★こうなったら読書マラソンしません? ★第八戦目

レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
1無名草子さん2010/12/19(日) 20:09:37
【 公式レース規則 】
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入して下さい。

例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28

本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。

10000nのゴールテープを切ったら、総読破ページ数欄に☆を一つ加えて、
ぜひ、もう一度、1nからゴールの10000nをめざして参加して下さい。

☆の使用例) 名前:パンダパン(☆864)[sage] 投稿日:02/10/20 00:27

<推奨>
200前後に下がったら、レース参戦を歓迎する意味を込めて、
マラソンの書き込み時に(『空あげ』はしないで)アゲ書き込みでお願いします。

>>2 読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
>>3 過去スレなど。

前スレ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1248144783/

2無名草子さん2010/12/19(日) 20:11:47
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。

☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。

第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。

A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」

F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」

↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。

Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。

他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。


☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。


3無名草子さん2010/12/19(日) 20:19:48
☆★★第一戦・第二戦・第三戦レースリザルト(過去スレ)★★☆

★こうなったら読書マラソンしません?(※DAT落ち中) 
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1026838198/
★ こうなったら読書マラソンしません? 第二戦目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1061672377/
http://f32.aaa.livedoor.jp/~sumakoba/1061672377.html(html化)
★ ★こうなったら読書マラソンしません? 第三戦目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1086568199/
★★こうなったら読書マラソンしません? 第四戦目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1116901880/
★ こうなったら読書マラソンしません? ★第五‘戦目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1164021617/
★こうなったら読書マラソンしません? ★第六戦目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1202991389/
★こうなったら読書マラソンしません? ★第七戦目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1248144783/

<復帰したいけど、ページ数を忘れてしまった方へ>

まとめサイトの『総走破ページ数』のページをご覧下さい

「こうなったら読書マラソンしません?」まとめサイト
http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/

4無名草子さん2010/12/19(日) 20:22:37
前スレに参加していた者ですが落ちてしまったようなので立てました
初めてなのでミスってたらすみません

5クロマ(1☆3593)2010/12/19(日) 20:35:26
『冷たい密室と博士たち』 森博嗣 講談社文庫 p404 【C】
前作と比べるとやっぱりどうしてもイマイチ。
最後は驚きもなにもなかった。

『フライ、ダディ、フライ』 金城一紀 角川文庫 p246 【B】
初・金城一紀。
軽くてよみやすい。暴力で正義がの部分はちょっと。

『GO』 金城一紀 角川文庫 p238 【B】

『怪笑小説』 東野圭吾 集英社文庫 p260 【C】

6無名草子さん2010/12/23(木) 10:37:27
また落ちてしまうであろう

メリークンニリングス!* クンニ麻木! クンニマスターベーション*
坂の上の雲は クニマス!* 坂の上のウンコはモコが食べた!☆
クリスマスの昼間から パソコンでキモイ長文を書くプロレスヲタクに
クリスマスなど無い!!(*)((ξ))((υ))
モコはキチガイのフリをしているのではありません*
モコは「半分キチガイ」「ハーフキチガイ」なのです☆
そして モコは「ハーフ電波」なのです*(*)((ξ))
「ハーフパンパイヤ」ではなくて「ハーフデンパイヤ」なのです☆!
さぁ! モコ大帝国の新時代の幕開けは、目前だ! (*)((Φ))
ここ一番の難所に差し掛かった! 今こそ一瀉千里で攻めのぼる時だ(*)
まなじりを裂いて戦い抜く「執念」と「勢い」だ(*)((Φ))
最後の険難の峰を越えてこそ、栄光の勝利の頂点に到達できる☆
「歴史的大闘争に馳せ参じる喜び! (*)((δ))
 この口で、この足で、全身全霊で、断じて勝利をもぎ取ってみせる!」
モコは まったく同じ心意気だ* 勝つ以外ない!☆
勝って、万代にわたる東北市場シェア獲得の大道を開こうじゃないか!*
モコは 今度ばかりは目の色が違う(笑い) (*)((Φ))
「勇気!勇気!勇気!」と励まし合いながら、大前進だ(*)((φ))
「戦いがあるから、人は自己の建設と、境涯を開くことができる」 ☆
「戦いがなければ、よどんだ水が腐るように
 自分で自分の成長を止めてしまう(*)((Φ))
 この世に生きた歴史も残せず、暗い無意味な一生で
 後悔して屍をさらすだけだ」と(*)((υ))
これが 常勝 モコ軍団の「不滅の大精神」だ (*)((Φ))
青森支部も闘志満々だ(*)((ο)) 炎のごとく総決起した! (*)((Φ))
モコ将軍の恩書には「今に至るまで軍やむ事なし」 (*)((υ))
「モコ! 一度もしりぞく心なし」と仰せである(*)((Φ))
「正義の連続闘争」こそ東北支部の偉大な使命だ(*)((ξ))

8無名草子さん2010/12/30(木) 11:28:01

9ニート(486)2010/12/30(木) 11:32:17
参加しますー

『海辺のカフカ(上)』 村上春樹 新潮文庫 p486 【C】
正直言って合わなかった。話題だったのでこの著者を初めて読んだのだが…

10クロマ(1☆5151)2010/12/31(金) 11:40:19
『鉄檻の鼠』 京極夏彦 講談社文庫 p1341 【B】
百鬼夜行シリーズ第四弾。先に蜘蛛を読んでしまったので不安だったが意外と平気だった。トリックはあんまりすっきりしなかった方。

『今日からマのつく自由業!』 高林知 角川ビーンズ文庫 p217 【C】
喧嘩っ早い普通の中学生が異世界で魔王になる話。誰が話ているのか分からない部分が多々。テンポはいいと思う。

11無名草子さん2010/12/31(金) 16:00:29
2ch ヘッドラインニュース新着閲覧サイト
http://headline.2ch.net/bbynews/
難しいニュースもねらーのカキコミで一発理解。

12クロマ(1☆5906)2011/01/02(日) 18:53:32
『白洲正子自伝』  白洲正子 新潮文庫 p295 【C】
白洲正子の自伝というか、エッセーにかなり近い作品。出てくる友人はそうそうたるメンバーで驚く。

『占星術殺人事件』 島田荘司 講談社文庫 p460 【B】
評価が高かったので読んでみたのだが自分は文章に馴染めなかった。トリックはすっきりできたのでBに。

13無名草子さん2011/01/09(日) 13:35:59
13

14テタ(12☆6066)2011/01/13(木) 22:16:19
『ストリートの思想』毛利嘉孝 NHKブックス 270p
80年代からの思想、政治、文化の流れのまとめ。【B】

『数学ガール』結城浩 ソフトバンククリエイティブ 390p
ゲーデルの不完全性定理のライトノベル。【C】

15テタ(12☆6727)2011/01/17(月) 22:36:08
『辺境生物探訪記』長沼毅 藤崎慎吾 光文社新書 406p
極限環境に生きる生物をめぐる対談。【B】

『僕が戦場で死んだら』ティム・オブライエン 白水uブックス 255p
【C】

16クロマ(1☆6674)2011/01/22(土) 20:10:10
『KAGEROU』 齋藤智裕 ポプラ社 p236 【D】
話題だったので期待して読んで見た。「ような」の多用とギャグがなければもう少し普通にこの小説の内容が評価できたのではないかと。
親にもばれないほどの人間のダミーを作れるのなら心臓も脳ももっと別の方法があったのではないかと疑問。
軽くて読みやすいから若者にはいいと思う。

『月の影 影の海 (上)』 小野不由美 講談社文庫 p264 【A】
とても軽くて読みやすくキャラも立っているのでライトノベルのようだが設定がかなり込んでいるので安心して読める印象。
ご都合主義にならないのが嬉しい。

『四季 春』 森博嗣 講談社文庫 p286 【B】 (二回目)
森博嗣の作品の中で真賀田四季というキャラクターがとても好きなので再読。
一回目とはまた違った発見があっていい。
其志雄の存在がどのような効果をもたらすのか未だ理解できないのだが。

17テタ(12☆7209)2011/01/26(水) 22:32:02
『エキゾチックな球面』野口廣 ちくま学芸文庫 295p
1960年代のトポロジー全盛期の記録。【C】

『統計学入門』アイリーン・マグネロ 講談社ブルーバックス 187p
基本的概念を一通りなぞっただけ。【D】

18クロマ(1☆7205)2011/01/27(木) 01:45:43
『月の影 影の海(下)』 小野不由美 講談社文庫 p245 【A】
上巻では主人公に不運が続いたので下巻で楽俊と出会ったことにより、一気に展開を見せてくれたのがすっきりしてよい。楽俊が良い人(?)過ぎると思った。あとは作者が続きをちゃんと書いてくれれば…

『小説入門のための高校入試国語』 石原千秋 NHKブックス p286 【C】
これまでの高校入試に出題された問題をじっくり解説することにより解き方と、社会や大人の「ルール」を中学生を対象に示した本。太宰の問題だけやたら難しいと思った。

19テタ(12☆8000)2011/02/01(火) 21:09:02
『シンメトリーの地図帳』マーカス・デュ・ソートイ 新潮社 492p
有限単純群の分類という大プロジェクトを中心に紹介。クロッカワー氏も登場。
【C】

『クビライの挑戦』杉山正明 講談社学術文庫 299p
モンゴル帝国維持に向けた先進的な取り組み。
【C】

20クロマ(1☆7499)2011/02/02(水) 21:29:34
『gift』 古川日出男 集英社文庫 p189 【C】
日常の隣にある変わった世界を書いた短編集。古川版カフカみたいな感じ。よく分からないのが多い。

『議論の余地しかない』 森博嗣 講談社文庫 p105 【C】(二回目)
森博嗣の撮った写真と小説の名台詞を同時に味わえる本。
通り過ぎてしまった日常会話が割りと深いということを思い出す。

21クロマ(1☆7875)2011/02/04(金) 18:03:08
『まどろみ消去』 森博嗣 講談社文庫 p376 【B】
短編集だが森博嗣のシリーズに出る人物が登場する話もちらほらあった。
まどろみ消去、とだけあって曖昧な語り口で始まり最後の最後でどきりとさせられるものを纏めた感じ。

22テタ(12☆8641)2011/02/08(火) 21:44:40
『荒地』T・S・エリオット 岩波文庫 323p
詩集。訳注がたくさんあるのがうれしい。
【C】

『先生とわたし』四方田犬彦 新潮文庫 318p
大学時代の恩師の思い出。いや、そんなノスタルジックなものではなく、
それを客観的に見ることによって乗り越えようという作業。
【C】

23無名草子さん2011/02/15(火) 07:52:12

24テタ(12☆9153)2011/02/15(火) 20:51:47
『悪魔物語・運命の卵』ブルガーコフ 岩波文庫 279p
【C】

『ひそやかな村』ダグラス・ダン 白水uブックス 233p
【C】

25ミルク2011/02/16(水) 11:52:54
『阿修羅ガール』舞城王太郎 新潮文庫
p367
【C】
相変わらずメチャクチャでグロ、エロありのストーリー!でも笑える

26無名草子さん2011/02/17(木) 01:35:24
>>2
>感想

このスレ>1付近しか読んでないけど感想書くとネタバレに遭遇しそうで嫌だな。
感想さえなけりゃ読んで見たいけど

27無名草子さん2011/02/17(木) 05:32:52
>>26 ABC…の評価だけ残してネタバレ防止のために感想は書かない、ということ?

28262011/02/18(金) 00:02:40
>>27
ネタバレに遭遇すると残念ではないですか?
ま、自分がここ見なけりゃ済む話なんですが。

ザッと見たとこネタバレ書いてる人いないか。・・

29テタ(12☆9593)2011/02/19(土) 22:09:44.28
『愛のゆくえ』ブローティガン 新潮文庫 219p
【C】

『さくらんぼの性は』ジャネット・ウィンターソン 白水uブックス 221p
ピューリタン革命期のイギリスを舞台にしたファンタジー。
【B】

30テタ(13☆170)2011/02/22(火) 11:19:55.47
『ガラスの鍵』ハメット 光文社古典新訳文庫 453p
ハードボイルド。【B】

『天文学の誕生』三村太郎 岩波科学ライブラリー 124p
アラブ世界が、古代ギリシアとコペルニクスの間ではたした役割について。
【C】

31m2011/02/25(金) 16:49:27.93
『元素111の新知識』櫻井弘 ブルーバックス 約p430
【B】
『科学の現在を問う』村上陽一郎
【B】

32テタ(13☆1087)2011/03/01(火) 07:49:27.28
『イギリス式人生』黒岩徹 岩波新書 229p
【C】

『ウはウミウシのウ』宮田珠己 白水uブックス 239p
シュノーケリングのエッセイ。【C】

『女中たち バルコン』ジャン・ジュネ 岩波文庫 449p
戯曲。【C】

33テタ(13☆1625)2011/03/05(土) 21:38:12.07
『エントロピーがわかる』アリー ベン-ナイム 講談社ブルーバックス 242p
【C】

『人喰い鬼のお愉しみ』ダニエル・ペナック 白水uブックス 296p
【D】

34テタ(13☆2227)2011/03/09(水) 20:38:45.76
『エッシャーとペンローズ・タイル』谷岡一郎 PHPサイエンス・ワールド新書 198p
【C】

『言語のレシピ』マーク・C・ベイカー 岩波現代文庫 404p
言語の普遍文法を求めて。一見まったく違うように見える言語でも、実はわずかなパラメータの違いに
過ぎないと説明する。
【C】

35無名草子さん2011/03/10(木) 19:06:43.93
保守

36テタ(13☆2938)2011/03/15(火) 21:29:50.20
『イエメンで鮭釣りを』ポール・トーディ 白水社 368p
【C】

『喜嶋先生の静かな世界』森博嗣 講談社 343p
【C】

37無名草子さん2011/03/17(木) 23:24:51.18
京極 魍魎の函 400ページ目
長すぎる、まだ半分もいってない

38無名草子さん2011/03/27(日) 13:53:30.37
良スレ

39テタ(13☆3223)2011/04/03(日) 17:28:25.89
『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソン 国書刊行会 285p
【C】

40明治郎2011/04/03(日) 18:28:46.23
 はじめまして。
 明治郎です。参加させていただきます。
 

41無名草子さん2011/04/03(日) 19:58:02.33
西村寿行の全作品【Z】

42明治郎2011/04/03(日) 20:24:14.99
 先週読んだ面白本

 ●『葉桜の季節に君を想うということ』 文藝春秋 ¥1857(BOOK OF ¥105)

 ●P444

 ●評価 A

 ●ミステリィですが、ネタばらしはしません。
  1前半、景山民夫の『トラブルバスター』みたいで、くだらねえ、と、思いました。で、読み進んで行くうちにここは書かなくていいんじゃないかという部分が目立ちました。

  2・・・ところが大どんでん返し・・・全て。綿密に計算されてたんですねぇ。


  3映像化不可能と思われます。

 ●タイトルに記憶があったから購入しましたが、超有名本だったんですね。
  12004年「このミステリィがすごい!」1位。
  
  2本格ミステリィ・ベスト10 1位

  3日本推理作家協会賞

  4本格ミステリィ大賞

 ●特にミステリィが好きと言ったわけではありませんが、僕にとって伊坂幸太郎の『ラシュライフ』以来の作品にめぐり合いました。ちなみにわたくし。『重力ピエロ』も『ゴールデンスランバー』も理解できなかった人です。

 ●作者を書き忘れていました。歌野晶午(ウタノショウゴ)さんです。その後2冊彼の作品を読みましたが本作品なみのクォリティを求めるのは酷かと・・・

43明治郎2011/04/03(日) 20:34:41.80
 さっきから、長い作品紹介を書き込んでますが・・・消えてしまいます。

 ●A

 ●『葉桜の季節に君を想うということ』

 ●文藝春秋 ¥1857 (BOOK OFF¥105)

 ●歌野晶午(ウタノショウゴ)著

44明治郎2011/04/05(火) 03:15:08.55
こんばんわ。
 本を読みながら、酒飲んで目覚めたら2時。昨日読んだ作品の事を書きます、
 ●『そして探偵は生まれた』歌野晶午著 評価D
 ●伝社文庫刊 ¥695(BOOK OFF ¥400)p475
 ●登場人物の名前が覚えられないから、短編集も翻訳読めない私。短編集でした。「生存者1名」のみB
 ●『白夜行』のような=人生のレクイエム=的作品評価されたでも東野圭吾は『幻夜』
でこけた。WOWWOWのドラマになったけど・・やっぱり駄目だった。
 ●「生存者1名」どんでんがえしもさながら、人生のレクイエムとしても緊張して読んだ。

45テタ(13☆3748)2011/04/10(日) 20:46:22.52
『牛 築路』莫言 岩波現代文庫 395p
小説二編。【B】

『古典と量子の間』首藤啓 岩波書店 130p
古典力学と量子力学の対応関係について。【C】

46テタ(13☆4099)2011/04/16(土) 20:15:28.58
『義賊伝説』南塚信吾 岩波新書 204p
ハンガリーの義賊シャーンドルについて。【C】

『クリスマス・カロル』ディケンズ 新潮文庫 151p
ヴィクトリア朝的道徳臭さ。【D】

47テタ(13☆4477)2011/04/23(土) 20:20:53.09
『ガウスの数論』高瀬正仁 ちくま学芸文庫 378p
一般向け数学啓蒙書の新しいスタイルかも。
【B】

48りゅう(11☆3889)2011/04/28(木) 00:21:03.70
『国境』 黒川博行 p842 【B】

ヤクザから金を騙し取った詐欺師が北朝鮮に逃げた。詐欺師を追う二人組。
北朝鮮での追跡劇は面白く、読む手が止まらない。北朝鮮脱出後は
ただのドタバタ劇という感じで読み疲れるかな。

49クロマ(1☆7875)2011/04/29(金) 00:59:34.82
てst

50クロマ(1☆8261)2011/04/29(金) 01:08:37.02
『東の海 迷宮の岸(上・下)』 小野不由美 p191+p195 ホワイトハート文庫 【C】
麒麟が王を選ぶときに感じるという「天啓」のオチが酷かった。簡単に予想がついたので。

51チョチョリーナ(254)2011/04/29(金) 16:37:01.46
海の都の物語(6)塩野 七生 p.254【D】
塩野さん、あなたがイタリア好きなのは、よおく分かりました。


皆さん、はじめまして。
よろしく、お願いいたします。


52無名草子さん2011/05/03(火) 10:08:31.25
test

53クロマ(1☆8372)2011/05/03(火) 10:11:22.81
『○○の瞬間』たかはしみき 大和書房 p111 【C】
ハートをぶち抜かれる瞬間、もの凄く後悔する瞬間、気まずい瞬間…等々毎日をつなぐ「瞬間」をひたすら切り取ったエッセイ。
「歴史の授業を受けいている瞬間」は思わず笑ってしまった。

54チョチョリーナ(635)2011/05/04(水) 06:17:38.89
『トレイシー』 中田 聖一著 講談社 【B】P381

戦争は国と国との文化の衝突だ。
何処かの出版社の社長が、太平洋戦争は
米国に対する文化的敗北だと言っていたが、この本を
読むと、正にその通り。
米国という国の底力の強大さを思い知らされた。

55チョチョリーナ(894)2011/05/04(水) 17:20:08.71
「はじめての宗教論 左巻」 佐藤 優 著 NHK出版 P.259 【E】

ラスプーチン佐藤さんの頭脳がいかに明晰かが瞬時に理解できる
ただし、宗教論の内容については、あまりにも難解で、わたしの稚拙な
頭脳では、ほぼ完璧に理解不能。


56テタ(13☆5097)2011/05/05(木) 15:29:58.93
『ヨーロッパの誘惑』海野弘 丸善ライブラリー 260p
1920年代、1930年代のヨーロッパあれこれ。【C】

『数学は最善世界の夢を見るか?』イーヴァル・エクランド みすず書房 360p
いわゆる最小作用の原理のお話。【B】

57明治郎2011/05/09(月) 13:35:55.37
『美味礼讃』A
『林さんチャーハンの秘密』A
『たけくらべ』A
『にごりえ』A
『東海道居酒屋五三次』A
『第一阿房列車』B
いちいち、気になる本が出てきて、いっこうに原稿が進みません。

58チョチョリーナ(1195)2011/05/09(月) 20:27:24.25
「国家債務危機」 ジャック・アタリ著 作品社 P.310 【B】
 国家、主権者が借金を重ねるようになった歴史と、そうすることにより
顕在化する危機とその処方箋について分かりやすく説明している。
 借金の歴史は特に面白く読める
 社会福祉関係の予算についての説明で、この分野は需要が供給をうむのではなく
供給が需要を生むという説明には妙に納得した


59テタ(13☆5458)2011/05/15(日) 17:38:00.55
『リトル・シスター』レイモンド・チャンドラー 早川書房 361p
村上春樹訳。【C】

60チョチョリーナ(1544)2011/05/17(火) 05:49:44.00
「手にとるように哲学がわかる本」 甲田 烈著 かんき出版 P.349 【C】
ソフィーの世界も再読したほうがいいでしょうか?

61テタ(13☆5982)2011/05/23(月) 15:42:50.08
『ぼくは猟師になった』千松信也 リトルモア 222p
京都での猟師の実際。【C】

『四つの四重奏』T・S・エリオット 岩波文庫 302p
詩集。宗教的。訳注はたくさん。【D】

62テタ(13☆6208)2011/05/30(月) 21:01:40.54
『高校数学でわかる線形代数』竹内淳 講談社ブルーバックス 226p
これでは分からんでしょう。【D】

63テタ(13☆6414)2011/06/07(火) 21:57:21.89
『夫殺し』李昴 宝島社 206p
台湾の小説。【C】

64テタ(13☆6675)2011/06/14(火) 20:14:26.38
『わたしは英国王に給仕した』フラバル 河出書房新社 261p
チェコの小説。【C】

65クロマ(1& ◆5QlQFP.YhgtO 2011/06/18(土) 03:34:58.06
『トーマの心臓』 森博嗣 メディアファクトリー p300 【c】
萩尾望都の原作を読んだことがないのでなんともいえないのだが…
もっと核心の部分を書くべきでは?と思った
終始、汽車からずっと景色を眺めているような気分だった。

66クロマ(1& ◆5QlQFP.YhgtO 2011/06/18(土) 03:35:51.59
『トーマの心臓』 森博嗣 メディアファクトリー p300 【c】
萩尾望都の原作を読んだことがないのでなんともいえないのだが…
もっと核心の部分を書くべきでは?と思った
終始、汽車からずっと景色を眺めているような気分だった。

67テタ(13☆6959)2011/06/25(土) 21:30:21.16
『てつがくを着て、まちを歩こう』鷲田清一 ちくま学芸文庫 284p
エッセイの寄せ集め。【C】

68無名草子さん2011/06/25(土) 23:47:26.91
ltHaQTIlO
フィクションの虚構に飽きたらノンフィクションを

http://c.2ch.net/test/-/archives/(甲山事件)

真犯人は誰か? 迷宮入りを避ける為、あなたの推理を。

69テタ(13☆7162)2011/07/02(土) 21:06:50.93
『エッシャー・マジック』杉浦厚吉 東京大学出版会 203p
エッシャーの魔法の種明かし。【C】

70テタ(13☆8012)2011/07/10(日) 10:27:55.21
『告白』町田康 中公文庫 850p
実録河内十人斬り。【B】

71クロマ(1& ◆vD5rO35neZVQ 2011/07/10(日) 13:58:52.65
『東の海神 西の滄海』小野不由美 ホワイトハート文庫 【B】p319
荒野の国を栄えたくない、という場面が良かった。
読み終わって、つくづく今はこれでも平和なんだと思った。

読みかけの本が多すぎてここに書き込めてないのが…
一度全部綺麗に読み終わりたい


72テタ(13☆8297)2011/07/18(月) 08:49:49.75
『うなドン』青山潤 講談社 285p
「アフリカにょろり旅」に続くエッセイ。【C】

73テタ(13☆8673)2011/07/26(火) 21:49:46.13
『族長の秋』ガブリエル・ガルシア=マルケス 集英社文庫 376p
架空の国の独裁者の孤独。【B】

74テタ(13☆8995)2011/08/05(金) 08:31:43.44
『完全なる証明』マーシャ・ガッセン 文藝春秋 322p
ポアンカレ予想を解決したペレルマンについて。旧ソ連でのユダヤ系への
待遇に関する記述が興味深い。【C】

75テタ(13☆9257)2011/08/12(金) 22:38:02.69
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹 文春文庫 262p
走ることについてのエッセイ。【C】

76はち(595)2011/08/13(土) 23:06:32.09
参加します

『退出ゲーム』 初野晴 p294 角川文庫 【B】
『初恋ソムリエ』 初野晴 p301 角川文庫 【B】

爽やかな青春ミステリー。登場人物がみんな良いキャラしていて、セリフの掛け合いが面白かった。

77はち(902)2011/08/19(金) 01:26:28.22
『ビブリア古書店の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』
三上延 p307 メディアワークス文庫【C】
安楽椅子探偵ならぬ、ベッドの上探偵

78ゴン p282@12011/08/21(日) 03:52:32.23
参加します(^O^)ノ
博士の愛した数式 小川洋子

79テタ(13☆9574)2011/08/21(日) 11:35:03.93
『ヤノマミ』国分拓 NHK出版 317p
アマゾンの、文明とほとんど接触のない部族のルポ。【C】

80ゴン 22011/08/24(水) 05:09:43.01
伊豆の踊り子 川端康成

81クロマ(2☆0679)2011/08/28(日) 18:25:11.08
『風の万里 黎明の空(上)』小野不由美 P348 講談社ホワイトハート文庫【B】
玉座についたものの国の行く末の為日々の自分に悩んでいる陽子。父母と公主の
座を剥奪され、奴隷のような日々に流されてゆく祥瓊。海客として流され言葉の通じ
ぬ世界で震えながら過ごす鈴。上巻ではこの3人が息の詰まるような場所から立ち上がるま
でを書く。下巻で上手いこと風呂敷を畳むことを願う。
『ことばはちからダ!―現代文キーワード―』河合出版 P208【C】
国語の大学受験対策本なのだが読み物としても中々面白い。評論文によく出る重
要なキイワードをかなり分かりやすく纏めている。何度も読み込めば評論文に対
する抵抗などあらゆるアレルギイが解消出来るであろうと思われる。
『超思考』幻冬舎 北野武 P204【C】
つい最近の大臣の発言や北野武からみた「最近のニュース」を通して武流の価値
観について語っている。北野武という人間が好きな人以外にはお薦めできない本
。芸術論の話のみ評価できる。

82クロマ(2☆0679)2011/08/28(日) 18:27:38.77
『SPEED』 金城一紀 角川文庫 P301【B】
ザ・ゾンビーズシリーズ第三弾。家庭教師を殺されたお嬢様進学校の女子高生が
オチコボレ男子高生と事件の真相を探る。このシリーズの続きはもう出ないのか
?好きなのだが。
『徒然草』角川ソフィア文庫 P293 【A】
大学入試によく出る古典ランキング第2位の作品。親しみやすい訳や解説と絵があ
るので初心者にもとっつきやすい。正直、受験の為に読んだのだが、現代にも通
じるものが殆どで驚いた。古典に抵抗がある人は読み流すだけでも次、問題に取
り組んだとき感覚が大きく変わる事請け合いだ。

83クロマ(2☆0679)2011/08/28(日) 18:29:21.25
『難関大学も恐くない-受験は要領-たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ』
和田秀樹 PHP文庫 P264 【C】
受験勉強というものに対してを肩の力を抜いて考えさせられるような本。実践で
きるような受験勉強の工夫が沢山ちりばめられており、学べる部分が多い。この
本で受験とは論理的思考を養うだけではなくコストパフォーマンスを高める工夫
や要領のよさを学ぶことでもあると思った。ただ現代文は対処法が少な過ぎるし
もっといい方法がある。数学は現在の著者の考え方と異なるので、「数学は暗記
だ」と併用したほうがいいかも知れない。この本には例えば「丸暗記」という表
現が多々見られるがこのような言葉を鵜呑みにしてしまうような人は読まない方
が懸命。

84テタ(14☆269)2011/08/29(月) 08:36:49.16
クロマさん、完走おめでとうございます。

『数学ガール 乱択アルゴリズム』結城浩 ソフトバンククリエイティブ 477p
数学小説。【C】

『Amazonランキングの謎を解く』服部哲弥 化学同人 218p
Amazonの売上ランキングがどのように算出されているか、数理モデルを提案。【B】

85クロマ(2☆0790)2011/08/29(月) 20:55:51.52
『クジラと海とぼく』 アリス館 水口博也 P111 【C】
今年の小学生の課題図書に指定された本。現在は写真家・海洋ジャーナリストと
して活躍している作者が「クジラ」に関する研究がまだ日本では進んでいなかっ
た時代にどのようにしてクジラに魅せられていきこの仕事についたのかを書く。
少年時代にウミガメの産卵を見たことや大学で自分に興味のある体験が出来たこ
と等々。小学生が読むには結構重たいと思った。

86クロマ(2☆0790)2011/08/29(月) 22:58:16.05
。『徒然草』角川ビギナーズ・クラシック P293 【A】(→2☆0679)
大学入試によく出る古典ランキング第2位の作品。親しみやすい訳や解説と絵があ
るので初心者にもとっつきやすい。正直、受験の為に読んだのだが、現代にも通
じるものが殆どで驚いた。古典に抵抗がある人は読み流すだけでも次、問題に取
り組んだとき感覚が大きく変わる事請け合いだ。

度々すみません。これで最後です。ページ数も合ってるはず。

87はち(1188)2011/09/01(木) 05:07:52.90
『空想オルガン』 初野晴 P286 角川書店 【B】
ハルチカシリーズ第3弾 。普門館を目指すチカたちと、その周辺の人々に纏わる日常の謎。
ハルタのロビンソン漂流記には声を出して笑ってしまった。かなり好きなシリーズ。

88テタ(14☆779)2011/09/03(土) 11:36:09.73
『陽気な黙示録』佐藤亜紀 ちくま文庫 510p
エッセイ集。歯切れはいいが、金太郎飴的。【C】

89テタ(14☆1059)2011/09/07(水) 21:18:04.91
『眠り猫』花村萬月 徳間書店 280p
小説。拙い。【D】

90テタ(14☆1419)2011/09/12(月) 19:57:49.88
『金属人類学入門』赤瀬川原平 日本カメラ社 301p
エッセイ。久しぶりに読んだが、やっぱり面白い。【C】

『イスラム芸術の幾何学』ダウド・サットン 創元社 59p
読む前に思っていたのとちょっと違った。【D】

91無名草子さん2011/09/13(火) 19:08:14.62
まとめサイトの編集したい

92無名草子さん2011/09/14(水) 17:02:48.15
参加しようかな

93無名草子さん2011/09/14(水) 18:41:21.11
トップレスで読書がニューヨークでは流行ってるらしいよ(画像有り)
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1315991448/l50

94テタ(14☆1620)2011/09/19(月) 16:10:05.98
『ちょっと触っていいですか 中古カメラのススメ』赤瀬川原平 筑摩書房 201p
これはイマイチ。【C】

95クロマ(2& ◆spjEIXVc3c 2011/09/23(金) 22:58:59.19
『絡新婦の理』 京極夏彦 講談社文庫 p1374 【A】(2回目)
感想は前スレで書いたので省略。
傑作だと思う、ただ前置きが長すぎてトリックを知る前にどんな事件だったか忘れたりしなかったり

96テタ(14☆1809)2011/09/27(火) 21:35:18.51
『コマの科学』戸田盛和 岩波新書 189p
【C】

97テタ(14☆2045)2011/10/04(火) 22:29:59.27
『イスラーム生誕』井筒俊彦 中公文庫 236p
ムハンマドについて。【C】

98クロマ(2☆2532)2011/10/09(日) 18:05:06.29
『風の万里 黎明の空(下)』小野不由美 ホワイトハート文庫 P368【B】
途中までは楽しく読めたのだが戦いの終結の仕方がちょっとご都合主義?な感じ
が…。段々進むごとに言いたい事が説教臭くなっている気がする。

99テタ(14☆2544)2011/10/16(日) 09:59:04.74
『海の上のピアニスト』アレッサンドロ・バリッコ 白水uブックス 153p
【C】

『中世の再発見』網野善彦+阿部謹也 平凡社ライブラリー 346p
対談。【C】

100テタ(14☆2869)2011/10/23(日) 11:56:42.18
『暢気眼鏡・虫のいろいろ』尾崎一雄 岩波文庫 325p
短篇集。【C】

101無名草子さん2011/10/29(土) 01:17:00.32
ほしゅ

102りゅう(11☆4225)2011/10/30(日) 01:35:58.66
ひさびさに参戦

『ヤバい経済学』 スティーブンレヴィット p336 【B】

不動産屋が自分の家を売ったときの値段と客の家を売ったときの値段の
比較、1990年代に北米で少年犯罪が減った理由、銃とプールの危険度
比較、マフィアの経済、日本の相撲の八百長などを統計学的に調査、
解説する。ベストセラー本のようだけどなかなか面白かった。
ちょっとデータの解釈とか胡散臭さがあるような気はするけど読み物と
してかなり面白い。

103テタ(14☆3122)2011/10/30(日) 15:29:43.72
『ルネサンスの謝肉祭』成瀬駒男 小沢書店 192p
ルネサンス期の版画家ジャック・カロについて。【D】

『日常にひそむ数理曲線』佐藤雅彦+ユーフラテス 小学館 61p
「理」が現れる瞬間、感じるのは知識の確認といった生やさしいものではなく、
「畏れ」である。
【C】

104無名草子さん2011/10/31(月) 15:30:10.68
また一から立ち上げなくちゃいけないんだよ〜

105テタ(14☆3382)2011/11/06(日) 09:40:53.89
『ジーヴズの事件簿』P・G・ウッドハウス 文春文庫 260p
短篇集。【C】

106りゅう(11☆5131)2011/11/10(木) 22:23:15.14
『超ヤバい経済学』 スティーブンレヴィット p338 【C】

 前作とは変わり何だかだらだらして長ったらしい文章で読みづらい。
 中身忘れてしまった・・・

『邪宗門 上』 高橋和巳 p568 【D】

 面白くなくはないけど何といってもくどくて読みつかれる。
 旧仮名遣いとかうざい

107テタ(14☆3604)2011/11/15(火) 20:47:13.68
『X線が拓く科学の世界』平山令明 ソフトバンククリエイティブ サイエンス・アイ新書 222p
【C】

108鴨居(886)2011/11/22(火) 06:47:51.60
参加します。
『知的生産の技術』梅棹忠夫 岩波新書 218p 【A】
買って良かった。
『新美南吉童話集』千葉俊二編 岩波文庫 315p 【C 】
懐かしい。
『鹿鳴館』三島由紀夫 新潮文庫 353p 【A】
最高におもしろい。

109りゅう(11☆6275)2011/11/22(火) 23:12:32.66
『なぜ株価は値上がるのか』 矢口新 p214 【C】

 なぜ株価が上がるかについては1ページぐらいしか書いてない、
 その他は初心者向け

『女二人のニューギニア』 有吉佐和子 p263 【B】

 昭和40年代未開の地に入る2人の女、昭和40年代の未開人種の様子が
 わかり興味深い。おもしろい旅行本。

『カラマーゾフの兄弟上』 ドストエフスキー p667 【D】

 話の展開がわかりにくいというか文章が読みにくくて労力がいる

110テタ(14☆4047)2011/11/23(水) 09:20:12.17
『超伝導ナイトクラブ』村上龍 講談社 443p
バブルのころのにおいがプンプンする。【C】

111テタ(14☆4412)2011/11/30(水) 20:49:45.83
『日の名残り』カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫=@365p
【B】

112テタ(14☆4769)2011/12/07(水) 21:09:53.43
『アンティキラ 古代ギリシアのコンピュータ』ジョー・マーチャント 357p
沈没船から引き上げられた謎の遺物。【C】

113クロマ】(2☆2906)2011/12/09(金) 20:20:56.47
『アルキメデスは手を汚さない』 小峰元 講談社文庫 P374【C】
東野がエッセイで好評してたので一読。
「手を汚さない」というタイトルなのでてっきり直接手を下さず人を殺めた犯人がいるのかとずっと思っていたのだが…。
今となってはこの小説は至って普通になってしまった気がする。

114りゅう(11☆7143)2011/12/10(土) 00:48:23.21
『NHK受信料は拒否できるのか』 土屋英雄 p205 【B】

 NHK受信料は憲法違反との観点で検討する。単に理屈こねてるだけに
 見えるけど知らなかったことが多くてなかなか興味深かった

『ツキの絶対法則』 内藤誼人 p206 【C】

 ギャンブル本と思ったら自己啓発本だった。信じる者は救われる的
 言い回しはどうなのかと思うし自分の都合いいデータを集めてきて
 語ってるだけにも見えるけどいろいろ面白いことも書いてあるので

『数学ができる人はこう考える』 シャーマンスタイン p244 【C】

 平行な線が引かれているところに針を落として線と交差する確率や
 2点差で勝ちとなる試合で平均何試合戦うと勝負がつくかなどを
 計算する。数学の面白さがなんとなくわかってくる?

『税金のしくみ』 須田邦裕 p213 【C】

 税金について解説している。一冊で基本的なところがだいぶわかる気がする?

115テタ(14☆5067)2011/12/18(日) 17:35:08.71
『世界をやりなおしても生命は生まれるか?』長沼毅 朝日出版 298p
高校生向けの講義の模様。【C】

116りゅう(11☆8701)2011/12/19(月) 00:49:57.52
『極秘捜査』 麻生幾 p380 【C】

 オウムに対する警察捜査をレポートしたもの、まあ面白いけど
 週刊誌記事のような大げさな表現や回りくどさ、ねちっこさが鼻につく

『ガダラの豚』 中島らも p380 【B】

 エンタメアクションもの、I-IIIまであって、それぞれ独立した
 ストーリーからなる、ひさびさに当たりの小説、IIIまで一気読みした

『ドクトルまんぼう航海記』 北杜生 p235 【B】

 昭和40年ごろマグロ漁船に船医として乗る航海記、死語満載

『ついていったらこうなった』 多田文明 p191 【C】

 キャッチセールスとかについていったらという体験話、どうなるかは
 わかるけど、彼らの話術とかもっと詳細に書いてほしかった

『分身』 東野圭吾 p372 【C】

 双子の姉妹が引き離されて育てられる理由が明らかになるという話

117未来完了・脱ニート(200)2011/12/19(月) 16:18:53.34
初参戦します

■下山の思想(五木寛之)(200Pくらい) 

評価 ☆☆☆☆【C】

文字数少なめ、サクサク読めた
世代が違うと理解し辛い場所がある、戦争の時代を生きた人なら共感できるそう
現代社会を下山の時代に例えてる点が面白かった

118未来完了・脱ニート(500)2011/12/19(月) 20:50:44.16
■チーズはどこへ行った?(スペンサー) P100
評価 ☆☆☆☆☆【B】

「挑戦力」を養う物語
自己啓発書を何冊か読んでいる人には不要
失業者の自分には耳が痛い話である
会社や人間関係にひたすら依存してる人はドキリとできるかも


■行動できない人の心理学(加藤諦三) P200
評価 ☆☆☆☆【C】

少し説教臭い
少し口説い
でも少し為になる

119無名草子さん2011/12/19(月) 21:19:42.23
てすと
テスト
てすと
てすと
テスト

120未来完了・脱ニート(950)2011/12/19(月) 21:36:13.88
■いじめに負けない心理学(加藤諦三) P200
評価 ☆☆☆☆【C】

読みやすい
自分が苛められていたことに気づく
それこそが負けない心理学だということ


■100%幸せな1%の人々(小林正観) P250
評価 ☆☆☆☆☆【B】

ありがとう運動の開祖
少し胡散臭いが、それでも面白い
ブラシーポ効果を独自の世界観で表現している
あとがきで感動した

121未来完了・脱ニート(1150)2011/12/19(月) 21:59:01.33
■20代で絶対学んでおくべき心理術(内藤 誼人) P200
評価 ☆☆☆☆【C】

当たり前のことが書いてあるが、どれも必要なことばかり
著者にしては意外と心理学データが少なく
実体験などが多いので逆に説得力がある

122未来完了・脱ニート(1350)2011/12/19(月) 23:58:52.84
■気持ちが楽になる50のヒント (中谷彰宏) P100
評価 ☆☆☆☆【C】

20分くらいで読める
逆転の発想のヒントがたくさん書かれている


■お金のかからない222の大人のプレゼント (中谷彰宏) P100
評価 ☆【E】

15分くらいで読める
当たり前のことに感謝するためのヒントが
箇条書きでたくさん紹介されている

123未来完了・脱ニート(1750)2011/12/20(火) 00:16:54.07
■斎藤一人 幸せの名言集 (斎藤一人) P170
評価 ☆☆☆☆☆【B】

すぐに読める、心が安らぐ
斎藤一人氏の教えがたくさん
あいだみつおチック


■心を整える。 (長谷部) P230
評価 ☆☆☆☆【C】

自己啓発・メンタルトレーニング本かと思いきや
サッカー生活メインの自叙伝の要素が強い
ミスチルや本紹介など、庶民も共感しやすい内容も盛り込まれてる

124未来完了・脱ニート(2000)2011/12/20(火) 18:13:21.90
■小さいことにくよくよするな! (リチャード・カールソン著、小沢瑞穂訳) P230
評価 ☆☆☆☆☆【B】

サクサク読めるが、読みごたえもあるスルメ本
自分の死を見つめなおすなど、少し違った視点を持つことで
これまでのストレスが小さなことだと感じることができる

125未来完了・脱ニート(2250)2011/12/20(火) 18:21:11.80
>>124訂正
×P230
○P250

■きっと良くなる! (本田健) P250
評価 ☆☆☆【D】

多少宗教臭く内容も薄いが
励まされる本
前向きなことがたくさん書いてある

126テタ(14☆5323)2011/12/21(水) 21:47:46.29
『グランド・ブルテーシュ奇譚』バルザック 光文社古典新訳文庫 256p
短篇集。【C】

127りゅう(11☆9487)2011/12/24(土) 01:07:43.85
『閉鎖病棟』 帚木蓬生 p295 【C】

 前置き長いな・・・オチは、と思ったら終わってしまった
 死刑関連本とは思ってもみなかったけど

『ダークゾーン』 貴志祐介 p491 【B】

 奨励会三段棋士がクリムゾンのように将棋型対戦ゲームに参加する。
 対戦相手はライバル棋士、これは夢か現実か・・・しかしオチが青の炎とは。

128パチプロ(681)2011/12/26(月) 13:33:43.17
『パチンコがなくなる日』 POKKA吉田 p189

良書が少ないパチンコ関係の本としては出色。謎の多い業界の裏側を活写。
筆者はパチンコ業界紙の出身。

『パチンコで生きていく技術』 ヒロシヤング p239

パチプロとはそもどういう人種か?どうして食っているのかという好奇心を
満たすのには最適の本。
「パチプロでハッピーな人生を全うした人はいない」という指摘は重い。

『弱い日本の強い円』 佐々木融 p253

なぜ不況なのに円高なのか。誰もが思う不思議に、マクロ経済の視点から
明快に論証。一流の金融プロは実はなかなか本を書いてくれないのでその
点でもこの本は非常に貴重。



129テタ(14☆6338)2011/12/28(水) 08:26:52.41
『ダンゴムシに心はあるのか』森山徹 PHPサイエンス・ワールド新書 223p
納得しかねる議論。【C】

『平台がおまちかね』大崎梢 創元推理文庫 312p
コージーミステリー。【C】

『電子本をバカにするなかれ』津野海太郎 国書刊行会 287p
書物五千年史のなかで今日のデジタル化を捉え直す。【C】

『ビリー・ザ・キッド全仕事』マイケル・オンダーチェ 国書刊行会 193p
ビリー・ザ・キッド伝説。【D】

130無名草子さん2011/12/28(水) 15:10:47.62

131テタ(14☆6599)2012/01/04(水) 08:22:31.05
明けましておめでとうございます。

『新解さんの謎』赤瀬川原平 文藝春秋261p
中途半端。【C】

132りゅう(12☆1409)2012/01/05(木) 00:45:25.38
おめでとうございます

『家畜人ヤプー』 沼正三 p652 【C】

 2000年後の世界は白人が黒人、日本人を支配する社会、その世界から
 現代に来たUFOに日本人男、白人女のカップルが出会って連れ去られ、
 日本人男は家畜化されてしまう。不条理系、読み疲れる。

『P.I.P.』 沢井鯨 p507 【B】

 中学の教師がカンボジアに行き、騙されて刑務所に入れられる。
 その過程でカンボジアの特性みたいなものを理解していく。
 カンボジアのイメージがかなり悪くなった。ドタバタ劇とか
 あるが刑務所とかの描写が細かいところがなかなかいい。

『上海の西、デリーの東』 素樹文生 p381 【C】

 90年代のアジア旅行記、著名なバックパッカー宿を渡り歩く感じ
 旅行記としてはまあまあ?90年代のアジアの田舎ぶりがいい感じ、
ハノイに3階以上のビルがないとか

『変身』 東野圭吾 p382 【C】

 ある男が事件に巻き込まれ頭部に銃弾を受けて脳移植手術を受ける。
 徐々に移植された脳の影響を受けて人格が変わってしまう。

133りゅう(12☆3244)2012/01/05(木) 01:26:02.63
『千里眼』 松岡圭祐 p572 【C】

 新興宗教の信者が自衛隊基地からミサイルを打つなどで
 政府を脅す、一方で房総半島の巨大観音像にその信者たちが
 お参りをする、その謎をベテランカウンセラーと主人公となる
 その弟子が解く。現実味がないアクションとかが好きになれないか。

『恍惚の人』 有吉佐和子 p437 【C】

 ボケ老人の話。痴呆症問題の先駆けとなった本?不安煽ってる感がある

『コインロッカーベイビーズ』 村上龍 p257 【D】

 コインロッカーに捨てられた2人の赤ん坊の話、村上龍ワールドについていけず

『真剣師小池重明』 団鬼六 p315 【C】

 真剣師小池の生涯を書く。昔見たTVの方が面白かったかな。棋譜解説とかに
 した方がよかったかもしれない。どうしようもないおっさん感が支配的に

『旅券のない旅』 胡桃沢耕史 p254 【C】

 戦時ハルピンでした約束を40年後に確認するノンフィクションぽい話
 日本と中国とロシアとアヘンの話、戦時の無法地帯っぽい話が面白い
 事実に脚色を加えたという感じ?

