
Rainer Werner Fassbinder in Garbage, the City and Death (1975).


I volunteered to direct another production at Brush Creek Playhouse in January 2007,
and thought about the following short list of plays that I have been wanting, more or less seriously, to direct:

“Otherwise Engaged” by Simon Gray
“The Knights of the Round Table” by Jean Cocteau
“Who Are We This Time?” (suggested by Dennis Pinette)
“Spring’s Awakening” by Frank Wedekind
“Histrionics” by Thomas Bernhard
“Garbage, the City, and Death” by Rainer Werner Fassbinder
“Abingdon Square” by Maria Irene Fornés
“Victor, or Children in Power” by Roger Vitrac (trans. MS)
http://michaeltownsendsmith.com/brush-creek-players

David Lang (composer)
https://en.wikipedia.org/wiki/David_Lang_(composer)
the loser
Lang's one-act chamber opera for solo baritone is based on Thomas Bernhard's novel, The Loser.
Lang first read Bernhard's novel in 1998 and immediately sensed it was something he wanted to set to music.
Lang served as composer, librettist and director of the loser.
Produced by Bang on a Can, the loser opened the 2016 BAM Next Wave Festival.
Its unusual staging placed the singer Rod Gilfry on a platform above the orchestra seating and at eye level with the theater's balcony.
The only other person visible was pianist Conrad Tao, on a platform far behind Gilfry. A small ensemble was heard offstage.
The orchestra seating was removed for the production. Lang and the loser were awarded the 2016 Richard B. Fisher Next Wave Award.

247吾輩は名無しである2016/12/23(金) 01:32:57.73ID:L1lhBR5H
Historische Bilder zu Thomas Bernhard
http://austria-forum.org/af/Bilder_und_Videos/Historische_Bilder_IMAGNO/Bernhard%2C_Thomas

Historische Bilder zu Gerhard Lampersberg
http://austria-forum.org/af/Bilder_und_Videos/Historische_Bilder_IMAGNO/Lampersberg%2C_Gerhard

Gerhard Lampersberg (eigentlich Gerhard Lampersberger; * 5. Juli 1928 in Hermagor (Kärnten); † 29. Mai 2002 in Klagenfurt)

André Müller, Texte, Gespräche
http://andremuller.com-puter.com/

Thomas Bernhard: Erinnerungen seines Lektors Raimund Fellinger
https://www.youtube.com/watch?v=L-YfTOB27pc#t=2m27s

Raimund Fellinger (* 1. Oktober 1951 in Dillingen/Saar)

Thomas Bernhard for life
The interview, conducted in 1986, originally appeared in German in the Autumn 2006 issue of Kultur & Gespenster .
http://www.signandsight.com/features/1090.html

Thomas Bernhard and his Prizesan essay review by Gabriel Josipovici
http://www.thomasbernhard.org/essays/gjmyprizesns.shtml

Setting a Rant to Music: On Adapting Thomas Bernhard’s ‘The Loser’ for the Opera
David Lang
http://www.themillions.com/2016/09/setting-a-rant-to-music-on-adapting-thomas-bernhards-the-loser-for-the-opera.html

248吾輩は名無しである2016/12/23(金) 17:42:16.33ID:L1lhBR5H
The Art of the Long Sentence — Frank Richardson
http://numerocinqmagazine.com/2014/11/08/the-art-of-the-long-sentence-frank-richardson/

In the following excerpt from the novel Correction,
Thomas Bernhard uses repetitive syntax to symbolically represent the protagonist’s mania for perfection, viz.
he corrects himself while explaining the process of correction:

We’re constantly correcting, and correcting ourselves, most rigorously,
because we recognize at every moment that we did it all wrong (wrote it, thought it, made it all wrong),
acted all wrong, how we acted all wrong, that everything to this point in time is a falsification,
so we correct this falsification, and then we again correct the correction of this falsification . . . (242)


James Wood on five great novels of consciousness
http://www.telegraph.co.uk/culture/books/9887988/James-Wood-on-five-great-novels-of-consciousness.html

@The Portrait of a Lady (1881)Henry James
ATo the Lighthouse (1927)Virginia Woolf
BThe Loser (1983)Thomas Bernhard
CToo Loud a Solitude (1976)Bohumil Hrabal
DMortals (2003)Norman Rush


The Prose of Thomas Bernhard: A Graphic Essay
https://rhystranter.com/2015/05/28/thomas-bernhard-prose-graphic-essay-comic-espen-terjesen/

249吾輩は名無しである2016/12/23(金) 22:08:46.04ID:L1lhBR5H
THE RUMPUS INTERVIEW WITH GARTH GREENWELL
http://therumpus.net/2016/02/the-rumpus-interview-with-garth-greenwell/

Woolf is an important writer for me, someone I read often and who forms part of my ideal of what literature can do.
I think the more immediate influences on that second section come from other traditions—
Thomas Bernhard, Imre Kertesz, Teodora Dimova, Reinaldo Arenas.
I often say that Bernhard, W.G. Sebald, and Javier Marías are my stylistic holy trinity,
prose writers who amaze me with their notation of consciousness and voice.
In general, I hope that I’m working within a tradition of the novel of consciousness
that extends through Proust and Henry James and Thomas Mann and Virginia Woolf,
a queer tradition of novel writing that blurs boundaries between fiction and essay and autobiography.

Dag Solstad (born 16 July 1941)
http://lithub.com/norways-greatest-writer-is-actually-dag-solstad/

1960s: Existentialism. Solstad’s breakthrough novel examines freedom and tyranny, and is inspired by Polish writer Witold Gombrowicz.

1970s: Political writing. In the aftermath of the student revolts of 1968 Solstad takes up writing “in the service of the revolution.”

1980s: Postmodern experiments, sprawling novels with a touch of metafiction.

1990s: Minimalism, Thomas Bernhard-styled misanthropy.