134無名草子さん2012/01/05(木) 22:42:38.61
test

135クロマ(2☆3210)2012/01/05(木) 22:45:15.71
『スカイ・クロラ』中公文庫 森博嗣 P304【D】
空気を楽しむための小説といえばこれもラノベに分類できるのだと思う。
この作者の初期のすっきりした言い方が好きだったのに何故こうもポエム臭くなってしまったのか…
ミニタリーが好きな人なら楽しめると思う

136テタ(14☆6810)2012/01/11(水) 17:50:08.47
『ぼくのともだち』エマニュエル・ボーヴ 白水社 211p
ナイーヴすぎて、痛々しい。【C】

137パチプロ(1004)2012/01/12(木) 10:15:27.69
『暗渠の宿』西村賢太 p158
『二度とはゆけぬ町の地図』西村賢太 p165

私小説。独特の西村節ともいえる語り口で読みだしたら
とまらない。赤裸々なのが好きな人にオススメ

138テタ(14☆7243)2012/01/20(金) 21:40:25.24
『ドローンズ・クラブの英傑伝』P・G・ウッドハウス 文春文庫 433p
ユーモア小説。【C】

139すたん(413)2012/01/25(水) 13:11:48.37
参加します。

『失敗の本質』戸部良一ほか 中公文庫 413p 【B】

140りゅう(12☆4758)2012/01/29(日) 02:14:18.96
『悪の教典上』 貴志祐介 p434 【C】

 さわやかな人気高校教師が実は悪事を重ねる殺人犯、貴志祐介版模倣犯
 みたいな感じ?

『天使の囀り』 貴志祐介 p445 【C】

 アマゾンの奥地から帰ってきた恋人が狂って自殺、他にも関連なさそうな
 ところで異常自殺が発生する。寄生虫の話とか、絵が見たい作品。

『株価操縦』 相場英雄 p369 【C】

 プロレスと新聞記者と情報を利用して相場を操縦する男の話。
 無理やりな締め方が気に入らず。

『プラナリア』 p266 山本文緒 【C】

 恋愛小説系短編集、著者紹介に何気ない日常から時代を切り取る観察眼と
 書かれていたがそんな感じ。なかなか面白かった。直木賞?外れ少ないか?

141すたん(1101)2012/02/01(水) 20:37:11.16
『六号病棟・退屈な話』チェーホフ 岩波文庫 391p 【B】
『世論(下)』リップマン 岩波文庫 297p 【B】

5年越しで積んでたのがようやく片付きました。すっきり。

142パチプロ(1752)2012/02/02(木) 02:52:47.92
『李朝残影』 梶原季之朝鮮小説集 p363 【B】
 
朝鮮育ちの著者ならではの朝鮮の匂いを感じさせる
時折取ってつけたような植民地支配に対する批判が差し込まれるのが残念

『どうで死ぬ身の一踊り』 西村賢太 p235 【B】
『寒灯』            同     p150 【C】

西村のいつもの私小説。同棲話中心。後者はややマンネリ 

143クロマ(2☆4335)2012/02/02(木) 20:27:05.97
『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上延 MW文庫 P307【C】
良くも悪くも台本みたいな小説だった。
犯人に違和感がある、というのには同意。
ラノベとしては面白いのかも知れないがミステリとしてはお粗末か。
割と地味な内容な印象。

『46番目の密室』 有栖川有栖 講談社文庫 P343 【B】
作家アリスシリーズ第1弾。
余り推理小説はまだ読んでいませんが、「意図的にした」と「偶然」の違いが面白いと思った。ネタバレになるので詳しくはやめておく。

『パプリカ』 筒井康隆 新潮文庫 P475 【C】
今敏の映画を先に見てしまったのだが中々ボリュームがあった。
ある意味手に汗握るというか。
前半はサクサク進んだのが好きだったのに後半の朧目な文章は結構苦痛だった。
しかし最後まで読んでそれがわざとだという事に気付いた。

144クロマ(2☆4535)2012/02/07(火) 22:47:01.21
『グランド・フィナーレ』 阿部和重 講談社 p200 【C】
最愛の娘を失ったロリコン男が二人の少女と出会う話。
ロリコン男なのに普通に身近に感じられて怖かった。
終わり方はバッドなのかハッピーなのか捉え方が人によって変わると思った。
ちなみに私はバッドエンド派です。

145パチプロ(2445)2012/02/18(土) 23:40:47.50
『贋世捨人』車谷長吉 P241【B】
半自叙伝的私小説。昭和史的要素もあり。
前半の緊張感に比べ後半やや駆け足の観。

『白痴群』車谷長吉 P252【B】
私小説短編集。初期の表題作と中期以降の作品の混交。
中期以降の作品のほうが手馴れて読みやすいが表題作の
描写の積み重ねも捨てがたい。「武蔵丸」は川端康成賞。

『飆風』(ひょうふう)車谷長吉 P200【B】
私小説3編+小説論。
表題作は名作「赤目四十八瀧心中未遂」成立前夜の神経を病んだ
時代の話。

立て続けに車谷長吉の私小説を読んだがこの人の作品には凄味がある。
自他ともに平気で切る迫力。これからもどんどん読みたい。 

146テタ(14☆7879)2012/02/22(水) 22:34:18.11
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』小澤征爾×村上春樹 新潮社 375p
対談。【C】

『舟を編む』三浦しおん 光文社 261p
辞書編集者が主人公。【C】

147すたん(1905)2012/03/03(土) 04:52:35.32
『古い玩具・チロルの秋・牛山ホテルほか』岸田國士 ハヤカワ演劇文庫 409p 【C】
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子 河出文庫 253p 【C】
『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三 岩波文庫 142p 【C】

三冊目は薄い講演録なのですぐ読めました。

148テタ(14☆8297)2012/03/05(月) 16:07:30.39
『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』坂口恭平 太田出版 181p
要はホームレス生活の仕方。【C】

『コルシア書店の仲間たち』須賀敦子 文春文庫 237p
エッセイ。【C】

149テタ(14☆8776)2012/03/11(日) 09:11:10.99
『青年のための読書クラブ』桜庭一樹 新潮文庫 257p
最初の文体に違和感を感じた。わざとか。【C】

『島の時間』赤瀬川原平 平凡社 222p
旅行記。【C】

150テタ(14☆8918)2012/03/18(日) 09:22:48.12
『ひまわりの螺旋』来嶋大二 共立出版 142p
ひまわりの種のつくる螺旋の考察。【B】

151無名草子さん2012/03/24(土) 20:52:36.54
test

152クロマ(2☆5735)2012/03/24(土) 21:02:14.97
『ロシア紅茶の謎』 有栖川有栖 講談社文庫 P331 【C】
国名シリーズ第1弾。
この作者、氷のトリック好きだなぁと思った。
どれも長編にでも出来そうなのばかりなのは流石です。

『日曜の夜は出たくない』 倉知淳 創元推理文庫 現代日本推理小説 P404 【C】
こちらも短編ミステリ。
蛇足のページが本当に蛇足です。
一番最初のは物理的に無理だと思うのだが…

『ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常』 三上延 メディアワークス文庫 P257 【C】(→2☆5527)
いきなりおっぱいおっぱい言い出したのが衝撃的だった。
話を進めるごとにご都合主義になっていく気がした。

『蝶々の纏足・風葬の教室』 山田詠美 新潮文庫 p208 【A】
3つの短編集を収録したもの。
3つの共通点は引っ越したばかりでまだ新しい場所になじめていない女の子が少女になって、女になるまでの軌跡という事。

153テタ(14☆9723)2012/03/25(日) 09:09:49.12
『フランス・プロテスタントの反乱』カヴァリエ 岩波文庫 570p
18世紀の記録。縁遠い話であった。【C】

『岡潔』高瀬正仁 岩波新書 235p
評伝。【C】

154テタ(15☆280)2012/03/31(土) 08:06:32.47
『むずかしい愛』イタロ・カルヴィーノ 福武書店 184p
短編集。【D】

『朝永振一郎著作集別巻2 日記・書簡』みすず書房 373p
滞独日記がおもしろい。【C】

155テタ(15☆518)2012/04/07(土) 17:23:10.12
『虫に追われて』川村俊一 河出書房新社 238p
昆虫標本商のエッセイ。【D】

156すたん(2707)2012/04/08(日) 06:54:57.91
『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子 講談社文庫 276p
言葉だけだと頭が焼き切れそうになる。やっぱり挿絵がほしい。【B】

『いま集合的無意識を、』神林長平 早川文庫 242p
ネットワーク共有、識域下世界を軸にした少し雑多な短編集。
「ぼくの、マシン」が収録されてほくほく。【C】

『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子 河出文庫 284p
料理随筆の続編。前著からつづけて読んだので20年の時間跳躍が強く印象に残った。【C】

157テタ(15☆748)2012/04/15(日) 14:26:24.04
『目利きのヒミツ』赤瀬川原平 岩波書店 230p
エッセイ。【D】

158無名草子さん2012/04/16(月) 00:24:51.02
創価会員minaotehonです。
minaotehon
のgooblogを御覧下さい。

趣味人では本名を縮めた名前 てみ で書いております。

真のカルトはどこなのか、様々な経験の事柄に創価学会が関わりなのか、

日々精神的苦痛を受けております。

あまりにもの日々に、この様々な経験の事実を雑誌社に気づいて頂きたいと別の事柄で売り込みもしましたが 権力がうやむやにしたのでありましょう。
gooblogは荒れた文章が大半ですけれど。

御覧頂きご助言頂けますとさいわいです。

159テタ(15☆986)2012/04/23(月) 22:18:55.72
『素顔の南方熊楠』谷川健一・中瀬喜陽・南方文枝 朝日文庫 238p
業績よりも人間性に重点を置いた紹介。【C】

160クロマ(2☆6668)2012/04/25(水) 22:26:19.94
『風味絶佳』 山田詠美 文春文庫 P257 【B】
決して料理小説ではないがタイトルのせいか美味しそうな食べ物がよく出てくる短編集。
「春眠」のオチは凄く好きなんだが出てくる女に苛々した。

『英国庭園の謎』 有栖川有栖 講談社文庫 P327 【C】
交際相手に対しての脅し、という動機が多い気がするこの作家。
しかし中々ハズレがないしすんなり理解できる。

『はじめての文学 宮本輝』 宮本輝 文藝春秋 P249 【B】
宮本輝を読んだことがない人に良作な短編だけを揃えた有難い本。
「星々の悲しみ」がは街の匂いとか明るさとかが浮かび上がるよう。どれも終わり方にはっ、とさせられる。


161すたん(3405)2012/04/28(土) 02:16:28.31
『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル ハヤカワ文庫 475p 【B】
ベストセラーだけあって面白かった。訳が読みやすい。
ベンサムとミルまではわかりやすかったが、カントとロールズに入ってからが面倒。

『思考の整理学』外山滋比古 ちくま文庫 223p 【C】
83年時点での指摘予測が結構当たっている。

162テタ(15☆1492)2012/05/05(土) 17:56:22.47
『マイナス50℃の世界』米原万里 清流出版 125p
米原万里の処女作の復刊。大黒屋光太夫の軌跡を追うテレビ番組の話。
【C】

『北の十字軍』山内進 講談社学術文庫 381p
ヨーロッパ拡大の源流。【C】

163クロマ(2☆8696)2012/05/08(火) 01:04:34.12
『放課後の音符(キイノート)』 山田詠美 新潮文庫 P187 【C】

『邪魅の雫』 京極夏彦 講談社文庫 P817 【A】

『十項だけ読んでごらんなさい。十項たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』 遠藤周作 新潮文庫 P175 【C】

『きみが見つける物語 放課後編』 角川文庫編集部 P214 【D】

『ターン』 新潮文庫 北村薫 P418 【B】

『東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法』 吉永賢一 中経出版 P207 【C】

164すたん(4595)2012/05/10(木) 01:49:11.39
『神林長平トリビュート』虚淵玄・円城塔・辻村深月ほか ハヤカワ文庫 331p 【B】
豪華。

『虐殺器官』伊藤計劃 ハヤカワ文庫 414p 【C】
「地獄の黙示録」と「神狩り」。押井守版「機動警察パトレイバー」がもう一度見たくなる。

『功利主義者の読書術』佐藤優 新潮文庫 445p 【C】

165テタ(15☆1749)2012/05/16(水) 21:56:01.66
『誕生日の子どもたち』トルーマン・カポーティ 文春文庫 257p
短編集。【C】

166テタ(15☆2023)2012/05/24(木) 21:20:14.78
『桜もさよならも日本語』丸谷才一 新潮文庫 274p
評論集。【B】

167テタ(15☆2300)2012/05/30(水) 21:46:05.51
『アポリネール傑作短篇集』アポリネール 福武文庫 277p
【D】

168テタ(15☆2675)2012/06/06(水) 16:48:18.49
『ドン・キホーテ』セルバンテス 岩波少年文庫 375p
抄訳。【C】

169すたん(5586)2012/06/09(土) 11:18:44.79
『モモちゃんとアカネちゃん』松谷みよ子 講談社文庫 293p 【B】

『アカネちゃんの涙の海』松谷みよ子 講談社文庫 289p 【B】

『日本の歴史をよみなおす』網野善彦 ちくま学芸文庫 409p 【C】

170たけみー(491)2012/06/12(火) 18:12:56.14
お初。

『硝子のハンマー』貴志祐介 角川書店 491p 【C】
貴志祐介の推理ものは初めて読みました。このジャンルに精通してるわけでもなく、読書量が多いわけでもないので【C】評価。読みやすく、2部構成なので最後まで飽きませんでした。

171たけみー(886)2012/06/14(木) 10:58:17.32
『青の炎』貴志祐介 角川書店 395p 【C】
説明が若干専門的で軽くダレます。最後は考えさせられました。

172たけみー(1118)2012/06/14(木) 12:22:31.10
『KAGEROU』斎藤智裕 ポプラ社 232p【D】
今更ながら。
星新一テイストの作品で、それを一冊に膨らませたような作品。ギャグと変な文章さえ無ければそこそこだったと。

173テタ(15☆3022)2012/06/15(金) 21:20:51.82
『ポートレイト・イン・ジャズ』和田誠 村上春樹 新潮文庫 347p
ジャズメンにまつわるエッセイ。【C】

174たけみー(1445)2012/06/20(水) 04:17:25.65
『こころ』夏目漱石 新潮文庫 327p【A】

175テタ(15☆3316)2012/06/23(土) 20:31:56.11
『料理人』ハリー・クレッシング ハヤカワ文庫 294p
【C】

176すたん(6372)2012/06/25(月) 01:57:14.27
『チェーホフ集 結末のない話』チェーホフ ちくま文庫 415p 【C】

『昔話と日本人の心』河合隼雄 岩波書店 371p 【C】
めんどくさいが面白い。

177テタ(15☆3637)2012/06/30(土) 20:56:52.58
『連分数のふしぎ』木村俊一 講談社ブルーバックス 321p
わかりやすい。【B】

178テタ(15☆3937)2012/07/07(土) 11:00:47.88
『バイオパンク』マーカス・ウォールセン NHK出版 300p
コンピュータハッカーの次にくるバイオハッカーの生態。【C】

179無名草子さん2012/07/15(日) 19:56:45.25
ホシュ

180テタ(15☆4182)2012/07/22(日) 17:46:43.98
『どこにでも居る幾何』井ノ口順一 日本評論社 245p
校正が杜撰。【D】

181テタ(15☆4603)2012/07/29(日) 07:59:46.59
『しゃべれども しゃべれども』佐藤多佳子 新潮文庫 421p
【B】

182テタ(15☆4960)2012/08/05(日) 09:05:43.58
『理系の子』ジュディ・ダットン 文藝春秋 357p
サイエンスフェアとは。【B】

183テタ(15☆5121)2012/08/12(日) 08:27:34.05
『ひと月の夏』J・L・カー 白水uブックス 161p
【C】

184たけみー(1752)2012/08/17(金) 12:07:07.16
『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 307p【B】

185テタ(15☆5692)2012/08/21(火) 09:12:05.22
『ブラス・クーバスの死後の回想』マシャード・ジ・アシス 光文社古典新訳文庫 571p
ブラジルの小説。【C】

186テタ(15☆6014)2012/09/05(水) 21:30:38.63
『書店はタイムマシーン』桜庭一樹 創元ライブラリ 322p
読書日記。【C】

187テタ(15☆6366)2012/09/10(月) 08:38:29.02
『ウェイクフィールドの牧師』ゴールドスミス 岩波文庫 352p
イギリスの小説。【C】

188たけみー(2143)2012/09/10(月) 12:21:08.59
『宇宙のあいさつ』星 新一 新潮文庫 391p【C】

189たけみー(2364)2012/09/12(水) 08:29:14.83
『玩具修理者』小林泰三 角川ホラー文庫【A】

190たけみー(2816) 2012/09/14(金) 12:01:55.24
『使命と魂のリミット』東野圭吾 角川文庫 452p 良くも悪くも陳腐なのが好きな方に。【C】

191すたん(6856)2012/09/16(日) 14:41:32.59
『消失・神様とその他の変種』ケラリーノ・サンドロヴィッチ ハヤカワ演劇文庫 484p
【C】

192たけみー(3094) 2012/09/17(月) 09:43:44.22
『幽談』京極夏彦 MF文庫 278p 【C】

193すたん(7044)2012/09/20(木) 22:25:02.31
『巴里の憂鬱』ボードレール 新潮文庫。188p 【C】

194たけみー(3281) 2012/09/30(日) 21:19:08.11
『医師がすすめる男のダイエット』井上修二 集英社新書 187p【D】
年配サラリーマンの方でハッとされる方は多いと思います

195テタ(15☆6800)2012/10/01(月) 21:23:32.12
『巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳』近藤史恵 光文社時代小説文庫 209p
捕物帳。【C】

『サロメ』ワイルド 光文社古典新訳文庫 225p
【C】

196テタ(15☆7321)2012/10/05(金) 21:13:35.13
『どうして僕はこんなところに』ブルース・チャトウィン 角川文庫 521p
旅行譚。【C】

197すたん(7630)2012/10/12(金) 00:36:24.42
『夢を見るたびに毎朝僕は目覚めるのです』村上春樹 文春文庫 586p 【C】
インタビュー集。

198テタ(15☆7840)2012/10/13(土) 20:27:04.81
『世界童謡集』西條八十 水谷まさる訳 富山房百科文庫 519p
1924年に出版されたものの復刻版。【C】

199たけみー(3911)2012/10/17(水) 21:39:18.36
『姑獲鳥の夏』京極夏彦 講談社文庫 630p【C】

200テタ(15☆8111)2012/10/19(金) 20:29:26.51
『宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻』佐藤俊哉 岩波科学ライブラリー 116p
宇宙怪人が地球征服にやってくる、という設定。【C】

『作家の本棚』ヒヨコ舎 アスペクト文庫 155p
【C】

201たけみー(4393)2012/10/20(土) 19:27:48.83
『トパーズ』村上龍 角川文庫 222p 短編集【D】
『人獣細工』小林泰三 角川ホラー文庫 260p 短編集【B】

202たけみー(5453)2012/10/29(月) 10:26:37.57

『魍魎の匣』京極夏彦 講談社文庫 1060p 【B】

203たけみー(5894)2012/11/01(木) 09:58:20.88
『ツナグ』 辻村深月 新潮文庫 441p【C】

204たけみー(6113)2012/11/03(土) 21:17:23.34
『肉食屋敷』 小林泰三 角川ホラー文庫 219p 【C】

205たけみー(6331)2012/11/06(火) 18:43:38.78
『夜市』恒川光太郎 角川ホラー文庫 218p【C】

206すたん(7851)2012/11/07(水) 15:11:37.22
『浮標』三好十郎 ハヤカワ演劇文庫 221p 【C】

207たけみー(6708)2012/11/13(火) 02:36:02.39
『押入れのちよ』荻原浩 新潮文庫 377p【C】
何処か悲しく何処かほっこりとする。

208たけみー(7690)2012/11/14(水) 10:06:40.11
『狂骨の夢』京極夏彦 講談社文庫 982p【C】
よく思いつくなーと思う

209たけみー(8103)2012/11/18(日) 05:23:17.35
『八月の路上に捨てる』伊藤たかみ 文春文庫 175p【D】
芥川賞受賞かぁ…という感じ。つまらないとは思わないけど、取り立てて惹かれなかった。文学に疎いからかもしれない。疎いから

『レインツリーの国』有川浩 新潮文庫 238p【C】
初有川浩。解説に同著者他作品の少々のネタバレあり。最初は陳腐に(作品が陳腐ということではなく)ロマンチックという言葉が浮かんだが、何となくそう言い切りたくはない。関西人と一度関わってみたいと思った。

210テタ(15☆8333)2012/11/26(月) 20:50:38.28
『ポロポロ』田中小実昌 中公文庫 222p
短編集。【C】

211無名草子さん2012/11/27(火) 22:27:01.61

通名の方々:


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出版社

212たけみー(8358)2012/12/12(水) 21:27:01.07
『富野に訊け!!』富野由悠季 アニメージュ文庫 255p【C】
アニメージュというアニメ雑誌に掲載された富野監督との人生相談コーナーを纏めたもの。本当にアニメ雑誌の1コーナーなのだろうかというような質問もあり、その返答もまた読み応えあり。ただ本当に纏めただけなので、欲を言えば著者(?)から一言欲しかったです。

213こけこっこ(0)2013/01/02(水) 12:31:01.17
読書熱が復活したから参戦する
とりあえず『写楽百面相』泡坂妻夫 を今日から読む

214こけこっこ(365)2013/01/06(日) 22:24:46.97
『写楽百面相』泡坂妻夫 文春文庫 365p 【D】
この小説を心から楽しめる人はごくわずかだと思う
江戸時代の歴史・地理・文化・娯楽・風俗etc.によほど精通していないと
読み解くのは無理
自分には言葉ですら知らないものがたくさん 貨幣価値も分からないし、
元号から時系列も把握できないし、地名から距離感がつかめない
その上、登場人物が多くてそれぞれが別名(ペンネームなり役者としての名前なり)
を持っていて覚えきれない

215すたん(8247)2013/01/11(金) 00:59:36.09
あけましておめでとうございます。

『昔話の深層』河合隼雄 講談社+α文庫 396p【C】
雑誌連載ということもあってか以前読んだ「昔話と日本人の心」より易しかった。
反面「〜である」の結論づけがやや強引に感じる箇所も。

216こけこっこ(832)2013/01/12(土) 23:46:10.06
『刑事の墓場』首藤瓜於 講談社文庫 467p 【C】
重厚な警察小説かと思っていたら軽薄な漫画だった
舞台設定とキャラとストーリーがぜんぶ漫画
見当はずれの線をかたくなに追いかける敏腕(?)刑事の行動も謎
うならされる1行でもあったかというとそれもなかった

217こけこっこ(1130)2013/01/19(土) 00:24:16.54
3.『ヨッパ谷への降下』筒井康隆 新潮文庫 298p 【B】
ファンタジー短編集
夢を文章化したような作品集
「タマゴアゲハのいる里」のラストが美しい

218こけこっこ(1408)2013/01/19(土) 23:30:56.00
4.『懲戒の部屋』筒井康隆 新潮文庫 278p 【B】
ホラー短編集 『ヨッパ谷〜』と併読
世にも恐ろしい悪夢「乗越駅の刑罰」が収録されている
延々と残酷でムナクソ悪い描写が続き、最後に更なる刑罰を予感させて終わる
あとは「熊の木本線」がほっこりとして思わぬ収穫だった

219すたん(8657)2013/01/23(水) 08:23:03.90
『子どものための文化史』ベンヤミン 平凡社ライブラリー 410p【C】
子ども向けラジオ番組の放送原稿をまとめたヨーロッパ雑学の本。各章短いので暇をみて読める。

220こけこっこ(1800)2013/01/23(水) 22:45:38.05
『狐笛のかなた』上橋菜穂子 新潮文庫 392p 【B】
ファンタジー小説
瑞々しくてスピード感がある 木縄坊・玉緒などの脇のキャラもいい

221こけこっこ(2094)2013/01/28(月) 11:53:52.53
『フラミンゴの家』伊藤たかみ 文春文庫 294p 【E】
つまらねえぇ・・・w 
ここまでつまらないとなるともう著者と自分の感性の違いだろう
人物造形・会話・挿入されるエピソード・比喩表現・ユーモアのセンス・
泣かせどころ  引っかかるものなんにもなしw
主題すらとっ散らかってて何がしたいのか分からない

222たけみー(9676)2013/01/30(水) 20:45:35.10
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

『黒笑小説』東野圭吾 集英社文庫 332p【D】
ブラックユーモア、だろうか。面白くはなかった。冗長さがないのは○
『紫色のクオリア』うえお久光 電撃文庫 323p【C】
ライトノベルで楽しめたのは久しぶり。
『アミダサマ』沼田まほかる 新潮文庫 383p【D】
総じて微妙。もっと深く迫って欲しかったけど、不気味さは伝わってきた。比喩が鼻につく。特にシチューの下りはどうかと思う。
『山形新幹線[つばさ]殺人事件』西村京太郎 光文社文庫 278p【C】
タイトルだけでマンネリ感を覚えてしまうのは世代故だろうか。それでも想像を裏切る展開、しっかりとしたカタルシスが得られるのはさすが。

223こけこっこ(2353)2013/02/03(日) 00:33:26.94
『船を編む』三浦しおん 光文社 259p 【S】
読み終えてからの感想がなかなか書けなかった
>A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作) で足りないから
[感動]だとうすっぺらい、[素敵]は自分の生活の中にない言葉
読めない時間もこの本が頭から離れないくらい
読み返すたびに新たな発見があると断言できる
本当に[言葉]は不思議だ

224こけこっこ(2353)2013/02/03(日) 00:55:04.73
あ 誤字あった タイトル
しかもよりによって言葉の魔力に迫ったこの本で・・・・・・・・

訂正
『舟を編む』三浦しおん 光文社 259p

225こけこっこ(2353)2013/02/03(日) 01:13:44.97
冷静な脳みそ失ってるのかもしれない

再訂正
『舟を編む』三浦しをん 光文社 259p

226テタ(15☆9215)2013/02/09(土) 07:37:43.83
『ダーウィン家の人々』グウェン・ラヴェラ 岩波現代文庫 415p
チャールズ・ダーウィンの孫娘による回想録。【B】

『数学ガール ガロア理論』結城浩 ソフトバンククリエイディブ 467p
【C】

227テタ(16☆405)2013/02/09(土) 07:43:13.58
『春になったら苺を摘みに』梨木香歩 新潮文庫 254p
エッセイ。【B】

『漢文法基礎』二畳庵主人 加地伸行 講談社学術文庫 603p
かつての受験参考書の文庫化。【C】

『お菓子とビール』モーム 岩波文庫 333p
当時のイギリスの階級意識が興味深い。【C】

228テタ(16☆1205)2013/02/09(土) 20:26:17.91
『実験・発見・数学体験』小池正夫 数学書房 226p
【C】

『服は何故音楽を必要とするのか?』菊地成孔 河出文庫 340p
ファッション・ショーの音楽考。【C】

『ねじの回転』ヘンリー・ジェイムズ 光文社古典新訳文庫 272p
【D】

229テタ(16☆1243)2013/02/09(土) 20:26:54.62
『実験・発見・数学体験』小池正夫 数学書房 226p
【C】

『服は何故音楽を必要とするのか?』菊地成孔 河出文庫 340p
ファッション・ショーの音楽考。【C】

『ねじの回転』ヘンリー・ジェイムズ 光文社古典新訳文庫 272p
【D】

230こけこっこ(2353)2013/02/11(月) 12:15:25.30
『舟』の熱病が治まってきたので読書復帰
160pまでで途中挫折したのでノーカン・ノー評価

『晴れた日は巨大仏を見に』宮田珠己 幻冬社文庫 342p
タイトル通りの紀行エッセイ+写真
まあ、残念な作文でもう読み進める時間がもったいない

231こけこっこ(2716)2013/02/17(日) 23:39:17.02
『沈底魚』曽根圭介 講談社文庫 363p 【C】
警察小説はどれ読んでも同じだな
上からの理不尽な圧力、横での不可解な軋轢 こればっかり
本書はプラス、スパイものなんだが、複雑さを競っているだけに思う

232こけこっこ(2716)2013/02/18(月) 00:02:43.59
ここのテンプレにある評価の指標、CとDの間がないんだよね・・・
「つまらなくはなかったが、おもしろくもなかった 総じて凡庸・フツー」が
芸術への評価としてもっとも厳しいそれが

233テタ(16☆1658)2013/02/18(月) 20:32:54.60
『知っておいしい 肉事典』実業之日本社編 実業之日本社 159p
【D】

『どくろ杯』金子光晴 中公文庫 256p
戦前の上海への逃避行。【C】

234こけこっこ2013/02/19(火) 00:42:32.62
おや???
テタ お初
こんなのも読むのか・・・・
『どくろ杯』金子光晴 中公文庫 は大昔に読んで相当おもしろかった記憶が
詩集も代表作はほとんど読んだなー

235すたん(9206)2013/02/27(水) 21:14:24.47
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』ル・カレ ハヤカワ文庫 549p 【C】
過去に何があったかを探るスパイ小説。長い。微妙な言い回しが多いので言葉のニュアンスを捉え難い。

ちなみにwikipediaの項目が100%ネタバレ解説になっている。
非常にわかりやすくまとめられていて色々と腑に落ちたけど、正直どうなんだろう。

236たけみー(☆167)2013/03/02(土) 00:17:57.36
『疑う力』西成活裕 PHPビジネス新書 215p【C】
「疑うこと」について語った本。
文章から作者の自信が滲み出ている。

『砂の女』安部公房 新潮文庫 276p【A】
砂丘に埋れそうな田舎の一軒家に、男が閉じ込められるお話。
魅せる文章、構成。一番好きだと言える。
文章が一人称だったり、三人称だったりするのがちょっと気になる。

>>235
そういうの、案外多いですよね…

237こけこっこ(3121)2013/03/02(土) 12:00:21.24
『戦争広告代理店』高木徹 講談社文庫 405p 【C】
内容:情報操作とボスニア紛争のドキュメント

『舟を編む』を読んで以降はっきり自覚したことは、自分の読書の価値基準は
1シーン・1行・1セリフ・1語句 のおもしろさ>>>>>>全体のストーリー・内容
であること
[ethnic cleansing=民族浄化] この言葉のインパクトがすべてで
あとのページはおまけに過ぎない

238こけこっこ(3472)2013/03/05(火) 23:43:34.75
『まほろ駅前多田便利軒』美浦しをん 文春文庫 351p 【D】
期待はずれ、がっかり。
とにかく暗い。胸躍るシーンがない。顔がほころぶシーンがない。
会話の妙もない。ただただ平坦。
そして全編に渡って倦怠感が漂っていて気が滅入る。
『舟』のあのおもしろさはいったいなんだったんだろう?

239テタ(16☆2112)2013/03/11(月) 20:22:23.87
『リーマン予想の探求』黒川信重 技術評論社 158p
【C】

『ナボコフの一ダース』ウラジミール・ナボコフ ちくま文庫 296p
短篇集。【B】

240テタ(16☆2569)2013/03/11(月) 20:26:14.25
『砂のように眠る』関川夏央 新潮文庫 314p
戦後論。【C】

『10年着るための衣類ケアブック』石川理恵 技術評論社 143p
【C】

241すたん(9436)2013/03/13(水) 07:42:37.35
『悪魔の話』池内紀 講談社学術文庫 230p 【C】
補遺が面白かった。

242テタ(16☆3367)2013/03/20(水) 17:31:10.18
『中国の大盗賊・完全版』高島俊男 講談社現代新書 327p
毛沢東は大盗賊である!?【B】

『ヒッグス粒子を追え』フランク・クローズ ダイヤモンド社 471p
【C】

243こけこっこ(3781)2013/03/21(木) 00:17:46.53
『柳影』多田容子 講談社文庫 309p 【C】
時代小説(江戸)。少しのミステリーと猟奇、あとの大半は衆道とエロ。
鬼女の造形がすばらしくてけっこう楽しめたんだが、
後半主人公が自問自答する部分がくどくてめんどくさくなってきた

244すたん(9837)2013/03/21(木) 19:50:02.63
『沢氏の二人娘・歳月・風俗時評ほか』岸田國士 ハヤカワ演劇文庫 401p 【C】

245テタ(16☆3798)2013/03/27(水) 19:16:35.31
『夢みるピーターの七つの冒険』イアン・マキューアン 中公文庫 206p
【C】

『杳子・妻隠』古井由吉 新潮文庫 225p
【C】

246すたん(☆423)2013/04/03(水) 01:00:27.01
『敵は海賊・海賊の敵』神林長平 ハヤカワ文庫 307p 【C】
「いま集合的無意識を、」で提示した物語論の実地展開。

『地形からみた歴史』日下雅義 講談社学術文庫 279p 【D】
大阪に土地勘のある人なら面白いかも。

247こけこっこ(4594)2013/04/06(土) 12:03:53.62
『大いなる助走』筒井康隆 文春文庫 360p 【B】 3/28
文壇風刺の面は取っ払ってマジキチに振り切ってあるとこだけ楽しめばいいと思う

『氷菓』米澤穂信 角川文庫 217p 【C】 3/29

『雪花草子(きらぞうし)』長野まゆみ 新潮文庫  236p 【A】 4/3
伝奇小説風。エロとグロと残酷な暴力と美しい文章
思わぬひろいもんだった

248たけみー(☆738)2013/04/10(水) 04:43:37.62
『東京伝説 呪われた街の怖い話』平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 254p【D】
幽霊・怪奇の絡まない(創作?)都市伝説集。総じて微妙だったけど、50もの話数とテイストの統一は凄いと思う。
『アクアリウム』篠田節子 新潮文庫 317p【C】
惜しい作品。でもC

249こけこっこ(4832)2013/04/10(水) 12:43:28.10
『世界の日本人ジョーク集』早坂隆 中公新書ラクレ 238p 【C】
book offで105円だった。コスパ考えれば【B】かもな
同じ著者の『紛争地ジョーク集』も読んでみたくなった

250テタ(16☆4141)2013/04/11(木) 20:47:38.10
『郊外へ』堀江敏幸 白水uブックス 190p
連作短篇集。【B】

『影をなくした男』シャミッソー 岩波文庫 153p
【C】

251すたん(☆619)2013/04/14(日) 09:05:15.37
『谷中村滅亡史』荒畑寒村 岩波文庫 196p 【C】
「昔の話」で済まなくなってしまった百年前の事例。

252テタ(16☆4956)2013/04/18(木) 22:01:02.84
『室町お伽草紙』山田風太郎 新潮文庫 573p
【C】

『おカルトお毒見定食』松浦理英子 笙野頼子 河出書房新社 242p
対談集。【C】

253テタ(16☆5337)2013/04/25(木) 21:38:16.12
『容疑者の夜行列車』多和田葉子 青土社 163p
連作短篇集。ちょっと空回りか。【C】

『abc予想入門』黒川信重 小山信也 PHPサイエンス・ワールド新書 218p
【C】

254無名草子さん2013/04/25(木) 23:18:19.17
ba

255無名草子さん2013/04/27(土) 23:15:18.50
今、日本国内では、「戦争」が勃発している。その「戦争」とは、「女性」対「男性」の戦いである。

この「戦争」を仕掛けてきたのは女性であり、「女性は差別されてきた」あるいは「女性は差別されている」
などと称して、「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」を目指している。
一方、男性にとって、この「戦争」は、自分たちの(当たり前の)権利を守る防衛戦である。

もし、あなたも、「今、内戦が起こっている」との認識をお持ちであれば、是非、私らの「戦い」に
参加していただきたい。この「戦い」は、むしろ、私ら(男性)にとっての「聖戦」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555

256こけこっこ(5546)2013/05/05(日) 12:37:26.70
『恋する歌音』佐藤真由美 集英社 240p 【-】 4/17
特に感想もないな・・・

『SF JACK』日本SF作家クラブ編 角川書店 474p 【C】 4/18
SFというわりにはフリきった作品が少ないような

『ネトゲ廃人』芦崎治 新潮文庫 254p 【C】 4/23

257こけこっこ(6407)2013/05/05(日) 12:56:43.76
『名もなき毒』宮部みゆき 文春文庫 607p 【E】
とてもひどい作品。
主役に魅力がない。脇にも押しが強いキャラがひとりもいない。
全体が散漫で緊迫感ゼロ。クライマックスの盛り上がらなさは異常。
そして無駄に長い。いいとこ見つけることができない。

258こけこっこ(6683)2013/05/05(日) 13:10:46.86
『箪笥のなか』長野まゆみ 講談社文庫 253p 【B】5/1
モチーフは「箪笥」 エロと同性愛の要素はなし。日本語が美しい

『あめふらし』長野まゆみ 文春文庫 233p 【C】 5/3
モチーフは「蛇」 日本語が美しいので好きではある
最初と最後の章は邪魔 ないほうがいい

259こけこっこ(6952)2013/05/06(月) 14:14:24.50
『左近の桜』長野まゆみ 角川文庫 269p 【-】 5/5
雰囲気と文体は好きなんだけど、なんかめんどくせーなー、と
気疲れする

260こけこっこ(7277)2013/05/09(木) 00:07:49.48
『仏果を得ず』三浦しをん (双葉文庫) 352p 【B】5/8
こっちの三浦しをんは当たりだった。『まほろ〜』は捨てた。
ど直球で[人間]の魅力に迫っている。いいシーンもたくさんある。

余談だけど、この本に限らず、【読書メーター】の書評は
自分にとってまったく機能しないな・・・

261こけこっこ(7610)2013/05/09(木) 19:43:54.01
『真夜中のマーチ』奥田英朗 集英社文庫 333p 【F】5/9
意地になって最後まで読んだけどよ・・・なにこのクソ本

262こけこっこ(7943)2013/05/20(月) 12:41:16.04
『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん ポプラ文庫  333p 【C】
雑記みたいなエッセイはさしておもしろくない
喪女エッセイみたいなのは誰がやっても同じだと思う
しかし
読書・本 絡みのエッセイ(含む書評)はおもしろかった
読書キチぶりがもはや変人の領域

263テタ(16☆5823)2013/05/20(月) 21:16:50.38
『ぼくらの近代建築デラックス!』万城目学 門井慶喜 文藝春秋 197p
近代建築めぐり。【C】

『重力とは何か』大栗博司 幻冬舎新書 289p
【B】

264こけこっこ(8211)2013/05/22(水) 12:19:05.90
『辞書を編む』飯間浩明 光文社新書 268p 【B】
自分にとって[言葉]そのものについてあれこれ考えるのは楽しい、飽きない
だからその分野の情熱を持った人の話はおもしろい

265テタ(16☆6262)2013/05/24(金) 21:45:15.28
『本にだって雄と雌があります』小田雅久仁 新潮社 315p
ユーモア小説。【B】

『面積の発見』武藤徹 岩波科学ライブラリー 124p
テーマが散漫。【D】

266テタ(16☆6727)2013/05/30(木) 21:02:09.38
『探究心に火をつける』木更津高専一般教育研究会編 学術図書出版社 198p
【C】

『岬』中上健次 文春文庫 267p
短篇集。【C】

267もんた(☆843)2013/06/02(日) 06:04:15.52
にちゃん初書き込み
『チョコレート・アンダーグラウンド』アレックス・シアラー作 金沢端人訳
冒険系の物語はあんま読まないけどこれは面白かった!
やっぱシアラーさん素晴らしいと思う

268テタ(16☆7225)2013/06/06(木) 08:30:47.93
『Tonyさんの優雅な生活』小森薫 万来舎 278p
エッセイ。【C】

『集合知とは何か』西垣通 中公新書 220p
【C】

269すたん(☆1147)2013/06/10(月) 01:52:39.81
『ベエトオヴェンまいり』ワアグナア 岩波文庫 138p 【C】

『逆説の軍隊』戸部良一 中公文庫 390p 【B】
陸軍の組織変遷から見た日本近代史。

270こけこっこ(8865)2013/06/12(水) 23:20:54.26
『対岸の彼女』角田光代 文春文庫 334p 【D】
すっげーつまんねえ・・・・

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 320p 【C】
物語に出てくる100のイメージの中に3つ4つ目を引くものがあるというか・・
残りの大半がくだらないので長く感じた

271テタ(16☆7476)2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN
『亜米利加ニモ負ケズ』アーサー・ビナード 日本経済新聞出版社 251p
エッセイ。【C】

272テタ(16☆8048)2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN
『ピタゴラスの定理でわかる相対性理論』見城尚志 佐野茂 技術評論社 229p
【D】

『悲しいだけ 欣求浄土』藤枝静男 講談社文芸文庫 343p
【C】

273こけこっこ(-)2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN
『麗しき花実』乙川優三郎 朝日文庫 【−】
amazonレビューで絶賛している人がいて、さぞかしおもしろいのだろうと購読
・・・とにかくまるでおもしろくない 300pすぎまで我慢してたけどもう限界だ
文意がつかめないところすらあるし、話は退屈だし唐突だし・・・
おまけにじめじめ暗いしなにこの本???
途中挫折して次に向かう

274無名草子さん2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN
『海と毒薬』遠藤周作 講談社文庫【B】

神(良心)を持たない日本人というのがテーマになっているこの作品。
ドイツ人のヒルダの発した「神が怖くないのか」という発言は、読者である私もパッとしなかった。
ヒルダは神を持っているから良心を持っていると考えてもいいだろう。
では、神を持たない日本人はどうなのだろうか。勿論、日本人全員が良心を持たないというわけではないのだが……。

とても読みやすい文章なので、すらすら読むことができた。
あ、でも、一番印象に残ったのは、患者の手術に失敗したあたり。

275無名草子さん2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN
↑ページ数書き忘れていました。ごめんなさい。
232ページです。

276すたん(☆2210)2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『新唐詩選』吉川幸次郎・三好達治 岩波新書 233p 【C】

『立原道造詩集』岩波文庫 453p 【C】
部屋の中で読むとイマイチ。梅雨入り前の時節、外で読むのに良かった。

『自動車絶望工場』鎌田彗。講談社文庫 377p 【B】
働いて、考えたことの記録。
俗に言う告発本とは一線を画した面白さがある。ただ、読んでいて滅入る。

277無名草子さん2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
蛇足ながら…
彗(すい)ではなく、慧(えい)の字です。
昔、河口慧海という、チベット探検記を書いた人があました。

278すたん2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
訂正ありがとうございます。
彗星ではなく、慧能さんの方の字だったのですね。
(チベット旅行記は冊数が多くてなかなか手が出せません……)

279テタ(16☆8487)2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『果てしなき逃走』ヨーゼフ・ロート 岩波文庫 220p
なんだかよく分からない。【D】

『英国王室御用達』長谷川喜美 平凡社新書 219p
ロイヤルワラントを持つ店たち。【C】

280テタ(16☆8940)2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『ご遺体』イーヴリン・ウォー 光文社古典新訳文庫 227p
ロサンジェルスに生息するイギリス人たち。【C】

『宇宙は何でできているのか』村山斉 幻冬舎新書 226p
ダークマター、ダークエネルギー。【C】

281テタ(16☆9574)2013/09/02(月) 20:42:02.55
『ハツカネズミと人間』スタインベック 新潮文庫 156p
【C】

『世界屠畜紀行』内澤旬子 角川文庫 478p
動物を殺して食べることと、屠畜する人への差別感はどうつながっているのか。
いろいろな国で取材している。【B】

282テタ(16☆9963)2013/09/09(月) 09:38:22.67
『贈与の歴史学』桜井英治 中公新書 232p
15世紀日本の贈答習慣がおもしろい。【B】

『ハリスツイードとアランセーター』長谷川喜美 万来舎 157p
【C】

283テタ(17☆561)2013/09/16(月) 06:41:11.07
『天馬賦』石川淳 中公文庫 270p
短篇集。【D】

『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー 早川書房 328p
村上春樹訳。【C】

284無名草子さん2013/09/19(木) 13:30:13.47
10000P 一万頁って本は何センチメートル位に成りますか?

285テタ(17☆861)2013/09/23(月) 06:29:21.22
『ねじの回転 デイジー・ミラー』ヘンリー・ジェイムズ 岩波文庫 127p
「デイジー・ミラー」だけ読んだ。【C】

『数学をいかに使うか』志村五郎 ちくま学芸文庫 173p
【C】

286テタ(17☆1441)2013/09/30(月) 21:10:34.03
『ストリート・チルドレン』盛田隆二 講談社 272p
【D】

『ナンセンス・カタログ』谷川俊太郎+和田誠 ちくま文庫 308p
ショートエッセイ集。【C】

287テタ(17☆1700)2013/10/07(月) 20:43:37.96
『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン 白水uブックス 259p
【C】

288テタ(17☆2112)2013/10/14(月) 10:33:53.77
『書くことについて』スティーヴン・キング 小学館文庫 412p
どのようにして書くようになったか、いかにして書くか。【C】

289すたん(☆3019)2013/10/14(月) 11:11:06.34
『ファンタジスタドール イヴ』野崎まど ハヤカワ文庫 169p 【C】
至ってまじめにSF文学しているのだが、アニメとのギャップを考えるとつい笑ってしまう。

『二人がここにいる不思議』レイ・ブラッドベリ 新潮文庫 446p 【B】
短編集。世界観豊か。

『孫子』岩波文庫 194p 【B】
組織論、コミュニケーション論。形と勢の違いがよくわからなかった。

290テタ(17☆2616)2013/10/21(月) 21:59:15.38
『テムズとともに』徳仁親王 学習院教養新書 218p
オックスフォード大学留学記。【C】

『大栗先生の超弦理論入門』大栗博司 講談社ブルーバックス 286p
【B】

29113てん(617)2013/10/26(土) 20:54:07.24
面白そうなので今日から参加します。

@『はじめてのリンパ 1からのマッサージ&ストレッチ』加藤雅俊 インプレスコミュニケーションズ 123p 【D】
 目新しい点はなかったが、ツボを正確に押す場合は骨の内側に指をもぐらせ
 押し込むようにという説明は大変参考になった。

A『花のさくら通り』荻原浩 集英社 494p 【C】
 地元のシャッター通りを思い浮かべながら読んだので妙に感情移入してしまった。
 

29213てん(886)2013/10/29(火) 20:09:04.17
B『長く働いてきた人の言葉』北尾トロ 飛鳥新社 269p 【C】
 成り行きで仕事決めて何十年・・・大抵そんなもんだよな
 

293テタ(17☆2843)2013/11/03(日) 07:14:39.06
『ゴドーを待ちながら』サミュエル・ベケット 白水uブックス 227p
不条理劇。【C】

294すたん(☆3459)2013/11/03(日) 09:00:02.38
『ゴドーを待ちながら』ベケット 白水Uブックス 227p 【C】
被りました

『冒した者』三好十郎 ハヤカワ演劇文庫 213p 【C】

295黒男(1590)2013/11/03(日) 18:22:47.50
面白そうなので今日から参加させていただきます。

『見知らぬ妻へ』浅田次郎 光文社文庫 p279 【 C 】
短篇集。
あまり私には合わないが普通。

『黒祠の島』小野不由美 新潮文庫 p479 【 C 】
初小野不由美作品。
ホラー?ミステリー?女性の作品にしては、読みやすい。

『セル上・下』S・キング 新潮文庫 p426、p406 【 B 】
作品の内容は良いが、オチが気に入らない。

296黒男(1838)2013/11/04(月) 17:46:11.29
『きれいなお城の残酷な話 ベスト版』 桐生操 大和書房 【 C 】p248
いつの時代にも悪女というのは存在する。
怖い怖い。

29713てん(1457)2013/11/05(火) 20:55:28.40
4、『質問力 話し上手はここがちがう』齋藤 孝 筑摩書房 233P 【C】
5、『鏡の花』道尾 秀介 集英社 338P 【C】

298黒男(2109)2013/11/06(水) 22:34:33.01
『浅田次郎 新選組読本』 文藝春秋 【 B 】 p271

299黒男(2672)2013/11/08(金) 22:18:15.88
『 Pの密室 』 島田荘司 講談社 p285 【 B 】

『 眠れぬ夜に読む本 』 遠藤周作 知恵の森文庫 p278 【 C 】

300AmerBeton(867)2013/11/09(土) 12:07:05.89
初参加です
山際素男『破天』光文社新書 p598 【B】
中野京子『名画の謎 旧約新約聖書篇』 p269 【C】

301テタ(17☆3002)2013/11/11(月) 20:41:02.17
『ジーキル博士とハイド氏』スティーヴンスン 光文社古典新訳文庫 159p
こんな話だったのか。【C】

30213てん(1970)2013/11/11(月) 22:43:56.71
6、『猫語の教科書』 ポール・ギャリコ 筑摩書房 206P 【 C 】
7、『昭和の犬』 姫野 カオルコ 幻冬舎 307P 【 C 】

303すたん(☆4018)2013/11/12(火) 04:42:44.47
『かくれんぼ・毒の園』ソログープ 岩波文庫 253p 【C】

『語前語後』安野光雅 朝日文庫 306p 【C】
ショートエッセイ集。

304AmerBeton(1101)2013/11/12(火) 19:27:33.11
井上章一『日本人とキリスト教』角川文庫p234 【C】
悪い本ではないがよい本でもなかった

30513てん(1970)2013/11/15(金) 21:41:33.67
8、『政と源』 三浦 しをん 集英社 262P 【 C 】
9、『ミミズクとオリーブ』 芦原 すなお 東京創元社 

30613てん(2516)2013/11/15(金) 21:48:03.37
途中送信してしまいました・・・

8、『政と源』 三浦 しをん 集英社 262P 【 C 】
9、『ミミズクとオリーブ』 芦原 すなお 東京創元社 284P 【 C 】

307AmerBeton(1491)2013/11/16(土) 19:44:17.60
坪内祐三 福田和也『不謹慎』扶桑社 p390 【C】
電車通勤中にめくるのが最適の楽しい本

308テタ(17☆3342)2013/11/18(月) 20:42:27.04
『ブルックリン』コルム・トビーン 白水社 340p
仕事を求めてアイルランドからブルックリンへ旅立つ娘。【C】

30913てん(2910)2013/11/25(月) 20:42:35.68
10、『トッカン The 3rd おばけなんてないさ』 高殿 円 早川書房 394P 【 C 】

栃木ネタうざい

310テタ(17☆3603)2013/11/25(月) 20:57:22.81
『百』色川武大 新潮文庫 261p
短篇集。【C】

311黒男(3653)2013/11/27(水) 18:32:45.42
『回想のビュイック8 上・下』 S・キング 新潮文庫 【 C 】 P393、P337

『発達障害に気づかない大人たち』 星野仁彦 祥伝社新書 【 C 】 P251

312すたん(☆4315)2013/11/28(木) 15:54:02.33
『ピグマリオン』バーナード・ショー 光文社古典新訳文庫 297p 【C】

313黒男(4282)2013/11/29(金) 13:49:24.52
『時の旅人』 長野まゆみ 河出書房新社 p139 【 C 】
『アスペルガー症候群』 岡田尊司 幻冬舎新書 p269 【 C 】
『教師格差』 尾木直樹 角川oneテーマ21 p221 【 B 】

31413てん(3323)2013/11/30(土) 13:24:54.60
11、『みんな酒場で大きくなった』 太田 和彦 京阪神エルマガジン社 207P 【 C 】
12、『天下御免の向こう見ず』 太田 光 幻冬舎 206P 【 C 】

315AmerBeton(2671)2013/12/01(日) 23:07:47.29
山本周五郎『樅の木は残った』新潮社【C】 P549+P631
新潮文庫ではなく懇切丁寧な脚注がついた 山本周五郎長編小説全集で読んだ
なかなか良かった

316テタ(17☆4556)2013/12/03(火) 21:01:03.73
『ビューティフル・マインド』シルヴィア・ナサー 新潮文庫 953p
数学者ナッシュの伝記。【C】

31713てん(3720)2013/12/06(金) 20:28:43.31
13、『疾風ロンド』 東野 圭吾 実業之日本社 397P 【D】

318黒男(4282)2013/12/07(土) 13:53:23.57
『親と教師にとってすごく大切なこと』 ロン・クラーク 草思社 p254 【 B 】

『大学で学ぶべきこと、学ばなくてよいこと』 鷲田小彌太 PHP p214 【 C 】

319黒男(4952)2013/12/07(土) 13:56:48.56
『感じない子ども こころを扱えない大人』 袰岩奈々 集英社新書 p202 【 C 】

320テタ(17☆4920)2013/12/09(月) 20:43:56.63
『お好みの本、入荷しました』桜庭一樹 創元ライブラリ 364p
紹介された本が読みたくなる。【C】

321AmerBeton(2930)2013/12/11(水) 22:00:59.76
開高健.谷沢栄一.向井敏『書斎のポトフ』ちくま文庫 259P 【C】
よい。谷沢に対する偏見が改まった。

32213てん(3995)2013/12/13(金) 20:31:45.83
14、『REVERSE リバース』 石田 衣良 中央公論新社 275P 【C】
最初はたらたら読んでたけど、中盤以降は一気に読んだ

323黒男(5470)2013/12/15(日) 11:26:31.53
『ことばの饗宴―読者が選んだ岩波文庫の名句365』 岩波文庫 【 B 】 p179

『ぐうぜん東大に合格させる法』 吉本康永 三五館 【 C 】 p205

『みずうみ』 川端康成 新潮文庫 【 B 】 p134

324テタ(17☆5563)2013/12/16(月) 22:19:58.64
『波紋と螺旋とフィボナッチ』近藤滋 秀潤社 267p
チューリング・パターン。【B】

『冥途・旅順入城式』内田百 岩波文庫 376p
短篇集。【C】

32513てん(4212)2013/12/19(木) 23:22:35.38
15、『おぎ・もぎ対談「個」育て論』 尾木 直樹・茂木 健一郎 217P 【C】

326テタ(17☆5756)2013/12/23(月) 07:16:47.98
『星条旗の聞こえない部屋』リービ英雄 講談社 193p
【C】

327テタ(17☆6435)2013/12/28(土) 17:39:29.65
『代替医療解剖』サイモン・シン エツァート・エルンスト 新潮文庫 584p
科学的根拠にもとづく医療とは。【C】

『コッツウォルズでひとやすみ』ケイティー恩田 神奈川新聞社 95p
【D】

32813てん(4986)2013/12/29(日) 19:35:19.56
16、『ブスの瞳に恋してる』 鈴木おさむ マガジンハウス文庫 212P 【C】
17、『田舎暮らしに殺されない法』 丸山健二 朝日新聞出版 181P 【C】
18、『祈りの幕が下りる時』 東野圭吾 講談社 381P 【B】

329AmerBeton(3268)2014/01/01(水) 06:39:31.81
丸谷才一『文学のレッスン』新潮文庫 p338 【C】
丸谷の小説はつまらないがこういう評論的なものや書評は面白い

330AmerBeton(3512)2014/01/01(水) 21:25:15.26
赤川次郎『三毛猫ホームズとオペラに行こう』朝日新聞出版 p243 【C】
赤川次郎は知る人ぞ知る演劇通
このオペラエッセイもいい本であった

331AmerBeton(3732)2014/01/02(木) 22:43:26.96
遠藤周作.北杜夫『狐狸庵vsマンボウ』講談社文庫 p220 【C】
40年ほど前に出た作家の対談集
今よんでも面白い

332AmerBeton(3932)2014/01/03(金) 09:54:44.13
佐藤賢一『ダルタニャンの生涯』岩波新書 p200 【C】
三銃士主人公の史実を追うノンフィクション

333AmerBeton(4198)2014/01/06(月) 06:39:43.99
殿山泰司『日本女地図』角川文庫 p266 【B】
この人の文才はただごとではない
おそるべき名著

334テタ(17☆6896)2014/01/06(月) 19:59:29.53
明けましておめでとうございます。

『蜘蛛女のキス』マヌエル・プイグ 集英社文庫 461p
【C】

33513てん(5111)2014/01/06(月) 20:50:55.99
19、、『爪と目』 藤野可織 新潮社 125P 【C】

336テタ(17☆7294)2014/01/13(月) 08:28:47.71
『オープンサイエンス革命』マイケル・ニールセン 紀伊國屋書店 398p
オープンソースのようにオープンサイエンスを。【C】

33713てん(5796)2014/01/16(木) 19:51:59.95
20、『ペテロの葬列』 宮部みゆき 集英社 685P 【C】

338AmerBeton(4436)2014/01/19(日) 23:31:18.80
中村うさぎ.佐藤優『聖書を語る』文春文庫 p238 【D】
書名に惹かれて読んで失敗

339AmerBeton(4828)2014/01/20(月) 01:08:18.97
鹿島茂『100分で名著 パスカル パンセ』NHK出版 p155【C】
鹿島茂編訳『パスカル パンセ抄』飛鳥新社 p237 【C】
ラフューマ版パンセを読むための練習として

340テタ(17☆7468)2014/01/20(月) 20:52:15.78
『ガラスの動物園』テネシー・ウィリアムズ 新潮文庫 174p
戯曲。【C】

34113てん(6499)2014/01/22(水) 10:32:29.69
21、『動物園の王子』 中沢けい 新潮社 186P 【C】
22、『冬虫夏草』 梨木香歩 新潮社 264P 【C】
23、『「疲れないからだ」のつくり方』 寺門琢己 三笠書房 253P 【C】

342AmerBeton(4928)2014/01/25(土) 10:43:23.45
筒井泉『量子力学の反常識と素粒子の自由意思』岩波科学ライブラリー p100 【C】
学生時代に観測問題に凝ったことを思い出した
小さいながら好著

343太子(775)2014/01/26(日) 14:02:13.38
本日読了分から参加します

『心では重すぎる』 大沢在昌 p755 【C】

佐久間が調査内容をバラしまくり
女子高生の女王様とその犬たち…
無理やりも限界、長いだけの凡作

344テタ(17☆7657)2014/01/27(月) 20:46:49.36
『ワーニャ伯父さん』アントン・チェーホフ 白水uブックス 189p
戯曲。【C】

345太子(1051)2014/01/30(木) 07:05:58.13
夢枕獏 『仕事師たちの哀歌』集英社 p276 【B】
旧プロレスファンの俺には面白かった
時系列の短編連作なので読みやすい

34613てん(7009)2014/01/31(金) 20:17:36.63
24、『騙し絵』 犬養六岐 祥伝社 307P 【C】
25、『千年ごはん』 東直子 中央公論新社 203P 【C】

347太子(1323)2014/02/02(日) 17:48:51.94
『ザ・ロード』 コーマック・マッカーシー p272 【B】
Aまではいかないが「Bの上」ぐらいの傑作だと思う

348すたん(☆5286)2014/02/02(日) 21:05:58.24
『唐宋伝奇集(上)』今村与志雄訳 岩波文庫 300p 【C】
註が詳しい。邯鄲の故事が教訓とは裏腹に出世双六の読み物として純粋に楽しい。

『動物農場』ジョージ・オーウェル ちくま文庫 276p 【C】
開高健訳。後半部はオーウェルについてのエッセイ集。

『UN-GO 因果論』會川昇 ハヤカワ文庫 395p 【C】
同名の劇場版アニメのノベライズ。時代背景等、映像にのらなかった部分の設定が面白かった。

349テタ(17☆7814)2014/02/03(月) 21:21:34.79
『エレガンスの流儀』加藤和彦 河出書房新社 157p
エッセイ。【D】

350魚(1134)2014/02/04(火) 02:34:21.04
このスレッドをずっと探していました。見つかって良かった。
名前は以前使用していたものですが、ものすごく久し振りかつ、過去ログ読めなかったので、頁数いったんリセットして再参戦します。
そこまで冊数こなせないと思いますが、宜しくお願いします。

『夢をかなえるゾウ』水野 敬也 飛鳥新社 p398 【B】

単なる読みものとしても、或いは自己啓発の一種としても面白い本。
世界に名を馳せている人たちが行って来たを一例に例える部分が、特に気に入っている。
又読み直したいと思える一冊。

『The Book』乙一 荒木 飛呂彦 集英社文庫 p374 【C】

ジョジョ未読でも読める作品。
【B】か【C】ですごく悩む所だけど、恐らくジョジョ好きな人の方が楽しめるのではないだろうかという意味をこめて【C】に。
読み終わったあとスッキリするか、もやもやするかは人による所だろう。
個人的には何とも言えない救いのなさだった。切ないとは違って憤りを覚えるかも知れない。

『ブルースカイ』桜庭 一樹 文春文庫 p362 【C】

ドイツの魔女狩りが舞台という点に惹かれて購入。
しかし、序盤のストーリーが気になってしまったため、場面転換についていけず。
個人的には序盤に出て来た少女がどうなったかを知りたかったが、
ストーリーとしては申し分なく面白いと思うし、近未来の世界にもリアリティがあって良い。

351魚(2149)2014/02/04(火) 02:37:13.25
『落下する夕方』江國 香織 角川文庫 p288 【A】

ふとしたときに読みたくなるので、二回目か三回目の読了。購入冊数も三冊目。
江國香織の本は読む人を選ぶし、選択を間違えると雰囲気を重視しただけの本と思われることも多いだろうが、この本だけは苦手な人にもおすすめしたい。

『金平糖の降るところ』江國 香織 小学館文庫 p396 【D】

ところどころスペイン語が出て来る所は個人的に勉強になる所。
「がらくた」と比べるなら、こちらの方が登場人物の心理や、裏の意図を読みたくなるという意味で面白かったと思う。

『がらくた』江國 香織 新潮文庫 p331 【D】

文庫裏のあらすじがネタバレ過ぎてどうして良いのやら。
相変わらずどこかネジが飛んだような夫婦設定は好きだし、出て来る人物の人間臭さは良いんだけど、
ストーリーは正直あってないようなものだし、あらすじ読んだら展開が想像付いてしまうので、
このあらすじは見ないで読むか、変更した方が良いんじゃないかな。

352太子(1672)2014/02/05(水) 00:43:49.10
『不思議なキリスト教』橋爪大三郎×大澤真幸 
 講談社現代新書 p349 【B】
全知全能の神が作った世界になぜ悪があるのか 良書です

353魚(3221)2014/02/06(木) 20:03:46.71
『文月に不実の花咲く』仁川 高丸 集英社 p187 【D】

文庫ではなく新書版。随分前のものなので今手に入るかどうかはあやしい所。
珍しく女性と女性の恋愛をテーマにしているが、リアリティ重視なのかところどころ進みが緩やか過ぎて、退屈してしまうのが難点。

『丕緒の鳥』小野 不由美 新潮文庫 p358 【B】

十二国記の最新作だが、今回は「王」が主役ではなく本筋では「その他大勢」とされる一般人が主役となり、シリーズの中でも賛否両論の分かれる一冊。
確かに続編が望まれる中で、王がどうなったか、国がどうなったのかが全くわからず、停滞していた物語が進展しないのがもどかしいと思う意見も理解できるが、
世界観が広がったという意味でこの一冊はシリーズの中には必要な一冊だったと思う。改めてこのシリーズの面白さを痛感できた。

『月の影 影の海 上』小野 不由美 講談社X文庫 p272 【B】
『月の影 影の海 下』小野 不由美 講談社X文庫 p255 【B】

『丕緒の鳥』を読んで久し振りに読みたくなったので、二冊目を購入し再読。
ファンタジーではあるものの、異国ではなく日本と中国をあわせたような世界観のせいか、想像しやすい設定なのが個人的に気に入ってる所。
そして、ファンタジーと銘打ってあるもののこれは一人の女子高生が、自分というものと向き合って成長する物語以外のなにものでもない。
主人公の中嶋陽子はクラスのいじめに対して、積極的に参加もしないが自分が標的にされると困るために、止めもしない。
いわゆる「良い子」を演じてるタイプの女の子で、正直こういうタイプはあまり好きではないが、その「良い子」の仮面を脱ぎ捨てたとき出て来る本性も、最終的に出した結論も、どちらもすごく好ましいと思える。
筆者は女性であるが、女性向きではなく老若男女問わずに面白く読める作品ではないだろうか。

354魚(4621)2014/02/06(木) 20:18:28.55
『風の海 迷宮の岸』小野 不由美 新潮文庫 p390 【C】

シリーズをもう一回読み直したい気分になり、折角なので新しく発売し直されたものを購入。
このシリーズにしては、どちらかと言えば珍しく、正直な所主人公が非力かつ気弱で、
人の顔色を窺っているような性格が、少し気に入らないと思っていたもの。

けれど、これも一つの成長ものと思えば主人公を助ける周りの登場人物が魅力的に思えてくるので、悪くないという印象を抱いた。
シリーズの中ではあまり好きではない一冊だし、これを読んでも十二国の魅力は十分には伝わらないだろうが、
それでも続編には欠かせない一冊であることは確かだ。

『風の万里 黎明の空 上』小野 不由美 新潮文庫 p368 【B】
『風の万里 黎明の空 下』小野 不由美 新潮文庫 p400 【B】

『月の影〜』の続編にあたる。主人公は中嶋陽子を含めて三人。それぞれの主人公の視点から物語が始まるが、
視点の切り替えが唐突でなくわかりやすく違和もないのが小野不由美の良い所だと思う。

これもシリーズの他作品と比べて成長の物語だが、何かの死によって変わる人もいれば変わらない人もいる。
けれど自分とは違う世界を知る誰かと出会うことで、自分を見つめ直す機会になり、
それが変化にも成長にも繋がる所が非常に考えさせられる。

355魚(4621)2014/02/06(木) 20:19:38.26
『真昼なのに昏い部屋』江國 香織 講談社文庫 p242 【C】

中央公論文芸賞受賞…という肩書とは別に、ここ最近読んだ江國作品の中ではいちばん面白かった。
結婚しているのに別の男性を意識してしまう女性…なんて書くとどろどろした展開を期待しそうだが、
決して不倫に陶酔する女性の物語ではない。

寧ろ設定に反して初恋を経験して大人の女性になっていく過程を見ているような、そんな錯覚に陥る。
総体的な評価として【C】ではあるが、同じ筆者の作品の中ではベスト3に入るのではないかと言うくらいにはお気に入り。

356無名草子さん2014/02/07(金) 16:19:44.55
HIKAKINさんの僕の仕事はYouTube【S】

357太子(1891)2014/02/08(土) 22:05:37.46
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』
太田直子  光文社新書 p219 【C】
字幕の裏世界がわかる

358魚(5373)2014/02/10(月) 02:13:39.75
『天に堕ちる』唯川 恵 集英社文庫 p271 【C】

筆者の作品は『刹那に似てせつなく』がいちばん印象に強く面白かったように記憶している。
今回のは「堕ちる」女性をテーマにした短編集で、どれもこれも一般女性が嵌りそうで嵌らない、嵌らなそうで嵌りそうな日常の「落とし穴」に対してどういう行動を起こしたかで、そのあとの人生が狂いだす。
個人的には「和美」が多少無理のあるオチではあったと思うが、面白かった。ただ、唯川作品の唯一気になる点は「描写不足」。
オチの部分は秀逸な割には、全くと言って良いほど心に残らないのは、強烈な印象を残す描写や表現は一切なく、当たり前のように淡々と物語が過ぎてしまう所為だ。
言い換えればすごく読みやすく、親しみやすいのだが、状況や作品によって浅くも深くも書けるようになれば、もっと世界観が広がるだろうに、それが勿体ないように思える。

『医者に殺されない47の心得』近藤 誠 アスコム p227 【B】

本屋で見かけて以来気になっていた一冊。基本的に小説以外は殆ど読まないが、これは面白い。寧ろ日本という国に住んでいる人間ならば誰しもが読むべきと思う。
何故現代は医者不足、看護師不足と言われるのかその実態が少しずつあきらかにされている。
どんな人間も医者の言うことに従えというのが当たり前の日本。だが、本当に全ての医者の言うことが正しいのだろうか?かかりつけの病院がたくさんあれば長生きできるのか?
現実に病院から処方される薬物に依存している人を家族に多く見て来ているので、読んだことによって薬に対しての考え方、癌に対しての考え方が変わった。
恐らく自分も【放置治療法】を選ぶと思う。そういった意味で購入して本当に良かった一冊であることに間違いはない。

359魚(5373)2014/02/10(月) 02:14:23.57
『仮面-ペルソナ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p254 【C】

スタンレー・ホークの事件簿シリーズの一作目。知る人ぞ知る作者だが、本当に耽美小説と言われる所以はわかる気がする。
テーマがミステリーものだったので興味本位で手に取ってみたが、正直事件解決が思わぬ所で起こったために肩すかしな気分を味わう。
ミステリーを期待して読んだのなら投げ捨てても文句は言われないだろう。刑事ものなのにオカルトっぽい一面もあるのだが、それの出方が唐突すぎて、展開に付いて行けない。
続きは気になるので購入する予定だが、内容的にも万人向けではないのでおすすめできない。

360太子(2455)2014/02/11(火) 13:08:24.12
『悪果』 黒川 博行 角川書店 p564 【D】
だらだらと長いだけ 久々に壁投げ

36113てん(7462)2014/02/12(水) 10:14:00.65
26、、『ターミナルタウン』 三崎亜記 文藝春秋 453P 【C】

362魚(6170)2014/02/13(木) 01:54:37.92
『箱の中』木原 音瀬 講談社文庫 p453 【A】

ここ数か月読んだ本の中では珠玉の一冊。痴漢の冤罪についてはテレビや映画などでも話題を呼んでいる所だが、冤罪のまま刑務所に行くことになってしまった男の物語だ。
かといって冤罪だけがテーマではなく、この本のテーマは「愛情とは何か」と表現した方が合致するように思う。
ものすごく評価の分かれる作品ではあるが、個人的に喜多川が堂野に抱いたものは愛情であると思うし、それが歪んでいようが世間一般から著しく逸脱していようが、心を打たれるものがある。
涙を流して読むようなものではなかったが、忘れられない一冊であり、同じ著者の別の作品にも興味を持つ良いきっかけとなった。
この作品を講談社で出版し直すことを決めた人には敬意を表したい。

『美しいこと』木原 音瀬 講談社文庫 p344 【C】

この著書のタイトルは実に皮肉なタイトルのように思える。
主人公は異性愛者であるにも関わらず、別れた彼女の空白を埋めるように、処分するように頼まれた彼女の服を着て女装して街を歩くことに楽しみを見出してしまう。
もちろん女になりたい願望がある訳でもない、ただの遊びの範疇なのだろうが、そこから思いもよらぬ展開が待ち受けている。
だが『箱の中』と比べると、こちらは男である主人公が女装に目覚めるというただの一点を除いて、「どこにでもあるような日常」の一コマである。

格好いいから好き、優しいから好き、面白いから好き、という条件で誰かを好きになっているときは、本当の恋ではないと常々考えている。
その条件が取り払われて、欠点しか見えないのにそれでも好きと思う一途で、けれど好きなのに友達にすらなれない状況というのは胸の痛むものがある。
作品のみなら【B】を付けたい所だが、解説が蛇足かつ、作品の良さに対してあまりにも興ざめな内容過ぎたので【C】に。

363無名草子さん2014/02/15(土) 02:48:05.95
★東横線での事件

東急東横線沿線に生息、女性専用車両を利用する男性客に暴挙謀略しまくりのおばさん
http://www.youtube.com/watch?v=Jf0qxSGr7fs&list=PL1k4xaNSVVuMH4s3w1YOTynHcO6CM1cgp

364太子(3023)2014/02/16(日) 13:20:27.38
『スリー・カップス・オブ・ティー 』 グレッグ・モーテンソン 、 デイヴィッド・オリバー・レーリン
サンクチュアリパプリッシング p568 【-】

読み終わって、ネットを調べたら「捏造と自殺」

【B】にしようと思ったが…評価なし
なんとも後味が悪い

365太子(3023)2014/02/16(日) 13:23:19.40

366テタ(17☆8337)2014/02/18(火) 20:20:40.59
『古事記完全講義』竹田恒泰 学研 523p
言っていることがあまりにバカっぽい。【D】

367魚(6870)2014/02/19(水) 00:27:13.32
『箱庭図書館』乙一 集英社文庫 p335 【C】

乙一はデビュー作「夏と花火と私の死体」から読んでいるが、そのときに比べると毒が少なくなっているかなという印象。
短編集ではあるが、ところどころに出て来る人物の関連性があるのも少し面白い所。
『コンビニ日和!』が珍しくコメディタッチで、面白いと思った。真面目だったり切なかったり、青春だったり、
ちょっとファンタジーだったり…そういう、統一性があるようでない所が却って読者を飽きさせない作りになっているのかも。

『からくりアンモラル』森奈津子 ハヤカワ文庫 p365 【C】

サイエンス・フィクションの短編集というと、なんだか小難しそうで個人的には敬遠しがちなジャンルなのだが、
これはSFと性愛をテーマにしている上に、登場人物や世界観に小難しい設定を盛り込んでいないので、テンポもよく読みやすかった。
女性と女性あるいは男性と男性のシーンも、そこまで詳しくはないがあるので、免疫がないとびっくりしてしまうかも知れない。
だが、性別や人種、あるいは生物の枠も超えた愛というものに心突き動かされる人は、読んでみて損はないと思う。

368魚(7470)2014/02/19(水) 00:28:32.78
『葛藤-アンビヴァレンツ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p251 【C】

スタンレー・ホークの事件簿シリーズの二作目。相変わらずの雰囲気だが、
今回はしっかり犯人の動機から事件解決までが明らかにされていたので、前作よりもすっきりした気分で読めたし、
三角関係よりはただの当て馬だったスタンレーが少し認められ始めて来たあたりも好印象だった。
評価自体は前作と同じ【C】ではあるが、確実に前作よりも面白かったと言えるし、続刊も購入することを決意せざるを得なかった。

『秘密』木原 音瀬 講談社文庫 p349 【C】

『箱の中』と『美しいこと』の中間におけるような作品であると思う。
『箱の中』に比べると劇的な展開も、あるいは驚くような結末もなく、本編のあとの二作は蛇足と思われても仕方ないだろうが、
それでも、尋常とは言い難い人物像が、日常が当たり前のように書き連ねられていくのに、ついつい睡眠を忘れて読み耽ってしまった。
ロジックも勘の良い人間なら気づいてしまうだろうが、それでも飽きさせない点については、解説が良い部分を突いて納得させてくれていると思う。

369太子(4084)2014/02/22(土) 14:47:03.18
1週間分まとめて

『ハードボイルド・エッグ』 荻原 浩 双葉社 p393 【B】
思わぬ拾い物 出だしはばーちゃんキャラがイマイチと思っていたが途中から一気読み エンディングもいい

『サニーサイドエッグ』 荻原 浩 東京創元社 p378 【C】
前作並みを期待したが裏切られた テンポが悪いし登場人物も平凡 Cの下

『おさがしの本は』 門井 慶喜 光文社 p290 【C】
くせのある文体だが、すぐに慣れた 連作短編で読みやす 最後は「にんまり」Cの上

370テタ(17☆8766)2014/02/23(日) 07:07:13.55
『花柳小説名作選』丸谷才一・選 集英社文庫 429p
アンソロジー。【C】

371太子(4300)2014/02/25(火) 20:40:42.86
『この国で起きている本当のこと』 辛坊治郎 朝日新聞出版 p216 【C】
旬は過ぎてるが読んでみた 指摘はもっとも、でも結論がなあ〜

37213てん(8054)2014/02/25(火) 20:50:43.74
27、『室井滋のオシゴト探検』 室井滋 中央公論新社 309P 【C】
28、『影を買う店』 皆川博子 河出書房新社 283P 【C】

373魚(7925)2014/02/25(火) 21:40:26.32
『夜のピクニック』恩田 陸 新潮文庫 p455 【E】 ※Amazonにて詳しくレビュー済。

購入せずに借りて良かったと思ったもの。BATTLE ROYALEを名作と断言した解説者には敬意を表したい所だが、これは名作ではないと断言したい。
しなくても良い部分で改行し過ぎている為、無駄に長い。その上で内容の7割は心理描写であるせいか、目を引くような表現もない。
男女の明確な視点も心境の違いもないために、視点の切り替わりがわかりづらく、
誰の視点での話なのかを数行読み進めて台詞まで行き着かないとわからないという有様。
主人公たちと似たような境遇の自分でさえ、結末になんの感慨もわかない。

そもそもに、学園生活になんらかの魅力を感じていなければ、ぴんとこないのかも知れない。そういう意味では、万人向けではなく読者を選ぶのかも。
ちょっとしたロジックについては設定に則ったのかも知れないが、主人公よりも読者の方が先に気づいてしまい、本当に想像の通りなのだから、捻りがなくて呆れてしまう。
賛否両論に分かれるのが名作ともいうが、敢えてこの評価にしたい。

374魚(8476)2014/02/25(火) 21:41:19.65
『幻想映画館』堀川 アサコ 講談社文庫 p277【B】

『幻想郵便局』と対になっているようなのだが、ぱらぱらと読み比べてみた所、こちらの方が面白かったので先に購入。
続編のようではあるが、上下巻のような形ではなく主人公も舞台も全く違うようなので、問題なく読み進められた。簡単に説明するなら「コミカルなオカルトもの」だろうか。
著者の本は初めてなので、序盤は地面に足が付いていないようなふわふわとした現実味のない文章が少し気になったが、
読みやすい文体だったので、苦なく読み進めることが出来た。
恋愛のあたりはもうちょっと掘り下げてみても良いんじゃないかなという印象だが、コメディとしてならこのくらいのがとっつきやすいのかも。
解説にはネタバレも含むようなので、先に読まない方が吉。そして長過ぎるので、読む必要もないかも。『幻想郵便局』の方も読んでみたいと思う。

『少女地獄』夢野 久作 角川文庫 p274 【B】

まだ未読ではあるが『ドグラ・マグラ』の作者であること、あらすじが気になったので購入。
少し古い文体である為に意味を理解するのに、少し時間を要するのが難点だが、話そのものは頁数に反して濃いので、どれも面白く読み進められる。
又一部の短編では起承転結の結の部分が、具体的には暈されていて書かれていないのも、想像を掻き立てるという意味で素晴らしいと思う。
現時点では『ドグラ・マグラ』よりは他に短編集があれば、そちらを読んでみたい。

375太子(4657)2014/03/01(土) 11:38:58.79
『経済ってそういうことだったのか会議』
佐藤雅彦/竹中平蔵 日本経済新聞社 p357 【C】
10年以上前の本、積ん読の下層から出してきた。意外と面白い。竹中は、スタンスを別にして、教えるのは上手い Cの上

376太子(4977)2014/03/03(月) 19:36:56.04
『こぐこぐ自転車』 伊藤礼 平凡社 p320 【C】
作者の伊藤礼が伊藤整の次男というを読了後にググって知った。
さらに、妹の伊藤マリ子が文章の天才だったこと、
大学卒業の翌年昭和53年に死んだことも。自死かも…。
肝心の本の中身は、自転車6台を購入した経緯の章だけ面白かった。Cの下

377テタ(17☆8961)2014/03/03(月) 20:52:19.89
『異郷の空 パリ・京都・フィレンツェ』杉本秀太郎 白水uブックス 195p
エッセイ。【C】

378魚(8912)2014/03/03(月) 23:59:49.08
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』桜庭 一樹 角川文庫 p201【A】

どうしても読みたくなったのだが、購入した書籍が見当たらなかったので二冊目を購入。
タイトルだけに惹かれると騙されそうだが、決して甘い恋愛小説ではなく、虐待されている女の子を取り扱った重い内容。
「好きって絶望だよね」という台詞は本当に的を射ていて素晴らしい。それが、男女間の恋愛で生まれる言葉じゃないのが、又考えさせられる所。
桜庭一樹はこれを除いて二冊読んでいるが、この作品が群を抜いて素晴らしいと思う。

『ハニービターハニー』加藤 千恵 集英社文庫 p235【B】

古本屋でなんとなく気になって手に取った一冊。甘いようで甘くない恋愛短編小説だが、これはどちらかというと10代よりも20代向きかも知れない。
友達の彼を好きになった話、彼氏に他に好きな人が出来たことを打ち明けられた話、彼氏の浮気を知ってしまった話etc
いちばん初めだけ、オチが唐突過ぎた上に捻りがなかったのでちょっと消化不良だったけど、
それ以外はなかなか恋愛小説でありがちでないシチュエーションだったので面白かった。代表作も読んでみたい所。
又、友人経由で知った所によると作者とは出身地が同じだと言うことを知って驚いた。

379魚(9216)2014/03/04(火) 00:02:28.86
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』尾形 真理子 幻冬舎文庫 p229【B】

タイトルが秀逸だなと思って本屋で手にしたもの。久し振りの新刊購入かも知れない。
作者はコピーライターとして活躍してる人で、ルミネのキャッチコピーを元に作られた作品。
小説と言うよりは、洋服店を舞台にした一つのドラマを見ているような気分になる一冊。
奇を衒ったような珍しいものではない恋が、試着室の中で本気の恋に変わる、或いはそう自覚せざるを得なくなる。
本当に試着室の中で女性が恋人や或いは好きな人を思い浮かべたなら、それは本気の恋だろう。
例えそれが良い方向に向かうとしても、そうでないのだとしても。良い意味で「まだ読みたい、物足りない」と思わせてくれる作品だった。
これが処女作とのことだけど、次回作にも是非期待したい所。

『道徳という名の少年』桜庭 一樹 角川文庫 p75【E】 ※Amazonにて詳しくレビュー済。

この本の全体の頁数は166pである。なぜ半分以下の数値をカウントしたかと言うと、
タイトル通りのストーリーが進むのは75pまでで、そのあとはひたすら作家に対するインタビューだったから。
全部を読んで本を買ったわけでも、レビューを見て買ったわけでもないので、エッセイも殆ど読まない自分としては、
正直インタビューを文庫に載せるという意味がわからない。そんなものは雑誌で特集を組んでやってくれと言いたい。
小説部分だけで言うなら、評価は【B】でも良い。
でも本一冊として評価するなら、これは正直『やってはいけない』ことをしているとしか。
桜庭一樹の作品を好き=インタビューも面白く読めるという訳ではないのでは…。

38013てん(8791)2014/03/05(水) 09:07:20.33
29 『マンボウ百一夜』 北杜夫 新潮社 242P 【C】
30 『ここに消えない会話がある』 山崎ナオコーラ 集英社 139P 【C】
31 『作家的時評集 2008-2013』 高村薫 毎日新聞社 356P 【D】

381太子(5131)2014/03/05(水) 21:19:56.36
『ブラフマンの埋葬』 小川洋子 講談社 p154 【D】
奇をてらいすぎ 数式を書いた作者とは思えない駄作

382太子(5429)2014/03/09(日) 21:59:10.46
『キング&クイーン』 柳広司 講談社 p298ページ 【C】
この作者は出来不出来が激しい 登場人物のキャラを描くのが精一杯で
最後のオチもイマイチ Cの下

383テタ(17☆9410)2014/03/10(月) 20:32:57.03
『旅と移動』鶴見俊輔 河出文庫 449p
【C】

384魚(9782)2014/03/10(月) 21:50:01.26
『二重自我-ドッペルイッヒ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p297【B】

正直、ここまで面白くなるとは思ってなかったので吃驚した。
この文体や内容が受け付けない人には、全くの駄作になり得るんだろうが、
個人的にはこういう系統のどの本よりも展開が読めないことが面白い。次作で完結するのが惜しまれる作品。

『冥罰-リトリビューション-』山藍 紫姫子 角川文庫 p269【B】

個人的には、まだ続いて欲しいという期待感もあり、物足りなさも払拭できないが、スッキリと完結して良かったと思う。
初見はここまで読み進めるとは思わなかったが、はじめの方でつまらないと投げ出さなくて良かった。

385魚(☆335)2014/03/10(月) 21:52:31.97
『アレキサンドライト』山藍 紫姫子 角川文庫 p359【C】

耽美ロマンス小説と銘打ってるように、設定こそ特殊なものの、ハーレクイン小説にありそうな展開だと思う。
手に汗握るような、次がどうなるかわからない展開は面白かったものの、
終盤はちょっと緊張はするが長過ぎて飽きて来てしまうのと、結末を知りたくて焦れる思いがあり、
どうしてもペースダウンしてしまった。結末としては満足だが、出て来る二人の男があまりにも対極過ぎて気になった所。

この本でやっと☆1つに辿り着けたようだけど、あんまり実感は湧かないかな。

『ハッピーアイスクリーム』加藤 千恵 集英社文庫 p194【C】

頁数の意外なうすさに驚く作品。本来は短歌集だったのに、短編小説を混ぜ込んで出版し直したものとのこと。
年代的にも『ハニービターハニー』の方がぐぐっとくるものが多かったのでこの評価だけど、
短歌という馴染みのないものでも、全く飽きずに読みきれたのはすごい。

38613てん(9398)2014/03/13(木) 20:31:50.06
32 『恋の病は食前に』 拓未司 朝日新聞出版 310P 【C】
33 『ネコのダイエット』 村松友? 新潮社 197P 【C】

387テタ(17☆9543)2014/03/17(月) 21:09:34.90
『キリンの斑論争と寺田寅彦』松下貢 編 岩波科学ライブラリー 133p
1933年に起きた、キリンの模様はひび割れでできたのではないか、という論争。
「あとがきにかえて」が余計。【C】