2000 to now: Formally experimental novels. Solstad calls these books “footnotes” to his major works.


Archive for the ‘Thomas Bernhard’ Category
http://blog.theater-nachtgedanken.de/category/theater/thomas-bernhard/

250吾輩は名無しである2016/12/25(日) 11:13:16.59ID:3HjwXJfg
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球vol、5(2016.12.23)
http://www.asahi-net.or.jp/~jh4m-ykt/yontomo/2016-12-23yontomo.pdf

【松籟社】
その他
トーマス・ベルンハルト、今井敦訳『原因』
オーストリアの作家ベルンハルトによる自伝的五部作のひとつ。今年、そのうちの『ある子供』を刊行しましたが、
二冊目を来年夏〜秋ごろに。

【河出書房新社】
★来年の隠し球
トーマス・ベルンハルト『霜』(池田信雄訳)
オーストリアの寒村へ医学生として研修中の私は、画家として挫折し、病のため山奥に篭ったシュトラウヒのもとに
赴き、研修の一環として彼を観察することを依頼された一一陰諺の極限に共感を漂わせる巨匠の長篇

251吾輩は名無しである2016/12/25(日) 13:56:12.27ID:3HjwXJfg
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1070227495/

260 :名無シネマ@上映中:04/02/13 02:14 ID:exd2HM6W
Fassbinder’s Favorite Books
1. アルノー 『ヴァン・ゴッホ―社会が自殺させたもの(Van Gogh, der Selbstmoerder
durch die Gesellschaft)』
2. ショーペンハウアー 『意志と表象としての世界(Die Welt als Wille und Vorstellung)』
3. セリーヌ 『夜の果ての旅(Reise ans Ende der Nacht)』
4. フロイト 『人間モーゼ(Der Mann Moses)』
5. デーブリーン 『ベルリン・アレクサンダー広場(Berlin Alexanderplatz)』
6. ユイスマンス 『彼方(Tief unten)』
7. ジャン・パウル 『ジーベンケース(Siebenkaes)』
8. ゲーテ 『親和力(Wahlverwandtschaften)』
9. スキナー 『ウォールデン・トゥー(Futurum II)』
10. バーンズ 『夜の森(Nachtgewaechs)』
ちなみに、「意志と表象としての世界」という題名は、『第三世代』のテロリストたちが
隠語として用いていました。

264 :名無シネマ@上映中:04/02/14 03:40 ID:G0oMC+Uq
うろおぼえですが『13回新月のある年に』で
ショーペンハウアー『自殺について』が使われていませんでしたか。
1.アルトー『ヴァン・ゴッホ』筑摩書房
2.ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』白水社
3.セリーヌ『夜の果ての旅』中央公論社
4.フロイト『モーセと一神教』筑摩書房
5.デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』河出書房新社
6.ユイスマンス『彼方』東京創元社
7.ジャン・パウル『ジーベンケース』九州大学出版会
8.ゲーテ『親和力』講談社
9.スキナー『ウォールデンツー/森の生活 心理学的ユートピア』誠信書房
10.バーンズ『夜の森』国書刊行会

252吾輩は名無しである2016/12/27(火) 01:33:18.30ID:nPHNRkhg
the films of rainer werner fassbinder
http://www.jclarkmedia.com/fassbinder/index.html

"Under the Iron of the Moon" (1959):

A flower,
a white flower
has sipped my anger
in this forsaken city
and wants to know nothing more
about clouds and trees.
In its eyes wilt the children
of restless flesh
and sad songs
that are not sung anymore ...
http://www.sfgate.com/books/article/Austrian-writer-simply-will-not-forget-Thomas-2486345.php

排泄と猥褻と暴力 ヴェルナー・シュヴァープの三位一体
http://www.h7.dion.ne.jp/~deli/schwab.html

シュヴァープ作品に現れる、社会の底辺層でうごめく悲惨な「どん底」生活を、あえて舌足らずな言語的なリアルさで描くという姿勢は、
1960年代のフライサー再評価に伴うもので、例えばトゥリーニ、クレッツ、ファスビンダー等々の「民衆劇」と呼ばれる作品群を形成している。
彼らの社会批判劇においては、欠陥言語が貧困層の教育欠如の表現として用いられ、
俗語、卑猥語、方言、外国人労働者の奇妙なドイツ語等が、内容と対応して効果的に使用される。
あるいは教養語的な不自然なクダクダシサも顕著で、ホルヴァートの似非教養主義的な決まり文句の繰り返し、
あるいはネストロイ等の「ウィーン民衆劇」における意識的な官僚語表現の皮肉な多用にまで遡ることができるだろう。
しかしシュヴァープ劇の特性は、「民衆劇」的な一種の欠陥言語による社会批判劇だけにはとどまらないのが、「シュヴァープ語」の地平である。
 例えば三人の女たちの対話が、実は相互の妄想とモノローグの闘争であることは、
同じオーストリアのベルンハルトやイェリネクの徹底的なモノローグ劇の可能性をも想起させる。
それを高度に様式化された言語レベルで理解すれば、シュヴァープ劇の破壊的文体は、
ハントケの純粋言語劇や、あるいは言語実験に意識的なウィーン・グループ、とりわけヤンドゥルの言語破壊的滑稽さにも通ずるだろう。

253吾輩は名無しである2016/12/27(火) 21:56:07.62ID:nPHNRkhg
Schwab's most immediate influence, however, was fellow Austrian playwright (and novelist) Thomas Bernhard,
who also portrayed people as fundamentally brutal, stupid, and intolerant.
What separates these writers' work from the adolescent self-indulgence of a Bret Easton Ellis or Sarah Kane is a buoying,
paradoxical faith in the beauty of the human morass. As Bernhard wrote in his autobiography,
he believed the world was