388魚(☆989)2014/03/21(金) 23:55:09.12
『キャリー』スティーブン・キング 新潮文庫 p390【B】

随分前にだが映画は視聴済み。それでもこの本に興味を惹かれたのは、帯の一文が秀逸だった所為かも知れない。
映画を見た感想はうろ覚えだけど、大して悪いことをしてもいないのに巻き添えを食らうのは可哀想という一点だけで、
主人公がどういう気持ちだったか、あるいは目的は何だったのか、周りの人間はなにを考えていたのかまでは想像していなかったし、
そこまで深く考えて映画を見ていなかった。改めてそれを知ってみるのも面白いのかなというのもある。
結末がわかっているにも関わらず、面白く読めたのはすごいの一言に尽きる。

また、海外小説をあまり読まない理由の一つに翻訳がダメだめだと、テンポが悪くだらけてしまったり、
言い回しがくどくて嫌になる場合が多いが、これはそうでもなく読みやすかったという点も含めて、この評価にしたい。

『ブルーもしくはブルー』山本 文緒 角川文庫 p264 【C】

ホラーと見るかファンタジーと見るか、あるいは恋愛小説と見るかで評価は変わってきそうな、評価を付けるのに難しい作品。
恋愛小説とするには物足りないし、ファンタジーにしては主人公が頼りないし、ホラーとしては怖さが足りない。
ただ、ぱらぱらと捲って面白そうと思うには充分だったし、また最後に主人公が気づいたことについては同感を得られたので満足。

389魚(☆1723)2014/03/21(金) 23:55:51.40
『葉桜の季節に君を想うということ』歌野 晶午 文春文庫 p477【A】

このスレで名前を見て、本屋でぱらぱら捲ってみた所面白そうなので購入。
タイトルだけを見ると甘酸っぱい恋愛小説のようだが、ひどいほどのタイトル詐欺。
中身はミステリーと言った方がしっくりくるし、最後のどんでん返しには脱力するほどに驚かされた。
基本的に【A】はあまり付けたくないんだけれども、「先入観」というものはどうしても無意識に持ってしまうのだと気づかされたのでこの評価に。
寝るのも惜しいと思うくらいに、久し振りに夢中になって読んだ一冊。

『よろこびの歌』宮下 奈都 実業之日本社文庫 p257【D】

【C】か【D】で迷う所だけど微妙に【D】。表題作のよろこびの歌は挫折した女の子の心情をよく表していて惹かれた所。
ただ、そのあとは非常にだらだらと無意味に長い感が否めなくて退屈してしまう。理由は少女特有の「毒」や「棘」がないから。
主人公が変わって状況や設定を変えられても、負の感情というものを一切持ち合わせていないような、
現実味の薄い少女しか物語には登場しないのが引っかかってしまう。歌と文章を重ねる作品はもっと当たり前にあっても良いjのに。
着眼点と表題作は良かっただけに残念だけど、続編は恐らく読まないと思われる。

390太子(7156)2014/03/23(日) 21:03:53.99
10日間まとめて

『パズル・パレス (上)』 p300
『パズル・パレス (下)』 p284
ダン・ブラウン 角川書店 【C】
ダン・ブラウンの処女作らしい
創作当時(1998年)にバックドア・セキュリホール・携帯電話盗聴などに言及する感覚は鋭い
ダ・ヴィンチ・コードまではいかないが、まずまず楽しめた Cの中

『最後の願い』光原百合 光文社 P335ページ 【C】
連作短編 相変わらず光原は文章が上手い
謎解きはやや強引 最終話がいい
「十八の夏」より劣るが、それでもCの上

『映画篇』 金城一紀 集英社 p368ページ 【C】
1話を読んで、やっぱり在日自慢の本かと思い止めようかと思ったが
2話以降は面白かった
ある映画が核となる連作短編 最終話がいい Cの中

『幽霊刑事』有栖川有栖 講談社 p440ページ 【C】
評価が高いようなので読んでみた
俺には合わなかった Cの下

391テタ(17☆9715)2014/03/24(月) 20:42:12.11
『テレーズ・デスケイルゥ』モーリヤック 新潮文庫 172p
【B】

392こけこっこ(9250)2014/03/24(月) 20:55:26.77
『アルキメデスは手を汚さない』小峰元 講談社文庫 385p 【D】
信じられないくらいつまらない

393無名草子さん2014/03/25(火) 08:16:24.11
>信じられないくらいつまらない

こう言われたら却って読んでみたくなるな
読まないけど

39413てん(9733)2014/03/25(火) 21:05:38.78
34 『GOSICK RED』 桜庭一樹 角川書店 335P 【D】

395太子(7468)2014/03/26(水) 20:47:41.30
『会計探偵クラブ』 山田真哉 東洋経済新報社 p312 【C】
勉強したいわけでなかったが、手にとった
さおだけ屋の作者だと途中で気づく
まあ、読める Cの中

396こけこっこ(9651)2014/03/29(土) 12:41:16.56
『小説あります』門井 慶喜(光文社文庫) 401p 【D】
人生を賭けて研究しようとするほど心酔している作家の遺稿が見つかった
しかもその第一発見者となった
その状況でこんなに冷静でいられる人間がいるかよ バカ
1冊通して人物の感情の起伏がまるで見えない
(感情表現は書かれているのだが行動と繋がっていない)
これで物語がおもしろく転がる理屈がない

397太子(7692)2014/03/29(土) 22:04:12.21
『女優K殺人事件』 鴻寿翔 祥伝社 p224ページ 【C】
積読の下層にあったのをサルベージ。意外と面白かった。
舞台(演劇)の話も興味深い Cの上
ところで、作者の「鴻寿翔」、検索しても詳細がよくわからない
この1作だけだったのだろうか
知っている人がいたら教えて下さい

398魚(☆2245)2014/03/30(日) 01:23:38.91
『カラフル』森 絵都 文春文庫 p249【B】

以前から気になってはいたけど、購入せずになんとなく避けていた一冊。
読んでる途中でオチの部分のネタバレを思い出してしまい、まさしくその通りのオチだったけど、最後まで飽きることなく読むことが出来た。
前の『よろこびの歌』と真逆に、「完璧な人間」なんて存在しない、優しいだけでも、冷たいだけの人もいない、
そんな世界が心地いいのかも知れないし、このタイミング、この順番で読むことが出来て少しラッキーとも思える。

『きっと君は泣く』山本 文緒 角川文庫 p273【C】

たまには短編集ではなくがっつり長編が読みたいなと思っていたときに、ふらりと購入してしまった一冊。
タイトルと内容は噛みあっているようで、少しズレているような気がする。
他人に見せている自分と、ひた隠しにしている本性と二つあって人間なのだろうなあと考えさせられてしまった。
又何か月あるいは何年かおいてみてから、もう一回読んでみたい。

399魚(☆2799)2014/03/30(日) 01:24:23.40
『おとぎのかけら』千早 茜 集英社文庫 p237【C】

友人の勧めで購入した一冊。あとがきにあるようにまさしく日本の現代に舞台を置き換えたおとぎ話である。
どれもが全く違う人物の視点から繰り広げられる少し狂った人間の物語に見える。
ちょっと物足りないのは、短編だから仕方ないとは思うが感情移入の前に話が終わってしまう所。

『ファーストプライオリティー』山本 文緒 角川文庫 p317【B】

最優先項目というタイトルの、31歳の女性の短編集が31話。どれも読後感がスッキリするものではないが、もやもやもしない。
きっとこういう女性が現実にいるんだろうなと思わせるリアリティが流石。「庭」というタイトルの話がすごく好き。
30代を超えて読めば又違った感想を抱くのかも知れないと思う一冊。

400太子(7980)2014/03/30(日) 13:58:29.97
『床屋さんへちょっと』山本幸久 集英社 p288ページ 【C】
人物作りだけではなく、周辺設定も上手い
時間を遡る連作短編という形も決まっている
エンディングがやや気に入らない Cの上

401テタ(18☆154)2014/03/31(月) 06:34:29.48
『数学で生命の謎を解く』イアン・スチュアート ソフトバンククリエイティブ 439p
【C】

402太子(8166)2014/03/31(月) 21:38:51.52
『スロージョギングで人生が変わる』 田中宏暁 廣済堂出版 p186ページ 【C】
時速7km以下 笑顔で走れる状態 
かかとではなく、指の付け根部分で着地(フォアフット)
走りたくなった

40313てん1☆(48)2014/04/01(火) 14:32:19.61
35 『首折り男のための協奏曲』 伊坂幸太郎 新潮社 315P 【C】

35冊目で10000ページに到達した
評価するの難しい……感想が書けなくて申し訳ない
とりあえず今後も黙々と読んでいきますw

404こけこっこ(10222)2014/04/06(日) 12:55:32.78
『解錠師』スティーブ・ハミルトン ハヤカワ・ミステリ文庫 571p【E】
青春小説・ロード小説
はっきりしているのは犯罪を扱った部分はゴミだということ
[一流の中の一流]とされているプロの仕事のお粗末なこと・・・
あっけなく忍び込まれて大金を盗られる黒幕、
そして最後の金庫のしょぼいことしょぼいこと、自転車の錠じゃあるまいし・・・
4桁の数字の組み合わせで開くとかご冗談でしょ、と

少年の成長とロマンスを時系列に沿って書くだけで充分じゃん
おかしな構成も必要ないし

405無名草子さん2014/04/06(日) 17:32:03.60

406太子(9365)2014/04/06(日) 21:27:29.93
1週間分まとめて

『溺れる魚』戸梶圭太 新潮社 p332【C】
戸梶は変態クソ野郎だ。でも面白い。
登場人物が多すぎる。でも圧倒的スピードで気にならない。Cの上

『緋色の研究』コナン・ドイル 訳:各務三郎 偕成社 p247 【C】
児童書 ブックオフで見かけたので懐かしくなって買った。
推理は無理矢理のところが多いが、記念碑的作品なのでC。
モルモン教の部分は興味深い。

『密売人』佐々木譲 角川春樹事務所 p304 【C】
道警シリーズ。初期から読んでいるので、登場人物に親しみがある分、安心して読める。ちょっとパワーが落ちているかも。Cの上

『チーム』堂場瞬一 実業之日本社 p316 【B】
感動大作ではないが、先が気になる良作。
登場人物が優等生ではなく、みんな人間臭くて、面白かった。
評価は、ちょっと甘いが、Bの下

407テタ(18☆361)2014/04/07(月) 21:08:41.68
『21世紀の新しい数学』黒川信重・小島寛之 技術評論社 207p
対談。【C】

408魚(☆3356)2014/04/07(月) 21:53:33.53
13てんさんとこけこっこさん完走おめでとうございます。



『祝福されない王国』嶽本 野ばら 新潮文庫 p235【D】

【D】か【E】かという微妙な所。着眼点は良いし、退廃的なテーマも嫌いではないんだけれども、同じような言い回しが目に付くのと、
同じような口語体、同じような文体で書かれているために、出て来る主人公たちの違いが全くはっきりせず、
折角の短編なのにどの世界も似たり寄ったりで非常に残念。起承転結の転がすごいのに、何の捻りもない結で台無しにしてしまっているような。
もうちょっとちゃんと練り上げたら良いのにと思う辺りも狙って書いてるんだとしたらすごい、のかも知れないが面白くはない。

『遠くでずっとそばにいる』狗飼 恭子 幻冬舎文庫 p322【C】

これも評価の難しい、人を選ぶ作品。淡々と読み進めることが何故か出来なくて、休み休みなんとか読み切った。
なんとなく、主人公の心情を語るシーンが多過ぎるのか知れないと思う。物語としてそれが主体になるのは仕方のないことなんだけれども、
あまりさくさく進まずに停滞していたり、描写に真新しさや瑞々しさがないのが原因かなあとも。
「愛される喜びに浸ることができる人間と、愛する苦しみに喜びを見いだす人間」がいるという一文は気に入っている。

409魚(☆3797)2014/04/07(月) 21:54:53.47
『銃とチョコレート』乙一 講談社ノベルス p253【B】

【A】を付けても良いかも思うくらいに、面白かった一冊。まるで映画を一本見終わったあとのような、スッキリした感覚が得られます。
難点を言うならミステリーな内容に反して、児童書らしく平仮名が極端に多くて読みづらい所くらいかな。
オチにも非常に満足が出来た。タイトルに惹かれて購入したものだけど、保存用にもう一冊欲しいかも。

『夜にはずっと深い夜を』鳥居 みゆき 幻冬舎文庫 p188【C】

短編集というよりは岡崎京子のような散文集に近いものがある。独白で始まるものも多く、又不思議な所で話が連結しているのが面白い。
読みやすさはあるけれど、挿絵を含んでこのページ数というのもあり、読み応えの点ではいまいち。
オカルト的な意味合いではなく、人間性の中に潜む底知れない恐怖と表現する方が近いかも。

410魚(☆4523)2014/04/07(月) 21:55:59.90
『つきのふね』森 絵都 角川文庫 p221【D】

『カラフル』が面白かったので、著者の別の本がないかと探しに行った所、
もう一冊あった『リズム』と比べて、あらすじや冒頭が面白そうだったので購入。
想像したよりもずっと殺伐としておらず、寧ろ淡々と進んでいく友情物語のようだったけれど、
主人公のしでかしたことにどうしても共感できない所為か感情移入も出来ず。
話の結末としては嫌いじゃなかったけど、名作と言い切れるほどにはスッキリしなかった。

『リピート』乾 くるみ 文春文庫 p505 【E】

タイムトラベルものでオススメされていたので購入した本。ミステリーの要素がある部分も面白そうだなと思えたのだが、
これは飽くまでもベースにしてある『そして誰もいなくなった』『リプレイ』を既に読んだ人だけが、
他の作品と比べて期待を裏切るという意味で面白いと思える内容なのかも知れない。
これだけを読んだ所で、登場人物に共感も覚えず魅力も全く感じない。そもそもが良識のあるはずの大人の取る行動としては首を捻るものばかり。
読書に道徳観なんてものを持ち出しても白けるだけかも知れないけど、
あまりにも突拍子もない展開が連続し過ぎて、読み終わったあとで「だから何?」と言いたくなる一冊。おすすめはしない。

411すたん(☆6505)2014/04/08(火) 06:56:07.58
『神の子供たちはみな踊る』村上春樹 新潮文庫 237p 【C】
連作短編。

『あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?』土屋賢二 文春文庫 301p 【C】
板書イラストがわかりやすい。

『唐宋伝奇集(下)』今村与志雄訳 岩波文庫 384p 【C】
SF。

『ランボオ詩集』中原中也訳 岩波文庫 297p 【C】
辞書引いてる時間の方が長かった気もするけどこれはこれで。

41213てん(1☆378)2014/04/09(水) 09:15:45.42
36 『満願』 米澤穂信 新潮社 330P 【B】

413こけこっこ(☆194)2014/04/10(木) 21:28:01.90
よお、魚 ありがとう

『よろづ春夏秋中』長野まゆみ 文春文庫 194p 【B】
和風な空想小説の短編集 
BL・少年愛・同性愛を含む(ないのもある)
日本語が美しい

414太子(☆565)2014/04/13(日) 13:56:06.47
1週間分まとめて
ようやく1万超えた

『さよならの代わりに』貫井徳郎 幻冬舎 444p 【D】
貫井の作品は、初期の「慟哭」しか読んでいないが、
それと比べるとお粗末としか言いようがない Eに近いD

『海賊とよばれた男』 上 386p
『海賊とよばれた男』 下 370p
百田尚樹 講談社 【C】
今さらながら、噂の百田、初読み
バラエティ番組によくある再現ドラマの手法だと思う
事実関係のナレーションと、俳優の会話シーンを交互に繋いでいく
テレビの構成作家として身につけたのか
非常に解りやすいし読みやすいが、安っぽさが目につく
小説としては平均点だろう Cの中

415テタ(18☆659)2014/04/14(月) 20:43:11.83
『蓼喰う虫』谷崎潤一郎 岩波文庫 298p
うまいなあ。【C】

416魚(☆5006)2014/04/16(水) 00:57:30.24
太子さん完走おめでとうございます。

『ぬるい眠り』江國 香織 新潮文庫 p317【C】

江國香織の書く本の「老夫婦」あるいは高齢の女性は一筋縄ではいかない癖があり、
なおかつちょっとネジが外れていて面白いと思う。この短編集にも幾つかネジの外れた人が出て来て、それが良い味を出している。
物凄く面白いと言うよりは、なんかじわじわと内部からこみあげてくる面白さがある一冊だと思う。

『さいはてのふたり』鷺沢 萠 角川文庫 p166【B】

すごく大雑把に分けて世の中には家族と呼べる人がいる人といない人がいる。
家族がいたとしても、何の蟠りもなく仲良く暮らせてる人がどれだけいるのかはわからない。
どちらかと言えば後者だったり、蟠りを抱えてる人たち、そして死をテーマにした一冊で心にじんと来るものを感じた。

417魚(☆5659)2014/04/16(水) 00:59:01.96
『僕のつくった怪物』乙一 集英社 p439【C】

表紙の装丁も気に入ったので久し振りの単行本の購入。
『銃とチョコレート』が面白く、これにも紅茶関係の名前が付けられているのを見て即購入を決めたが、
異世界ものにしては現実世界との差異があまり大きくない所為なのか、中盤は退屈してしまった。今後の展開に期待したい所。

『ハング・ルース』鷺沢 萠 文春文庫 p214【D】

表題作の雰囲気、あるいは孤独故に抱え込む悩みなんかには共感できるものがあって好き。
ただ、そのあとに続く短編が表題作の時間軸のどこかだったり、それよりももっと前の話だったりした辺りが、
そのあと二人がどうなったのかを知りたい側としては不満だった。

418魚(☆6104)2014/04/16(水) 01:00:34.40
『放課後の音譜』山田 詠美 新潮文庫 p193【C】

著者の本はこれが初めて。音譜と書いてキィノートとルビが振ってあるのは憎らしい所。
自分が恋をするのではなく他人の恋を眺める、或いは教えてもらうなんて立場は早々にないと思う。
個人的にあまりにも主人公が目立たず、傍観者あるいはモブと言われるような立場だったのが気に入らなかったけれど、
それも一つの狙いならこういうのもありかなとは思う。しかし、本当に面白く読めるのは10代くらいの女の子に限られる気がする。

『桜庭一樹短編集』桜庭 一樹 文藝春秋 p252【C】

「このたびはとんだことで」が発想も視点も結末も秀逸だった。この短編だけなら【B】もしくは【A】でも良いかなと思う。
そのあとは少しだれる展開というか、余りにもがらっと雰囲気が変わるので付いて頭の切り替えに苦しむ所。
全体的にはこの評価だけど、読んで損することはないと思う。桜庭一樹の新たな一面を見られた気がする。

419太子(☆1040)2014/04/16(水) 21:28:46.95
魚さん、ありがと

『天地明察』冲方丁 角川書店 475p 【B】
遅まきながら読んだ。評判通の内容で堪能した。名作だと思う。
百田と同じような手法だが、作家としての力量や厚みが違う。
Aに近いB

42013てん(1☆759)2014/04/18(金) 20:17:22.89
37 『未刊行小説集』 いとうせいこう 河出書房新社 381P 【B】

421テタ(18☆897)2014/04/21(月) 21:14:54.81
『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩 角川文庫 238p
【C】

42213てん(1☆1197)2014/04/22(火) 13:18:58.13
38 『面白南極料理人 笑う食卓』 西村淳 新潮社 231P 【C】
39 『東京の地名 地形と語源をたずねて』 筒井功 河出書房新社 207P 【D】

423魚(☆6547)2014/04/26(土) 00:12:00.80
『GOTH 夜の章』乙一 角川文庫 p190【C】
『GOTH 僕の章』乙一 角川文庫 p253【B】

元々は一冊の単行本だったものを文庫化によって二つに分けたもの。
これをなぜ二冊に分けるのか当初は不思議だったけど、読了してみると何となく理由は理解できる気がする。
夜の章を読まなければ伏線も回収できないので順番通りに読み進めることをオススメしたいけど、
オチやネタ晴らしの際の驚きも含めて内容は僕の章の方が面白かった。元々がラノベのジャンルに属するものらしいので、ラノベっぽさは抜けないけど、
ミステリーとしてちゃんと確立しているのがこの作者のすごい所だと思う。

424魚(☆7147)2014/04/26(土) 00:14:07.21
『推定少女』桜庭 一樹 角川文庫 p315【D】

桜庭一樹は『砂糖菓子〜』を超える本はないだろうなあと思いつつ、取りあえず著作を網羅してみようと思い手に取った。
すごく説明の難しい本。嫌な大人に関してはものすごくリアリティがあるにも関わらず、
宇宙人が出て来たり、現実には有り得ないような幻が見えたり、3分の1リアルで3分の2がファンタジーのような、中途半端な作品。
個人的にはファンタジーかもと思わせて、実は…という種明かしのあるオチの方が良かったんじゃないかなと思う。

『やわらかな棘』朝比奈 あすか 幻冬舎文庫 p285【C】

名前も聞いたことのない著者だったが、一章の話が気になったので購入。少し中途半端な終わり方のまま別の視点の話に切り替わったので、
消化不良が否めなかった所、繋がっていないようで繋がっていた所は面白かった。
解説にも納得のいく部分はあったが、個人的にはいかんせん「普通過ぎ」て余韻が薄く、読み返すことがなさそうな点が残念。
ただ同著者の本は又読んでみてもいいかもと思う作品だった。

425魚(☆7671)2014/04/26(土) 00:15:16.25
『あまからカルテット』柚木 麻子 文春文庫 p265【B】

この著者の本は初めて。書評では『ランチのアッコちゃん』の方が高評価だったのだが、始まり方はこっちの方が気になったのでこちらを購入。
いなり寿司、甘食、ハイボール、食べるラー油、おせち…出て来る食べものの描写に拘っているのか、
どれもこれも読んでると食べたくなるものばかりで、夜中や空腹時にこれを読むのは危険。

『舟を編む』三浦 しをん 光文社 p259【B】

著者の文庫本はどれもいまいちピンと来なかった為、書評もそこそこ良かったこれを購入。
知らない分野のことで、夢中になってのめりこむほどではないけれど淡々と進む中にも、
登場人物たちの辞書制作によせる思いや、葛藤が書き綴られていて良い作品だった。
書名の意味、装丁の伏線、中表紙の挿絵がどの場面なのかを照らし合わせて探すのも面白い。

426太子(☆2226)2014/04/27(日) 12:19:18.01
10日分まとめて

『函館水上警察』高城高 東京創元社 272p 【C】
函館に関係のある人や興味のある人なら
いいのかもしれないが、私には無理だった Cの下

『センセイの鞄』川上弘美 平凡社 277p 【B】
この手のヤツは苦手なので、避けていたが
気まぐれで読んでみたら非常に良かった
主人公のキャラ立てが上手い Bの中

『「世界の秘密結社」がよくわかる本』桐生操 PHP研究所 317P 【C】
すぐに読めるので入門編としては良い Cの中

『真夜中のパン屋さん』大沼紀子 ポプラ社 320p 【C】
こんな軽いのは読みたくないと思っていたが…
悔しいけど面白い 続きが気になる Cの上

427テタ(18☆1268)2014/04/28(月) 21:16:30.76
『昔も今も』サマセット・モーム ちくま文庫 371p
歴史小説。【C】

42813てん(1☆1730)2014/05/03(土) 12:29:49.81
40 『色の秘密 最新色彩学入門』 野村順一 文春文庫PLUS 251P 【C】
41 『師父の遺言』 松井今朝子 NHK出版 282P 【B】

429魚(☆8211)2014/05/03(土) 21:27:39.09
『Team HK』あさの あつこ 徳間書店 p316【C】

イラストは残念だけど装丁が面白い一冊。文字が少し大きくて改行が多い所為か、主婦が主人公という内容に反して子供向けのよう。
読みやすくさくさくと一冊を読み終わったけれど、折角盛り込んだミステリー要素が日常のスパイスになるくらいの扱いで、物足りない。
もっと詰め込んだ内容であれば読み応えもあったかも。
又、主人公の自分を変えようと努力はせずに「出来ることだけをやる」ような性格は、人によっては読んでいて苛々するかも。

『3センチヒールの靴』谷村 志穂 集英社文庫 p224【D】

同じような雰囲気の短編集であるものの、興味惹かれるものと全くそそられないものと両極端な印象。
数ページくらいの長さだからというのもあるけど、あまりにも描写が簡潔過ぎて、心情も風景もどっちも中途半端になっている。
折角日本以外を小説の舞台にするのなら、景色や文化、言語の違いをもっと明確にして雰囲気を出せば良いのに、
景色の描写も出て来る人の雰囲気も、国が変わってもさほど変化はしないのが腑に落ちない。なんとなく色々と惜しい一冊。

430魚(☆8731)2014/05/03(土) 21:56:40.34
『GOSICK』桜庭 一樹 角川書店 p301【D】

著者は好きだけどどうしても読む気が起らなかった一冊。ライトノベルとしては正統派だけど、
あらすじを鵜呑みにしてミステリーとして読むと物凄い脱力感に襲われると思う。
シリーズものではなく視点を変えれば面白いものになったかも知れないけど、いかせん少女漫画に出て来そうな登場人物に、
全くといっていいほどの現実味がなく、恐怖感を煽るような展開とはいまいち噛み合っていない印象を受け、
その違和感が大き過ぎて読み進めるのに時間を要する。
次を買ってみて、同じようならこのシリーズの存在は、自分の中ではなかったことにしようと思う。

『うさぎパン』瀧羽 麻子 幻冬舎文庫 p219【C】

『あまからカルテット』ほどではないが、パンの描写が良くあるため、読むと無性にパンが食べたくなる一冊。
頁数や内容的にも少し物足りなさを覚える所。折角出会えるはずのない二人が出会えたのなら、
もう少し言ってみると「どうでもいい」と思わせるような、リアリティを出す為の蛇足的な部分もあっても良かったんじゃないかな。
ただ、全体的な雰囲気としては好きな方。著者の別の作品も読んでみたいと思う。

431魚(☆9169)2014/05/03(土) 21:57:24.73
『夢見るレンタルドール 色の章』 森 奈津子 徳間書店 p309【D】

『からくりアンモラル』が面白かったのでそこそこの期待値を持って読んだが、どの辺が純愛なのかさっぱりわからない。
恋をしていながら他の人にも惹かれるのは、それだけただ一人の人で満足していないからでは?
気が多いことが駄目とは思わないが、帯で謳われている純愛は当て嵌まらない気がする。官能小説としてもいまいち昇華しきれていない印象。

『リズム』森 絵都 角川文庫 p129【C】

かなり薄い本なのであっと言う間に読み終わる。主人公が中学生なので対象年齢は低めかも知れないけど、
爽やかな青春小説なので、自分も同じくらいの年に何を考えていたのか(何も考えていなかった気もするけど)思い出しつつ、
こんな青春の一ページがあれば素敵だなと思えた一冊。

432太子(☆3273)2014/05/04(日) 14:43:25.08
1週間分まとめて

『鳥類学者のファンタジア』奥泉光 集英社 490p【C】
俺とは相性の悪い奥泉なんだなあ ジャズが好きだったりとか、読む人が読んだら面白いのかも わざとらしい長文もつらかった Cの下

『もっとおもしろくても理科』 清水義範・西原理恵子 講談社 267p 【C】
清水らしい作品 1996年発刊なので内容がやや古いが、十分楽しく勉強できる
特に生物・無生物の章がいい 西原の漫画は不要 Cの上

『女神のタクト』塩田武士 講談社 290p 【B】
前作「盤上のアルファ」より数段腕を上げたと思う 人物設定もいい この作家、才能あるかも 将来、「直木賞を獲る」と予想しておく Bの中

433テタ(18☆1519)2014/05/05(月) 09:59:49.23
『江戸時代諸国奇談』原武男 河出文庫 251p
江戸時代の不思議な記録97話。【D】

43413てん(1☆1948)2014/05/08(木) 19:53:56.23
42 『冬眠する熊に添い寝してごらん』 古川日出男 新潮社 218P 【D】

435テタ(18☆1820)2014/05/12(月) 20:50:54.84
『ヴィンテージ・メンズウェア』ジョシュ・シムズ ダグラス・ガン ロイ・ラケット スペースシャワーブックス 301p
【C】

43613てん(1☆2151)2014/05/13(火) 20:06:57.53
43 『ファイナルガール』 藤野可織 扶桑社 203P 【C】

437テタ(18☆2074)2014/05/19(月) 21:48:59.95
『夢を叶える パリのタイユール鈴木健次郎』長谷川喜美 万来舎 254p
タイユールとはテーラーのこと。【C】

43813てん(1☆2353)2014/05/22(木) 21:46:37.63
43 『二歩前を歩く』 石持浅海 光文社 202P 【B】

439太子(☆4504)2014/05/25(日) 15:33:52.30
20日分まとめて ちょっと忙しくて読了数が少ない

『クラインの壷 』岡嶋二人 新潮社 341p 【C】
古本屋でミステリの「名作」祭をやっていたので、読んでない作品をまとめて購入した
岡嶋二人最後の作品 VRという概念が一般的ではなかった1989年時に、これを書いたのは、さすがだ 少し奥行きがないような印象
エンディングに賛否あろうが、俺はいいと思った Cの上

『ぼくらの時代』栗本薫 講談社 291p 【D】
大作家・栗本薫の初期作品 時代が違うとはいえ、これに江戸川乱歩賞をやったらダメだろう 
トリックも動機も無茶苦茶 アイドルのためにJK(1年)4人が自殺するってありえない
気取った文章もいまでは鼻につく Dの下

『殺人の駒音』亜木冬彦 角川書店 304p 【B】
将棋好きなので楽しく読めた 傀儡子の正体を登場直後に見抜いたぜ!
この作者は、これで横溝正史賞を受賞したのに、その後、活躍できず、親の介護のために実家に帰ったそうだ… Bの下

『プチ・プロフェスール』伊与原新 角川書店 295p 【B】
話題のリケジョが主人公 出だしはキャラクター紹介などで、テンポが悪いが
、後半は勢いがある 
特に4話と最終5話はいい 続編望む ちょっと甘い評価でBの下

440テタ(18☆2382)2014/05/26(月) 21:26:32.71
『御馳走帖』内田百 中公文庫 308p
【C】

441無名草子さん2014/05/27(火) 20:42:24.22
「すかたん」 朝井まかて 講談社文庫 345p 【B】 

44213てん(1☆3002)2014/05/30(金) 08:24:17.96
44 『居酒屋ぼったくり』 秋川滝美 アルファポリス 284P 【C】
45 『雪の鉄樹』 遠田潤子 光文社 365P 【B】

443テタ(18☆2582)2014/06/02(月) 21:03:46.55
『天王船』宇月原晴明 中公文庫 200p
連作短篇集。【C】

44413てん(1☆3624)2014/06/02(月) 22:06:12.32
46 『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』 北尾トロ 幻冬舎文庫 307P 【C】
47 『創作の極意と掟』 筒井康隆 講談社 315P 【C】

445テタ(18☆2958)2014/06/09(月) 21:24:18.99
『フランク・オコナー短篇集』フランク・オコナー 岩波文庫 376p
【C】

44613てん(1☆4089)2014/06/13(金) 08:19:49.32
48 『ないたカラス』 中島要 光文社 284P 【C】
49 『三谷幸喜のありふれた生活12 とび』 三谷幸喜 朝日新聞出版 181P 【C】

44713てん(1☆4344)2014/06/17(火) 09:27:26.73
50 『ミチルさん、今日も上機嫌』 原田ひ香 集英社 255P 【B】

448魚(☆9682)2014/06/18(水) 18:37:11.25
『あとかた』千早 茜 新潮社 p186【B】

一般的に理解され難いだろう人間関係の複雑さや脆さ、危うさを書き綴ったような連作小説。
書名にもなった表題作がいちばん心に沁みたが、まだ不安定だったり曖昧さな小さな希望がちらほらと垣間見える終わり方がどれも秀逸だと思える。

『スーサ』あさの あつこ 徳間文庫 p327【D】

ファンタジーを読みたい気分だったので購入。短編と中編による構成。
ダークさもある短編は非常に好みで、そのあとを楽しみに思えるような内容だったけれど、そのあと世界観がガラリと変わった所為で付いて行けず、
現実世界を舞台にしたわりに現実味も薄い。更に主人公もバックボーンが余り作り込まれていないのか、
ご都合主義のような気がしてしまい、余り感情移入できず、いまいち熱中も出来ず余韻にも浸れなかった。

449魚(2☆271)2014/06/18(水) 18:37:54.26
『かれん』安達 千夏 角川文庫 p241【E】

あらすじや取っ掛かりの部分を見て面白そうと思ったが、全くの期待外れだった。
心理状態も踏まえて主人公のみの視点から話が進んでいるのに、突然何の前置きもなく他者の心情が組み込まれるのにも違和感があるし、
出て来る人をただ話を進めるための駒として扱っているのか、突拍子もない言動も目立ち、誰ひとりとして感情移入どころか、
心理状態を全く理解できずに終わった。著者がそれぞれの心理を掘り下げて考えられていないため、文字にも表れなかったんだと思う。

『ふちなしのかがみ』辻村 深月 角川文庫 p348【D】

学校の七不思議、コックリさん、未来の見える鏡などホラーとして聞き覚えのあるものをアレンジして短編にしたという発想は面白いのかも知れない。
「踊り場の花子」の元々の花子さんとは違うアレンジを加えた上で、徐々に謎が解き明かされていくのは面白かったものの、
肝心なオチが意味不明過ぎてそれまでの面白さが台無し。「ブランコをこぐ足」も同じくオチが意味不明。
「おとうさん、したいがあるよ」については全体的に意味不明で、そのあとの二つはまだマシかなとも思えるけど、
オチも想像の範疇に収まってしまいどう贔屓目に見ても面白いとはいえない一冊だった。乙一に似てると言われる理由はよくわからない。

450テタ(18☆3276)2014/06/19(木) 21:19:12.76
『肉のない日』サーラ・スレーリ みすず書房 318p
家族の追憶のきらめき。【B】

45113てん(1☆5036)2014/06/21(土) 09:01:46.46
魚さん完走おめでとうございます。

51 『言いまつがい』 糸井重里監修ほぼ日刊イトイ新聞編 新潮社 351P 【C】
52 『白蓮れんれん』 林真理子 中央公論社 341P 【C】

452テタ(18☆3385)2014/06/24(火) 21:30:36.80
『死語のレッスン』建畠哲 思潮社 109p
詩集。よく分からぬ。【D】

45313てん(1☆5457)2014/06/27(金) 20:29:04.19
53 『星よりひそかに』 柴崎友香 幻冬舎 209P 【C】
54 『英国一家ますます日本を食べる』 マイケル・ブース 亜紀書房 212P 【C】

454テタ(18☆3721)2014/06/30(月) 22:35:24.97
『孤独なバッタが群れるとき』前野ウルド浩太郎 東海大学出版会 336p
サバクトビバッタ研究。【C】

45513てん(1☆6064)2014/07/02(水) 19:15:48.74
55 『ボラード病』 吉村萬壱 文藝春秋 165P 【C】
56 『あばれ狼』 池波正太郎 新潮文庫 442P 【C】

456テタ(18☆3930)2014/07/07(月) 20:34:18.57
『ほとんど記憶のない女』リディア・デイヴィス 白水uブックス 209
短篇集。【C】

45713てん(1☆6277)2014/07/08(火) 09:23:04.57
57 『食べものだけで余命3か月のガンが消えた』 高遠智子 幻冬舎 213P 【C】

45813てん(1☆6630)2014/07/16(水) 14:16:23.53
58 『仮面同窓会』 雫井修介 幻冬舎 353P 【C】

45913てん(1☆7203)2014/07/18(金) 20:01:32.50
59 『ふしぎな名画座』 赤川次郎 角川文庫 346P 【B】
60 『女を観る歌舞伎』 酒井順子 文藝春秋 227P 【C】

460テタ(18☆4174)2014/07/21(月) 06:04:00.22
『フィールズ賞で見る現代数学』マイケル・モナスティルスキー ちくま学芸文庫 244p
難しい。【C】

46113てん(1☆7459)2014/07/23(水) 09:09:31.00
61 『下戸は勘定に入れません』 西澤保彦 中央公論新社 256P 【C】

462テタ(18☆4402)2014/07/28(月) 20:49:13.87
『みちのくの人形たち』深沢七郎 中公文庫 228p
短篇集。【C】

46313てん(1☆7681)2014/07/30(水) 09:18:54.12
62 『就職相談員蛇足軒の生活と意見』 松崎有理 角川書店 222P 【C】

464テタ(18☆4655)2014/08/04(月) 20:03:28.28
『短歌ください』穂村弘 メディアファクトリー 253p
投稿短歌とその講評。【C】

46513てん(1☆8127)2014/08/07(木) 08:32:07.81
63 『クラスメイツ〈前期〉』 森絵都 偕成社 213P 【B】
64 『クラスメイツ〈後期〉』 森絵都 偕成社 233P 【B】

466テタ(18☆45060)2014/08/11(月) 16:19:26.65
『黒檀』リシャルト・カプシチンスキ 河出書房新社 405p
アフリカのルポルタージュ。【B】

467こけこっこ(☆304)2014/08/14(木) 20:11:36.87
『ドコカの国にようこそ!』大海 赫 ブッキング社 111p【A】
児童書。おそらく対象は10-12歳くらいか?
最後の最後に道徳めいたセリフがあるのが惜しい。
ここだけまったく覚えていないところをみると、
幼き当時も読み飛ばしたんだろうと思われる。
残酷で怖い。主人公が人を殺めるシーンまである、児童書なのに。

46813てん(1☆8484)2014/08/15(金) 20:30:49.59
65 『空色カンバス』 靖子靖史 講談社 357P 【D】

469テタ(18☆5429)2014/08/18(月) 07:04:21.54
『日本ユーモア文学傑作選T 笑いの侵入者』阿刀田高 編 白水uブックス 369p
アンソロジー。【C】

470こけこっこ(☆486)2014/08/18(月) 21:24:20.41
『二死満塁』砂田弘 ポプラ社文庫 182p【A】
児童書・娯楽小説
一番好きな作家。影響が測りしれない

47113てん(1☆8944)2014/08/22(金) 20:16:29.05
66 『怪談狩り 市朗百物語』 中山市朗 メディアファクトリー 269P 【C】
67 『女子校育ち』 辛酸なめ子 ちくまプリマー新書 191P 【C】

472テタ(18☆5865)2014/08/25(月) 20:46:04.39
『もっとにぎやかな外国語の世界』黒田龍之助 白水uブックス 187p
エッセイ。【C】

『高校数学でわかる流体力学』竹内淳 講談社ブルーバックス 249p
高校数学でわかるにはちょっと無理が。【C】

47313てん(1☆9260)2014/08/30(土) 09:43:52.36
68 『ときぐすり』 畠中恵 文藝春秋 316P 【C】

474テタ(18☆6108)2014/09/01(月) 20:58:30.18
『短歌ください その二』穂村弘 メディアファクトリー 243p
投稿短歌とその講評。【C】

47513てん(1☆9819)2014/09/06(土) 12:19:30.86
69 『事故調』 伊兼源太郎 角川書店 372P 【C】
70 『間抜けの構造』 ビートたけし 新潮新書 187P 【C】

476テタ(18☆6279)2014/09/08(月) 06:47:40.23
『テンペスト』ウィリアム・シェイクスピア 白水uブックス 171p
【C】

47713てん(2☆602)2014/09/13(土) 09:54:51.06
71 『荒神』 宮部みゆき 朝日新聞出版 565P 【C】
72 『太陽がもったいない』 山崎ナオコーラ 筑摩書房 218P 【C】

478テタ(18☆6514)2014/09/15(月) 06:57:51.33
『素数からゼータへ,そしてカオスへ』小山信也 日本評論社 235p
なるほど、と納得した。【B】

47913てん(2☆928)2014/09/16(火) 08:54:20.56
73 『虚ろな十字架』 東野圭吾 光文社 326P 【C】

480テタ(18☆6648)2014/09/22(月) 21:15:01.25
『きことわ』朝吹真理子 新潮文庫 134p
【D】

48113てん(2☆1446)2014/09/24(水) 09:17:48.20
74 『結婚』 橋本治 集英社 261P 【C】
75 『すえずえ』 畠中恵 新潮社 257P 【C】

482テタ(18☆6940)2014/09/29(月) 21:13:41.86
『フラニーとズーイ』サリンジャー 新潮文庫 292p
【B】

48313てん(2☆1915)2014/10/05(日) 10:07:30.00
76 『しあわせのねだん』 角田光代 新潮社 188P 【C】
77 『甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺』 田牧大和 文藝春秋 281P 【C】

484テタ(18☆7144)2014/10/06(月) 20:42:55.75
『素粒子論はなぜわかりにくいのか』吉田伸夫 技術評論社 204p
場によるパラダイムシフト。【C】

48513てん(2☆2182)2014/10/08(水) 21:16:03.26
78 『月蝕楽園』 朱川湊人 双葉社 267P 【A】

初めてのA評価です
相変わらず感想が書けず申し訳ありませんがw
とても面白かったです

486無名草子さん2014/10/12(日) 17:33:40.98
【社会】1カ月の読書量、「1冊も本を読まない」が47・5% すべての年代で「読書離れ」浮き彫りに…文化庁調査 ★3
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1413091756/

487テタ(18☆7505)2014/10/13(月) 07:05:04.75
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.D.サリンジャー 白水社 361p
ライ麦畑でつかまえて。【C】

488無名草子さん2014/10/14(火) 14:09:54.00
【社会】1カ月の読書量、「1冊も本を読まない」が47・5% すべての年代で「読書離れ」浮き彫りに…文化庁調査 ★4
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1413170411/

48913てん(2☆2699)2014/10/18(土) 09:50:37.04
79 『長女たち』 篠田節子 新潮社 280P 【B】
80 『心中おサトリ申し上げます』 未上夕二 角川書店 237P 【C】

490テタ(18☆7694)2014/10/20(月) 20:49:01.37
『遊覧日記』武田百合子 作品社 189p
エッセイ。【C】

49113てん(2☆3503)2014/10/25(土) 09:15:37.30
81 『マスカレード・イブ』 東野圭吾 集英社文庫 331P 【C】
82 『坂崎幸之助のJ?POPスクール』 坂崎幸之助 岩波アクティブ新書 190P 【C】
83 『『おいしい おいしい』 大橋歩 集英社文庫 283P 【C】

492テタ(18☆8213)2014/10/27(月) 21:13:31.45
『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス 文藝春秋 157p
【C】

『朝永振一郎著作集 別巻1 学問をする姿勢』朝永振一郎 みすず書房 362p
【C】

49313てん(2☆3788)2014/10/28(火) 09:42:34.74
84 『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎 幻冬舎 285P 【B】

494テタ(18☆8485)2014/11/03(月) 06:41:59.60
『パリからのおいしい話』戸塚真弓 中公文庫 272p
食べ物エッセイ。【C】

49513てん(2☆4238)2014/11/05(水) 09:18:49.90
85 『O介』 大鋸一正 河出書房新社 189P 【C】
86 『世迷いごと』 マツコ・デラックス 双葉社文庫 261P 【C】

496テタ(18☆8698)2014/11/10(月) 21:13:34.36
『父ボース』樋口哲子 白水uブックス 213p
中村屋のボース。【C】

497テタ(18☆8934)2014/11/17(月) 21:07:24.02
『夢日記』島尾敏雄 河出文庫 236p
【D】

498無名草子さん2014/11/18(火) 21:20:37.33
>>テタ
>>13てん

こいつらつまらん。
昔の優良スレがつまらなくなると、カスしか残らないというのは
別にここに限った話ではないが。

49913てん(2☆4989)2014/11/19(水) 09:23:23.75
87 『光圀伝』 冲方丁 角川書店 751P 【B】

500無名草子さん2014/11/19(水) 19:48:57.58
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。

☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。

第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。

A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」

F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」

↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。

Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。

他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。


☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。

501テタ(18☆9139)2014/11/24(月) 06:57:00.94
『ゼータの冒険と進化』黒川信重 現代数学社 205p
雑誌連載をまとめたもの。【D】

502テタ(18☆9446)2014/12/02(火) 21:26:07.72
『ナイフ投げ師』スティーヴン・ミルハウザー 白水uブックス 307p
短篇集。【C】

503無名草子さん2014/12/03(水) 14:27:51.63
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。

☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。

第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。

A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」

F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」

↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。

Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。

他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。

504無名草子さん2014/12/07(日) 18:06:14.92
>>502
感想一つ書けないえ奴がえらそうにえらそうにABC評価してんじゃねーよ。

晒しあげ

505テタ(19☆25)2014/12/10(水) 19:52:44.49
『マラルメ詩集』ステファヌ・マラルメ 岩波文庫 579p
【C】

506touka(163)2014/12/12(金) 00:21:41.46
参加します。

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』 柴崎友香 河出文庫 163P 【C】
地の文での事物の描写がうまい。しかし関西弁が好きになれない。
ロードムービーって書きやすい? 「菊次郎の夏」が思い出されて、鮮烈さはなかった。

507touka(632)2014/12/14(日) 01:27:58.03
『人間臨終図鑑 4』 山田風太郎 徳間文庫(kindle版) 469P 【C】

ようやく読了。kindleで買って、仕事の合間に少しずつ読み進めた。
文庫版だと場所取るし、資料的価値も高いから売れないしで、kindleで買って正解。
作者は本書の中で、ある日ポックリ逝くのを最上としているが、ずっと読み続けていると、ある程度苦しんだ後に死ぬのも悪くないように思えてくる。

508テタ(19☆120)2014/12/17(水) 07:58:51.12
『あんこ読本』和菓子好き委員会あんこ部 PHP研究所 95p
【C】

509touka(700)2014/12/19(金) 07:10:28.87
『古典を読んでみましょう』 橋本治 ちくまプリマー新書 231P 【E】

どうしてプリマー新書に書くときだけ、ここまで気色の悪い文章になってしまうのか。
まるで刺身に砂糖をふりかけて食べさせられたような読後感。
先生は偉い。だから、学問とは先生が発したものなら、垂れ流された小便だろうと四の五の言わずありがたく飲み干すことが肝要、ということなのだろう。
書かれている内容自体は大変結構。

510:こけこっこ(☆700)2014/12/22(月) 19:21:21.92
『誹風 柳多留 (初篇)』浜田 義一郎 校注(現代教養文庫) 291p【B】
「柳多留」江戸川柳の鑑賞本
ちょぼちょぼ読んでたら1年以上掛かってしまった
で、一緒に買った2篇がどこを探しても見当たらない・・・・
いい句はたくさんあるのだけど、

 墓桶を下げて見とれるかくし町

これには痺れた

511touka(1399)2014/12/24(水) 16:43:02.72
『歴史 上』 ヘロドトス 訳・松平千秋 岩波文庫 536P 【C】

ヘロドトスは自分が調べたことをすべて書き記そうとするので、歴史を語っているとすぐに脇道に逸れて、そのまま地理誌になってしまう。
特に巻の二全体に渡るエジプトの風俗・歴史の描写は、はかが行かず読み進めるのに苦労した。
歴史記述部分(上巻のメインはアケメネス朝ペルシア史)は純粋に楽しいので、抄訳で読むのもありだと思うが、せっかくだから全部読んでおきたい。

512touka(1615)2014/12/25(木) 19:27:41.05
『私の財産告白』 本多静六 実業之日本社(kindle版) 216P 【C】

一代で財を成した人の回想記。昭和25年没、同年刊。内容は貯金と努力。本業が道楽と思えるようになるまで極めること。
しかし、高度成長期前夜にこの本に出会い、実行し得た人には絶大な効力をもたらしただろう。
単なる成功譚にも人柄が出ているのか臭みはなく、虚心坦懐に読めば未だ得るところは多い。

513テタ(19☆421)2014/12/26(金) 20:14:31.34
『科学を語るとはどういうことか』須藤靖 伊勢田哲治 河出ブックス 301p
物理学者と科学哲学者との噛み合わない対話。【C】

514touka(1901)2015/01/01(木) 03:20:09.18
『世界史の誕生』 岡田英弘 ちくま文庫 286P 【B】

世界史の授業そっちのけで資料集の地図を眺めていた人たちに贈る歴史。
ユーラシアの草原に突然広がり、知らぬ間に消えてしまう遊牧民族群。彼らはどこから来てどこへ行ってしまったのだろう?
既存の世界史の教科書ではほとんど語られる事のなかった「辺境」の歴史が総ざらえしてある本。
河川山脈名のそろった至極便利な地図が掲載されているが、吉川弘文館の世界史年表に付いている地図と突き合わせながら読むとおもしろさが倍増するだろう。

515touka(2279)2015/01/02(金) 00:19:03.11
『そうだったのか!アメリカ』 池上彰 集英社文庫(kindle版) 378P 【C】

自分が生まれる前や子供の頃に起きた時事問題は、興味がなければおざなりになって、事件の名称しか知らないってことがよくある。
特に現代史は、世界史の教科書が弱い部分でもあるし。そういう抜け落ちがないかチェックするのに便利な本。
初出が2005年だからか、貧富の格差に触れていなかった気がする。
kindle版だと目次が大雑把で検索しづらいのが不便。しかし本棚の場所をとり続けるほどの本でもない。

516テタ(19☆1162)2015/01/03(土) 09:45:57.30
明けましておめでとうございます。

『死の家の記録』ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 741p
読む前は重いノンフィクションだと思っていたが、小説だった。【B】

517すたん(☆9086)2015/01/05(月) 22:50:20.21
あけましておめでとうございます。
大分間があいてしまいました。再スタートです。

『羆嵐』吉村昭 新潮文庫 257p 【C】
『超芸術トマソン』赤瀬川源平 ちくま文庫 495p 【C】
『現代の民話 あなたも語り手、わたしも語り手』松谷みよ子 河出文庫 241p 【C】
『茶の本』岡倉天心 岩波文庫 p106 【C】
『碧梧桐俳句集』栗田靖編 岩波文庫 455p 【C】
『官僚の風貌』水谷三公 中公文庫 452p 【D】
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 角川文庫 201p 【B】
『滅亡について』武田泰淳 岩波文庫 374p 【C】

518touka(2559)2015/01/07(水) 19:49:53.80
『主食をやめると健康になる』 江部康二 ダイヤモンド社(kindle版) 280P再読 【C】

ことさらに炭水化物系を取らなくなってから一年、体調(特に食後の体調)が良くなった。
「主食」を取らなければいけない、という強迫観念から開放されたのは大きい。プラセボかもしれないが、効果があればそれでいいのだ。
外食時に店選びに困るのが難点。

519touka(2828)2015/01/11(日) 21:09:36.45
『科学する麻雀』 とつげき東北 講談社現代新書 269P 【C】

点数計算すらままならず、数学も不得意な自分には高度すぎた。
いつか麻雀が強くなる必要に迫られたときに再読すると思う。とはいえ、卓の横にパソコンを置いて打つわけにはいかないだろうけど。
しかし、麻雀好きな人々が身にまとっている迷信の霧が幾分晴れた気がする。

520テタ(19☆1428)2015/01/12(月) 07:12:28.93
『逆問題の考え方』上村豊 講談社ブルーバックス 266p
恐竜を絶滅させた隕石の大きさの推定など、話題が斬新。【B】

521touka(3016)2015/01/13(火) 10:02:31.62
『ゼロからトースターを作ってみた』 トーマス・ウェイツ 訳・村井理子 飛鳥新社 188P 【C】

初めてタイトルを目にした時のワクワク感を越えるものはなかった気がする。
原料の調達に奔走する部分に多くページが割かれていて、実作業は写真をメインにあっさりと。細かな手順や試行錯誤が詳述されていないのは国民性の違い?
既存のトースターをバラバラにして部品をきれいに並べた写真がピタゴラスイッチみたいで面白かった。
『主食を…』を読んだあと、もう使わないからとニトリのトースターを捨てたことがあったけれど、ここまで分解し堪能してから捨てればよかったと思った。

522テタ(19☆1667)2015/01/19(月) 21:40:58.17
『母アンナの子連れ従軍記』ブレヒト 光文社古典新訳文庫 239p
戯曲。【C】

523touka(3277)2015/01/22(木) 13:19:56.70
『世界史のなかの満洲帝国』 宮脇淳子 PHP新書(kindle版) 261P 【C】

現在の国際関係に影響されない客観的立場から歴史を書く、といった姿勢すら政治的と捉えられる分野で、それでも最初の一歩を踏み出したといえるのではないだろうか。
満州国以前の東北アジア・ユーラシアの歴史叙述が師の岡田英弘の著作の引き写しであるのはご愛嬌。皆が皆岡田史学を知っているわけではないのだし。
肝心の満州帝国の描写部分は、個々の出来事の寄せ集めで、いまだ歴史叙述には達していないと感じた。
しかし、今後この分野の本を読むことがあるとしたら、常に突き合わせて読む物差しの役目を果たすだろう。

524touka(3687)2015/01/25(日) 10:59:19.02
『福翁自伝』 福沢諭吉 岩波文庫 410P 【B】

適塾での勉強のくだりなどを読んでいると、こちらも無性に本が読みたくなる。
我が強く筋は曲げないが、フットワークは軽い。幕末・明治初期の激動の時代に一番調子よく波に乗れた人ではないだろうか。
官職に汲々としなかったからか、自慢話にも嫌味がなく、楽しく読めた。
直接国政に関わらなかったがゆえに、文化人枠で一万円札の肖像にされてしまったのはとんだどんでん返しだったが、死んだ後の世にあれこれ注文をつけるタイプでもない。

525touka(3910)2015/01/26(月) 17:31:53.19
『夜明け前 第二部下』 島崎藤村 青空文庫(kndle版) 223P 【A】

主人公の青山半蔵は、ちょうど福沢諭吉の同世代に当たる。
激動の幕末・明治初期を志を持って生きて、しかし何もはたせなかった人の話。これは『福翁自伝』のネガなのだ。
草莽の人は草莽に埋もれたまま生涯を終えて、その声は私たちのところまでは届かない。そこにこのような小説が書かれる意義があると思う。
文章は抽象的な表現が無く平易で読みやすく、特にこの第二部下の巻はおもしろかった。

526テタ(19☆1942)2015/01/26(月) 21:26:45.67
『舞え舞え断崖』赤江瀑 講談社文庫 275p
短篇集。【C】

527touka(4212)2015/01/27(火) 17:24:48.99
『ナイン・ストーリーズ』 J.D.サリンジャー 訳・野崎孝 新潮文庫 302P再読 【C】

この小説を取り巻いている言説や意欲的過ぎて同時代性を失った訳文が、複雑な城壁となって小説本体を覆い隠している。
リアルカフカの『城』みたいだ。
城壁の隙間から不意に城の断片が見える気がする時があるが、あまりかかずらわない方がいいような気がする。
原文で読みこなせるだけの英語力があるなら別。

528touka(4431)2015/01/31(土) 16:14:10.55
『大人にはわからない日本文学史』 高橋源一郎 岩波現代文庫 219P 【B】

プリマー新書の橋本治と同じく、樋口一葉から語り始めているのがおもしろい。
日本文学最前線から送られてくる不定期レポート。枯れた鉱山に張り付いて篩で砂金を探すような作業、常人に続けられるものではない。
「あらゆる小説をおもしろく読むことができる」と豪語する著者が厳選した作品を、こちらは座って読むだけ。
昔と違って言い回しが丁寧になったが、橋本治と違って慇懃無礼には感じられず、その違いがどこにあるのかちょっと興味ある。

529こけこっこ(☆1020)2015/01/31(土) 21:20:06.91
『ぼくがぼくであること』  山中恒(角川文庫) 320p 【-】
冒険小説
おかしいなぁ、山中恒の小説はこんなに理屈っぽかったかなぁ、と
タイトルが押し付けがましくて敬遠してしまう
その通りの内容だった

530touka(4652)2015/02/02(月) 05:30:24.85
『ローマ人の物語30 終わりの始まり〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 221P 【C】

五賢帝最後のマルクス・アントニウスからその息子コンモドゥスの死まで。
ローマ皇帝は中国語の「皇帝」が訳語に当てられている為、なんとなく世襲も当前の感じがするが、実際は「終身大統領」ってところなので、実子に相続したアントニウスの評価はその分落ちる。
あとから見れば、全部不運としか言いようのない出来事の積み重ねであったけれども。
しかし、コンモドゥスの代になってみるとようやく、ここから本番や!って感じがするね。

531テタ(19☆2143)2015/02/02(月) 21:11:46.50
『武家の女性』山川菊栄 岩波文庫 201p
幕末水戸藩の武家の日常。【C】

532touka(4839)2015/02/03(火) 20:18:41.71
『あめりか物語』 永井荷風 響林社文庫(kindle版) 187P 【D】

YOUは何しに亜米利加へ?
咸臨丸から四十余年、ぼんくら青年たちが大挙してアメリカへ押し掛ける事ができるようになったのだから、文明開化もご利益があったものだ。
海外の地でも日本人同士寄り集まって、寄るとさわると他の日本人の噂話ばかり。
当時、留学する資金を得られなかった青年たちは、これを読んで想像をたくましくしていたのだろうな。

533touka(4978)2015/02/04(水) 16:40:35.57
『ローマ人の物語31 終わりの始まり〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 139P 【C】

内乱の時代からセプティミウス・セヴェルスまで。
両雄並び立たずということを理解し、迅速に行動できる者が覇者となる。
ゲームのciv4ですら、同盟関係を破棄するのを躊躇する者には向いていないってことだけは確か。
竜王と半分ずつ世界を統治するのもいいな、とか思ってしまったり。

534touka(5018)2015/02/06(金) 20:45:25.46
『阿Q正伝』 魯迅  訳・井上紅梅 青空文庫(kindle版) 40P 【C】

語られている社会の価値観が自分のものとはかけ離れていて、主人公の阿Qやその周囲の人々の行動や考え方のどれがまともでどれが異常なのかもわからなかった。
こういう時に解説の付いていない青空文庫は痛い。そのうちどれかの文庫版を買って読み直そうと思う。
名前とコネにすごく影響されている社会に見える。革命が起こっても頭を下げる先が変わるだけ。生活者の知恵にも見えるけれども。
「正伝」とはなんだか立派な響きだが、列伝でも外伝でも自伝でもないから適当に正伝とでもしておこう、というノリらしい。

535touka(5103)2015/02/08(日) 00:36:10.63
『夢十夜』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 85P 【C】

夢の話はとにかくつまらん。特に黒澤明の「夢」を見てからは偏見に拍車がかかった。
しかし本作は、夢の中での不思議な心の動きを、うまく小説という形式にまとめ上げていると思う。
夢の中で感じた心の動きを再現するために、実際に夢で見た道具立てを用いて別種の世界を再構成するような。
でもやっぱり、夢の話と雲の写真は好きじゃない。

536テタ(19☆2379)2015/02/09(月) 21:12:13.56
『岡潔 多変数関数論の建設』大沢健夫 現代数学社 236p
学生時代にこういう本があればなあ。【C】

537touka(5412)2015/02/11(水) 00:21:40.32
『風水先生』 荒俣宏 集英社文庫 309P 【D】

迷信であってもそのコミュニティ内で広く信じられていれば、それは現実的な力を持つ。
しかしその迷信がぜんぜん根付いていない所に移植してなにか有意義なことが起こるだろうか。詐欺師の持ちネタが一つ増えるだけな気がする。
初出が週刊プレイボーイということもあってか、論の進め方がとにかくうさんくさい。
天海僧正が出てきて、うさんくささ更に倍。

538touka(5696)2015/02/15(日) 18:55:52.06
『ハムレット』 シェイクスピア 訳・福田恆存 新潮文庫 284P 【C】

福田恆存の解説がよかった。「人生においても、そのもっとも劇(はげ)しい瞬間においては、人は演戯している。(…)自分自身でありながら自分にあらざるものを掴みとることではないか」
の部分は、そのまま福田の価値観の根本を一文で書き表したものとして読める。
あえて狂ったふりをしていたハムレットは、自身の激情に振り回されて本物の狂人と区別がつかない。
そしてあたりかまわず死を撒き散らしてゆく。

539touka(6074)2015/02/16(月) 17:42:43.26
『こころ』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 378P再読 【C】

ひさしぶりに読み返したら、第二部の「両親と私」がしみじみとおもしろかった。こちらの「私」は二部を最後にもう出て来ないのがわかっていて寂しい。
「先生と遺書」の終盤は、どうにかして自分の自殺が必然なものだと思い込もうとしているようにしか見えなかった。「明治の精神に殉死」とか、あんた全然関係ないやろ。
実際、Kの自殺も最後の一押しは私(先生)の行為だったかもしれないが、遅かれ早かれ自殺していたタイプにも見える。また私(先生)を怨んであてつけに自殺したわけでもないだろう。
たまたまKのことで悩んでいた時だったから、Kの自殺の衝撃をノーガードで受けてしまって、心が病んでしまっただけのような気がする。

540テタ(19☆2739)2015/02/16(月) 21:24:16.47
『谷川俊太郎の33の質問続』谷川俊太郎 ちくま文庫 360p
インタビュー集。【D】

541touka(6459)2015/02/22(日) 19:36:09.63
『歴史 中』 ヘロドトス 訳・松平千秋 岩波文庫 385P 【C】

神話から叙事詩、叙事詩から歴史、初めて書かれた「歴史」ということは、叙事詩と陸続きでもあるということである。
とりあえずデルポイ神殿の予言の的中率100%。そのわりに、時々託宣の巫女が買収されてたりするのはいかがなものか。
ギリシャ各地からの亡命者に対し、土地を与えて手厚く遇するダレイオスは、帝王たるにふさわしい寛大な人物だったようだ。
地図、年表、系図、列伝、各パラグラフの相関関係図を網羅した完全攻略本をファミ通かどっかが出してくれればいいのに。

542touka(6939)2015/02/23(月) 16:11:37.66
『都市と星』 アーサー・C・クラーク 訳・酒井昭伸 早川書房(kindle版) 408P 【D】

ひとつのSFにifはひとつであってほしい。人類は自らを閉じ込めるようにしてひとつの都市に引きこもり、完全再生産を達成し、死をも克服して、いつしか十億年が経っていた。
という前提自体はすばらしいひとつのifだが、まったくの不毛の砂漠と思われていた都市の外に出た主人公の前に現れたのは、ネイチャーな暮らしを営む未来人たちの村だった。…って、
ありえんだろ、ソレ。十億年だぞ?十万年じゃないんだぞ?
クラークが「十億年後」と言うのと、子供が「百億万年後!」と言うのとでは意味が違うはずだ。でもその違いが感じられなかった。

543テタ(19☆3072)2015/02/23(月) 21:10:08.39
『殉教 微笑』小島信夫 講談社文芸文庫 333p
短篇集。【D】

544touka(6969)2015/02/24(火) 16:41:13.26
『阿部一族』 森鴎外 青空文庫(kindle版) 30P 【C】

とりあえず、枕を蹴られたくらいで相手を切り殺してはいけません。ましてや、それを美談にしては。
これがたとえばスキュティア人とかサマルゲタイ人とかの風俗だったなら素直に興味深く読めるんだけども。
死ぬなら一人で勝手に死ねっつーの。どいつもこいつも一人で死ぬのは丸損とばかり、周囲の人間の着物の端を握り締めて引き摺りこんでゆく。
そして陰口に対して軟弱。ルース・ベネディクト女史に小馬鹿にされた日本人の陋弊なる性行を、截然とした文章で見事に描き出した一作。

545無名草子さん2015/02/25(水) 18:02:54.12
10億年後の自然環境に合ったネイチャーな暮らしというものがあるんだよ

546無名草子さん2015/02/26(木) 17:25:48.09
あんな社会で十億年持つわけないって話だろ?

547無名草子さん2015/03/02(月) 12:06:57.82
『たけくらべ』 樋口一葉 集英社文庫 250P 【B】

短編集。表題作以外に「にごりえ」「十三夜」。
青空文庫で読もうとしたらなにがなんだかわけわからなくて集英社文庫版を購入。
集英社版は句読点を余計に振っていて、なにより会話部分をかぎ括弧で区切ってくれているのが助かる。会話か地の文かの判別が付くだけでも、読みやすさが段違いによくなった。
三作の中では「にごりえ」がよかった。しかし主人公のお力は容色に恵まれているだけで、特に客あしらいに長けているとは思えなかったけれど。

548touka(7219)2015/03/02(月) 12:11:21.23
名前抜け。

549touka(7322)2015/03/04(水) 01:26:39.21
『草枕』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 103P 【C】

グレン・グールドの愛読書というので、昔買ってみたが即投げ出した覚えがある。今回は意外と楽しく読めた。
中国の古典に由来する難読な熟語が頻出するが、こういうときにkindleは便利だ。半分以上辞書に載ってなかったけど。
とりとめのない旅行記の形をとっていて、なんだこれ?って感じもするけれど、あとで思い返すと不思議と旅先での出会いの場面が鮮やかな印象を残している。
この時代の高等遊民はうらやましいね。ファンタジーなのかもしれないけど。今の時代は働かざるもの人に非ずって勢いだからなあ。

550テタ(19☆3510)2015/03/12(木) 21:22:24.38
『イチョウ 奇跡の2億年史』ピーター・クレイン 河出書房新社 438p
イチョウの、化石から文化史まで網羅する。読むのが大変。【C】

551touka(7629)2015/03/14(土) 17:12:17.68
『馬の世界史』 本村凌二 中公文庫(kindle版) 307P 【C】

先史時代から現代の競馬まで馬と人間との関係の歴史をつづった本。
考古学的資料から、先史時代に人間がどのようにして馬を発見していったのかを考察する部分が一番おもしろく読めた。
モンゴル帝国以降、戦場においての馬が新たなテクノロジーによって置き換えられていく部分をもっと知りたかった。
競馬に関してはこちらはまったく興味がないので、個別の馬の名前を羅列されても知らんがな、としか。

552touka(7917)2015/03/15(日) 15:53:42.47
『実験的経験 Experimental experience』 森博嗣 講談社文庫 288p 【D】

小説を書いているときにふと心に浮かんだ思いつきを使って掌編を書き、それっぽく形を整えてまとめたもの。
どうせなら講談社文芸文庫で出せばよかったのに。
作者のファンならマストなアイテムだったろうが、最初に取った一冊目がこれだったんだよね…。
ポストモダン?とかを狙って、今ひとつ突き抜けられなかったって感じでかなり痛い。

553テタ(19☆3773)2015/03/18(水) 21:42:37.16
『春泥歌』赤江瀑 講談社文庫 263p
短篇集。【C】

554touka(8213)2015/03/22(日) 12:31:02.58
『嫌われる勇気』 岸見一郎・古賀史健 ダイヤモンド社(kindle版) 296p 【B】

アドラーという人の心理学を、哲学者と青年の対話篇という形で紹介した本。
アドラーは自己啓発形の総本山とも言うべき人で、デール・カーネギーですら影響を受けたらしい。
これまで考えてきたこと、これまでの考えを先鋭化したもの、これまで考えてもみなかったことが混ざり合っていて、改めて価値観を問い直すような衝撃があった。
エヴァンゲリオンの26話を思い出したが、「世界の中心は自分ではない」と言うあたり、こちらの方が先鋭的だ。

555touka(8562)2015/03/23(月) 01:30:30.47
『日本史の誕生』 岡田英弘 ちくま文庫 349p 【B】

「邪馬台国は中国の一部だった」から始まる、苛烈な日本古代史。
中国の正史、そして日本書紀の政治性を見極め(「日本にかぎらず、どこの国でも、国史とは、嘘で塗り固めた自己弁護に決まっている」)、
書き残されたものの先にあった事実を論理的に導き出していく。
トンデモ本スレスレの過激さだが、孫引きをかき集めて仕上げたようなそこらの「歴史本」とは、一線を画す説得力がある。

556テタ(19☆4089)2015/03/25(水) 21:09:47.30
『白と黒の扉』川添愛 東京大学出版会 316p
表向きはファンタジー小説。舞台裏には形式言語などがひかえ、
非常によく考えられている。【B】

557touka(8815)2015/03/28(土) 19:03:58.58
『ソ連史』 松戸清裕 筑摩新書(kindle版) 253p 【C】

ゴルビーのパイプライン大作戦、もとい回想録を読むので事前の地ならしとして読了。
今回初めてノートを取りながら読んだ。テストの為でもノルマの為でもなく、純粋にノートの為のノートを作るのは楽しい。
ノートを取ることで、大学の一般教養をひとつ真面目に受けたぐらいの知識が得られた。
スターリン時代に人が死にまくるのもすごいが、それで国が潰れないのもすごい。

558touka(8997)2015/03/31(火) 03:13:02.17
『インストール』 綿矢りさ 河出文庫 182p 【B】

容姿に不自由してない女子高生は強い。
強いけど、いざ女子高生になってみたらいろいろと不自由でチャンスを生かしきれない。
ぎりぎり重力圏の先端をかすめて、楕円を描いて帰ってくる「私の考える最強の女子高生」。
しかしダイアルアップで昼間毎日ネットに接続してたら、電話代がとんでもないことになってるんじゃないかと思った。

559テタ(19☆4295)2015/03/31(火) 16:44:34.00
『夜這いの性愛論』赤松啓介 明石書店 206p
著者の経験談または伝聞だが、口述筆記なのかつくりが粗雑。【D】

560touka(9580)2015/04/03(金) 16:07:17.29
『打ちのめされるようなすごい本』 米原万里 文春文庫 583p 【C】

遺作となった書評集。元ロシア語通訳の人なのでロシア・ソ連関係の書評が充実している。
以前は一日平均7冊は読んでいたと言うほどの多読家、速読者で、分厚い本ももりもり読みこなす。
その勢いにつられてamazonでゴルバチョフ回想録を買ってみたら、上下巻二段組各750pという超大著で初っ端から挫折しそうになった。
あとは犬猫関係と、当時の時事のブッシュ小泉イラク関連の書評も多いが興味なし。

561touka(1☆27)2015/04/03(金) 20:36:53.55
『歴史 下』 ヘロドトス 訳・松平千秋 岩波文庫 447p 【C】

ようやく読了。これで古希四書(イリアス、オデュッセイア、歴史、戦史)のグランドスラム達成。
おもしろかった順は、戦史>イリアス>歴史>オデュッセイアだった。
総勢300万を越えるペルシアの軍隊とか、ちょっと想像がつかない。メソポタミアの平原でなら数=力だろうが、
岩だらけで馬術が発達しなかったようなギリシア本土では、戦術によって勝利が左右されるようだ。


36冊目にして1万ページ達成。

562テタ(19☆4430)2015/04/07(火) 21:01:04.23
toukaさん、完走おめでとうございます。

『かくれスポット大阪』吉村智博 解放出版社 135p
【C】

563touka(1☆104)2015/04/09(木) 09:26:00.73
『雁』 森鴎外 青空文庫(kindle版) 77p 【C】

倹約に励み、ゼロから身を立てた末蔵の方が、ぼんやりした大学生エリートよりもよほど好感が持てるが、
当時はまだ高利貸しっていったら泥棒の一種って扱いだったのかね。もう明治時代の話なんだけども。
そういえば、末蔵はちょんまげを結っているイメージしか浮かばない。
ところどころ独逸語の単語が挟み込まれているのは、衒学趣味じゃなくて、まだそれに対応する日本語ができてなかっただけかもしれない。


>テタさん、ありがとうございます。

564touka(1☆502)2015/04/11(土) 03:37:31.46
『源氏の男はみんなサイテー』 大塚ひかり ちくま文庫(kindle版) 398p 【B】

肝心の「源氏物語」自体は読んでないんだけど、楽しく読めた。
アドラー的には人生に起承転結は無い、ので、あまりに生育環境や過去のトラウマにこだわりすぎのように感じたが、
「源氏物語」は「物語」なのでそれでいいのか(岡田英弘なら歴史に起承転結は無い)。
途中、えんえんと陰口を聞かされている感じもあったが、最後の宇治十帖の解釈がとてもよかった。

565touka(1☆766)2015/04/15(水) 19:10:22.04
『中国文明の歴史』 岡田英弘 講談社現代新書 264p 【C】

岡田史学はノートを取りながら読むことにした。
中国史とは前221年の秦の始皇帝の統一に始まり、1895年の日清戦争の敗北によって終わる。それ以前とそれ以降は中国文明とは言えない。とか、
資治通鑑以降の正史は中華思想というルサンチマンの上に書かれた悪い歴史である。などという身も蓋もない言説で歴史学会からは完全に無視されております。
近年話題になった奇書「中国化する日本(與那覇潤)」において、1冊も参考文献に取り上げられてなかったのは笑った。

566テタ(19☆4810)2015/04/15(水) 20:53:31.57
『マルタの鷹』ダシール・ハメット ハヤカワ・ミステリ文庫 380p
【B】

567touka(1☆1340)2015/04/17(金) 17:14:41.54
『犬の力 上』 ドン・ウィンズロウ 訳・東江一紀 角川文庫 574p 【D】

あずまひでおの漫画で紹介されていたので読んだ。このミス2010の第一位でもあったらしい。
なんか、映画の台本のト書きが延々と続いてるって感じ。
登場人物が皆、ハリウッド映画の典型的な脇役みたいで惹かれるものがない。主人公一人でも特別な魅力を持っていたらよかったのだけど、平凡な人物だった。
半端な取材で、実際に起こった大地震をフィクションの舞台に据えるのもいかがなものかと思う。

568touka(1☆1529)2015/04/19(日) 14:37:44.04
『バカのための読書術』 小谷野敦 ちくま新書(kindle版) 189p 【C】

この著者の本は初めて読んだが、amazonのレビュー欄に実名で書いてる感想の印象よりもいい人っぽい。
読書術というよりブックガイドって感じ。読むべき本のリストがうれしい、それ以上に読まなくてもいい本がたくさん挙げられているのがよかった。
スパスパ読めて面白いけど脱線が多すぎる。それでも面白いが。
難しい本は読む必要は無しと言いながら、ともすれば自分が読んだ哲学者の名前を挙げて競うカードバトルになってるとこがある。

569touka(1☆1981)2015/04/23(木) 16:12:30.67
『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』 伊藤比呂美 講談社文庫(kindle版) 352p 【A】

「くやしい!でも感じちゃう、ビクンビクン」
すばらしい本に出会えた時に素直に面白いと思えなければ本を読んでる甲斐がない。なのにどうしてくやしいと感じちゃうのか。
詩は祈りから生まれ、祈りは苦しみから生まれる。レアなままの詩には取りつく島もないけれど、
日常雑記の糸に編み込むことで世界観が(誰にでもわかるように)形作られ、呪いの呪文として世界を変えていく。

570テタ(19☆4966)2015/04/23(木) 21:11:00.48
『エンジェル エンジェル エンジェル』梨木香歩 新潮文庫 156p
宗教的というかなんというか。【C】

571テタ(19☆5253)2015/04/28(火) 22:18:04.51
『文学のレッスン』丸谷才一 新潮社 287p
文学の見取り図が分かりやすい。【B】

572touka(1☆2281)2015/05/02(土) 00:27:33.77
『夜』 橋本治 集英社 300p再読 【C】

浮気をして出て行く夫を出て行かれた家の方から見つめる短編集。
著者の書き連ねる描写はどれも深い思索と観察から導き出されたもので、テキトーに書かれたところなど欠片もないと思われるのだが、
いまいちピントが合わない。よくわからない男のよくわからなさを書いているからか?
ラストの一本は恒例(?)の男×男の話。

573テタ(19☆5447)2015/05/05(火) 09:46:30.66
『超越数とはなにか』西岡久美子 講談社ブルーバックス 194p
ブルーバックスなのに、ゴリゴリ書いてある。【C】

574touka(1☆2521)2015/05/05(火) 18:58:01.34
『心の疲れをとる技術』 下園壮太 朝日新書(kindle版) 240p 【C】

電子書籍まとめを読んでるとついつい衝動買いしてしまう。kindle版の方が何百円か安いと特に。
自衛隊での具体的事例よりも、誰にでもあてはまるように平準化しているので(仕事、上司、ノルマetc)、あまり印象には残らない。
3〜7割の間を目標にする(8〜10割は頑張りすぎ)ことや、感情疲労という言葉が目新しかった。
ストレスの解消はまずはなにより睡眠らしい。

575touka(1☆2671)2015/05/11(月) 18:20:40.11
『門』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 150p 【B】

なんとなく文章が読みやすく、なんでもない日常の描写がふと染み入るように感じられる時がある。
淡々と続いていく話を読んでいたら終盤に来て突然の超展開。なんでまたそんなことに…確かにタイトルは『門』なのだが。
発端となる事件がぼかされたままなのは、なんかシチュエーション萌えなだけじゃないの?と思ってしまう。
春が来たら春の陽気を楽しもう。

576touka(1☆2813)2015/05/12(火) 20:03:55.75
『地図で読む世界の歴史 古代ギリシア』 ロバート・モアコット 監修・桜井万里子 訳・青木桃子 河出書房新社 142p 【A】

昔『戦史』を読む為に地図帳として買った本。しかしやけに本格的な内容で当時は読みきれなかった。今回『歴史』の傍ら読了。
ギリシアのあまりメジャーでない時代(ペロポンネソス戦争後のテーベとか、セレウコス朝シリアとか)にも平等にページが割かれているので、古代ギリシア史の把握がめちゃくちゃ捗る。
地図も年代、地方を微妙にずらしたものが何枚も収録されていて、眺めているだけでおもしろい。
『ヒストリエ(岩明均)』の副読本としても優秀。

577テタ(19☆5642)2015/05/12(火) 21:12:36.41
『絶叫委員会』穂村弘 筑摩書房 195p
エッセイ。【D】

578テタ(19☆6001)2015/05/19(火) 21:04:42.60
『空飛ぶ馬』北村薫 創元推理文庫 359p
日常ミステリー。【B】

579touka(1☆3106)2015/05/20(水) 00:13:32.39
『戦争の日本近現代史』 加藤陽子 講談社現代新書 293p 【B】

「為政者や国民が、いかなる論理を媒介にしたとき、戦争をやむをえないと受けとめたり、あるいは積極的に求めたりするようになるのか」
をテーマに、日清戦争から太平洋戦争前夜までを扱った本。
後の世からいくら荒唐無稽に見えても、当時はその論理に説得力があった。また、それはなぜか?を追求していくので、安易に正邪の判断を下さないのが好感が持てる。
しかしそれゆえに論理の息が長く、ぼやけた印象になるのは、これが学問の入口の扉だからだろう。

580無名草子さん2015/05/22(金) 18:45:42.18
買うに値する本が少ないよな。

何のために本を出してるんだろう?

581touka(1☆3522)2015/05/25(月) 12:08:59.68
『キルプの軍団』 大江健三郎 講談社文庫(kindle版) 416p 【C】

昭和といっても1926年から昭和だが、悪い意味で昭和っぽいというとき、頭の中には昭和40年代(1970年代)のイメージがある。
そういう意味で昭和っぽい小説。といっても初出は昭和63年でその時点ですでに時代錯誤だったのかもしれない。
山口百恵をいつまでもありがたがるオッサンの気持ち悪さってなんなんだろうな。
精神的土壌がまったく違うのに、ドストエフスキーにかぶれて「罪の許し」とか言い出しちゃうのもなあ。

582無名草子さん2015/05/26(火) 15:32:26.28
>>580
それは本を読んでいないだけ

583無名草子さん2015/05/26(火) 15:49:29.05
>>580
確かに金払って読むほどの本は皆無
だから図書館が流行るんだろ?
年々、オシャレ図書館が増えているのはそのせいだと思ワレ

584テタ(19☆6242)2015/05/26(火) 19:54:09.44
『肩胛骨は翼のなごり』デイヴィッド・アーモンド 創元推理文庫 241p
ファンタジー。【C】

585touka(1☆3952)2015/05/27(水) 17:02:20.02
『笹まくら』 丸谷才一 新潮文庫 430p 【A】

これが、「打ちのめされるようなすごい本」。なるほど。
私立大学の職員が学内政治に翻弄される話でしかないのだが、描写に無駄がなく隅々までコントロールが行き渡っている。
30ページほど読んだところでWikipediaで著者略歴を調べ、「これだからジョイス学者は…」なんて嘯いてみたりもするが、ちゃんと効果が上がっていて技術の為の技術に堕していない。
若い奥さんをもらうのも自分がやけに年寄りに思えたり、気苦労があるもんなんだなあ。

586touka(1☆4287)2015/05/31(日) 19:33:30.48
『世界ボーイズラブ大全』 桐生操 文春文庫(kindle版) 335p 【C】

古今東西男色のゴシップ話をかき集めた本。
どうでもいい人のどうでもいいゴシップを延々と読まされるのは厳しいものがあった。
第一次世界大戦前後のフランス文壇地図を(下から)概観できたのは少し役に立ったかも。
狭義の「ボーイズラブ」とはほとんど関係がない。

587テタ(19☆6242)2015/06/02(火) 21:30:42.80
『チリの地震』ハインリヒ・フォン・クライスト 河出文庫 238p
短篇集。時代を感じさせる。【C】

588テタ(19☆6480)2015/06/02(火) 21:31:27.99
『チリの地震』ハインリヒ・フォン・クライスト 河出文庫 238p
短篇集。時代を感じさせる。【C】

589touka(1☆4724)2015/06/03(水) 16:55:03.36
『バベルの謎』 長谷川三千子 中公文庫 437p再読 【B】

旧約聖書は生きた時代の異なる複数の作者がいて、それをまた別の編纂者が切り貼りして作り上げたものらしい(文書仮説)。
しかし教義上はモーゼ一人によって書かれたものとされているから、記述と記述の間に矛盾が生じたりしているのだそうだ。キリスト教の「原罪」なんかもムリヤリな解釈の結果生まれたものらしい。
最初の作者によって書かれた部分だけをまとめて原初の姿を探ることも当然行われているらしいが、研究者といえども自身のキリスト教的価値観に掣肘されて見えなくなっている部分があるのではないか。
無関係の異教徒だからこそ見えるものもある、あくまでひとつのドラマとして、オリジナルのヤハウェの話を読み込んでいこうとする本。聖書に全然興味なくってもおもしろい。

590無名草子さん2015/06/03(水) 19:02:25.24
>しかし教義上はモーゼ一人によって書かれたものとされている

ここめっちゃツッコミ入れたいクリスチャン

591テタ(19☆6681)2015/06/09(火) 21:11:20.56
『ブロディーの報告書』J.L.ボルヘス 岩波文庫 201p
短篇集。【C】

592touka(1☆5012)2015/06/10(水) 00:21:17.07
『輝く日の宮』 丸谷才一 講談社文庫(kindle版) 288p 【D】

軽快に楽しく読めてるんだからまあいいかと思いながら読み進められるのも半分まで。
ようやく本題に入った後半、従であるはずのギミックが正面に立ち、主であるはずの人物たちがそのギミックを紹介するための書き割りになってしまう。
小説部分はマッチポンプな馬脚が丸見えで白々しいし、僕の考えた源氏論はこんな半端な形でしか世に問えない旦那芸でしかない。
しかし紫式部の生まれ変わりとは吹かしたもんだ。

593touka(1☆5203)2015/06/14(日) 08:46:35.50
『ピカソは本当に偉いのか?』 西岡文彦 新潮新書(kindle版) 191p 【B】

なぜこんな絵があんな高額で?という素朴な疑問に対し、それぞれが自分なりの回答を出せるように、
ピカソの人間性から、同時代人との関係、作風の変遷、歴史上の立ち位置に評価が確定して行く経緯まで、あらゆる情報を判断の材料として提供してくれる本。
簡潔、明晰な文章で非常に読みやすくて感心する。「彼のような絵を描くことは出来ても、彼のように描くことは出来ないわけです」。
芸術プロパーの書く類書とは違って、芸術は問答無用でありがたいものだという教養主義的押し付けがない。

594テタ(19☆6933)2015/06/16(火) 21:29:55.83
『エキゾティックな量子』全卓樹 東京大学出版会 252p
中性子星のカルマの壮大なスケールに驚く。【B】

595touka(1☆5560)2015/06/18(木) 22:08:26.93
『ブッデンブローク家の人びと 上』 トーマス・マン 訳・望月市恵 岩波文庫 357p 【C】

マンの祖国のドイツでは一番人気らしい。本人が皮肉を言うほど。
登場人物の訛りや発音ににやけにこだわっているのは、それによって詳細な人物像が伝わるからなのだろうか。訳も隔靴掻痒で苦しいがどうしようもないだろう。
けっこうエグいストーリー展開。脇役(クロティルデとか)の今後の人生に興味がある。
ちなみにフランスではフェーリクス・クルルの告白、日本では(当然)魔の山が一番人気があるようだ。

596touka(1☆5772)2015/06/21(日) 21:06:21.41
『ローマ人の物語32 迷走する帝国〔上〕』 塩野七生 新潮文庫 212p 【C】

カラカラ帝からマクリヌス、ヘラガバルス、アレクサンデル・セヴェルスまで。
やったぜ僕らのエラガバルス帝! しかしどうも作者はこのローマ皇帝史上最高のネタキャラがお好きではないようで、小ネタ満載の事跡も幕間劇のごとくさらりと流してしまう。
アンティオキアからローマへの一年半にも及ぶ大凱旋行列の様子は、ただそのかかった期間に触れられているだけである。さわるのも嫌か。
そういえばこの巻に出てくる皇帝は全員、配下のローマ兵に殺されている。

597テタ(19☆7165)2015/06/23(火) 21:59:42.45
『黒いハンカチ』小沼丹 創元推理文庫 232p
ミステリー。古びてしまっている。【D】

598touka(1☆6136)2015/06/28(日) 03:02:13.79
『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』 レフ・トルストイ 訳・望月哲男 光文社古典新訳文庫(kindle版) 364p 【B】

初トルストイ。中篇二編。一編は死床についた人の精神状態を延々と描写するという内容。
感情の牢獄というか、自分自身、意識の隅では理不尽だとわかっている怒りの感情に振り回されてどうにもならない迫真の描写はすばらしい。
自分ひとりの問題なら心を入れ替えることもできるが、相手がいる場合はお互いがお互いに理不尽な怒りを向けて絡み合ったもつれ目をほどくのは絶望的だ。
クロイツェル・ソナタの方は……まぁ、その、お薬出しときますねーお大事にー。

599touka(1☆6339)2015/06/28(日) 12:29:06.34
『日本人の法意識』 川島武宜 岩波新書 203p 【B】

維新後、明治憲法がすみやかに編纂されたのは、治外法権の撤廃を目指すための政治上の手段であって、社会の実情に即して作られたわけではなかった。からはじまる近代的な法律と前近代的な意識との乖離について書かれた本。
平易で読みやすい文章であるが、著者が法律家だからか、隅々まで遺漏のない描写が続いていて読みこなすのが大変だった。
近代は権利、前近代は権力関係。近代化されたと思っていても、前近代的な価値観は根強く残っていて、コミュニティが小さくなればなるほど、そちらの論理が頭をもたげてくる。
時にそれが暴発して全国版のニュースになったりすると、あまりの醜悪さに拒否反応が引き起こされるが、それは決して過去でも異質でもない、日本人の中にあるもうひとつの論理なのだ。

600テタ(19☆7556)2015/06/30(火) 21:26:40.53
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ 河出書房新社 391p
【C】

601touka(1☆6609)2015/07/01(水) 00:48:50.32
『カリコリせんとや生まれけむ』 会田誠 幻冬舎文庫 270p 【C】

著者は現代美術家で、幻冬舎の無料PR誌に連載されていたエッセイをまとめたもの。私にとっては切腹女子高生の人。
第1回目のエッセイの印象が地味にサイテーな奴なのだが、小器用によくあるエッセイの文体模写って感じで読ませる。チン↑ポム擁護の回など、書くべきことがある時は論旨が明瞭で面白い。
第1回目でサイテーと思った要素が少しずつ伏線として回収されてゆき、最後にきちっと昇華して感動させる構成力はさすが現代美術の人だと思った。
ビンラディンのものまねビデオもよかった(これはyoutubeだけど)。