254吾輩は名無しである2016/12/27(火) 21:57:30.48ID:nPHNRkhg
Schwab's most immediate influence, however, was fellow Austrian playwright (and novelist) Thomas Bernhard,
who also portrayed people as fundamentally brutal, stupid, and intolerant.
What separates these writers' work from the adolescent self-indulgence of a Bret Easton Ellis or Sarah Kane is a buoying,
paradoxical faith in the beauty of the human morass. As Bernhard wrote in his autobiography,
he believed the world was "a cesspit, but one which engendered the most intricate and beautiful forms if one looked into it long enough."
http://www.chicagoreader.com/chicago/cruel-to-our-kind/Content?oid=917909


Thomas Bernhard and the Art of Agitation
Jeremy Klemin
http://blog.pshares.org/index.php/thomas-bernhard-and-the-art-of-agitation/

Thomas Bernhard, Beton Kitabından Bir Bölüm
http://www.izdiham.com/thomas-bernhard-beton-kitabindan-bir-bolum/

« Place des Héros » mis en scène par Krystian Lupa – espaces entre
http://www.laparafe.fr/2016/12/place-des-heros-mis-en-scene-par-krystian-lupa-espaces-entre/

El ladrido del fin del mundo, por Thomas Bernhard
https://milinviernos.com/2012/12/21/el-ladrido-del-fin-del-mundo-por-thomas-bernhard/

255吾輩は名無しである2016/12/27(火) 23:29:46.83ID:nPHNRkhg
60 年代とゼロ年代のオーストリア反郷土文学
徳永恭子
http://ci.nii.ac.jp/els/110008914068.pdf?id=ART0009872928&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1482843979&cp=

1. 仮装が暴く暴力─ゲルハルト・フリッチュ『謝肉祭』(1967 年)

女装によって偶然にも村をソ連軍の攻撃から守り、戦争を無事に生き延び
たフェリックスは、ソ連に抑留された後、12 年ぶりに故郷の村に舞い戻る。
ヴィットリアは今や教会の活動に従事し、女装の老人ライムントは教会の合
唱団を率いている。オーストリアを「カトリック的、ナチス的」katholisch,
nationalsozialistisch と呼んだのはトマス・ベルンハルトであるが、ここでもナ
チズムからカトリシズムへの住民たちの見事な変貌が描かれている。

2. 即物的な不気味さ─ゲルト・フリードリヒ・ヨンケ『幾何学的郷
土小説』(1969 年)

3. 欲望の交わる汚染地域─オルガ・フロア『谷の終わる所』(2005 年)

4. 炬火が照らし出す国境地帯─リディア・ミッシュクルニク『地方
での出会い』(2009 年)

「炬火」Fackel という言葉を聞くと、オーストリア文学に親しんでいる者
は、カール・クラウスが自ら執筆、編集し、出版した雑誌『炬火』Die Fackel
やエリアス・カネッティの自伝『耳の中の炬火』Die Fackel im Ohr がすぐ
に思い浮かぶだろう。しかしこの作品の背後に見え隠れするのは、作者と
同じクラーゲンフルト出身の女性作家インゲボルク・バッハマン Ingeborg
Bachmann(1926〜1973)の『あるオーストリアの町での青春』Jugend in einer
österreichischen Stadt という散文作品だ。

256吾輩は名無しである2016/12/28(水) 23:01:17.80ID:K/EuFtRd
Absurdes Theater
https://de.wikipedia.org/wiki/Absurdes_Theater

Deutschsprachige „Verwandte“
Max Frisch (1911-1991)
Friedrich Dürrenmatt (1921-1990)
Wolfgang Hildesheimer (1916-1991)
Thomas Bernhard (1931-1989)
George Tabori (1914-2007)
Martin Walser (* 1927)
Franz Xaver Kroetz (* 1946)
Christoph Schlingensief (1960-2010)

Victory for Austria’s far right will send ripples across Europe
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:pwO37cG-uHIJ:https://www.ft.com/content/28c26668-b0d5-11e6-a37c-f4a01f1b0fa1+&cd=120&hl=en&ct=clnk&gl=jp
NOVEMBER 23, 2016 by: Tony Barber
The late Thomas Bernhard, a mordant Austrian author,
once likened the mentality of his compatriots to punch cake, a rum-soaked national dessert.
On the outside it is red, like the left; inside it is brown, like Nazism; and it is always a bit drunk.

THOMAS BERNHARD / Krista Fleischmann: Interviews. DVD-TRAILER
https://www.youtube.com/watch?v=l6FXL2p2cuU

“グレンは三日間というもの、この町の魔法に骨抜きにされてしまった、ということだった。
ところが急に、この魔法が世に言う見え透いたペテンであり、この美しさは本質的には嫌悪感を催させるものであって、
そうした中にいる人間達も低劣な人間達なのだということが分かった、と言った。
・・・ここにやってくる人間達も、これにすぐ気づく。あれらの鈍くて虚ろな住人達、
あれらの情緒生涯のザルツブルク人達になりたくないと思ったなら、手遅れにならないうちにここから立ち去るしかない。
・・・こんな所で育ったらなんと素敵だろう、と最初はグレンも思ったという。
だが着いてからもう二、三日すると、この土地で生まれ育ち成人しなければいけないことが彼には悪夢に思えてきたのだった。
この風土、そしてこの壁達が感受性を殺すんだ、と彼は言った。
私はもうそれに付け加えることは何もなかった。”(トーマス・ベルンハルト「破滅者」)

257吾輩は名無しである2016/12/30(金) 22:21:52.17ID:DjP8pvDo
クリスチャン・ルパの演劇――2009年欧州演劇賞イベントで上演された三本から/野田学
https://spice.eplus.jp/articles/82130