602touka(1☆6942)2015/07/03(金) 16:02:11.81
『スカイ・クロラ』 森博嗣 中公文庫 333p 【C】

押井守の映画を見たあとamazonで買ってそのまま5、6年読まないままだった。
まるでノベライズ版かと思うほどの押井守的世界観だけど、もちろんこちらが原作。映像作品を先に見ると、どうしてもイメージが固定されてしまう。
まるで手品のタネのような世界設定を最初から知っていたおかげで、何も知らずに読むよりも素直に読めた。
しばらくマスクされたままの設定がだいぶ遅れてタネ明かしされていくので、知らずに読み進めていたらけっこう拒絶反応が出たと思う。

603こけこっこ(☆1379)2015/07/03(金) 20:31:34.87
『インド旅行記1 北インド編』中谷美紀 幻冬社 359p 【B】
よそで書評を読むと、「女優さんというお金持ちだからできた旅」などという
感想もたくさんあるが、そうは思わない。
ベジタリアンとして過ごし、deepなヨガ体験をする 
お互いともが母国語以外でコミュニケートする
よほど好きでないとできませんわ。
情熱と探求心と行動力、大らかで朗らか
思慮深く文章も良い 大変おもしろかった。

604touka(1☆7191)2015/07/05(日) 10:28:53.01
『日本語は天才である』 柳瀬尚紀 新潮文庫 249p 【D】

ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」を翻訳した人のエッセイ。翻訳時における日本語の表記の多様性(ルビとか)を中心に書かれている。
「フィネガンズ・ウェイク」を訳したからこんな性格になったのか、こんな性格だから「フィネガンズ・ウェイク」を訳せたのか。
語呂合わせなどの駄洒落が多く、せっかくの問題提起が余談に余談を重ね消化不良で終わってしまう。が、誰も文句は言えない。およしなさい鉄郎。彼のことをそんな風に言うもんじゃないわ。
学歴等のコンプレックスが濾過され切っておらず、文面ににじみ出ているのが感じられてうっとうしい。

605touka(1☆7374)2015/07/07(火) 20:23:30.99
『蹴りたい背中』 綿矢りさ 河出文庫 183p 【A】

言わずと知れた芥川賞受賞作。こっちが真打ちか。
序盤は「インストール」と同じような感じ。けれど今度はいくら進んでも、救いの芽が現れない。ずーっと息が続いていく。
高校生の世界は狭い。だから同調圧力が半端ない。くだらないお付き合いから超然として暮らせるならば、夢のような高校生活だけれど、実際には酸欠状態で生きているようなもので、何も頭に残らない。
もしかしたら「恋空」と同じクラスだったりして。

606テタ(19☆7860)2015/07/07(火) 21:12:02.05
『ヨーロッパ退屈日記』伊丹十三 新潮文庫 304p
エッセイ。50年前のヨーロッパ、50年前に日本。【C】

607touka(1☆7588)2015/07/11(土) 20:00:37.23
『「時間」を哲学する』 中島義道 講談社現代新書 214p 【C】

戦う哲学者中島義道。何と戦っているのかはしらないが。
導入部分はとても面白く読めたのだけど、本題に入ると「過去」とは何か?ってことに延々とかかずらってるだけだった。各章題は「人生の短さについて」とか、興味深いものが並んでいるのだけども。
印象だけど論の大元の土台として筆者の好き嫌いがあって、それをどうにかして正当化しようと論を積み重ねている感じ。
虚心坦懐に読まなければ理解できない本。

608テタ(19☆8033)2015/07/12(日) 21:56:44.94
『廃墟に咲く花』パトリック・モディアノ キノブックス 173p
パリの地名が山のように出てくるので、地図が添えられているが、
この地図が役に立っていない。【D】

609touka(1☆7754)2015/07/14(火) 23:21:30.15
『ローマ人の物語33 迷走する帝国〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 166p 【C】

マクシミヌス・トラクスからゴルディアヌスV、フィリップス・アラブス、デキウス、トレボニアヌス・ガルスときてヴァレリアヌス帝がササン朝の虜囚となるところまで。
ローマ皇帝たちが北部メソポタミア地方の領有にこだわったのは領土拡張欲からではなく、地政学的見地によるという考察が面白かった。
しかしそんな北部メソポタミアも回復しては放棄しての繰り返し。そして放棄した皇帝は弱腰として暗殺される。皇帝は終身職であるために、不信任は暗殺という形をとって現れる。
西方のライン・ドナウ川の対岸ではゴート族が台頭し、東方ではいつの間にかパルティア王国が大ペルシア再興を唱えるササン朝に取って代わられている。そういえば昔、ペルシアの捕虜になったリディアの王がいたなぁ。

610touka(1☆8090)2015/07/15(水) 10:22:48.81
『脱走と追跡のサンバ』 筒井康隆 角川文庫(kindle版) 336p 【D】

各方面で「筒井康隆の最高傑作!」との声が聞かれた作品。しかし私には1oも面白さがわからなかった。
多元宇宙や時間のなんとか性をスラップスティックなシュールレアリズムで語り倒した若書きの実験作、らしい。当時は先駆的だったものが時代に追いつかれて、その凄さが見えにくくなっているのだろうか。
さまざまな約束事を解体している(ようだ)が、イドとかエスとか超自我とかフロイト派の用語には全面的な信頼を寄せて援用し、そこに解体のメスが入らなかったことに不満が残る。
しかし、これでもうこの作者の作品を読むことはないかといえば、そうでもない。

611touka(1☆8344)2015/07/19(日) 00:30:38.96
『負けない力』 橋本治 大和書房 254p 【C】

橋本治の書籍の中では一番抽象的なカテゴリーに分けられる。『いま私たちが考えるべきこと』とか。
負けない力とは知性のことで、しかしこの本は読んでも負けない力が身に付くような実用的な内容ではありません。と冒頭で作者が断っていて、
だいたいその通りなのだが、こちらとしては読んだら身に付くハウツー物の方がよかった。というのがこの本で否定されている教養主義的な考え方なのだけども。
知性というのはまず、「自分の頭がいいかどうかは分からないが、あの人は頭がいい」というジャッジをする能力、らしい。

612テタ(19☆8296)2015/07/20(月) 17:37:10.80
『柳田国男と折口信夫』池田彌三郎 谷川健一 岩波書店同時代ライブラリー 263p
対談。【C】

613touka(1☆8560)2015/07/21(火) 01:43:15.76
『ローマ人の物語34 迷走する帝国〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 216p 【B】

ガリエヌスからクラウディウス・ゴティクス、アウレリアヌス、タキトゥス、プロブス、カルスまで。
皇帝ヴァレリアヌス捕囚は帝国を震撼させ、ガリア帝国(笑)とパルミラ王国の分裂を許してしまう。
しかし、この危機の世紀の皇帝として文字通り東奔西走して蛮族の侵入から帝国を守ったのも、ヴァレリアヌスによって抜擢された軍団長達であった。
皇帝乱立で世界史的には地味な世紀だが、SLG化したらいい感じのゲームバランスになりそうな時代。皇帝の天幕に雷が落ちて死亡とか、絶対リセットするけど。

614touka(1☆8798)2015/07/22(水) 11:06:08.03
『深夜特急1』 沢木耕太郎 新潮文庫(kindle版) 238p 【C】

1970年代、26歳の著者がインドのデリーからロンドンまで、乗り合いバスだけで旅行するバックパッカーものの嚆矢。
1巻はまだインドに着く手前、トランジットで降りた香港やマカオでの日々。
ギャンブルに興味のなかった著者がマカオでカジノに嵌まり、からくも抜け出すくだりは出来過ぎな気もするが、ここで脱落して東京直行便に乗った無名の若者たちが何人もいるのだろう。
アメリカ横断ウルトラクイズの優勝者のように、最後までたどり着いた者だけがその栄光を総取りするのだ。

615touka(1☆9041)2015/07/23(木) 19:09:50.48
『小説の読み方』 平野啓一郎 PHP新書 243p 【E】

酷い出来。
大学生が規定枚数に達するように無理矢理水増しして書いたレポートを読まされている感じがした。
とにかく主語がでかい。「私たちは、〜である」「人間は〜」「〜は誰もが知るところだが」本当に大学生が書いた文章なら、まだほほえましいのだが。
下手な作文のあちこちから、ぶよぶよした自意識が染み出しているようで気持ち悪い。

616touka(1☆9226)2015/07/25(土) 14:29:55.38
『女ごころ』 サマセット・モーム 訳・尾崎寔 ちくま文庫 185p 【C】

古き良きウェルメイドな映画を観ているようなストーリー。
ただ、映画だと俳優の姿形や肉声が枝葉となって世界を膨らませるのだけど、この小説はシノプシス通りに展開するだけで心にひっかかるものがない。
最初の人物配置から予想される展開を乗り越えようとする力が登場人物に無く、起承転結にきれいに絡め取られてしまっている。
イギリス人って普通に石造りの宮殿に住みたがるよね。いまいち生活観がつかめない。

617テタ(19☆8497)2015/07/28(火) 17:45:22.57
『文様の幾何学』川ア徹郎 牧野書店 201p
【C】

618touka(1☆9449)2015/07/31(金) 19:30:02.67
『深夜特急2』 沢木耕太郎 新潮文庫(kindle版) 223p 【C】

バンコクからマレー半島を陸路で下りクアラルンプール、シンガポールまで。行く先々で現地の人に声をかけられるのはまだ日本人が珍しかったからか、作者の人徳か。
東南アジア貧乏旅行といったって、現地で暮らす人から見れば持てる者の道楽に過ぎない、とか、
最初に嵌まった香港の幻影を求めて、そのあと訪れた都市に物足りなさを感じてしまい、目の前にあるものを見ていなかった、とか、
この後に続くあまたの貧乏旅行記ものが抱える屈折したテーマがすでに提示されている。

619touka(1☆9814)2015/08/03(月) 20:12:55.57
『逆説の日本史18 幕末年代史編T』 井沢元彦 小学館文庫(kindle版) 365p 【B】

繰り返しが多くてくどく感じることもあるが、すらすら読めて面白い。幕末編に入ると知った名前、いや顔がぞろぞろ出てくる。
阿部正弘、江川太郎左衛門、ジョン万次郎、吉田松陰、堀田正睦、水戸斉昭、島津斉彬、ペリー、ハリス、プチャーチン…。
全員顔付きで頭に浮かぶのは『風雲児たち幕末編(みなもと太郎)』を読んでるから。ずっこけてるだけの漫画だと思ってたけど、読んでると読んでないとではぜんぜん違った。
『大奥(よしながふみ)』も次巻から阿部正弘(註・女)が主役だし、読み比べてみると楽しそう。

620テタ(19☆8777)2015/08/04(火) 19:40:52.93
『コンチキ号漂流記』ハイエルダール 偕成社文庫 280p
児童向け抄訳。【C】

621touka(2☆0274)2015/08/05(水) 20:15:12.01
『日露戦争、資金調達の戦い』 板谷敏彦 新潮選書 460p 【B】

まず文章がすばらしい。これから書こうとしている事を知悉しているとき、人はここまで明晰に書けるものなのか。
戦争の要素を乱暴に分けると陸軍、海軍、大蔵の三つの要素になるとして、その中であまり省みられなかった大蔵(財務)での戦いを、高橋是清が欧州で資金調達に奔走する姿を軸に書いていく。
勝てばチャートが上がるというわけでもない。鴨緑江、遼陽、奉天と勝ち進むたびに戦線は広がり補給路は伸びる。
金融用語に不慣れなので十全には理解できなかったが、それでも面白く読めた。

622touka2015/08/05(水) 20:17:14.71
72冊目で2万ページ突破。

623テタ(19☆9286)2015/08/11(火) 19:20:56.46
toukaさん、二度目の完走おめでとうございます。

『謎の独立国家ソマリランド』高野秀行 本の雑誌社 509p
ノンフィクション。【C】

624touka(2☆0481)2015/08/11(火) 21:02:35.48
『あたらしい書斎』 いしたにまさき インプレスジャパン 207p 【C】

近々引越しをするので、ネットで目についた本を購入。
メインは書斎の話、のはずだが、半分は著者の使っているデジタルガジェットとアプリの話。
肝心の著者の書斎は、イケアに取材したらご好意でひと部屋まるごと改装してくれたんですって。
参考になる点は特になかった。


>テタさん、ありがとうございます。
しばらくペースが落ちます。

625テタ(19☆9552)2015/08/18(火) 20:33:01.49
『夏の闇』開高健 新潮文庫 266p
【C】

626無名草子さん2015/08/19(水) 22:39:17.90
『64』横山光秀
【A】
世界観にどっぷりのめり込ませてもらいました

627無名草子さん2015/08/19(水) 22:40:02.09
横山秀夫でした

628テタ(19☆9711)2015/08/25(火) 20:25:12.92
『超ひも理論をパパに習ってみた』橋本幸士 講談社 159p
物理学者が高校生の娘に超ひも理論を語る、というストーリー。【C】

629touka(2☆0671)2015/08/29(土) 11:04:36.67
『樹影譚』 丸谷才一 文春文庫 190p 【C】

表題作他、短編三作。
特に表題作は上手いのかなあ。何重かの入れ子構造になっていて、それぞれがどの階層の話かわからなくなるけど、それでも普通に読める。
エピソードの端々が、さりげなく別のエピソードに繋がって半睡半醒の世界を作り出している。
丁寧にマッピングしながら読み込めばもっと楽しいのだろう。

630テタ(19☆9925)2015/09/01(火) 20:06:05.85
『ラマヌジャン ζの衝撃』黒川信重 現代数学社 214p
マジカルなイメージのあるラマヌジャンを正当に評価する試み。【B】

631touka(2☆0901)2015/09/02(水) 08:06:03.07
『わかりあえないことから』 平田オリザ 講談社現代新書 230p 【C】

「世間で言うコミュニケーション能力の大半は、たかだか慣れのレベルの問題だ。でもね、二〇歳過ぎたら、慣れも実力のうちなんだよ」
会話と対話の違いをはっきりと示していたのが面白かった。そして、対話の方が冗長率が高くなるんだそうだ。なるほど。
「このような話を教育関係の講演会ですると決まって、「あ、金子みすゞですね。「みんなちがって、みんないい」ですね」という先生方がいる。私はそうは思わない。そうではないのだ。」
蒙を啓こうと急ぐあまりに、時事問題の扱い方がステレオタイプになっている。

632テタ(20☆79)2015/09/08(火) 20:51:05.44
『ヴォルテール、ただいま参上!』ハンス=ヨアヒム・シェートリヒ 新潮社 154p
史伝なのか。【C】

633touka(2☆1177)2015/09/13(日) 10:15:01.22
『砂の女』 安部公房 新潮文庫 276p 【C】

初安部。「砂の(ような)女」ではなく、「砂の(中に住む)女」だった。
女の持つ特異な魔性によって取り込まれるというわけではなく、ただその舞台設定が異常で物理的に逃げ出せそうもないだけだ。
昔の漫画のナンセンスギャグに近い。それも「伝染るんです」以降のではなく、漫画道場の富永一郎とか「ギャートルズ」とかの。
書かれてまだ50年しか経っていないが、すでに考古学的作品である。

634テタ(20☆365)2015/09/15(火) 21:12:31.67
『新版 誰も知らないインド料理』渡辺玲 光文社知恵の森文庫 286p
北インド料理と南インド料理に分けてあって、頭の整理になる。【C】

635テタ(20☆891)2015/09/22(火) 19:31:40.17
『ゴダールの肖像』浅田彰 松浦寿輝 とっても便利出版部 69p
対談。小冊子。【C】

『その女アレックス』ピエール・ルメートル 文春文庫 457p
ミステリー。事件の重心が、二度三度と思わぬ方向にずれていく。
【B】

636テタ(20☆1197)2015/09/29(火) 21:08:07.69
『地震・憲兵・火事・巡査』山崎今朝弥 岩波文庫 306p
奇文集。【D】

637テタ(20☆1483)2015/10/06(火) 20:43:09.46
『ある家族の会話』ナタリア・ギンズブルグ 白水uブックス 286p
「肉のない日」が思い浮かぶ。【C】

638touka(2☆1619)2015/10/08(木) 08:55:40.86
『謝々!チャイニーズ』 星野博美 文春文庫 442p 【C】

1993年頃に広西チワン族自治区から寧波まで、中国南部を海岸沿いに旅した旅行記。
行く先々で人のいい中国人と仲良くなり歓待を受けているのは、作者の人徳か経験かそれとも取捨選択が働いたのか。
この手の旅で旅行者が、相手にとっては一日分の稼ぎになるであろう小銭を値切り倒して悦に入るってのがどうもね。そんくらいボラれてやりなさいよ。
親切にされすぎて、軸足が中国人の方に移っている。

639テタ(20☆1967)2015/10/13(火) 21:05:20.73
『数学の大統一に挑む』エドワード・フレンケル 文藝春秋 484p
【C】

640touka(2☆1832)2015/10/18(日) 21:21:52.95
『ローマ人の物語35 最後の努力〔上〕』 塩野七生 新潮文庫 213p 【C】

皇帝はローマの第一市民とする元首政から、皇帝とは特別な存在である絶対君主政へと舵を切ったディオクレティアヌスは、キリスト教も弾圧したため、非情な暴君、悪帝のイメージがあるが(名前も怖いし)、
少なくとも有能さで比べるなら、アウグストゥスはともかく、ハドリアヌスくらいには匹敵していたのではないかと思った。
とにかく、皇帝を神格化したことで、これまでの軍人皇帝時代のように些細なことで配下の兵士に殺されることもなく、20年に渡って統治を継続できたわけだし。しかも最後は禅譲した。
けれど、他の皇帝たちは(四頭政だった)軍団指揮官としては有能でも、彼のようなフィクサーとしての能力はなかった。っていうかそういう人材を育成してなかったのが片手落ちだったか。

641テタ(20☆2202)2015/10/20(火) 17:28:44.63
『鷹』石川淳 講談社文芸文庫 235p
つまらぬ。【D】

642touka(2☆1989)2015/10/23(金) 09:54:26.62
『ローマ人の物語36 最後の努力〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 157p 【C】

さいさんいわれてミラノ勅令。肝心の勅令の中身までは憶えてなかった。
四頭制は帝国の辺境の守りを固めはしたものの、ディオクレティアヌスという政治家がいてはじめて成り立つ、属人的な統治機構でしかなかった。
なので、ディオクレティアヌスが引退してしまうと、残った皇帝たちはタケノコの背比べになってしまう。繰り上げ当選した同僚に、なかなか忠義を尽くせるものではない。
結局皇帝乱立状態に戻り、最も戦略に秀でていたコンスタンティヌスが各地を回って統一する。抜きん出ていたぶん、泥沼に陥らなかったのが幸いか。

643無名草子さん2015/10/23(金) 16:22:40.89
ヨコ入りすまん。
まあ、読んでやってくれ。

知り合いが出版社を立ち上げたんだわ。
一応ジャンルは政治やら文学やら色々やるみたい。
個人的に議員に知り合いが多くて、政治関係が得意。
悩み相談や自己啓発、雑学なんかのジャンルの本も出したいって。
自費出版もするようなことを言ってたわ。
出来たばかりだからみんなで応援してやらないか?

あたま出版
http://atama-pub.net/
社長がハゲあたまだからこの名前だってww

644テタ(20☆2401)2015/10/27(火) 21:49:11.40
『蛍川・泥の河』宮本輝 新潮文庫 199p
【C】

645テタ(20☆2877)2015/11/03(火) 07:29:38.58
『ペリリュー・沖縄戦記』ユージン・B・スレッジ 講談社学術文庫 476p
アメリカ兵から見た沖縄戦。【B】

646こけこっこ(☆1510)2015/11/03(火) 13:52:09.02
『ビビを見た! 』(fukkan.com) - 大海 赫 131p  【A-】
ファンタジー・冒険物
この本は過去にこの本に触れた方たちの熱烈な再版要求を受け、2004年に復刊している
図書館にこの本を置いたのは誰の計らいなのだろう?
本のほとんどが使い捨てな中、作者が亡くなった後も残る本はどれだけあるか
図書館で児童書のコーナーを見ていたら、思っていたよりたくさんのちびっこが
熱心に本を選んでいた
偶然手にしたちびっこたちの何人かの記憶に大海赫は必ず強烈に残る
新しい童話作家としていつまでも語り継がれるだろう人がこの大海赫だ

647touka(2☆2201)2015/11/05(木) 18:13:12.15
『いつまでも若いと思うなよ』 橋本治 新潮新書 212p 【C】

橋本治は冒頭のツカミが抜群にうまい。以下抜粋―
「ただでさえ年寄りはきたないものだから」と言ったのは、戦前の有名な女方で、「田圃の太夫」と呼ばれた歌舞伎役者の四世沢村源之助です。
晩年の彼の浅草の独り暮らしの住居を訪ねた人物が、家の中がきれいに片付いているのを見て、「ずいぶんきれいにしてらっしゃるんですね」と言った――その答が
「ただでさえ年寄りはきたないものだから、身の周りくらいはきれいにしておかなければ」というものでした。

648テタ(20☆3287)2015/11/10(火) 21:36:29.43
『黄金虫・アッシャー家の崩壊』ポオ 岩波文庫 410p
短篇集。【C】

649touka(2☆2338)2015/11/11(水) 16:53:20.56
『ローマ人の物語37 最後の努力〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 137p 【C】

コンスタンティヌス大帝とキリスト教。
コンスタンティヌスによってローマのローマ的なものは失われ、代わりにキリスト教国が立ち現れる。同時にそれは中世の始まりでもあった。
なので、キリスト教圏にとってはコンスタンティヌスは非常に重要な人物で、「大帝」なのだが、微に入り細を穿つような研究でもなかなかその本心はつかめないらしい。
受験世界史のローマ帝国関連の年号がこれ以降やけに多いのは、そういう歪みが反映されていたからかと思ったり。

650テタ(20☆3668)2015/11/17(火) 21:00:08.28
『その辺の問題』中島らも いしいしんじ 角川文庫 381p
対談。【C】

651touka(2☆2762)2015/11/19(木) 19:05:12.43
『久生十蘭短編選』 久生十蘭 編・川崎賢子 岩波文庫 424p 【B】

終戦から占領期前後にかけて発表された短編を集めたもの。
東京大空襲とはなんだったのか?と言いたくなるくらい、大正ロマンのような高踏的な生活が書かれているけれども、
戦争によって櫛の歯が抜けるように死ぬ人は死んで、残された人たちには生活があるのだ。
ある特定の価値観(たとえば耽美とか)に寄りかからない自立した小品群は、佳品と呼ぶにふさわしい出来になっている。

652無名草子さん2015/11/20(金) 23:10:10.65
【C】ばっかりだなw

653テタ(20☆3932)2015/11/24(火) 21:04:34.75
『赤い橋の殺人』バルバラ 光文社古典新訳文庫 264p
埋もれていた作品。【C】

654テタ(20☆4321)2015/12/01(火) 21:03:54.32
『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集T』チェーホフ 新潮文庫 389p
【C】

655テタ(20☆4673)2015/12/08(火) 20:14:26.02
『どん底の人びと』ジャック・ロンドン 岩波文庫 352p
アメリカ人による1902年ロンドンの貧民街レポート。【C】

656touka(2☆2762)2015/12/09(水) 09:10:18.82
『世界の辺境案内』 蔵前仁一・他 洋泉社 143p 【C】

ヴォズロジデニヤ島からgoogleデータセンターまで、世界中のアクセス困難な「辺境」を一冊にまとめたムック。表紙はマンセル要塞。
ひとつひとつはwikipediaに毛がはえたくらいの内容だが、こうやってまとめられているとなんとなく便利な気がする。
書店の棚に並んでいた類書の中から本書を選んだのは、いい感じのプリピャチの写真が多かったから。プリピャチ懐かしいよねプリピャチ。「CoD4 MW」を思い出す。
帯が別製ではなく表紙に印刷されているのが安っぽくも情けない。

657テタ(20☆4954)2015/12/15(火) 20:28:49.76
『抹香町 路傍』川崎長太郎 講談社文芸文庫 281p
短篇集。【C】

658無名草子さん2015/12/19(土) 11:12:16.02
テタつまらん

659テタ(20☆5255)2015/12/22(火) 23:27:08.05
『悪童日記』アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫 301p
双子の作文集という体裁。【C】

660無名草子さん2015/12/23(水) 01:00:36.58
とりあえずエッチな動画見てスッキリしてからにしよっ♪
パイパン娘 若妻 素人娘 オメコ満載
http://www.oriental-movie.tv/

661テタ(20☆5750)2015/12/29(火) 07:58:17.32
『桜の園』チェーホフ 岩波文庫 103p
戯曲。【C】

『ラオスの布を楽しむ』チャンタソン・インタヴォン アートダイジェスト 86p
【D】

『布が語るラオス』木村都 ヴィエンカム・ナンサヴォンドァンシィ 進栄堂出版 95p
ラオスの染織文化について。【D】

『アムステルダム』イアン・マキューアン 新潮文庫 211p
途中まではおもしろかったんだが。【C】

662テタ(20☆5945)2016/01/05(火) 16:12:07.00
『ラマヌジャンの遺した関数』D.フックス S.タバチニコフ 岩波書店 195p
テーマはさまざま。【C】

663touka(2☆3384)2016/01/09(土) 16:09:08.34
『エルフの血脈 <魔法剣士ゲラルト>』 アンドレイ・サプコフスキ 訳・川野靖子・天沼春樹 ハヤカワ文庫FT 479p 【D】

知っている人は知っている、知らない人は知らない、ゲーム「ウィッチャー3」の原作。予習のために買った。魔法がなんだかゲームチックで、ゲームのノベライズ版かと思ったほど。
モンスターを倒して生計を稼ぐ、数も少ないウィッチャー(魔法剣士)達が、世間の人々から一様に忌み嫌われているという設定の根拠が薄弱に思えた。
自分勝手に便利な魔法を使いまくっている本職の魔法使いの方は、特に迫害されている風でもないのに。
結局、ゲームは「ドラゴンエイジ:インクイジション」の方を買った。

664touka(2☆3622)2016/01/11(月) 10:59:24.15
『性のタブーのない日本』 橋本治 集英社新書 238p 【B】

平安、江戸を中心に、古代から近代までこれまで著者が扱ってきたネタを寄せ集めて、一冊の新書にしたもの。
あれもこれもみな見覚えのあるネタだけれども、過去作とは少しずつ切り口を変えており、著者の入門書であると同時にファンサービスになっている。
あちこちつまみ食いして書き散らしているだけに見えるが、ひとつひとつ原典に当たり、深く考察した故に、自家薬籠中のものとして自由に出し入れできるのだ。
キャリアの最初に書かれた『ロバート本』と対を成す一冊か。

665テタ(20☆6395)2016/01/12(火) 20:53:42.80
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 450p
不穏。【C】

666touka(2☆3823)2016/01/18(月) 15:36:20.93
『義太夫を聴こう』 橋本治 河出書房新社 201p 【B】

『浄瑠璃を読もう』の次は『義太夫を聴こう』。ここまで来るとさすがに売れんのか、装丁も安いものになっている。
女流義太夫の人から相談を受けて、まずは音楽として観客の身に染み込ませることが必要だと、比較的音楽的な「道行」の部分だけを抜き出して演奏する「道行の会」というものを提案し、その会場でしゃべったことに書き足しをして作った本らしい。
古典をたのしく紹介するのは著者の手馴れたところでさすがに面白いが、読み終わると雲のように「なにが書いてあったっけ?」と記憶が霧散するのも著者の特徴。いずれ本当に必要になった時に読み返せば、するすると身に染み込んでいくはずだ。
たまたま見ていたNHKの日本の古典という番組に、この女流義太夫の人が出演して忠臣蔵を演奏していたが、実際に聴き続けるのはなかなか厳しいものがある…。

667テタ(20☆6647)2016/01/19(火) 07:05:58.62
『神と肉』原田信男 平凡社新書 252p
東アジアで動物を贄にするということ。【B】

668テタ(20☆6879)2016/01/26(火) 21:14:41.56
『高木貞治』高瀬正仁 岩波新書 232p
評伝。【C】

669touka(2☆4036)2016/01/30(土) 16:34:37.33
『最貧困女子』 鈴木大介 幻冬舎新書(kindle版) 213p 【C】

転がり落ちて、ではなく、生育環境の劣悪さから、まともな性風俗にも就けないような女性たちのルポルタージュ。
ほとんど不可視であった彼女たちに、スポットライトの光を当てた点に意義がある。光が当たれば、間違えてぶつかるということも無くなるし…。
著者は熱意ある善意の人だが、最終章の改善のための提言が理想論で終わっているので、読者の中で終わったことにされてしまうのではないか。
読者に異物を投げつけるときは、下手に磨いたりせず、異物は異物のまま飲み込ませる方が引っかかりやすいのに。

670touka(2☆4394)2016/02/01(月) 21:25:17.21
『55歳からのハローライフ』 村上龍 幻冬舎文庫 358p 【B】

「ハローワーク」ではなく「ハローライフ」。作者の村上龍は、お前は鶴太郎かってほどのマルチタレントぶりだったが、本業の小説家であることにこれほど誠実だったとは。
それぞれの中篇に投入されている、普通の人々のなんでもない、けれども独自に積み上げられた生活のディティールの描写の物量がすごい。イキオイで書き流していると感じられる部分がほとんど無かった。
それなりに普通の人生を歩んできていた人たちが、55歳を過ぎて、個人的な老いや経済的困窮、孤独に追いつかれ、立ちすくんでしまう。
カタルシスあふれる解決に向かうのではなく、取り囲む状況はほとんど変わってはいないけれど、それでももう一度歩き出そうとするところで話は終わる采配に、作者の小説に対するモラルの高さを見た。犬も歩けば棒に当たる。良くも悪くも。

671テタ(20☆7124)2016/02/02(火) 21:57:57.91
『ある首斬り役人の日記』フランツ・シュミット 白水uブックス 245p
1600年頃のニュルンベルグでの記録。【C】

672テタ(20☆7362)2016/02/09(火) 21:04:33.41
『日本語の科学が世界を変える』松尾義之 筑摩選書 238p
準結晶の裏話が面白い。【B】

673touka(2☆4631)2016/02/11(木) 09:00:08.25
『すべてはモテるためである』 二村ヒトシ 文庫ぎんが堂 237p 【C】

なぜモテないかというと、それはあなたがキモチワルいからでしょう。から始まるモテるための(脱)マニュアル本。
まずは趣味を持ち、それを人に押し付けず、常に謙虚で相手の話をよく聞くこと。そして人工的な釣堀であるキャバクラに行って、女の子と会話の訓練をしよう(釣堀なんだから、あくまでキャッチアンドリリースの精神で)。
相手が自分と同じ趣味を持っていることがわかっても、ソレッとばかりにあなたの研究成果をまくしたててはいけません。趣味はあくまで人格の深みとして。
人と出会った時に、その出会いで自分が変われる余地を持っておけること。イラスト担当の青木光江と解説の上野千鶴子の気色悪さは他山の石として役立てよう。

674テタ(20☆7655)2016/02/16(火) 21:16:31.84
『紫苑物語』石川淳 講談社文芸文庫 293p
時代物三編。【C】

675テタ(20☆7790)2016/02/23(火) 19:34:10.41
『宗教と性の民俗学』赤松啓介 明石書店 135p
エッセイみたいなもの。【C】

676touka(2☆4903)2016/02/27(土) 00:45:56.33
『蘇我氏 ――古代豪族の興亡』 倉本一宏 中公新書 272p 【C】

大化の改新(乙巳の変)で蝦夷・入鹿が討たれた後も、蘇我の本宗家が断絶したというだけで、蝦夷の弟筋にあたる蘇我倉氏やその他同族の家系は続いていた。
蘇我連子の娘媼子が不比等に嫁いで四兄弟のうち三兄弟を産んでんだよねってことは知っていたが、大化以前唯一の大臣(オオマヘツキミ)を出す氏族であった蘇我氏の血を入れて、
いまだ基盤が脆弱だった藤原氏の家格を底上げすることで、天皇家とスムーズに姻戚関係を結べるようになったという知見は新鮮だった。
奈良時代も半分を過ぎると、あたかも1200年前の市役所課長の人事記録集の様相を呈してくる。没落とはつまりこういうことなのか。

677テタ(20☆8070)2016/03/08(火) 21:21:00.04
『英国に就て』吉田健一 ちくま文庫 280p
エッセイ。【C】

678無名草子さん2016/03/12(土) 12:29:18.76
ちくま文芸文庫の言海
講談社の京極作品
角川のエベレスト

どれも読み応えある厚さだw

679テタ(20☆8403)2016/03/15(火) 21:03:49.50
『お伽草子』福永武彦 円地文子 永井龍男 谷崎潤一郎訳 ちくま文庫 333p
現代語訳。【C】

680テタ(20☆8766)2016/03/22(火) 20:53:07.88
『朝永振一郎著作集3 物理学の周辺』みすず書房 363p
鼎談、講演など。【C】

681touka(2☆5308)2016/03/24(木) 17:35:00.30
『ドキュメント 戦争広告代理店』 高木徹 講談社文庫 405p 【B】

ボスニア紛争に関する世論を裏で操作したアメリカのPR会社の話。
世界の世論とはアメリカの世論でもある。アメリカ人の琴線に触れる単語を織り交ぜてあることないこと情報を発信し続けていれば、
関係者以外本質的にはどうでもいいと思っている事柄については、裏取りもろくにせず、勝手に正義感に燃え上がってスピーカーになってくれるというノウハウ。慰安婦南京調査捕鯨、どれもおなじ仕組みか。
取材前に一筆書かされたのかと思うほど、肝心のPR会社の描写だけがヒロイックで平板なものになっている。最初は面白く読めるが、読み進めていく内にだんだんうんざりしてくる。

682テタ(20☆8966)2016/03/29(火) 20:19:05.25
『最暗黒の東京』松原岩五郎 岩波文庫 200p
1892年頃の東京の貧民窟潜入記。【C】

683テタ(20☆9169)2016/04/05(火) 21:13:03.94
『周期と実数の0-認識問題』吉永正彦 数学書房 203p
新感覚の本だと思う。【B】

684テタ(20☆9554)2016/04/12(火) 21:03:15.41
『朝鮮・琉球航海記』ベイジル・ホール 岩波文庫 385p
1816年、イギリス使節団を中国に送り届けた軍艦による朝鮮西海岸、琉球の探検航海の記録。
美しい誤解に基づく物語。【B】

685テタ(20☆9778)2016/04/19(火) 21:33:04.42
『メビウスの作った曲面』D.フックス S.タバチニコフ 岩波書店 224p
引出しが多い。【B】

686touka(2☆5754)2016/04/20(水) 18:45:21.70
『沼地の記憶』 トマス・H・クック 訳・村松潔 文春文庫 446p 【D】

昔起こった事件を老年になった主人公が回想して書き残す、といった体裁のミステリー。
この手のパターンにはなにか構造的欠陥があるのだろうかと思わざるをえない(『新世界より(貴志祐介)』を思い出した)。思わせぶりで運命論的な言い回しのヒキが延々と続けられる。
それがどれほどしょうもないオチであっても、事件が起こるまでは(なんと実際に起こった事件が語られるのは400ページを過ぎてから)語り手だけが真実を知っているのだからやりたい放題だ。
えんえんと下手なカラオケを聴かされるような羽目になる。

687テタ(21☆152)2016/04/26(火) 21:10:41.56
『赤と青のガウン』彬子女王 PHP研究所 374p
オックスフォード留学記。【C】

688テタ(21☆631)2016/05/03(火) 06:07:07.97
『すごいジャズには理由がある』岡田暁生 フィリップ・ストレンジ アルテスパブリッシング 243p
対話形式のレッスン。【B】

『鏡映の数学』A.V.ボロビック A.ボロビック 丸善出版 236p
【C】

689touka(2☆6025)2016/05/04(水) 15:10:12.86
『プルーストの黙示録』 坂本浩也 慶應義塾大学出版会 271p 【C】

オラが村一番の秀才は、東大の大学院を出てフランスに留学し大学の准教授になっておりました。
しかしなぜにフランス文学、そしてプルースト。あたら貴重な千点頭脳をそんな分野で費消しなくとも。読んでいると日本語の言い回しってホント不自由でめんどくさいんだなって感じます。
――周知のとおり「異化」とは、ロシア・フォルマリズムの理論家ヴィクトル・シクロフスキーの提唱した概念であり、日常の習慣によって麻痺し自動化した知覚を再活性化させる芸術の手法を指すが――
知らんわ。

690touka(2☆6374)2016/05/08(日) 16:27:42.86
『逆説の日本史19 幕末年代史編II』 井沢元彦 小学館文庫(kindle版) 349p 【C】

井伊直弼の登場から桜田門外の変、和宮降嫁前夜まで。
舵は開国、けれどなにより祖法大事で一橋派を粛清しまくっていたら、吉田松陰の首まで刎ねてしまったのが井伊直弼の運の尽き。
しかしついうっかり首を刎ねてみたくもなるよなぁ。なんなんだあの生きた毒まんじゅうは。
孝明天皇は個人的に外人嫌いな訳ではなくて、日本教の法皇として宗教的な意味合いから攘夷を求めていたという説明が慧眼だった。 

691テタ(21☆884)2016/05/10(火) 21:05:43.91
『愚者が出てくる、城塞が見える』マンシェット 光文社古典新訳文庫 253p
ネオ・ポラール。【C】

692touka(2☆6666)2016/05/14(土) 10:38:32.36
『新常識主義のすすめ』 渡部昇一 文春文庫(kindle版) 292p 【C】

ヒューム、小林秀雄、進化論と百科事典、大学教育のあり方、義務教育のあり方などについて書かれた文章をまとめたもの。
興味のない分野に関してもそれなりに面白く読ませてくれるってのはひとつの能力だ。今回読んでいてアシモフの科学エッセイを思い出した。
1618年の三十年戦争が1648年のウェストファリア条約で終わって、その後フランス革命までの150年間のヨーロッパは「理性の時代」であり、バッハからモーツァルトまでの音楽はその時代を反映していたという指摘に感心した。
40年前に書かれた本なのに全然文体が変わってないなぁと思ったが、よく考えたら著者の最近作は読んでなかった。

693テタ(21☆1111)2016/05/17(火) 21:23:45.56
『笛吹川』深沢七郎 新潮文庫 227p
【C】

694無名草子さん2016/05/19(木) 19:21:11.55
「カエルの楽園」

同書の主な舞台は「ナパージュ」というカエルたちの国。
そこには「三戒」という教えが存在していて、国民(カエル)たちは皆、それを信じている。
「三戒」とは、「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」というもの。

 ナパージュのカエルの多くは、「自分たちが平和に暮らせているのは、『三戒』のおかげだ」と信じている。

 しかし、外の世界から来たカエルには、到底信じられない話なので、あれこれ聞いてみるのだが、ナパージュのカエルたちの「信念」は揺るがない。
その問答の一部を、同書から引用してみよう。

「もし(他の国から)襲われたら、どうするの?」
「襲われたって争いにはなりません」
「どうして?」
「ぼくらが争わなければ、争いにはならないからです」

「たしかに争わなければ争いにはならないだろうけど、襲われたら、どうやって身を守るんだい?」

「襲われないんですから、そんな話をしてもしかたがないでしょう。
この国は三戒が誕生してから、一度だって他のカエルに襲われていないんですから」

「それって、たまたまじゃないのか」

「あなたはたまたまで平和が長く続くと思いますか? いいですか、この平和はぼくらの三戒の教えのおかげなんです。それ以外にはないんです」

 徹底して、ある種の「カエル」たちを戯画化した同作は、これまでの百田作品以上に賛否両論を巻き起こしている。

福岡県在住の共産党の町議会議員は「立ち読み」をしたうえで、「ひどいの一言」という感想をツイッターで述べたほどである(それに対し、そもそも丸ごと「立ち読み」というのはいかがなものか、という批判も出た)。ナパージュが迎える衝撃の結末が、癇に障ったのだろうか。

 一方で「これからの日本を考えさせるために、子どもに読ませておきたい」といった感想も多く寄せられており、同作は寓話ながらも、これから憲法を考える上で、一つの入り口となっていくのかもしれない。
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/05131515/?all=1

695touka(2☆7168)2016/05/21(土) 13:30:56.35
『日本文学全集08 日本霊異記 今昔物語 宇治拾遺物語 発心集』 口語訳・伊藤比呂美 福永武彦 町田康 編・池澤夏樹 河出書房新社 502p 【B】

特に目を引くのが町田康による超訳『宇治拾遺物語』。
ちゃらちゃらと語られる文体に、最近のスラングから原文の古語まで混ぜ込んで、ふざけてんのかって感じだけど、繊細な心の動きが抜け落ちることなく伝わってくる。
が、わりとすぐに慣れる。そのインパクトにショックを受けて本屋で訳者の書いた小説を開いてみたら、まったくおんなじ文体だったってのがあるかもだけど。
説話だからか、わりと因果が応報して納まるべきところに納まってしまう話が多め。

696テタ(21☆1316)2016/05/24(火) 20:55:15.37
『数学する身体』森田真生 新潮社 205p
数学プロパーの人とはまたちがった感覚だと思う。【B】

697touka(2☆7411)2016/05/27(金) 16:29:26.15
『幸いは降る星のごとく』 橋本治 集英社文庫 243p 【C】

「女芸人ブーム」前夜にデビューして、キャリアも20年を数えた女お笑いコンビの話。
話…は一向に始まらず、どうしてこのようなことになってしまったのかって来し方がえんえんと、えんえんと230ページほど語られる。終盤に入るとあらたにもう二人分の女芸人の生い立ちが語られる。続く二巻はない。
この人は市井の人々百人分の生い立ちを縷々書き上げるって願掛けをしてたんだっけ?(してない)。作者が平気で顔を出すリラックスした文体は、町田康の後に読むと微妙に洗練されてない感がある。
最後の最後で村上龍の『55歳からのハローライフ』と同じ場所に着地をし、小説に対するモラルの高さだけは証明した。

698無名草子さん2016/05/27(金) 21:41:40.83
危ない人達だな
車にハネられるよ
トラックなら安全だけど

699touka(2☆7586)2016/05/29(日) 16:26:41.68
『「ない仕事」の作り方』 みうらじゅん 文藝春秋 175p 【C】

ミウボールのみうらじゅんがこれまで手掛けてきた仕事とそのノウハウを一冊にまとめたもの。
栴檀は双葉より芳しといいますが、みうらじゅんは幼い頃からみうらじゅんなので、そのノウハウを読んだくらいではなかなか第二のみうらじゅんは生まれないだろう。
自分の中で違和感を感じたものを、好きでなくても大量に収集し、それによって自分自身を洗脳するのが第一歩だとか。あと、飽きないふりをすること。
事務所においてあるオリエント工業製の秘書がナイスバディのタイプだったり、本当の越えてはいけない線は決して越えない安心感が業界で長続きした秘訣だったのかなあ。

700テタ(21☆1708)2016/05/31(火) 21:20:39.84
『彼岸過迄』夏目漱石 新潮文庫 392p
【C】

701テタ(21☆2073)2016/06/07(火) 21:19:31.29
『モンゴル帝国と長いその後』杉山正明 講談社学術文庫 365p
モンゴル帝国が後の世に遺した統治システムや威信についての概説。【B】

702touka(2☆7847)2016/06/09(木) 11:28:43.39
『迷路の旅人』 倉橋由美子 講談社文庫(kindle版) 261p再読 【C】

エッセイ集。昔買った古本を読み返そうと本棚から取り出して開いてみたら、なんか体中がかゆい。のでkindleで買いなおして読んだ。
全体のほぼ半分を占める「反小説論」とそのほか文学に関わる文章では、当時の文学的青年、文壇、純文学、私小説、進歩的文化人を徹底的に排撃し、その不毛を虚仮にし倒す。
当時はそれらが猖獗を極めていたからか作者の舌鋒はすさまじく、ほとんど賽の目切りに相手を切り刻んでいるが、その不毛さは排撃する純文学の不毛さの合わせ鏡になってしまっている。
それ以外の事柄について書かれたエッセイは読みやすい。

703touka(2☆7907)2016/06/10(金) 12:13:35.23
『橋本治のかけこみ人生相談』 橋本治 幻冬舎plus+ 60p 【C】

昔橋本治が『写真時代』で連載した人生相談は、裂帛の気合で相談者もろとも両断してしまう伝説的な人生相談だったが、
30年経って行われた今回の人生相談は、順当な回答が並ぶ常識的なものになっていた。
いまさら人生相談で世間に目にもの見せてくれようなんてこともなく、ただ困っている人に知性の手を差し伸べて善導している。
まあ、大病を患って入院していた人に、人生相談の企画を持ちかける方もどうかと思うが。

704mona(0)2016/06/13(月) 15:51:18.69
参戦します!!
阿部和重 シンセミア 読み始めました

705テタ(21☆2494)2016/06/14(火) 21:18:09.24
『フランシス・ジャム詩集』 岩波文庫 421p
神様といわれても。【D】

706テタ(21☆2700)2016/06/21(火) 21:46:19.37
『宇宙背景放射』羽澄昌史 集英社新書 206p
実験物理学者による、インフレーション理論の検証プロジェクトの話。【C】

707touka(2☆8425)2016/06/24(金) 10:32:48.12
『岡田英弘著作集II 世界史とは何か』 岡田英弘 藤原書店 518p 【B】

『世界史の誕生』など、文庫・新書で入手しやすいものはあえて収録せず、講演録や寄稿を中心に編集されていて、かゆいところに手が届く全集になっている。
モンゴルによるユーラシア大陸の征服によって東と西との歴史が連関し、そこで初めて「世界史」が生まれた。とする著者の主張を反映したのか、半分以上モンゴル史に割り当てられている。
ベルリンの壁そしてソ連崩壊の前後に渡って、東ドイツから来たモンゴル学者(副業はKGBのスパイ)と国際アルタイ学会において親交を深めた話など、現地を実際に見た学者ならではの視点から書かれていて面白く、貴重である。
他にモンゴル帝国の継承国家としての中国とロシアの歴史、インドとパキスタンそれとバングラデシュの関係、ユダヤ人とアラブ人など。

708mona(400)2016/06/25(土) 00:19:18.65
『シンセミア (上)』 阿部和重 朝日新聞社(2003年)

【A】 400頁
二十代後半の男たち数人が田舎町で秘密組織を作成し、盗撮に明け暮れる。
これを怪しむ警察官はペドフィリアの元ヤンキーで、中学生のヤンキーを容赦なくしばく。
親世代は暴力的に町を支配し、しかしかと言って順風満帆なわけでもなく、細かな人間関係に苦労する。
醍醐味は、町中の至るプライベート空間で繰り広げられる珍事と、人間関係の細かな描写である。
一見バカバカしく見える個々人の行為や欲望、配慮が、とても真剣に描かれているがゆえに笑えるが、
読者である自分の人生の一部を覗き込んでいるようで、
様々な年齢、階層、職業の人物に感情移入をすることにより、
めまぐるしく心が動かされる。

気に入った文章、フレーズのまとめ: http://yomimemo.com/omaemona/402257870X

709touka(2☆8617)2016/06/26(日) 08:27:20.40
『日本語と英語』 片岡義男 NHK出版新書(kindle版) 192p 【C】

またぞろ英語熱が復活してきたので、その一環として読んだ。
祖父が日系一世だった為、幼少の頃からバイリンガルな環境で育った著者は、英語とは異なる日本語の言い回しが腑に落ちないとのこと。
「take a bath」「take a shower」を祖父は「風呂を取る」「シャワーを取る」と言っていて、「風呂に入る」「シャワーを浴びる」という言い方が今でもすんなりと出てこないらしい。人それぞれに苦労があるもんだ。
漱石の『道草』をまず英訳で読んだあと原文を読んでみて、たいそうショックを受けたというエッセイが面白かった。

710touka(2☆8826)2016/06/27(月) 10:14:19.64
『ローマ人の物語38 キリストの勝利〔上〕』 塩野七生 新潮文庫 209p 【C】

コンスタンティウス・クロルスの跡を継いだコンスタンティヌス大帝が病没し、ローマは三人の息子コンスタンティヌス2世とコンスタンティウスとコンスタンス、それに二人の甥ダルマティウスとハンニバリアヌスの五人による分割統治となった。
子供の名前はもうちょっとどうにかならなかったもんですかね。後世に多大な迷惑を及ぼしている…。っていうか家康を見習えよ。
結局、謀殺とライバルの自滅により次男のコンスタンティウスが再統一するが、内戦の影響でライン川の防衛はスカスカに。コンスタンティウスは宦官の讒言に操られるタイプだが、本人も宦官的性格であった。
最後に生き残った肉親(別に肉親である必要はないのだけれど)ユリアヌスを副帝(カエサル)に任命し、ガリアの防衛を丸投げする。

711テタ(21☆3067)2016/06/28(火) 21:29:43.29
『多変数超幾何函数』ゲルファント 日本評論社 133p
1989年来日時の記録。【C】

『欲望という名の電車』テネシー・ウィリアムズ 新潮文庫 234p
戯曲。【C】

712touka(2☆9048)2016/07/04(月) 16:37:30.90
『歴史とはなにか』 岡田英弘 文春新書 222p再読 【A】

本書は『歴史とはなにか』という書名だが、文字通り歴史とはなにか?について語られている。文明と文明が衝突するとき、歴史は自分の立場を正当化する「武器」になる。
「よい歴史」とは、資料のあらゆる情報を一貫した論理で解釈できる説明のことで、それゆえにどの国家にとっても都合の悪いものになると思われる。
国境も国家も国民という概念も、18世紀末のフランス革命によって生まれた国民国家(nation-state)から始まった新しい概念であり、それをそれ以前の時代に当てはめるのは時代錯誤である。
朝貢貿易や冊封体制という概念は、現代の日本ではまったく誤解されていて、それは中国の政治的宣伝に日本の東洋史学界が惑わされているのが原因である。などなど、一人で学会ひとつ丸ごと切り捨てる勢いだ。

713touka(2☆9263)2016/07/05(火) 18:19:29.21
『ラジオのこちら側で』 ピーター・バラカン 岩波新書 215p 【C】

20代で日本に移り住み、その後ラジオのDJとして活躍しているイギリス人の著者による語りおろし。ブルーズ(濁るらしい)、ソウルなどの洋楽からワールドミュージックが守備範囲。
といっても首都圏のラジオ番組なので実際に聴いたことはないのだけれど。名前を知っていたのは坂本龍一のアシスタントをしていた関係かなぁ。
ずっと日本に住んでいてもJ-popにはあまり興味がないみたい。まあ「洋楽」はあちらが本場だから。「洋楽」と「漫画」を入れ替えて立場を逆転させれば、なんとなく感じがわかるかも。
とりあえず、Marvin Gayeの「What's going on」をamazonで注文した。

714テタ(21☆3258)2016/07/05(火) 20:35:19.96
『不思議のアリス』ルイス・キャロル ちくま文庫 191p
【C】

715touka(2☆9500)2016/07/12(火) 10:22:54.85
『南極点征服』 ロアルド・アムンゼン 訳・谷口善也 中公文庫BIBLIO 237p 【C】

アムンゼン本人による南極大陸探検の手記。達成したあとすぐ、ノルウェーに帰る前のオーストラリアで書かれている。
その為もあってか肝心の人間ドラマの部分が抜けていたりする。スコットのmotor sledgeを恐れるあまり冬が明け切る前に出発し、隊員たちを凍傷にして引き返したことを非難したヨハンセンを本隊から外した話とか。
やはり、歴史家(伝記作家)の手で、あらゆる資料を参照し組み合わせられたものを読んでみたいと思った。
ソリを曳く犬たちを途中でだんだんと殺し、残りの犬や人間たちの食料にするのはけっこうエグいが(しかし、すべての犬に名前は付けてある)、人間の隊員は一人も死なせることなく帰還した。

716テタ(21☆3501)2016/07/12(火) 21:36:29.92
『埴輪の馬』小沼丹 講談社文芸文庫 243p
短篇集。【C】

717touka(2☆9749)2016/07/16(土) 07:23:59.33
『荒天の武学』 内田樹 光岡英稔 集英社新書 249p 【C】

ハワイで箔を付けた武道家光岡英稔と内田樹の対談。
内田樹は光岡先生(若い)に私淑しているので、視線が寄り添ってふたり同じ方に向いてしまう。すると自然、話題はそこにいない人の陰口になってくるわけで…。
内田先生はたくさん「先生」を持っている人なんだから、その「先生」同士をぶつけて対談させ、自分は司会進行のコーディネーターに徹する方がいいのではないかと思った。
「武道的な立会いの場面では、どんなことがあっても自分が場を主宰していなければならない。(…)攻撃を受けた場合でも「攻撃された」ではなく、「攻撃させた」というふうに事態をとらえる」

718テタ(21☆3928)2016/07/19(火) 21:10:28.60
『ロートレック荘事件』筒井康隆 新潮社 202p
ミステリー。【C】

『戒厳令下チリ潜入記』G.ガルシア=マルケス 岩波新書 225p
【C】

719touka(2☆9928)2016/07/22(金) 09:22:09.83
『ローマ人の物語39 キリストの勝利〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 179p 【C】

哲学の一学究から突然副帝に抜擢されたユリアヌスは、不思議な適性を見せてガリアの防衛を回復し、将兵の信頼を勝ち取ってゆく。
狷介な正帝コンスタンティウスはユリアヌス討伐の軍を挙げるが途上で病没、そのままユリアヌスが正帝へ。
キリスト教世界から「背教者」と呼ばれるようになるユリアヌスはこの物語最後のヒーローなのかもしれない。しかし没落の時代、ヒーローの能力値もまた頭打ちになるのが三国志の姜維を髣髴とさせる。
三年もしないうちに戦場で不審死を遂げ、皇帝位はほとんどどうでもいいような人間が引き継ぐ。

720テタ(21☆4229)2016/07/26(火) 20:20:27.09
『オイラーの定数 ガンマ』Julian Havil 共立出版 301p
【C】

721touka(3☆0193)2016/07/31(日) 09:24:36.43
『いじめの構造』 内藤朝雄 講談社現代新書 265p 【A】

「自由」とか「人権」とか「民主主義」とかの議論がどこかしらじらしく、机上の空論のように聞こえてしまうのは、実際に私たちが生きている空間はそういう原理で動いてはいないということが身に染みているからではないのか。
この本は今、実際に私たちを覆っている空間、「世間」の仕組みについて解き明かそうとしている。本書の中の「中間集団絶対主義」という造語ひとつをながめるだけで、思い当たるところもあるだろう。
制度、政策の造る環境条件によって人は怪物になり、またただの人間に戻る。戦中の隣組制度のように。作者はそこに希望があるとしている。
映画『リリイ・シュシュのすべて』が好きだった人には必読の一冊。


109冊目で3万ページ突破。

722touka(3☆0193)2016/07/31(日) 09:30:46.43
『いじめの構造』 内藤朝雄 講談社現代新書 265p 【A】

「自由」とか「人権」とか「民主主義」とかの議論がどこかしらじらしく、机上の空論のように聞こえてしまうのは、実際に私たちが生きている空間はそういう原理で動いてはいないということが身に染みているからではないのか。
この本は今、実際に私たちを覆っている空間、「世間」の仕組みについて解き明かそうとしている。本書の中の「中間集団全体主義」という造語ひとつをながめるだけで、思い当たるところもあるだろう。
制度、政策の造る環境条件によって人は怪物になり、またただの人間に戻る。戦中の隣組制度のように。作者はそこに希望があるとしている。
映画『リリイ・シュシュのすべて』が好きだった人には必読の一冊。


109冊目で3万ページ突破。

723無名草子さん2016/07/31(日) 10:44:04.82
おめでとうございます!

724touka(3☆0383)2016/08/01(月) 11:17:40.57
『狭小邸宅』 新庄耕 集英社文庫(kindle版) 190p 【C】

個人向け不動産売買の若手営業が主人公の話。タイトルからわかるように都内が舞台。
序盤、営業所内のブラック描写は真に迫るものがあり楽しかった。不動産業界は通常水曜日が定休だが、営業所員全員自発的に出社して仕事をし、ただその日だけ早く帰れるのがうれしい、とか。
ひと段落着いたところで、書き割りのような昭和な女となぜか同棲を始め、飛ばされた先の課長は、なぜか社風に染まらぬ有能な人物で、一軒も家を売れなかった主人公は、いつの間にかエース級の営業マンになっている。
小手先の知っててよかった営業ノウハウよりも、舞台の会社、その業界の枠組みを読みたかった。業務上で関係する他社、他業種がまったく出てこない。

725テタ(21☆4464)2016/08/02(火) 05:20:59.53
toukaさん、完走おめでとうございます。

『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ 岩波文庫 235p
最初はおもしろいんだけど。【C】

726touka(3☆0526)2016/08/04(木) 10:13:54.10
『ローマ人の物語40 キリストの勝利〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 143p 【C】

皇帝位はヴァレンティニアヌス、ヴァレンス、グラティアヌスそして有名なテオドシウスへ。しかし章題には初めて皇帝でない人物、司教アンブロシウスの名前が採用される。
キリスト教の方へ帝国の舵を切ったコンスタンティヌス大帝は、あくまで支配の道具としてキリスト教を採用したので、死の直前まで洗礼を受けることはなかった。しかしテオドシウスは一度大病を患ったときにキリスト教の洗礼を受けてしまう。
洗礼を受けてしまえば皇帝とて、一匹の羊に過ぎない。のちの「カノッサの屈辱」を先取りするような出来事が起き、キリスト教も国教化される。国教化の年をもってギリシア・ローマ文明の終焉をするのが一般らしい。
ギリシア・ローマの神像群もまた、文明に殉ずるかのように崩れ落ちる。

727テタ(21☆4908)2016/08/09(火) 07:13:45.51
『日本人は、どんな肉を喰ってきたのか』田中康弘 竢o版社 175p
全国各地で猟に同行し、獲物を食べる。イノシシからハクビシンまで。【C】

『ツバキ文具店』小川糸 幻冬舎 269p
甘口すぎる。【C】

728touka(3☆0791)2016/08/10(水) 14:27:59.68
『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』 浅羽通明 ちくま新書 265p 【C】

多分、十代二十代の政治に興味を持ち始めた人たちに向けて、高橋源一郎などにオルグされないように書かれた本だと思われる。
言わずもがな、なことばかりだけど、その言わずもがななことをあえて言う人は少なかったし、また、改めて文章にすることは難しいのではないだろうか。
しかし、読みやすさを考慮してか、著者と無記名の人物との対談形式になっているのがなんともうさんくさい。この空間ならフリーメーソン陰謀論だって真顔で語れるだろう。
学校、職場に溶け込めない人がデモに行く。デモに行かなくたってそのぶん職場に溶け込める努力をするわけでもないのだから、それはそれでいいんじゃないかな。

729touka(3☆1487)2016/08/15(月) 16:17:09.09
『火車』 宮部みゆき 新潮文庫 696p 【C】

怪我で休職中の刑事が、失踪した遠戚の婚約者女性の足取りを辿るミステリー。初出も舞台設定も平成4年。
副題がやけに長いテレビの二時間ドラマってイメージ。最初の200ページまでは雰囲気があって手に持つ重みが頼もしいのだが、そこから延々とたらい回しが続くのであった。
平成4年ってこんな世の中だったっけ? ああ、当時放送された火曜サスペンス劇場とかならこんな世界観だったのかもね。主人公も40代前半の刑事という設定だが、54、5歳に思える。昔は老け込むのが早かったのかもしれない。
多重債務者はカード社会の犠牲者なのです、だからあたたかい目で見てあげて! なんて主張されてもねぇ。時代が違うとしか。

730テタ(21☆5135)2016/08/16(火) 06:01:50.69
『ウイダーの副王』ブルース・チャトウィン みすず書房 227p
現在のベナン共和国にいた奴隷商人がモデル。【C】

731touka(3☆1745)2016/08/22(月) 09:18:41.70
『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉〔上〕』 塩野七生 新潮文庫 258p 【B】

後世から「最後のローマ人」と呼ばれた半蛮族出身の軍総司令官スティリコが、元老院の吝嗇と官僚の策謀によって処刑されたとき、ローマ人もまた地上から姿を消した。
なんせ「最後の」ローマ人なんだから、彼がいなくなれば後に残るのは富裕な元老院議員だろうと皇帝だろうと「ローマの辺りにいた有象無象」でしかない。
スティリコに連戦連敗だったヴィジゴートの王アラリックは、たやすくローマを蹂躙して住んでいた人々に身の程をわきまえさせる。
ローマ文明が終焉し、ローマ人がいなくなって、歴史年表上から西ローマ帝国が消え去るまであと60年。

732テタ(21☆5721)2016/08/23(火) 20:33:03.28
『謎のアジア納豆』高野秀行 新潮社 350p
納豆があるのは日本だけじゃない。納豆菌が付いているのは藁だけじゃない。【B】

『高校生からの統計入門』加藤久和 ちくまプリマー新書 236p
これでは高校生は理解できない。【D】

733touka(3☆1958)2016/08/24(水) 09:55:20.45
『脳が冴える15の習慣』 築山節 NHK出版(kindle unlimited) 213p 【B】

kindle unlimited無料お試し期間を利用して読了。電子書籍まとめ常連の本書がただで読めるのだから、アンリミのスタートアップの目玉だろう。今まで買わなくてよかった。
脳の前頭葉を鍛えることによって意欲や集中力を高め、感情をコントロールし、逆境への耐性が強化される。
具体的な方法として、まず日常的な雑用、家事をこなすことが挙げられているのがよかった。なにがなくても身の回りの整頓、部屋の掃除である。
それから眼のフォーカス機能を多用すること。音読。交友範囲を広げる。読んだ本の感想をまとめることなど。目新しい知見はないが、こうやってまとめられるとなにやら太鼓判を押して貰えたようでうれしい。

734touka(3☆2160)2016/08/28(日) 12:03:39.95
『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 202p 【C】

残り一分冊を残してローマ帝国は滅亡。無論1453年まで東ローマ帝国は存続するのだが、アテナイと同じ都市国家でスタートしたローマは、ローマという都市があってこそのローマなのだ、というのが著者のスタンス。
名前だけは有名な傭兵隊長オドアケルが、名前だけは立派でローマの最後を飾るにふさわしい(笑)ロムルス・アウグストゥスを廃位させて、別にローマ皇帝を僭称しなかったことにより西ローマ帝国は滅んだ。
アッティラ大王の急死でフン族は四散し、ヨーロッパ大陸の主役はゲルマン系の人々に移る。彼らを教化するのはローマ文明の残り火ではなく、キリスト教の教義だ。
集中治療室での延命のごとき最後の50年を気力で書ききった著者は立派である。

735テタ(21☆6086)2016/08/30(火) 21:10:24.50
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』スヴァンテ・ペーボ 文藝春秋 365p
ネアンデルタール人の骨からDNAを取り出し、その配列を決定して分かったこと。【B】

736touka(3☆2446)2016/09/06(火) 16:44:18.25
『人生がときめく片づけの魔法』 近藤麻理恵 サンマーク出版(kindle unlimited) 286p 【C】

ひとつひとつ手にとって、ときめきを感じたものだけを残しあとはすべて捨てなさい。モノを手に取ったとき心の中で「ありがとう」と感謝しましょう、というスピリチュアル系。
もちろん物に感謝を受け取る器官はないが、物を通して自分自身の無意識に働きかけていくという意味でなら間違っていないと思う。プラセボ効果は効果があったからプラセボ効果って名前が付いたのだ。
だから、まだ使えるものを捨てるという行為から受け取りやすいマイナスのイメージを拭い去ることに腐心している。モノの中にあったエネルギーを捨てることによって世界へ開放し、それは形を変えてあなたの元へ帰ってくるのです。
なんだかオカルトっぽいが、物を捨てる罪悪感と向き合って乗り越えようとする誠実さが感じられた。

737テタ(21☆6296)2016/09/06(火) 21:13:29.72
『ようこそ、ちきゅう食堂へ』小川糸 幻冬舎 210p
たべもの紀行。【C】

738テタ(21☆6296)2016/09/06(火) 21:14:20.67
『ようこそ、ちきゅう食堂へ』小川糸 幻冬舎 210p
たべもの紀行。【C】

739touka(3☆2675)2016/09/11(日) 07:56:26.04
『つかへい腹黒日記』 つかこうへい 角川文庫 229p 【D】

よくは知らないが著者は劇作家の人。虚実ない交ぜた日記風エッセイ。
舞台はバブル前夜80年代前半の東京。劇作家は株を買い、役者も株を買い、それでいて夜の街に繰り出して放蕩しては悪そぶってるんだからなんともみっともない。
時代と寝た、人なんだろうか。著者より立場、能力、年齢が上の人物が一人も出てこない。ホラばっかりだから、当時の風俗を知る資料としての価値もないし。
世に「夕刊フジを読みながら老いぼれてくのはゴメンだ」と歌われた夕刊フジに掲載。

740テタ(21☆6599)2016/09/13(火) 21:13:37.18
『曲面の数学』R.E.シュヴァルツ 日本評論社 303p
まちがいが多い。【D】

741無名草子さん2016/09/20(火) 02:27:41.38
『アルバート、故郷に帰る〜両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと』ホーマー・ヒッカム著 ハーパーコリンズ 480p
金原瑞人・西田良子訳【B】

映画『遠い空の向こうに』の原作者がワニと旅した両親の話を実話と創作をもとに書いた話。
帯の金原氏の絶賛コメントにつられてみたが、実に小説らしい小説で面白く読了。
世界恐慌や当時の情勢が絡められ英米文学好きが好む小ネタが多いのも良し。

742テタ(21☆6929)2016/09/20(火) 15:36:09.73
『悪としての世界史』三木亘 文春学藝ライブラリー 330p
世界史から見たイスラム文明。暴走ぎみ。【C】

743touka(3☆2899)2016/09/21(水) 11:36:59.95
『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 224p 【C】

ようやくシリーズ完結。
東ローマ帝国のユスティニアヌス大帝が半端な有能さでイタリア半島に介入し、結果、国が滅んでもローマに留まっていた人達を民族浄化レベルで根こそぎにしてしまうところまで。
図書館で単行本の第1巻を手に取ったのは、もう10年以上前になる。それでも出版されてから間が空いているのは「物語」というところに胡散臭さを感じていた為だった。途中、単行本の第10巻で一度脱落し、その後改めて文庫版で買い揃えた。
とにかくひとつ大著を読みきれたのは素晴らしい。しかし「もうちょっとだけ続くんじゃ」

744touka(3☆3455)2016/09/23(金) 19:26:01.82
『岡田英弘著作集V 日本とは何か』 岡田英弘 藤原書店 556p 【C】

文庫の『日本史の誕生』『倭国の時代』からの収録が多く、重複も多いのでお得感は少なめ。
魏志倭人伝が書かれた当時の晋の政治的背景から説き起こし、邪馬台国論争に決着をつけてしまった人。なぜ西域伝がなく東夷伝(その中の一項が倭人伝)だけがあるのか?
東夷伝に書かれた地は晋の事実上の建国者だった司馬懿の創業の地であり、その東南端の邪馬台国という西域の大月氏国にも匹敵する大国から朝貢使が使わされてきたのだ、と主張する為に里程や戸数が盛られただけであると。
ちなみに西域の大月氏国から朝貢使を招いたのは、司馬懿のライバルの曹真だった。

745テタ(21☆7261)2016/09/27(火) 21:33:52.26
『結婚式のメンバー』カーソン・マッカラーズ 新潮文庫 332p
【C】

746テタ(21☆7467)2016/10/04(火) 21:21:29.57
『ハッピーハウス』結城真子 河出書房新社 206p
つまらぬ。【D】

747touka(3☆3677)2016/10/05(水) 01:58:12.85
『ユーゴスラヴィア現代史』 柴宜弘 岩波新書 222p 【B】

1996年刊。『ドキュメント戦争広告代理店』を読んだあとなので心配していたが、メディアの作り上げたセルビア人悪玉論から距離を取り、しっかり批判していたのでほっとした。
ユーゴスラヴィアとは「南スラブ」という意味で、紀元6〜7世紀にイタリアの対岸、ローマ帝国時代でいえばダルマチアやイリリクムに移住してきた人たちの子孫らしい。
ボスニア紛争に介入した西洋諸国は民族自決の名の下に連邦を解体し、飛び地のような居住地をそれぞれ共和国として独立させる方へ推し進めたが、それこそが民族浄化の真因である多様性や異質性の排除に繋がっているのではないだろうか?というスタンス。
サラエボ生まれの映画監督クストリツァの『アンダーグラウンド』に少し触れられていたのがよかった。

748テタ(21☆7716)2016/10/11(火) 21:10:05.85
『アガタ/声』デュラス/コクトー 光文社古典新訳文庫 249p
戯曲2編。【C】

749touka(3☆4130)2016/10/15(土) 10:58:06.71
『カフカ式練習帳』 保坂和志 河出文庫 453p 【C】

作者が普段の生活の中でふと思いついた小説の種子となるような断片をノートやスマートフォンにメモし続け、あとで纏めたもの。文字通りの「練習帳」である。
カフカ式というがカフカと違って現在活動している日本人の作家なので、断片が断片のまま結晶するような文化の懸隔感がない。
作者本人の過去、現在、近所の話、見た夢の話がそのまま書かれているわけではないだろうが、完全にそれらを排除できておらず、想像力だけで組み上げられるはずの城の基部が現実に浸かっているようで、なんだか不潔な印象を受ける。
総じて猫好きが書く猫についての文章は読むに耐えないものが多いが、その手のものが三分の一以上を占めている。

750テタ(21☆7880)2016/10/18(火) 20:31:50.46
『草のかんむり』伊井直行 講談社文庫 164p
ある日、目が覚めるとアマガエルになっていた。ファンタジー。【C】

751touka(3☆4699)2016/10/20(木) 00:49:14.41
『岡田英弘著作集W シナ(チャイナ)とは何か』 岡田英弘 藤原書店 569p 【B】

中国の歴史では、シナ(中国)を征服して王朝を建てた歴代の北方の蛮族は、数代後には高度な中華文明に同化されて漢人となったと説明されているが、それは事実に反している。
史記に書かれた黄帝の時代(実際には漢の武帝の時代)こそが理想であり、あるべき姿を書くことが歴史の正しい役割なのだ。というわけで、史記の枠組みからはみ出すような事実は正史に記録されることはなかった、と言う。
第四部の「漢字とは何か」は、これまで読んだ著作の中にはなかった主題で、漢字と漢文、現代中国語(普通話)に広東語や福建語などの方言、そして日本語との関係について語られていておもしろい。また魯迅の生涯や白話文についての説明などもここで初めて読んだ。
「つまり日本人にとっては、漢字も表音文字なのであって表意文字なのではない。これは漢人と正反対の態度である」と喝破しているのが凄まじい。

752touka(3☆5136)2016/10/25(火) 11:34:42.28
『ヤクザライフ』 上野友行 双葉社 437p 【C】

著者はウシジマ君の奥付に取材協力としていつも名前を連ねているフリーライター。出身は『マッドマックス』。
恐ろしいけどどこか人間くさい、そんなヤクザたちにインタビューしてみましたよ系。いろんなタイプのヤクザが登場しているわりには、結局当人にとって都合のいいことしかしゃべらないから金太郎アメのようだ。全員一様にガーハッハッ!と笑う。
高級車を乗り回し、キャバクラで豪遊するが、その資金はどうやって調達しているのか。それが「ライフ」の根幹だろうと思うが、ほとんど触れられていない。
ページ数も多く楽しく読めるが、あとに何も残らないのは、ライターとしては逆に有能なのか。

753テタ(21☆8177)2016/10/25(火) 21:42:30.49
『楽園のカンヴァス』原口マハ 新潮社 297p
アンリ・ルソーの絵画をめぐるミステリー。永遠を生きる。【B】

754touka(3☆5343)2016/10/27(木) 14:11:54.74
『20代で隠居 週休5日の快適生活』 大原扁理 K&Bパブリッシャーズ 207p 【C】

なんといってもタイトルの勝利である。2冊目のタイトルは『年収90万円で東京ハッピーライフ』で、これまた急所を押さえている。
家賃は共益費込みで29500円。通信費はネット、家電のみで6500円。身体障碍者施設の週2日派遣で月収7万円。不労所得はゼロってところが偉い。
実際、完全週休3日あれば人生も変わってくるだろうなぁと思うし、こうやってみるとそれも不可能ではないのだが、なかなかこの境地には行けないなぁと思う。リーマンショックの頃はよかった。
本を2冊出して小金が入り、半端に有名人になった今、はたしてこれまで通りの生活が続けられるのか?というところに著者の正念場がある。

755touka(3☆5603)2016/10/28(金) 17:35:34.18
『漢字雑談』 高島俊男 講談社現代新書 260p 【D】

講談社のPR誌『本』に連載されている漢字についてのエッセイをまとめたもの。
博覧強記といえば聞こえがいいが、思いつくまま、調べたままに用例を羅列し、その場その場でジャッジしているだけで深掘りされることがなく、あとになにも残らない。本当に雑談である。
昔読んだ『中国の大盗賊・完全版』はもっと面白かった気がしたのだが、老人特有のだらしなさと底意地の悪さが染み出ている。
ほとんど説明もなしに漢語の反切を羅列し始めたのには驚いた。

756テタ(21☆8381)2016/11/01(火) 21:08:28.14
『ヒルベルトの忘れられた問題』D・フックス S・タバチニコフ 岩波書店 204p
この視野の広さには複数の人の存在を感じる。【C】

757テタ(21☆8567)2016/11/08(火) 21:34:35.46
『夜間飛行』サン=デグジュペリ 光文社古典新訳文庫 186p
飛行機に乗ることが命懸けだった時代が背景。臭みがある。【C】

758touka(3☆5818)2016/11/12(土) 00:28:57.58
『ちゃっかり温泉』 久住昌之 株式会社カンゼン 215p 【C】

吉祥寺にある仕事場兼事務所から徒歩で駅に向かい、電車に乗って東京都内の温泉をめぐる…って時点で住んでいる世界が違う。吉祥寺はまあともかく、地方住みは何をするにしても車に乗らなきゃどこにも行けない。
車で移動となるとネックになるのが気楽に酒が飲めないということ。サザエさんのように仕事帰りにちょっと一杯もできないし、この本のように温泉上がりにビールで蕎麦を食べたりもできない。違う世界の話なのだ。
「いい思い出は、何のお金にも換えられなくても、やっぱりその人の財産だ」と、いいことを言っている。『孤独のグルメ』の原作者でもある。
東京の温泉はお湯が黒いんだそうだ。

759テタ(21☆8859)2016/11/15(火) 21:11:06.47
『見た人の怪談集』岡本綺堂 他 河出文庫 292p
怪談集。全然怖くない。【D】

760touka(3☆6081)2016/11/16(水) 19:52:12.58
『日本語の謎を解く』 橋本陽介 新潮選書 263p 【C】

高校の教師も勤めている著者が、授業で生徒たちに現代日本語や古文について疑問に思っていることを挙げさせて、その疑問への解答を元に書かれた本。
生徒たちが挙げた疑問には、そうそう、それがずっとわからなかったんだよね、っていうような急所を突いたものが並んでいて目次は面白いのだが、肝心の回答はわかったようなわからないような、煙に巻かれたような気持ちになるものが多かった。
冒頭、著者自身学生の頃は文法が嫌いで理解できていなかったと書いているが、理由の説明もなくとにかく糞暗記を押し付けられたのが根本の原因なんじゃないのか? にもかかわらず、その糞暗記の知識を前提としていて、
当時時間がなくて追求できなかった文法用語の意味や由来を深堀りすることもなく、ただ活用表の隅をつついて補完するだけの本になっている。受験意外なんの役にも立たない(古典を読む役にも立たない)古文の文法書を後生大事に取っているわけがないだろう。

761touka(3☆6303)2016/11/17(木) 12:28:10.13
『貧困のハローワーク』 増田明利 彩図社 222p 【C】

生活に急迫した人がたどり着くような底辺労働、ブラック企業に従事している人たち17人にインタビューした本。
17人も出てくるので、一人一人に対するページ割り当てが少ない。この著者であれば、本書の為に改めてインタビューしなくても、利用できなかった過去のインタビューをつぎはぎすればこれくらいの本は作れるだろう。特に目新しい知見はなかった。
著者自身が年末年始に短期アルバイトを二つ掛け持ちでやってみたというおまけの章が一番面白かったのは皮肉である。オフィスビルの殺虫剤散布と食品工場。どちらも淡々とこなし給料をもらっている。
皆だいたい転落して底辺労働に従事している。逆に言えば転落する前に準備しておけるものもあったということ。貯金と住所の確保、節約の習慣。特に節約は必要に迫られてから始めると精神的な追い撃ちダメージになるので、余裕がある内に身を慣らしておいたほうがよい。

762無名草子さん2016/11/18(金) 17:26:58.57
私は元創価の会員でした。
すぐ隣に防衛省の背広組の官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部に送っていました。

別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎のほうが老朽化し使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄に落ちる、
朝夕南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱えて心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。

それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全ては自分の出来心から起きた事で、どこに訴えてでると言う訳にもいかないのですが、
なんとかあの人たちと縁を切った上で新しい始まりを迎える方法はないんだろうか

763touka(3☆6663)2016/11/20(日) 08:17:16.77
『パンク侍、斬られて候』 町田康 角川文庫 360p 【C】

こないだ読んだ『宇治拾遺物語』と違ってオリジナルだからか、重心となるものがなくて散漫な印象がある。ウィットもおおざっぱ。
とりあえず時代劇の舞台を借りて始められる、イキオイとグルーブ感さえあればなんでもありの小説。なんでもありだから死人が生き返ろうがUFOが出てこようが(出てこないが)驚きはない。
風が吹いたら桶屋が儲かるを350ページノンストップで語り続けたところに意義がある、貴い!みたいな。
解説で高橋源一郎が激賞していた。

764テタ(21☆9079)2016/11/22(火) 21:37:18.58
『私のミュンヘン日記』子安文 中公新書 220p
シュタイナー学校の生徒による記録。【C】

765touka(3☆7246)2016/11/25(金) 18:18:13.35
『岡田英弘著作集X 現代中国の見方』 岡田英弘 藤原書店 583p 【A】

1972年、まだ文化大革命の余波が残る頃から80年代にかけて書かれた現代中国の政治動向の解説。当時の日本人は誰も耳を貸さなかったが、「日中国交正常化」の時点ですでに現在の日中関係を予測していたと豪語する。なるべく原文のまま再録する編集方針を採ったとのこと。
「指桑罵槐」という言葉がある。「桑を指して槐(えんじゅ)を罵る」というのが中国人の政治的手法で、直接相手を攻撃すると自分に付け込まれる隙が生まれるので、関係ないものを指差して怒鳴りつける。
82年の歴史教科書問題の時、共産党の機関紙が一斉に日本の文部省を攻撃したが、実はそれによって攻撃されていたのは後方のケ小平だった。そしてケ小平が人民解放軍の再編成をあきらめると、教科書問題はピタリとおさまった。
78年以降、中国のトップが次々と日本に「朝貢」に来ていた頃から、とにもかくにも経済発展し中国も大きく変わった。しかし本質的な部分は一世代やそこらで変わるものではない。本書の分析方法を応用して、若い日本人が間違わずに舵取りをしていって欲しいと結んでいる。

766テタ(21☆9760)2016/11/29(火) 21:14:24.49
『リテラリーゴシック・イン・ジャパン』高原英理編 ちくま文庫 681p
文学的ゴシック作品選。新しいジャンルの宣言の書。【C】

767touka(3☆7501)2016/12/01(木) 10:34:16.99
『福沢諭吉の「学問のすゝめ」』 橋本治 幻冬舎 255p 【C】

前書きによると編集者に「こんなんどうでしょう?」とお題に出されたのが『学問のすすめ』だったらしい。
全十七編の内の初編だけを取り上げ、書かれた当時の世情に即しながらいつものとおりまわりくどく話を進めていくが、ところどころ現在の政治状況を引き合いに出して当てこすりに使っているのが残念。
初編が書かれた明治五年の頃はまだ議会はなく、議会を作れという声も挙がっていなかった。なので福沢諭吉も民衆に国政参加を促しているわけではない。その後の自由民権運動にしても士族の反主流派が始めたものでしかなかった。
啓蒙家である福沢諭吉のスタンスは「私はやらない、君がやれ」だが、それはあえてまわりくどい文章を書く著者と同じところに立っているのかもしれない。

768touka(3☆7802)2016/12/04(日) 13:50:50.38
『ミニヤコンカ奇跡の生還』 松田宏也 ヤマケイ文庫 301p 【C】

中国四川省とチベットの間に位置するミニヤコンカ山から奇跡の帰還をはたした著者本人による手記。
手記というにはこなれていて読みやすく、それゆえどこかフィクションっぽさが感じられる。途中で見た幻覚や幻聴をここまで正確に日付とすり合わせて再現できるものだろうか。
遭難についての本を読むのは楽しい。しかし、山の空気のように透徹した第三者の目ってものが必要だなと感じた。書かれたのが1983年なのでフォークソング的な内面の吐露がうっとうしいんだよなあ。
映画『運命を分けたザイル』を思い出した。が、なぜこの映画はいつまでたってもブルーレイ化されないのだろう? あの美しい高山の映像こそブルーレイで見たいのに。

769テタ(21☆9934)2016/12/06(火) 21:32:55.29
『対称性と数学』筱田健一 技術評論社 174p
この書き方では納得しかねる。【D】

770テタ(22☆109)2016/12/13(火) 20:23:07.38
『大阪「高低差」地形散歩』新之介 洋泉社 175p
ブラタモリに案内人として出演した人。【B】

771テタ(22☆363)2016/12/20(火) 22:10:13.43
『問題は英国ではない、EUなのだ』エマニュエル・ドット 文春新書 254p
歴史人口学に基づいた見解。【B】

772touka(3☆8049)2016/12/21(水) 10:36:38.53
『アメリカ政治の壁』 渡辺将人 岩波新書 247p 【C】

アメリカ民主党の選挙対策本部という異色の経歴を経て、現在は大学の准教授である著者は、実際の政治の現場での経験とその時に培った民主党関係のスタッフを中心とするパイプを保持しているところが強みである。
この間の大統領選挙ではBS1の開票速報に解説者として出演していたのは記憶に新しい。そして、名著『見えないアメリカ』の著者でもある。
本書の発行日は2016年8月30日で大統領選挙が混迷を極めていた頃だが、トランプ候補に関する叙述が目立ち、たとえその後大統領にならなかったとしても現在のアメリカの政治を象徴する存在であったことが感じられる。
二党制であるがゆえに統一されない党内の壁、宗教とリベラルの壁など。最初に全体の見取り図を示してくれないのでかなりわかりにくい。

773テタ(22☆668)2016/12/27(火) 20:41:17.19
『虚構の男』L・P・デイヴィス 国書刊行会 305p
ドーキー・アーカイヴ第1回配本。【C】

774無名草子さん2016/12/28(水) 04:32:15.44
皆さんのおすすめの本を教えて下さい。ジャンルは問いません

775テタ(22☆1086)2017/01/03(火) 08:20:15.88
『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ 岩波文庫 418p
家族の想い出。【B】

776テタ(22☆1500)2017/01/10(火) 21:43:58.96
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス 新潮クレスト・ブックス 414p
独裁と家族の系譜。【A】

777テタ(22☆1993)2017/01/17(火) 08:26:36.15
『哲学的な何か、あと数学とか』飲茶 二見書房 238p
うすっぺらで適当。【D】

『渡りの足跡』梨木香歩 新潮文庫 253p
渡り鳥の観察。ちょっと観念的。【C】

778touka(3☆8208)2017/01/20(金) 19:19:50.41
『いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版』 安恒理 高橋書店 159p 【D】

私もそろそろ資産形成などを始めてみたくなるお年頃。株に関するブログなどをいくつか読み歩いたあと、漏れがあってはいけないと思いamazonで一番評価の高かった入門書を買ってみた。
そしたら最初の見開きページに「安いときに買って高いときに売れ」と書いていた。「4ヶ月でなんと20倍!」ってガンホーのチャートをでかでかと載せてたり。資産形成というより、株で遊びたい人向けの入門書といったところか。
改訂版というだけあって、簡単にNISAの説明がされていたのはよかった。あと特定口座制度の説明、あわせて6ページほどが読む価値のある部分だった。
とりあえず今のところ、トランプのハネムーン期間が終わるのを待って米国高配当株ETFを買う予定。

779resumi2017/01/21(土) 00:14:27.58
https://goo.gl/H7aTq0
この記事本当なの?
ショックだわ。。

780touka(3☆8485)2017/01/21(土) 17:41:57.61
『定年後7年目のリアル』 勢古浩爾 草思社文庫 277p 【C】

62歳の時に書かれた前著『定年後のリアル』から5年。著者は普通の元会社員。
なにかの縁で本を何冊か書いているが、読書が趣味のただのおっさんって感じ。仕事をやめて日々ぶらぶらしている人がいかに暮らしているのか、ちょうどいいケーススタディとして読める。
67歳になってもまだ自分が老人という意識は薄く、身体的にもあまり不都合はないようだ。独身のような書きぶりだが結婚はしているらしい。スタバやドトールに行くことを日課にしているくらいには金銭的余裕があるようだ。
著者が読んだ本からの引用だが、その「青空」こそがほんとうのわたしなのだ、という部分がよかった。

781テタ(22☆2248)2017/01/24(火) 20:54:45.16
『ガロア 偉大なる曖昧さの理論』梅村浩 現代数学社 255p
【C】

782touka(3☆8890)2017/01/25(水) 20:48:28.53
『単独行者(アラインゲンガー)・上』 谷甲州 ヤマケイ文庫 405p 【B】

別の短編集のあとがきで、いつか加藤文太郎の小説を書きたいとあったのを読んだのはもう十年も前のことだが、本屋でたまたまこの本が目に入った。
とうとう書き上げたんだなと嬉しくなって手に取った。裏表紙には構想三十五年とある。序章は昭和十一年正月、加藤文太郎が槍ヶ岳で遭難したあと捜索隊に参加する学生の視点で始まる。
新田次郎『孤高の人』とは違って、加藤の会社での話や日常のエピソードはほとんどなく、この大著のほとんどが山行で占められている。これが谷甲州の考える加藤文太郎伝なのか。
避難小屋の中でも氷点下を下回る描写を、寒い部屋で布団にくるまって読むのが面白い。

783テタ(22☆2720)2017/01/31(火) 21:23:17.66
『悲しみのイレーヌ』ピエール・ルメートル 文春文庫 472p
デビュー作。【C】

784touka(3☆9463)2017/02/02(木) 11:47:01.19
『岡田英弘著作集Y 東アジア史の実像』 岡田英弘 藤原書店 573p 【B】

著作集Y巻は中国の周辺の国、民族について。清朝(満洲族の国が支那を支配したという扱い)、台湾、チベット、韓国、ベトナム、マレーシア、カンボジアなどについて書かれている。
中国は政治の国なので一度行った発言を変更することは絶対にない。必ず言葉尻を捉えられて攻撃される隙ができるからである。なので同じ文言を使いながらその意味する内容をずらすことで現実に対応する。それはお人よしの日本人には到底歯が立たないというのが面白かった。
清朝史は著者の専門なので概説的なものだが、康熙帝の手紙など面白い部分が多かった。漢文しか読めない普通の東洋史学者とは一線を画している。
清朝史を調べるために、台湾の故宮博物館を何度も訪れる中で得た台湾についての知見も、70年代から現在までぶれる事もなく一貫している。

785テタ(22☆2850)2017/02/07(火) 21:26:39.06
『医学と仮説』津田敏秀 岩波科学ライブラリー 130p
疫学とは。【C】

786touka(3☆9693)2017/02/12(日) 16:32:44.91
『中国人として育った私』 西条正 中公新書 230p 【C】

『岡田英弘著作集』の中で触れられていたのをきっかけにamazonで購入。1978年初版ですでに絶版、古書である。
著者は終戦の年、1945年元旦に満州で日本人の両親の長男として生まれた。戦後の引揚げ時、父親はシベリア抑留で連れ去られ(のちに帰国)、残された母親は炭鉱で働きながら中国人とハルピンで再婚する。
新しい父親は病院の院長(医者ではなく文官)だったので暮らしぶりはよかったのだが、百家斉放・百家争鳴運動で党に批判的な言辞を述べたところ、党の方針が転換した為に右派分子の烙印を押され強制労働所に送られてしまう。
日本への帰国手続きに4年近く関係省庁をたらいまわしにされ、役人に頭ごなしに怒鳴られるうちに、共産党への信頼が幻滅に変わる。そして1965年、運良くも文化大革命の前年に日本に帰国したのだった…で後編に続くのが面白い。

787無名草子さん2017/02/13(月) 16:34:11.62
■ヤフー知恵袋での自作自演による宣伝行為■

少し場所が離れますが、新宿ならDC BANKがいいと思います。2009/8/6 20:12:06

少し場所が離れますが、新宿ならDC BANKがいいと思います。2009/8/6 20:13:20(←1分後)

少し場所が離れますが、古着を売るなら新宿のDC BANKがいいと思います。2009/8/6 
20:22:34(←10分後)

http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_ansdetail.php?writer=tamio_kamata&flg=3

■某ヨウジヤマモト掲示板で個人情報の悪用も暴露される■

619 :名無しのヨウジ:2015/03/04(水) 02:37:53 ID:4OeXYPI20
その知恵袋で使われてる名前実在の客だからな
本人はまったく知らなかったし
個人情報を無断で使われても構わないなら売買も止めやしないけど、、
俺は他にもいろいろ噂聞いて以来行ってない


キチガイ最終章!煽ってやらせて打つ!ワタナベ発狂自滅方程式!
みんなが指差し笑い出す♪客は刑事か見物客♪見ろよあれが新宿古着屋だ♪大爆笑

販売業者の名称  有限会社コー ルド ターキ ー/DC BANK  代表取締役:渡邊弘宣
販売業者の住所  〒160-0022 東 京都 新 宿区新 宿3-12-11 石井ビル2F Phone:03-5269-3675

https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%EF%BC%A4%EF%BC%A3%E3%80%80%EF%BC%A2%EF%BC%A1%EF%BC%AE%EF%BC%AB+%E8%A9%95%E5%88%A4
↑オー クションの評 価や告 発されたス トーカー悪 事の数々が見 れます!!