ルパの一番の特徴は、長大で観念的な中欧・東欧小説を多く舞台化していることだろう。
ロベルト・ムーシルの『特性のない男』、ヘルマン・ブロッホの『夢遊の人々』、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、
リルケの『マルテの手記』、トーマス・ベルンハルトの『石灰工場』などに題材をとっている。
その中でも特にムーシルやブロッホのような、
20世紀前半の価値観の激変期を描いたオーストリアのモダニスト小説には何度も立ち返っているし、
20世紀後半のベルンハルトは小説・戯曲ともに多数上演している
(これは、ベルンハルトが糾弾するオーストリアのカトリック−ナチズムの世界が、
ルパの国ポーランドでも適用可能であるとルパがみなしているからだろう)。
これら作品の丹念な読み込みから、ルパは人間性の暗部をあぶり出す大作舞台を作り上げてきた。

258吾輩は名無しである2016/12/30(金) 22:29:57.26ID:DjP8pvDo
2,エクリチュールとか、書物とか。
 「エクリチュール」というと、日本では圧倒的にフランス現代思想の影響が強いと思うのですが、
どういうわけか私がエクリチュールや書物について気になるのは、ドイツ文学(からの翻訳)なんですよね。
 トーマス・ベルンハルト『消去』とか、ペーター・ハントケ『反復』、W.G.ゼーバルト『アウステルリッツ』など。
 たぶん私の発想に一番近く、影響も受けてるのが原克『書物の図像学』かな。
 これに関しては、みんな大好きベンヤミンをちゃんと読めばいいんでしょうか。
あとは、図書館や読書、書物に関する歴史やメディア論を押さえればよい。
どういうわけか私、メディア論的な本が苦手ですぐ眠くなってしまうので、ちょっと頑張らなくちゃいけないです。

3,「山」のイメージ
 これはあんまり大きくないテーマですが。
 『源氏物語』の宇治十帖に関しても「山」が重要な意味を持つ(恋と道心)し、
ベルンハルトの『ウィトゲンシュタインの甥』の冒頭で、非常に上手に「山」のイメージを使ってたんですよね。
精神病と肺病のサナトリウム。『魔の山』的な(笑)。正確に言えば、『ウィトゲンシュタインの甥』はサナトリウムではないですが。
山のこっち側とあっち側で、語り手と主人公とが、一方は肺病のために死にかけて、一方は精神的な危機のために死にかけてる。
 いつか書いてみたいテーマです。
http://blog.goo.ne.jp/omarihajoto/e/a3b53a8d510b327f9aa69abaeb0360b5

259吾輩は名無しである2016/12/30(金) 22:37:08.20ID:DjP8pvDo
A CHATWIN READING LIST
https://togetter.com/li/459088

ヤスミ
ニコラス・シェイクスピアのブルース・チャトウィン伝記の巻末の A CHATWIN READING LIST を眺めてたらもうこんな時間、、

LIST5 トーマス・ベルンハルト『Gargoyles』『ウィトゲンシュタインの甥』/ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝記集』/
イワン・ブーニン『暗い並木道』『サンフランシスコから来た紳士』
19 Feb 2013

260吾輩は名無しである2016/12/30(金) 22:52:38.25ID:DjP8pvDo
クラシック板・教養学部ドイツ科
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1356970747/
23 :1:2013/01/03(木) 00:21:57.77 ID:3UEUFS/U
オーストリア
名目GDP:381,084(100万米ドル)(23位)
1人当たりGDP:45,563(米ドル)(9位)
過去10年間のGDP成長率:1.72%(67位)

一人あたりのGDP9位というのはすごいね。
人口が800万人強と国内の市場規模には限りがあるオーストリアは、
日本同様輸出型の経済で、特にドイツへの輸出が重要なファクターとなっている。
近年はドイツ経済が好調なので、引っ張られている側面が大きい。
あと、移民の流入も経済成長にはプラスに働いているようだが、政治的には不安定要因となっているのは周知の通り。
日本と違ってお金が貯蓄に回ってしまわないところが大きい。福祉の充実はやはり重要だ。
ウィーンに全人口の20.2%が集中しているおり、またオーストリア全体のGDPの26.7%がウィーンで生み出されている。
地域格差が大きく、移民を中心として経済格差も存在する様である(まあ、これはオーストリアに限ったことではないで
すね)。

文化レベルが高いのは当然として、経済的に豊かであるかはどうだろう。
僕には判断がつかない。もう少しじっくり考えてみよう。

許光俊氏じゃないけど、ウィーンは二重性を秘めた街のようだ。夢と現実、豊かさと悲惨さ。
かつて作家のトーマス・ベルンハルトはそうしたウィーンの欺瞞性を、僕に言わせれば「反語的な愛」をもって描写して
いた。ベルンハルトは同様にスイスの欺瞞性もかなり辛辣に描いていた。
大学時代、音楽評論家でもある岩下眞好教授のベルンハルトの講義に出たことがあるが、
岩下氏は実際に会うと見かけは怖いというかかなり怪しいし、ベルンハルトを好みそうな人物という印象を持った。

おっと、長文になりすぎましたね。
>>16さんご指摘のように「スレ主の一人語り」になるのはよろしくない。
しばらく引っ込んでスレの進行を眺めていたほうがよさそうですね。

さて、久しぶりにホーフマンスタールの「六百七十二夜の物語」でも読むことにしよう。

261吾輩は名無しである2016/12/31(土) 22:42:05.13ID:iYlGaoxp
Woodcutters - フェスティバル/トーキョー16
『伐採』の物語とそのモデルたち

ランパースベルク夫妻(アウアースベルガー夫妻)のパトロ
ン活動は1950年代の半ばから始まる。妻のマーヤは歌手、
夫のゲアハルトは作曲家。自宅のトーンホーフには、H.C.ア
ルトマン、ゲルハルト・リューム、ゲルト・ヨンケ、ウォルフガン
ク・バウアー、ペーター・トゥリーニ、ペーター・ハントケ、トー
マス・ベルンハルトが出入りした。1960年7月、トーンホーフ
の倉庫を劇場にし、夫のゲルハルトの作曲によるベルンハル
トの短編オペラ『Köpfe』、短編戯曲『Erfunden』『Frühling』
『Rosa』を初演するが、その内容をめぐって衝突、ベルンハ
ルトとの関係は断絶。予定されていたヨアナ・トゥールの振付
のバレエ『rosen in der einöde』も中止となった。

ヨアナ・トゥルはマックス・ラインハルト・セミナーで俳優の訓練
を受け、世界的な美術家フリッツ・リードルと結婚する。オース
トリア国営放送協会やメルクの夏の演劇祭で、演出や振付
を担うなか、セバスチャン広場のリードルのアトリエでベルン
ハルトと知り合う。アルコール中毒で、たびたび禁断療法を
受けるが、1976年に自殺。

262吾輩は名無しである2017/02/08(水) 12:33:47.11ID:aA8q3L/b
次の小説の新訳はいつ?

263吾輩は名無しである2017/02/10(金) 19:59:36.41ID:0YgLhs/K
Re: イタリアルネサンス - KS@管理人
2011/10/29 (Sat)

ウィーンは行きましたか? 美術史美術館。
いまトーマス・ベルンハルトの『古典絵画の巨匠たち』という小説を読んでいて、
ちょうど美術史美術館(この本の中では美術史博物館ってなってますが)が舞台なんで、
昨日も図録見てました(古くなって紙がやられていて、くっついているページがあって焦りました)。
ブリューゲルといえば美術史美術館、というイメージあります。ここは建物がものすご〜く豪華だったのが印象に残ってます。
あと、突然中央の大階段でバレエがはじまったのにもびっくりしました。(ウィーンではよくあることらしいですが)
http://unkei.bbs.fc2.com/

264吾輩は名無しである2017/03/09(木) 17:16:44.39ID:2N3D5lBh
「終始私の最大の関心事であり続けた私の頭脳が求める理想都市は、結局リスボンではなかった。
ローマがつねに理想都市であり続けている。ローマは頭脳のための町だ。」

『消去』

265吾輩は名無しである2017/03/12(日) 00:26:56.31ID:mfxCocz0
*ルイ・フェルディナン・セリーヌ『なしくずしの死』(河出文庫)

エーメとは正反対の「暗いフランス文学」代表がこのセリーヌです。
生き続けるのは残酷なことだ、他人とともにいるのは不幸の源だ、というのは文学の大きなテーマの一つ。
「不思議なのは、どうして誰も自殺しないでいられるのかということです」と、トマス・ベルンハルトの芝居の登場人物は呟きました。
セリーヌの『なしくずしの死』は、まさに自殺を回避するための戦いの記録です。
http://frenchbloom.seesaa.net/archives/20070221-1.html

なお、トーマス・ベルンハルトの小説『ヴィトゲンシュタインの甥』は、
ワーグナーの残した珠玉の遺産、あのアム・シュタインホーフの教会が登場するので、興味深い参考文献である。
http://mirabell.be/C5_1.htm

shinnarita78
邦訳されたベルンハルトは全部持ってる者です
http://scontent.cdninstagram.com/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/13413478_571033483077217_1267928589_n.jpg

「毎日は調子の狂った振舞いとともにめざめ、
 わが祈りのなかに取り囲まれる
 (…)
 居酒屋でお前ははぎ取る
 お前の悲劇という趣味の悪い服を、
 森はなく、戦利品はなく、大天使たちはいない…」

 トーマス・ベルンハルト『こんにちはウェルギリウス』

266吾輩は名無しである2017/03/16(木) 12:26:03.67ID:yKIMwqJl
『消去』を読んでいるが、マリアという詩人が登場した。
このモデルはインゲボルク・バッハマンだっけ?

267吾輩は名無しである2017/03/23(木) 01:47:06.20ID:lCKzpBpq
『消去』がベルンハルトの最大長編なのだろうか?

268吾輩は名無しである2017/04/01(土) 22:27:53.72ID:P2mgTiks
比較を用いた文としては、物理学者アルバート・アインシュタインに次のような言葉があります。

Phantasie ist wichtiger als Wissen,
ファンタズィー ヴィヒティガー
denn Wissen ist begrenzt.
          ベグレンツト
空想は知識よりも重要だ。というのも、知識は限られているから。

これは説明する必要のない、分かりやすい文ですね。

他には、ゲーテの最後の言葉だと言われる、

Mehr Licht!
メーァ リヒト
もっと光を!
というのが有名です。mehr は viel「多い」の比較級で、不規則変化です。ただ、本当の最後の言葉は、実は、

Mehr nicht!
もうたくさん!(これ以上はいらない!)
だっという説を、作家のトーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard: 1931-1989)が紹介しています。
70歳になっても10代の女性に恋をし、83歳まで長生きをしたゲーテだけに、説得力があるような、ないような…。
http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/lingua/prt/15/gl32.html

269吾輩は名無しである2017/04/16(日) 02:01:01.31ID:jTsOouIz
『消去』ようやく上巻読了。下巻へ。

270吾輩は名無しである2017/04/25(火) 19:24:44.70ID:pN/bX2cK
アゴタ・クリストフからの流れで『消去』の上下巻の合本買ったけど6000円近くした。
初めてのトーマス・ベルンハルトでこの作品を選んだことが良かったのか悪かったのかよく分からない。

271吾輩は名無しである2017/04/26(水) 00:23:32.34ID:CaY8iOkM
【BOOK】人生躍動させるスウィング 佐藤亜紀さん、抑圧に苦しむ人々へ「音楽の原理を体の奥で感じたい」

 −−いま、お薦めの小説を1冊

 「トーマス・ベルンハルトの『消去』です。読んだ人はみんな辛い思いをするかもしれませんが、素晴らしい小説です」
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20170424/enn1704240730002-n4.htm

272吾輩は名無しである2017/05/01(月) 20:36:43.02ID:S+5W5x4a
藤村
トーマス・ベルンハルトじゃん
http://anond.hatelabo.jp/20170429110724
29 Apr 2017

273吾輩は名無しである2017/05/21(日) 09:27:18.41ID:d68D6F3i
アクシズ
白水のドイツ幻想小説傑作集で最後にくるトーマス・ベルンハルト「シティルフス農場のミッドランド」。
精神的に田舎に閉じ込められてて見捨てることもできない身内もいて、
無気力なまま自殺を考えることだけを救いに生き続けなきゃならないって、田舎の人間として分かりすぎる。たしかに現代ホラーだ。
2017年5月10日

274吾輩は名無しである2017/08/05(土) 23:00:40.89ID:yEyuCuwm
あげ

275吾輩は名無しである2017/10/01(日) 23:15:59.28ID:dR3+BFAa
ECD
入院してからずっと点滴で手がふさがってたりで本が読みづらかったんですけど最近は1日一冊くらいのペースで読んでます。
次はこれ。積ん読解消!
http://pbs.twimg.com/media/CxrR9sHUoAAMEvR.jpg
2016年11月19日

276吾輩は名無しである2017/10/16(月) 21:40:40.27ID:ZKxGbFyZ
ÖVP Watch
#ÖVP-Kultursprecherin Maria Großbauer erkennt Thomas Bernhard nicht. #nrw17
15 Sep 2017
https://twitter.com/oevpticker/status/908709284023820288

Maria Großbauer (* 1980 in Grafenbach, Niederösterreich)

277吾輩は名無しである2017/11/09(木) 11:09:07.45ID:zCfHMCVr
『消去』数日に数ページのペースなので、下巻まだ読み終わらない

278吾輩は名無しである2017/12/20(水) 12:13:03.15ID:hqstxluU
『消去』下巻あと50ページだ
年内には読み終わるかな

279吾輩は名無しである2017/12/20(水) 22:27:04.69ID:lQysJ8I9
『原因―一つの示唆』発売されたのね
書店からのメールで知ったわ

280吾輩は名無しである2017/12/22(金) 00:18:08.86ID:A4LB4wsB
>>279
どのサイトも売り切れだな

281吾輩は名無しである2017/12/24(日) 02:29:26.80ID:nV6mVDpQ
五部作全部訳してくれるといいんだけどな
最初だけな気がするわ

282吾輩は名無しである2017/12/24(日) 05:25:37.90ID:mCaIc+OD
>>281
今井敦の翻訳全部持ってるけど、出してくれそうな気がする
最初といっても出版順では最初と最後の作品を出してくれている

「原因」「地下室」「呼吸」「凍え」「ある子供」
前作のラスト
祖父は手を頭に当てて、パッサウでなくてなんと素晴らしかったことか!
お前をザルツブルグの学校に行かせてなんと素晴らしかったことか!

原因は「ある子供」の直後から始まり、このザルツブルグへの憎悪が書き連ねられる
13歳から15歳、それも1943年から46年という転換期
理由のない暴力とナチスへの服従を強いる寄宿舎では毎日朝早く学校に行って空襲警報のためシェルターに篭もって家に帰る生活
自殺のことばかりを靴部屋(Schuhkammer)でバイオリンを自殺衝動(Selbstmordmeditation)の「消去(Auslosung)」のために弾き続ける
自伝的五部作全てに言えるが改行が一行もなく、破壊的な単語が繰り返される
戦争が終わってナチスシンパの校長がいなくなると、まったく同じ暴力を振るうカトリックの校長が就任する

ザルツブルグでは年間2000人が自殺企図者がうまれ、彼らは10回に一回成功する
つまりハンガリーやスウェーデンと並んでヨーロッパで最も高い自殺率を誇るオーストリアのナショナルレコードを保持しているのだ
(1975年5月6日「ザルツブルク報告」)
個体の個性を殺す古い都市、ザルツブルグ
ナチスの嘘という精神の感染症からカトリックの嘘という精神の感染症に、「感受性を鋭くさせ」、免疫付けたのは「ある子供」にも出てきた当時無名の作家だった祖父
読み応えはすばらしくある作品

283吾輩は名無しである2017/12/31(日) 12:59:32.18ID:nvLuuvQs
機関車にひかれて両方とも胴体からちょんぎれちゃった!

284吾輩は名無しである2018/01/10(水) 23:44:30.09ID:q34rMqVA
『原因』ようやく購入したが、なぜ売っている店が少ないんだろう

285吾輩は名無しである2018/01/11(木) 00:02:47.37ID:zw1Fi0eo
>>284
出版社のホームページ見ると、通販サイトへの委託をしていない
同時に発売されたほかの本はアマゾンやセブンなんかでも買えますとなっているけれど、
「原因」は↓のようす
ご購入方法
全国の大型書店さん店頭で並べていただいています。

お近くの書店にないとき、お急ぎでご購入されたい場合は、小社のオンラインサイト松籟社を御利用下さい。クレジットカード、コンビニ支払、銀行振込等、各種決済がご利用いただけます。

→松籟社stores

たぶん前作「ある子供」に比べても部数は相当少ないようなので、自伝五部作を日本語で読みたかったら買いましょう

ほとんど加害国でもあり、空爆を受けた国でもあるオーストリアの悲惨な空爆の空気を伝える小説でもある
モーツァルトの生家はこの空爆で破壊され、日本企業が金を出してレプリカを作ったもの
敵国の言語である英語を教えに来た女性教師が、ドイツで空爆に会ってザルツブルクに逃げてきて、ベルンハルトに個人教授した
その家が空爆で破壊され、二度と会うことがなかった
祖父から月謝を渡されたのだけれど、その月謝は渡したものとして祖父に報告したものか逡巡してしまう、卑小なベルンハルト少年

自伝の最初の小説でもあって、異常な憎悪が塗りこめられていて、「ある子供」に比べるとはるかに読みにくい
ここから食料店の地下室で暮らし、凍え、生涯を規定する肺結核に悩んでいく
さすがにあまりにも売れないと「地下室」も「凍え」も「呼吸」も出ない
アルノー・シュミットの「ポカホンタス」なんて医療系会社の温情がなければ出版もされていない

286吾輩は名無しである2018/01/11(木) 23:13:10.09ID:xhnVnhAa
『消去』下巻ようやく本日読了
上巻を読み始めたのが一昨年の11月だから、1年2ヶ月を要した
特に感銘はない

287吾輩は名無しである2018/01/14(日) 01:55:01.87ID:/UKKTi1B
最後の一文であっ、そうかってならなかった?
俺はすっかり忘れてたからあーって思った

288吾輩は名無しである2018/01/14(日) 23:11:58.71ID:roFFDfTx
>>287
何が?

289吾輩は名無しである2018/03/17(土) 15:13:27.33ID:Adigt17L
リベラル・アーツの挑戦
岐阜聖徳学園大学外国語学部 (編集)
出版社: 彩流社 (2018/1/23)

トーマス・ベルンハルトの自伝について / 熊沢秀哉

290吾輩は名無しである2018/03/26(月) 19:48:26.87ID:Z6buhclR
遊読記―書評集
種村 季弘 (著)
出版社: 河出書房新社 (1992/08)

『ヴィトゲンシュタインの甥』(音楽之友社)
ウィーンが大好きでいてウィーンを毒づき、文化に骨がらみでいながら文化に吐き気をもよおす。
タイトルにもあるように、哲学者ルートヴィヒの生きた両大戦間の黄金時代がすでに終わり、
みずからの分け前はその没落と死でしかないことをわきまえたパウルとトーマスの二人組が、
グロテスクな道連れとして戦後七、八〇年代を往くドタバタ道中記である。
自虐他虐にあけくれる二人一組の自伝小説には、
『論理哲学論考』の文体で書かれた太宰治『人間失格』といった趣がある。

291吾輩は名無しである2018/03/29(木) 15:30:32.37ID:qWvnYIs/
「今の時代、美術は壁のポスターやレコード、雑誌でおこなわれている。
500年後に “20世紀の芸術とは何だったのか?”と誰かが考えた時、どうだろう、
彼は『12音階音楽』を思うだろうか、それともトーマス・ベルンハルトやフルクサスを思うだろうか。
私は彼が考えるのは、ロックンロールやハリウッドやドナルド・ダックだと思うね。
今世紀の最もおろかな考えは、アートを “まじめなもの”と、“楽しいもの”とに分けることだよ。
私には信じられない。つまりまじめなものは価値があり、楽しいものは質が劣るということだ。
私に言わせれば、楽しくないものは面白くないし、強い体験を提供できないものはアートではないんだよ」

ゴットフリート・ヘルンバイン・インタビュー(「美術手帖」83年8月「ヘルンバインの危険な絵画」ファルコによる)

292吾輩は名無しである2018/12/11(火) 21:53:48.60ID:zU5HLnOB

トーマス・ベルンハルト (著), 池田信雄 (翻訳)
出版社: 河出書房新社 (2019/1/16)

293吾輩は名無しである2018/12/27(木) 01:36:04.75ID:+8tInTNW
>>292
買うよ

294吾輩は名無しである2019/01/14(月) 00:53:37.33ID:gnELS0pF
『凍』購入した
見慣れないタイトルだと思っていたが、長編第1作『霜』だったとは

295吾輩は名無しである2019/01/15(火) 00:07:32.47ID:QA2ZGCrB
入手した
16日発売と思っていたから教えてくれてありがたい

296吾輩は名無しである2019/01/16(水) 02:05:22.20ID:o5pPlhGV
凍、まだ100ページぐらいだけど今までのベルンハルト作品で一番きついかも...

297吾輩は名無しである2019/01/19(土) 14:22:35.38ID:Xje/x+W1
なんか何のために読んでるのか不明なコメントが多い
読みにくい、苦痛、それで面白いんだったら意味があるけど

私のもらった文学賞ってのを初めて読んだけど面白かった
ただこの改行なしが長編で続くと嫌になりそうだ
でも一応 凍か消去を手にしてみよう

298吾輩は名無しである2019/01/19(土) 17:31:06.59ID:zAXHAFOP
文学って不思議ね
みんながいいと言ってるらしいからという理由で苦行に励む
ねじれているよね
みんながいいと言わなくても自分にとって好ましいものを読む
これでいいのにね

299吾輩は名無しである2019/01/20(日) 23:41:56.93ID:jpvjKfeg
>>298
みんなではなくて、尊敬する人がその小説を楽しんでいるから
敬意を抱く人が、恥ずかしげもなく敬意を公にしている
なぜ、その人が敬意を払っているかに興味を抱き、作品に敬意をもって接して、時に自分も敬意を持つにいたる
そういう敬意を持てる作家は貴重だし、同じく敬意をもって接している読者の薫陶を得ることもある
そのような新しく知った読者に敬意をもつこともある
そうやって読書という敬意の輪が広がっていく

300吾輩は名無しである2019/01/21(月) 19:58:13.83ID:y0oo/KZN
敬意なんてもんが読書に必要だろうか?
ベルンハルトとか面白く感じるやつにはどう読んでも面白いのであって
そう言う楽しさを含まないのであれば
かなり変わった嗜好に思える

301吾輩は名無しである2019/01/22(火) 03:56:54.49ID:aQd37c1K
>>299みたいな教条主義ってベルンハルトが唾棄しそうな最たるモノの一つやね

302吾輩は名無しである2019/01/29(火) 23:42:56.47ID:jP4+aek/
文体の読みにくさ、話の構造の把握しずらさ、苦行、苦痛、面白くない

大いに結構じゃん。
面白くないとダメ!的なのってよく分からないんだよなぁ
愛があればどんな行為も許される的な、
ひとつの価値観がすべてみたいな窮屈さを覚える。

俺は中学の頃にカフカを読んで面白いとは思えず、
読み進めるのが苦痛で、変身と他の短編がはいった文庫を一か月かけて読み終えた。
もーうんざり。せいせいした。

そして同時期に読んでいた当時流行のジャンル小説
内容もろくに思い返せずに、面白かったなという記憶だけを頼りに読み返したら
この内容を面白いと思えた自分は幼かったんだなと感じた。

つまらないし、盛り上がらない。あれは一体何だったんだろうと考えたり
楽しい思い出じゃないのに後に残されたものが大きいのはカフカだった。
読書に限らないが、面白けば何でもいいってのはその通りだが
つまらん読書も読むのが苦行の末に面白くなかった本もありだ。
まず本を読む自己の影響がでかいので、当時だめでも
その経験がどう転がるか分からない。

303吾輩は名無しである2019/03/26(火) 19:05:59.89ID:ul5xk+Sn
凍が古本屋で900円だったから買ってきたの

304吾輩は名無しである2019/07/04(木) 16:06:29.16ID:Frr2Sq9o
ベルンハルトと同郷のバッハマンを読んでいる

305吾輩は名無しである2019/07/05(金) 22:24:19.02ID:RHDiLN2r
>>303
なんでそんな安い?
汚れてる?

306吾輩は名無しである2019/07/19(金) 18:44:37.17ID:uEKbtwUv
あいうえ27

307吾輩は名無しである2019/10/05(土) 16:40:08.09ID:Dry7xbLJ
初書き込みです。

アムラスの日本語訳が先月末に刊行されているんですね。
今知ったので早速帰りに買って読もうかと思います。

308吾輩は名無しである2019/10/05(土) 23:18:46.41ID:gmiGOh0V
近刊情報に『破滅者』出てる
11/8発売予定・・・6,050円!

309吾輩は名無しである2019/10/06(日) 10:50:28.67ID:LYtjVReh
>>308
「破滅者」と「ヴィトゲンシュタインの甥」の2作が入っているから
決して高い定価ではない

310吾輩は名無しである2019/10/14(月) 10:54:50.12ID:ri33g5Ti
ここの皆さんが何をきっかけにベルンハルトを知ったのか気になります。

自分は元々読書好きで、とあるカルチャー誌の新刊おすすめ欄で『凍』を見かけて以来の日が浅い読者です。

311吾輩は名無しである2019/10/14(月) 11:33:43.98ID:kyV/yQt5
どこで、ベルンハルトを知ったのかはもう覚えていない
まだ2分冊だったみすず書房の『消去』を新本購入したのが
今からちょうど10年前だった
それ以来、新本や古本でその作品を集め始めた
『アムラス』も購入した

312吾輩は名無しである2019/10/14(月) 23:15:18.64ID:CUyIOouC
「行く」面白かったわ

313吾輩は名無しである2019/10/14(月) 23:21:16.38ID:CUyIOouC
>>310
昔、蓮實重彦がどこかで『消去』を言及してた時だったかなあ

314吾輩は名無しである2019/10/15(火) 09:18:12.52ID:drp+Owab
>>311
>>313
教えて下さってありがとうございます。
やっぱり皆さん『消去』から入っているのか…。
まだ読めていないんだよなぁ。

『アムラス』も『行く』も面白かった。特に1周目読んだときは『行く』の方に惹かれたかな。
よくよく読むと『アムラス』の方が面白くも感じたけど。
『破滅者』も楽しみ。

315吾輩は名無しである2019/10/17(木) 20:33:47.54ID:lVwgLPwp
今ちょっとブームだね
でもすぐ絶版になってまたバカ高くなるかな

316吾輩は名無しである2019/10/17(木) 23:06:13.27ID:HJWXQk/y
>>315
そうだよ
だから売っているときに買っておいて、あとで読めばいいんだ

317吾輩は名無しである2019/10/17(木) 23:11:23.37ID:4rU0lxYB
価値のある本をないがしろにする出版業界

318吾輩は名無しである2019/10/21(月) 02:05:16.09ID:2nFZKbku
ふちなし帽なんてあっという間になくなったもんな

319吾輩は名無しである2019/10/21(月) 11:03:20.80ID:iO4zO+t1
『ふちなし帽』については思い出がある
まだ新刊を刊行していた頃、Amazonで注文したのだが、
1ヶ月くらい取り寄せ中の表示が出た後、取り寄せ不可になり、絶版
その後、古本を買おうと思うものの、常に5000円以上の価格がついており、
いまだ買うことなく、現在に至る

320吾輩は名無しである2019/10/22(火) 21:18:27.92ID:D98XD6ZW
はるきむらかむ
5つ星のうち4.0
HBOの真の探偵に大きな影響
2014年12月11日
トーマス・ベルンハルトは興味深い作家です。ベルンハルトは非常に実存的な世界観を持ち、
彼の小説はすべてプロットイベントと画像の使用が最小限であり、彼の執筆スタイルは非常に密集しており、
彼のキャラクターが他の要素よりも自分の人生に抱いている重い哲学に重点を置いています彼の非常に憂鬱な物語作品。

VICE誌は、ベルンハルトの重厚で実存的な文学作品について、よく書かれた要約をいくつか作成しました。
「フロスト」は、ベルンハルトの作品への良いエントリーです。

面白い事実-ロバート・W・チェンバーズの「黄色の王」、トーマス・リゴッティの「人類に対する陰謀」、
およびHBOの真の探偵であるニック・ピッツォラットの作成者である
ジェームズ・エルロイの女嫌い探偵物語とともにトーマス・ベルンハルト。
実際、 "True Detective"のシーズン1のキャラクター
Rustin Cohle(Matthew McConaughey)の口から出てくるものの多くは、
ベルンハルトの小説 "Frost"のほぼすべての行のように感じます。

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