788テタ(22☆3136)2017/02/14(火) 21:16:58.94
『最後の秘境 東京藝大』二宮敦人 新潮社 286p
秘境というほどではない。常識の範囲内。【C】

789テタ(22☆3281)2017/02/21(火) 21:55:12.08
『チップス先生、さようなら』ジェイムズ・ヒルトン 新潮文庫 145p
【C】

790touka(3☆9962)2017/02/22(水) 09:07:42.27
『ドキュメント 道迷い遭難』 羽根田治 ヤマケイ文庫 269p 【B】

ドキュメント遭難のシリーズはいくつか出ているが、いちばん興味があるのはやはり道迷い遭難である。
おかしいと思ったときに引き返せばいいのだけれど、なかなか引き返せない。まあ実際に引き返した場合は遭難しないのでカウントされないわけだが。ちょっとくらい迷う方が楽しいって感覚もある。
冬山で迷って凍傷で指を六本失った人から、一日下山が遅れただけで全国ニュースになってしまったグループまで、バリエーション豊かな事例が収録されている。検証も丁寧で読んでいて面白い。
ヤマケイ文庫はどれも表紙がの作りが美しい。

791無名草子さん2017/02/23(木) 20:07:11.39
オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、
全員事件の起こる半年前より後に越してきた人達だった。

そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や
生活安全課の警視がノミ屋を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及も止まった。

それで勢いが付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は
北朝鮮詣でから帰ると出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり
公明党を政権に引き入れた。

ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無いころだったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。

792touka(4☆0190)2017/02/27(月) 21:09:58.88
『ツキの法則』 谷岡一郎 PHP新書 228p 【C】

ギャンブルにおける「ツキ」の仕組みを、統計学の見地から解き明かしていく本。
充分に多くの試行がなされるならば分布は正規曲線を描く。逆に言えば、試行回数が少なければ結果は必ず片寄ることになる。その統計上のゆらぎを後付けで運がいい/悪いと言っているのである。
「流し」や「ボックス買い」がより確実に負ける賭け方であるということにびっくりした。勝つ回数は多くともリターンは少なく、コストばかりが嵩むからである。
穴狙いで楽しく賭けるくらいが一番いいんだそうだ。


141冊目で4万ページ突破。

793テタ(22☆3778)2017/02/28(火) 21:32:17.32
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子 新潮文庫 497p
高校生向け、日清戦争から太平洋戦争までの戦史。【B】

794touka(4☆0308)2017/03/07(火) 08:46:40.06
『春琴抄』 谷崎潤一郎 新潮文庫 128p 【A】

句読点がほとんど省かれていて古文のように見えるが、読んでみるとするすると意味が頭に入ってくるのに驚く。これはアップデートされた樋口一葉かしら。
この話が紹介されるとき、よくマゾヒスティックな愛情がどうやらと言われているのを目にするけれども、そういう部分は話を書き始めるための触媒であって、そこから連想されるような神経症的なところはまったくない。
人が死ぬまでにどういう風に生きたかという人生が描かれていて、ほのぼのとした感触の佳品に仕上がっている。
新潮文庫版は表紙は変わらないが、裏表紙が週刊誌みたいでなんともみっともないことになっている。

795テタ(22☆4502)2017/03/07(火) 21:20:17.42
『量子革命』マンジット・クマール 新潮文庫 724p
量子論誕生のドキュメンタリー。コンペンハーゲン解釈がいかにして生まれたかが分かる。
【B】

796touka(4☆0653)2017/03/13(月) 11:38:17.53
『株式投資の未来』 ジェレミー・シーゲル 訳・瑞穂のりこ 日経BP社 345p 【B】

界隈では「赤本」の通称で呼ばれている本。1957年から2003年のS&P500採用銘柄のリターンをひとつひとつ追跡した調査から得られた結果は、これまでの通念を覆すものだった。
配当再投資による長期株式投資において、新興企業や成長企業、ハイテク企業から得られるリターンは、S&P500平均から得られるリターンを大きく下回る。目立つ企業はその分だけ株式市場で過大評価され株が割高になってしまい、再投資のピッチが押さえつけられる為だ。
時代を切り開く新興企業の技術革新は人類に貢献するが、投資家には十分なリターンをもたらさない。
本書の最後には論の仕上げに、1992年から10年間中国株とブラジル株に投資したら、はたしてどちらが儲かっただろうか? この問いの答えとして、すぐには受け入れがたいような結果が記されている。

797テタ(22☆4655)2017/03/14(火) 21:21:37.12
『猫と針』恩田陸 新潮文庫 153p
心理サスペンス劇。【C】

798テタ(22☆5019)2017/03/22(水) 21:21:51.87
『おだまり、ローズ』ロジーナ・ハリソン 白水社 364p
子爵夫人付きメイドの回想録。20世紀の話。【B】

799無名草子さん2017/03/24(金) 01:02:53.71
プレミア見れない
ブンデス見れない
CLEL見れない
代表も見れねえちきしょう
結果知らされて見れねえちきしょうクソったれ同和のクソ野郎地獄へ落ちろ
音楽聞けねえちきしょう
テレビ見れねえちきしょう
同和のクズ共死ねクソ共がざまあみろ気違い共
ほれ気違い共もっともっとドア閉めろ通れ
それしか能のない能無し共がざまあみろ地獄に落ちろ
悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
お前らの恐ろしさをもっと見せてみろ。そんなんじゃなんともねえぞ
袋とじ見たぞ
悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
生きる権利もねえクズ共が藁地獄へ落ちろ
嫌がらせがエスカレートするのが楽しみでしょうがない
今それだけが楽しみだ
俺の生き甲斐藁
それだけ怒ってるってことだもんな藁
分かったか?お前らは生きる権利すらねえクソ野郎共だ
ラブホ行ったのがそんなに悔しいかざまあみろチンカス共が藁
思う存分楽しんでくるぞあばよ
椎名茉莉、知っちゃったよ。ラブホに来なければ知らなかったはずだけどな。サンキューお前ら藁
超美形。嬉しくてたまらん。お前らどうしてくれる?藁ほれ赤字分を取り返すために必死になれ
ピザ食ったぞ。羨ましいだろう?藁ざまあみろ
音楽聞いたぞざまあみろ
非人が美人

800テタ(22☆5397)2017/03/28(火) 12:37:13.43
『「日本の朝鮮統治」を検証する』ジョージ・アキタ ブランドン・パーマー 草思社文庫 378p
【C】

801無名草子さん2017/03/28(火) 16:03:08.99
但在薛平教授研究&#32452;研制成果出&#29616;之前,OCT技&#26415;一直存在一个成像
速度的瓶&#39048;&#38382;&#39064;。&#23545;于一些医学、生物学上的快&#21464;&#36807;程,如果成像速度
不&#22815;快、会&#23548;致&#22270;像的模糊与失真,从而&#38590;以&#36827;行相&#20851;的分析。
&#20256;&#32479;的&#20020;床影像方法包括超声、X光CT和核磁共振成像MRI等。
而国&#38469;上新出&#29616;的“光学活&#26816;”是一&#31181;比&#20256;&#32479;医学成像高近百倍
分辨率的光学相干&#23618;析成像技&#26415;(OCT)。
它不需要切取待&#27979;&#32452;&#32455;&#26679;品,只需&#23545;活体&#36827;行光&#25195;描即可得到
&#32454;胞分辨水平的秋月康秀&#32452;&#32455;断&#23618;&#22270;像,分辨出&#32454;胞&#23618;次&#32467;&#26500;和形&#24577;。
光学相干&#23618;析成像技&#26415;(OCT)作&#20026;一&#31181;新型的无&#25439;、高分辨光学断
&#23618;三&#32500;成像方法,在生物、医学、材料等&#35768;多&#39046;域中具有非常重要的
&#24212;用,是光学影像&#39046;域的研究&#28909;点。
因此,&#23545;快速&#21160;&#24577;&#36807;程的&#26816;&#27979;,成像速度起着至&#20851;重要的作用。
但要&#23454;&#29616;&#23454;&#26102;高清三&#32500;光学相干&#23618;析成像,当前&#27599;秒数百&#24103;的成像速度
仍然不&#22815;。其中的瓶&#39048;在于&#22270;像数据&#22788;理速度受限于&#29616;有&#22270;像&#20256;感器(CCD)
&#33719;取数据的速度及中央&#22788;理器(CPU)、&#22270;形&#22788;理器(GPU)的&#36816;算速度。
如何&#36827;一&#27493;提高光学相干&#23618;析成像的&#22788;理速度,成&#20026;目前相&#20851;&#39046;域的&#20851;注焦点。

802テタ(22☆5903)2017/04/04(火) 21:34:13.29
『町でいちばんの美女』チャールズ・ブコウスキー 新潮文庫 506p
短篇集。【C】

803無名草子さん2017/04/09(日) 01:13:25.52
しません

804touka(4☆0894)2017/04/09(日) 08:39:10.06
『英語の歴史』 寺澤盾 中公新書 241p 【B】

英語の不規則な文法や語形変化、発音と表記のずれなどは英語学習者にいらだちを感じさせるものだが、それらが長い歴史の中で起こった変化によるもので、別に嫌がらせのためにそうなっているわけじゃないと理解できれば、少しは素直に学べるというものだ。
本書では英語の発展の歴史をたどりながら、それが北欧語やフランス語、ラテン語などからどのように影響を受け、現在の英語にどのような形で残っているかを、種々個別的具体例を多く取り上げながら説明している。
この一冊で英語全体を俯瞰できるかのごとくに広範囲を効率良く網羅していて、しかも具体的な事象に連関させて説明しているので、とても面白く読むことができた。
映画「マイ・フェア・レディ」におけるコックニーから、ポリティカルコレクトネス運動による用語の変遷。アメリカ黒人英語、ピジンイングリッシュまで。thruやliteの表記にも由来があること。助動詞doの起源など。

805無名草子さん2017/04/10(月) 12:11:45.44
いじめを許さない社会にしようぜ!!!!
       ↓
上松煌(うえまつあきら) 作
★「九月の葬奏」(1作目「友だちを〜」と共に、作者の出生の本懐です)★
https://slib.net/71188

『作品紹介から』
 初作の『友だちを殺した』と共に、作者の出生の本懐といえるものです。
世間を震撼させた「多摩川・中学生虐殺事件」に衝撃を受け、日本社会に警鐘を鳴らし
たくて書きました。
時間のないかたは、後半〜末尾にかけての主人公の「独白」をごらんください。
社会のあり方、人間の人間たる倫理正義・矜持襟度・慈悲情愛の大切さを、死をもって
訴える場面です。 問題提起の性格上、過激・苛烈な表現があります。 2015年。
作順では5番目。

プロフィール ←作品けっこう意識高いぜ。命は大事にしろ。
http://slib.net/a/21610/

社会が傍観者ばかりになったら、コワイでぇ!

806無名草子さん2017/04/10(月) 15:31:39.59
『少女地獄』 夢野久作著 角川文庫 274p 【B】
語彙力ないから上手く言えないけど、読んでよかったと思える。特に火星の女とかはその物語のなかに引き込まれる。
説明下手でごめんなさい。でも凄くいい作品と出会えて満足してる。

807テタ(22☆6114)2017/04/11(火) 21:04:26.27
『果報者ササル』ジョン・バージャー ジャン・モア みすず書房 211p
ある田舎医者についての思索。【C】

808無名草子さん2017/04/17(月) 02:14:37.23
ヤフージャパンブログ社員ダイエットニュース マイナス金利狙い通り「仏」ローーン
https://www.youtube.com/watch?v=uWLnfkOLmfk京都京野菜ぼったくり取引価格
ダイエットニュース (アリババダイエット40代偽装結婚プロ級世代(ヤフージャパンタイ資金洗浄)
違法改造大好き在日中国人報道中国車リコール発言台湾反日飛行機会社
ヤフーネットダイエットコーヒーニュースタウンワークサービス不足まいちゃりマイカー窃盗犯
安売ドラマ魔界村ビールぼったくり販売員適正価格
適当ビジネスニュース報道プロ級世代新社屋TRUMPTOWER左遷「仏」40代監視カメラ使用コンプライアンス速報駐車場 (入社拒否

トランプジョーカー切り(放送大学消防庁コストカットアイドルマスターアップ株式会社テレビビジネス)
NHKトランプ大統領ニュース(ヤフージャパン上院社員特別生活費支給旅行沖縄汚染水スキンケアテレビ東京槍杉ギャンブル依存症顧問職員)
ヤフージャポンマイノリティ社員「日本とロシアは仲良くさせてはいけないーhondasouichirouー」
中国建築歌富裕層息子カジノ通い連日連夜オールTRUMPパーティー(反日飛行機雲農薬散布マスク女問題)駅内マスクオンNACNN向け原文ダビンチ(駄文知)ニュース

809テタ(22☆6291)2017/04/18(火) 21:13:27.18
『月下の渦潮』島尾敏雄 沖積舎 62p
【D】
『ラマヌジャン探検』黒川信重 岩波科学ライブラリー 115p
【C】

810touka(4☆1105)2017/04/23(日) 05:42:58.79
『講談 英語の歴史』 渡部昇一 PHP文庫 211p 【C】

前書と比べてこちらは歴史や人物にウェイトを置いた感じで語られる英語の歴史。英語が完成したとしている18世紀までで終わっている。
英語学の本場はなんといってもドイツなのだそうだ。モダンイングリッシュからミドルイングリッシュ、オールドイングリッシュと時代をさかのぼるほどに現在の英語から乖離していくが、逆にドイツ語はオールドイングリッシュと親和性が高いんだそうである。
1066年のノーマンコンクエストにおいて、土着化していたアングロサクソン、北欧系の貴族が最後まで抵抗したために一掃されたことにより、社会の上層階級が完全にフランス語を話す人々に入れ替わってしまった。
最後の章は英語学習について書かれていて、英文和訳と和文英訳、ヴォキャブラリー・ビルディングが重要なのだそうだ。

811touka(4☆1422)2017/04/25(火) 15:15:17.27
『働かないって、ワクワクしない?』 アーニー・J・ゼリンスキー 訳・三橋由希子 VOICE 317p 【C】

やはりタイトル(邦題)の勝利。働いていない状態こそが人間の本来あるべき姿なのだと説く著者は、この20年間、年に半年程度しか働いてないらしい。なにをしているかというと、働かないライフスタイルのワークショップや講演だそうだ。
まず、プロテスタントの仕事のモラルが諸悪の根源だと断言している。経済的に困っていない人々の多くが、モラルのためにつまらない職場で長時間働いている。それは奴隷のモラルであると。
働かないことによって生み出される膨大な自由時間を有意義に過ごすには、クリエイティブになることが求められる。そして、自分はクリエイティブだと思っている人がクリエイティブなのだ。
現在夢中になっている活動、以前夢中になっていた活動、したいと考えている新しい活動、健康を維持するための活動の4本に枝別れした自由時間のアイデア・ツリーを作ってみるというのはよかった。しかし、最後はどうしても禅とかそっちの方面に行ってしまう。

812テタ(22☆6666)2017/04/26(水) 21:31:07.03
『蝸牛庵訪問記』小林勇 講談社文芸文庫 375p
幸田露伴訪問記。【C】

813touka(4☆1787)2017/05/01(月) 16:21:11.60
『誰が音楽をタダにした?』 スティーヴン・ウィット 訳・関美和 早川書房 365p 【A】

mp3のドイツ人開発者、ユニヴァーサル・ミュージックのCEO、そして発売前CDのリークを競い合うネットグループのキーパーソンの三人を軸に、1980年代から2010年にかけて、音楽がどのようにしてタダで手に入るようになっていったのかを語るノンフィクション。
気楽に読める文体だが一行一行に新たな情報がつまっていて、とんでもない調査量に裏打ちされていることが実感される。
歯に衣着せない人物描写でキャラ立てするが、相手に対する全人的な理解からくるユーモアに包まれている。
読んでいると時々、映画の一場面のようなイメージが脳裏に浮かんできた。時間の中で失われていくもの、変わりゆくものへの淡い感傷もまたいい映画を観ているようだ。

814テタ(22☆6918)2017/05/02(火) 23:04:40.43
『ラオスにいったい何があるというのですか?』村上春樹 文藝春秋 252p
紀行文集。【C】

815テタ(22☆7281)2017/05/10(水) 21:07:49.70
『暗幕のゲルニカ』原田マハ 新潮社 363p
つまらぬ。【D】

816touka(4☆2025)2017/05/13(土) 02:26:45.41
『ベストセラー本ゲーム化会議』 麻野一哉・飯田和敏・米光一成 原書房 238p 【C】

当時のベストセラー本を、中堅ゲームデザイナー三人でゲーム化したらどうなるか考えてみようってネタの雑談。発行は2002年。ちなみにPS2の発売は2000年になる。
『チーズはどこに消えた?』『あらしのよるに』『バトル・ロワイヤル』など12冊が取り上げられているが、読んだ本はほぼ無かった。
売りのゲーム化の部分はたいしたことなくて、「シムシティっぽく」とか「パラッパラッパーっぽく」みたいに既存のゲームに当てはめて考えてみるのがほとんど。
普通にベストセラー本の書評してるだけの方がよかったかも。

817touka(4☆2222)2017/05/16(火) 14:14:27.84
『しないことリスト』 pha 大和書房 197p 【C】

しないことリストというよりも、してないことリストといった方が正確。
まずキャッチーなタイトルがあって、それに沿って著者の普段の生活習慣を数え上げていったって感じで、今日からこれをしないことに決めました!→その結果こうなりました! みたいな展開がなく、読み物としてフックが足りない。
著者自身はギークハウスなどを考案、主宰したりしてるわりと活動的なイノベーターなのだけれど。
著書も三冊目になって、当初目新しかったスタイルもその界隈のブログに吸収されて平準化されてしまったようだ。

818テタ(22☆7449)2017/05/16(火) 21:17:12.95
『シンメトリー』ヘルマン・ヴァイル 紀伊國屋書店 168p
ワイルの本は難解だ。【C】

819テタ(22☆8077)2017/05/23(火) 20:48:58.01
『わたしの名は紅』オルハン・パムク 藤原書店 628p
自らの生涯を賭けたものが将来、永遠を生きないかもしれない悲劇。【C】

820touka(4☆2620)2017/05/26(金) 18:16:13.95
『リーマンショック コンフィデンシャル・上』 アンドリュー・ロス・ソーキン 訳・加賀山卓朗 早川書房 398p 【C】

リーマンショックが起こった原因を探る…と言うよりも、リーマン前後において当事者たちがどのような対応を取ったかについて縷々綴られている。原本は2009年刊行。
とにかく会議に次ぐ会議、電話、調整、移動のくり返し。ひとつひとつの会議が全体像に対して、どのような影響を与えていたのかが全然わからない。
新たな登場人物が現れるたびに来歴が語られる為、話は時間軸上を行ったり来たりで掴みどころがなくぼんやりしている。とりあえず上巻ではリーマン破綻直前まで進んだようだ。
ばんばん出てくる経済・金融用語にも不慣れなので、とにかく愚直に読み進めるしかない。

821テタ(22☆8249)2017/05/30(火) 21:35:51.07
『数学の研究をはじめよう(I)』飯高茂 現代数学社 172p
【C】

822テタ(22☆8626)2017/06/06(火) 05:57:44.23
『アリアドネからの糸』中井久夫 みすず書房 377p
精神科医のエッセイ。【B】

823touka(4☆3006)2017/06/13(火) 21:07:41.66
『リーマンショック コンフィデンシャル・下』 アンドリュー・ロス・ソーキン 訳・加賀山卓朗 早川書房 386p 【C】

リーマンブラザーズは倒産するが、AIGやモルガンスタンレーは政府の主導によって救済される。
まったく取捨選択せず調査したものをすべて書き連ねようとしているので、ブラウン運動の観察のようになってしまって一本筋の通った歴史になっていない。もちろん全然頭に入らない。
「リーマンの最期」と題された章が終わったのだから、きっとここでリーマンが倒産したのだろうなとわかる始末。書かれたのが2009年だから仕方ないのか…。
けれどこれを読んでいたおかげで、途中で見た映画『マネーショート』をすごく面白く観ることができた。読むまではJPモルガンチェースとモルガンスタンレーの区別もついてなかったし。

824テタ(22☆8782)2017/06/13(火) 21:38:09.14
『カモ少年と謎のペンフレンド』ダニエル・ペナック 白水uブックス 156p
児童文学。【C】

825テタ(22☆8963)2017/06/20(火) 21:31:28.58
『括弧』ヤニス・リッツォス みすず書房 181p
背景がまったく分からない。【C】

826チャー(219)2017/06/22(木) 13:25:16.53
最近本読むので参加します

「自閉症の僕の七転び八起き」東田直樹219p
【B】
重度自閉症で会話が出来ない東田さんがパソコンで書いた本
重度自閉症本人の考えが書いてあるのは貴重だと思う

827チャー(433)2017/06/22(木) 13:31:20.98
「あれも嫌いこれも好き」佐野洋子214p
【B】
エッセイ。洋子さんの絵本は読んだことないけどエッセイは面白くてハズレなし

828チャー(1164)2017/06/22(木) 13:56:34.73
「友だちは無駄である」佐野洋子222p
【B】
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング509p
【B】
ファンタジーってあんまり好きじゃないんだけど賢者の石を読んだら面白かったから

829テタ(22☆9181)2017/06/27(火) 21:38:13.51
『ウェーブレット入門‐数学的道具の物語‐』B.B.ハバード 朝倉書店 218
まわりをぐるぐるまわるだけで、肝腎なことがさっぱり分からない。【D】

830touka(4☆3434)2017/06/28(水) 12:40:48.52
『完本チャンバラ時代劇講座』 橋本治 徳間書店 428p 【C】

著者がまだ若かりし頃に書かれた二段組428pの大著である。この頃から著者の作風は完成していて、書くべきことをすべてこの一冊にはき出している。ありあまる時間を投入した文章のディスカウント。
明治後半から昭和39年東京オリンピックの年までに作られたチャンバラ映画を語り、それがそのまま近代日本人の深層心理の精神分析になっている。
昭和39年は同時にNHK大河ドラマで赤穂浪士が放送された年でもあった。この年こそが近代の終わった年で、なにかを達成してしまった日本人は時代劇を必要としなくなってしまった。
後年の著作はもうちょっと刈り込まれて読みやすくなっているのは、芸を磨くというのはこういうことかと思わせてくれる。

831チャー(2231)2017/06/29(木) 12:10:04.12
「魔利のひとりごと」森茉莉 125p【D】

「おしゃれと人生。」小川奈緒 158p【B】
50代〜80代の素敵な人たちの十人十色のおしゃれ

「きりこについて」西加奈子 210p【C】
ぶすなきりこと猫のお話

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」J.K.ローリング 574p【A】
ハリポタ3冊目。面白かった

832テタ(22☆9344)2017/07/04(火) 20:43:17.75
『脳のなかに数学を見る』津田一郎 共立出版 163p
物質的要因よりも関係性の要因を探るということか。数学的メタファーによって?【B】

833テタ(22☆9595)2017/07/11(火) 22:07:30.75
『一条の光 天井から降る哀しい音』耕治人 講談社文芸文庫 251p
老人介護小説。【C】

834チャー(3796)2017/07/13(木) 09:51:44.47
「きいろいゾウ」西加奈子426P【C】

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット上」557P【A】
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット下」582P【A】

835テタ(22☆9945)2017/07/17(月) 05:38:29.95
『回想の明治維新』メーチニコフ 岩波文庫 350p
明治7、8年日本滞在の記録。【C】

836touka(4☆3642)2017/07/25(火) 21:10:49.94
『砂糖の世界史』 川北稔 岩波ジュニア新書 208p 【C】

砂糖の歴史は紅茶の歴史でもあり、奴隷の歴史でもある。そしてイギリスの産業構造の変化の歴史でも。
ジュニア新書だからかもしれないが、なんか文章の言い回しが変なんだよなあ。丁寧なつもりの冗長な文体は、無駄に含みがあって全体像がぼやけている。
持っている知識を縦横無尽に活用、というよりは話があっちこっちに飛んでいるだけで、せめて指針となる年表や図表をもっと載せてくれていたら理解の助けになったのに。
奴隷制などの話だからか結論は先に決まっていて、子供の読者に考える余地を残していないような書き方に思えた。高価だった砂糖の値段が現在の水準まで下がっていく部分のダイナミクスが感じられない。

837テタ(23☆360)2017/07/25(火) 21:49:52.64
『生成不純文学』木下古栗 集英社 178p
「人間性の宝石 茂林健二郎」という短編があった。【C】

『勉強の哲学』千葉雅也 文藝春秋 237p
分かりやすくはある。【C】

838チャー(5512)2017/07/28(金) 01:29:42.38
夢をかなえるゾウ 354P【C】
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団上 661P【A】
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団下 701P【A】

839テタ(23☆628)2017/07/31(月) 23:15:03.62
『蚊がいる』穂村弘 角川文庫 268p
エッセイ。【C】

840touka(4☆3901)2017/08/02(水) 20:04:30.50
『減速して生きる ダウンシフターズ』 高坂勝 幻冬舎 259p 【C】

有能な人は脱サラしても有能って感じの本。大手小売業に就職して動機の中でも出世頭だったが、いろいろと思い悩むようになり30歳で退職。
日本各地を旅して周り、ピースボートに参加して、友人の飲食店その他バイトで経験をつんだあと、池袋に小さな居酒屋を開く。
店が開いてからは儲け過ぎないマイペースを意識してオーガニックな食材にこだわり、千葉で田圃を始めてみたり、ワークショップを開いたりと、かなり忙しそうだが、やはり流れる時間も勤め人とは違うのだろうか?
開店資金やなにやらで貯金が尽きかけるが、それほど気に病んでないようなのが印象的だった。

841touka(4☆4200)2017/08/08(火) 18:59:25.43
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』 佐々木典士 ワニブックス 299p 【D】

著者は編集者なだけあって、タイトル、口絵の写真、最初のつかみは素晴らしい。物であふれていた部屋が片づけられてシンプルライフな部屋になり、それを通り越して何もない修行の空間みたいになってしまう写真なんかワクワクする。
物をすべて捨てて、何もない部屋で暮らすことによって初めてわかることがあるはずだ。人生がシュリンクしてしまうのではないかという不安、それは杞憂だったのか?
しかし本書で繰り返し書かれているのは、物があふれていた頃自分がどんなに怠惰でダメな生活をしてきたかということばかり。そんなことは別に本で読まなくてもわかっている。
物を捨てた後の生活に関しては、きれいごとのスローガンばかりで、内から湧いてくる理解が感じられなかった。ミニマリストを標榜するのなら、まず自分の文章を削り落としてみたらどうなのか。

842テタ(23☆797)2017/08/08(火) 20:54:53.14
『絹』アレッサンドロ・バリッコ 白水uブックス 169p
【C】

843touka(4☆4455)2017/08/13(日) 15:48:12.28
『ハッブル宇宙望遠鏡 25年の軌跡』 沼澤茂美 脇屋奈々代 小学館クリエイティブ 255p 【C】

1990年にハッブル望遠鏡が打ち上げられてから25年、それまでの宇宙観測データはすべて塗り替えられてしまったといっても過言ではないらしい。ってことは昔小学校の図書館で見ていた星の図鑑なんかも、すべて過去のものになってたんだなあと思った。
アシモフが死んだのは1992年だから、その科学エッセイもハッブル以前のもので、彼はこの科学発展の恩恵に浴せなかったのだと思うと少し切ない。彼に代わる新たな科学技術、宇宙観測の発展を紹介してくれる語り手をいまだ持っていないから。
星の世界まで行くことはできなくても、いつかVRなどの技術によって間近に感じられることができるようになるんだろうか?
銀河の腕に点在する赤い散光星雲が美しい。

844touka(4☆4763)2017/08/14(月) 20:28:13.94
『妖女サイベルの呼び声』 パトリシア・A・マキリップ 訳・佐藤高子 ハヤカワ文庫FT 308p再読 【A】

この美しい幻想小説を原書で読むことがひとつの目標だった。
原書がkindle化されているのに気付き、英語力が伴ってないままに無理矢理読み通した。そのあと改めて、訳書を数ページ読んでは原書の対応する部分をなぞる形で読了した。
近年訳書が改版されて、表紙が漫画家の岡野玲子による絵に差し替えられたが、それぞれの読者の心に浮かぶ自由なイメージを不当に制限する改悪だと思うので、旧版で読まれることを強く推奨する。
白い息が現われては消え、陽射しが肌の上を滑り、髪が風に舞う描写が美しい。

845テタ(23☆1018)2017/08/15(火) 10:05:26.03
『面心の代数幾何学』硲文夫 東京電機大学出版局 221p
途中まではワクワクするが、最後がしょぼい。【C】

846touka(4☆5013)2017/08/16(水) 00:55:57.66
『たとえ世界が終わっても』 橋本治 集英社新書 250p 【D】

イギリスEU離脱からトランプ大統領誕生あたりの時事問題について若い編集者に教えを垂れるような形での雑談。年をとって体力がないので語りおろしにしたらしい。
著者独特の言い回しの用語が頻出して、一応説明されているのだが、いまいち具体的にどういうことを指し示しているのかわからないので、話全体もぼんやりとしてよくわからない。
ここんとこ個別の事件を取り上げては「ほら、もう経済は終わってる」って言ってるけど、別に終わんないしね。
著者にはあまり時事問題にかかずり合わないようにしてほしいと思う。

847touka(4☆5420)2017/08/22(火) 09:23:07.63
『逆説の日本史20 幕末年代史編V』 井沢元彦 小学館 407p 【B】

1862年から1864年にかけて、生麦事件から薩英戦争、禁門の変、下関戦争のあたり。
生麦事件を引き起こしたのは、西郷に地ゴロ(田舎者)と喝破された島津久光の行列だが、薩英戦争を経てイギリスと友好関係を結んだのだからまだしも賢明である。
それに比べて長州藩は…。頑迷、醜悪な事この上ない。結局、下手に勝って官軍になってしまった為、吉田松陰の呪いは大日本帝国陸軍を経て現在へと続く、日本の醜悪さの通奏低音となってしまった。
作者が維新の志士ナンバー1としている勝海舟が、身内で争っている場合ではないと西郷を説得したことにより長州藩は命脈をつないだが、この選択はどうだったのかなぁ。

848テタ(23☆1678)2017/08/22(火) 20:55:10.79
『ボヴァリー夫人』ギュスターヴ・フロベール 新潮文庫 660p
【B】

849テタ(23☆2044)2017/08/29(火) 20:58:20.52
『発掘狂騒史』上原善広 新潮文庫 366p
背景は分かったが、なにか物足りない。【C】

850touka(4☆5681)2017/08/30(水) 18:31:09.54
『結婚』 橋本治 集英社 261p 【B】

28才、旅行代理店勤務、年収250万、過去に何度かつきあったことはあるもののこの二年ほどは一人でそのこと自体には焦りはないという女性が、ふとテレビかなんかで卵子老化という言葉を見つけて嫌な気持ちになる。
そのことを話す同僚の女友達はいるというところから話は始まる。実家に帰ると兄は結婚して子供が産まれ、親夫婦と兄夫婦のふた組みに変質していて、自分の帰属する場所ではなくなっていた。
ときどき地の文章に作者独特の思考回路が表れて、作者の顔が見えるところがあるが、深海に降り積もるマリンスノーのように、心の閾値にひとつひとつの出来事が薄く積み重なっていく話の運びがすばらしい。
偉人の一代記や伝記ではなく、市井の人を主人公にした小説にはその終わり方に「正解」があるが、この小説もその作法に則り正しく終わっている。

851テタ(23☆2593)2017/09/05(火) 22:20:18.74
『日本語を作った男』山口謠司 集英社インターナショナル 549p
上田万年を中心にしたドラマ仕立てのノンフィクション。事実関係はたくさんでてくるが、
分かった気にならない。【C】

852無名草子さん2017/09/06(水) 00:35:13.13
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』 光文社新書 257p
だらだらと同じことを繰り返し書いて飛ばし読みする部分が多かった。内容は普通【D】

853touka(4☆5951)2017/09/06(水) 11:15:23.62
『松嶋×町山 未公開映画を観る本』 町山智浩・松嶋尚美 集英社 270p 【B】

『ボウリング・フォー・コロンバイン』以降、ドキュメンタリー映画は金になるということで、今アメリカでは大量に作られているらしい。
アメリカはまだ若く成長の余地を残した国で、投資適格国であるのだけれど、若さゆえに日本では考えられないようなプリミティブな暴力が社会を覆っていて、個々の市民を苦しめている。それを対岸から眺めるという趣向なので楽しい。
元はテレビで放送されていた番組を書き起こして編集した本だが、日本未公開のドキュメンタリー映画を通して、アメリカ独自の社会問題が説明されていているので、映画と問題がペアになってイメージとして記憶に残りやすい。
聞き手役の方も、その映画を一度観ているにもかかわらず、何も知らない視聴者を代弁するスタイルで、話がよどみなく繋がりクレバーだ。

854テタ(23☆2778)2017/09/11(月) 08:32:12.42
『あしたのジョーは死んだのか』朝稲日出夫 ちくま文庫 185p
時代を感じさせる。【C】

855こけこっこ(2☆415)2017/09/11(月) 14:38:43.67
また読書したくなったので戻って来た 間が空いたからリセットしてカウント1から始める

さよならドビュッシー (宝島社文庫) 文庫 &#8211; 2011/1/12
中山 七里 (著)  415p 【E】
内容:青春ものかミステリー?
内容がどうだの、文章がどうだのそんなのは二の次
ある反則事をやってる以上、【E】より上の評価など付けようもない

読書熱復活して最初に手に取った作品がこれかー、と落胆しつつ次に向かう
徹夜本に会いたいよ

856touka(4☆6163)2017/09/14(木) 17:50:06.96
『いつまでも若いと思うなよ』 橋本治 新潮社新書 212p再読 【C】

再読。

857無名草子さん2017/09/14(木) 21:52:50.37
ええかー?ええーかー?ええんやろー?ペロペロりんwwww

858こけこっこ(2☆1287)2017/09/15(金) 13:35:59.12
とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫) 文庫 &#8211; 2016/9/2 万城目 学 (著) 468p
とっぴんぱらりの風太郎 下 (文春文庫) 文庫 &#8211; 2016/9/2 万城目 学 (著) 404p 【A】
内容:江戸が舞台の忍者の成長譚

すばらしい作品。各キャラが立っており感情移入したまま一気に読んでしまう。
終わってほしくないと思いながら。本を読んで泣くなんていつ以来だろう。
ただただおもしろい。

859テタ(23☆2967)2017/09/18(月) 09:11:55.45
『水曜日のうそ』クリスチャン・グルニエ 講談社 189p
【C】

860こけこっこ(2☆1612)2017/09/24(日) 20:30:24.28
七瀬ふたたび (新潮文庫)1978/12/1 筒井 康隆 325p 【D】
内容:超能力者の物語

筒井康隆は長編3作・短編集2作読んでどれも素晴らしいと思っている
文章も美しいし、むちゃくちゃな人間が暴れまわる展開も大好きだ
だが、この作品はいいところがないな
小説が風化する、ということがはっきり分かる 文体が死んでる
そしてストーリーもまったくおもしろくない

861テタ(23☆3204)2017/09/26(火) 21:59:12.32
『LGBTを読みとく』森山至貴 ちくま新書 237p
お勉強。【C】

862こけこっこ(2☆1849)2017/09/28(木) 18:59:50.40
二分間の冒険 (偕成社) 岡田 淳 237p 【C】
内容:児童書・ファンタジー

あちこちで絶賛されていたので興味を持って購読
期待が大きすぎたのかもしれないな
最後の、主人公のセリフは洒落ててよかった そのセリフには【A】

863こけこっこ(2☆2034)2017/09/29(金) 19:33:58.70
子どもの王様 (講談社ノベルス)  殊能 将之 (著)  185p  【D】
内容:ミステリーか冒険もの

速攻で捨てる

864こけこっこ(2☆2428)2017/10/02(月) 11:46:33.50
鹿男あをによし (幻冬舎) 万城目 学 394p  【C】
内容:ファンタジー

空想ものだから設定は作者に委ねられるわけだが、あちこち都合よくできすぎているように思う
文章と雰囲気は好きだけど、それ以外はどうも

865テタ(23☆3505)2017/10/05(木) 21:41:46.53
『昭和戦前傑作落語選集』 講談社文芸文庫 301p
【C】

ユウキ (福音館創作童話シリーズ) 伊藤 遊 204p 【B】
内容:児童書 転入性が来てからの1学期間を綴った話
    主人公は小学6年生なのでそのくらいが読者対象か?

これはいい作品 しみじみいい作品

867テタ(23☆3787)2017/10/09(月) 09:38:02.77
『<性>のミステリー』伏見憲明 講談社現代新書 211p
【C】

『たたかうLGBT&アート』山田創平 樋口貞幸編 法律文化社 71p
お勉強。【D】

868touka(4☆6574)2017/10/09(月) 13:04:01.45
『逆説の日本史21 幕末年代史編W』 井沢元彦 小学館 411p 【C】

1865年から1868年の江戸城無血開城、明治維新まで。
あらゆる要素が複雑にからみ合い、長州がああだったらとか幕府がこうだったらなんて歴史のifを想像してもどうにもならない状態になる。もう、なるようになったとしか言いようがない。
これまで明治維新辺りの知識といったら、大河ドラマ『新撰組!』で得たものくらいしかなかったので、なんとなくでも全体の流れがわかったのはよかった。『風雲児たち幕末編』はまだ明治維新までたどり着いていないし。
大政奉還も王政復古の大号令も明治天皇の践祚も67年に行われていて、なにを持って1868年を明治維新成立とするのかよくわからない。改元? 改元に先立つ形で最後に行われた事業は崇徳上皇の鎮魂の儀式だった。

869こけこっこ(☆2975) 2017/10/09(月) 20:50:37.47
これは王国のかぎ (中公文庫) 荻原 規子 235p 【C】
内容:ファンタジー 15歳の女の子が突如アラビアの世界に放り出されて

物語の感想、文体いろいろ思うとこはあるが置いておく
それよりもある偶然に驚いた
ほんの1週間前に読んだ『鹿男あをによし』 (幻冬舎) 万城目 学
これと本書を両方読む人は少ないだろうから多少のネタバレはいいだろ
【魔法の解決法がまったく同じ】 使い古されてる手法と思われるが、
多読家でもなく、たまたま読書を再開した自分がこういう体験するのはなにかの導きを感じてしまう

870こけこっこ(☆3290)2017/10/12(木) 17:02:44.70
雷撃☆SSガール (講談社BOX)  至道 流星  315p  【C】
内容:萌えアニメと経済小説の融合?
amazonの書評欄で半分くたい内容を書いてる人がいて、それを先に読んでしまっている。
別に内容が分かっていても小説は楽しめると思っているが、
本作に関して言えばあらすじを読めばオレはそれでいいや。

871テタ(23☆4049)2017/10/17(火) 21:58:35.53
『僕の名はアラム』ウィリアム・サローヤン 新潮文庫 262p
連作短篇集。【C】

872こけこっこ(☆3633)2017/10/17(火) 22:13:26.69
鬼の橋 (福音館文庫)  伊藤遊  343p 【S】
内容:平安が舞台の和風ファンタジー

1年に1回出会えるかレベルのすごい作品 まず文章が素晴らしい
本作は「児童文学ファンタジー大賞」の大賞受賞作なのだが、この賞は22回の歴史の中で
たったの2回しか大賞を与えていない 最近3年に至っては佳作すらない
賞を取ったから、または多くの読者が絶賛しているからといって自分がおもしろいと思うかは別問題だが、
とにかくそういう作品
各回の選評を探して読んでみたら、そっちもおもしろかった
どの審査員も一切妥協しないくらい辛辣
「そこまで厳しく審査しなくてもいいだろ!」と思った

873テタ(23☆4357)2017/10/24(火) 20:16:02.46
『量子物理学の発見』レオン・レーダーマン クリストファー・ヒル 文藝春秋 308p
ヒッグズ粒子とその先に拡がる地平。それを見るためにはどんな実験をすればよいのか。
【B】

874テタ(23☆4621)2017/10/30(月) 07:13:57.81
『南十字星共和国』ワレリイ・ブリューソフ 白水uブックス 264p
ロシア革命前夜の短篇集。【C】

875テタ(23☆4823)2017/11/08(水) 09:19:56.60
『ミス・ブロウディの青春』ミュリエル・スパーク 白水uブックス 202p
焦点がはっきりしない感じ。【D】

876touka(4☆6825)2017/11/10(金) 16:25:03.05
『スタンフォード式 最高の睡眠』 西野精治 サンマーク出版 251p 【C】

スタンフォード大学は睡眠研究の総本山なのだそうだ。そこの教授で研究所の所長でもある著者が、どうすればよりよい睡眠をとることができるかを書いた本。
毎晩7.5時間眠るのが最善なのだが、そんなこと言ってもどうにもならない現代人のために次善の方法を教授してくれる。入眠後、最初の90分間をどれだけ深く眠れるかによって、眠りの質は大きく左右されてしまうのだ。
なんて言われると余計に眠れなくなりそうだが…。体の表面(特に手足)を入浴、シャワーなどの方法で暖め、布団の中で冷ましていくのが効果あるらしい。皮膚温度と深部温度の差を縮めることがポイントらしい。
さすがに第一人者だけあって説得力のある内容を力強く述べるが、時に苫米地先生の顔をちらつくのはなぜだろう…。

877テタ(23☆5068)2017/11/14(火) 21:22:48.11
『くじけそうな時の臨床哲学クリニック』鷲田清一 ちくま学芸文庫 245p
問答形式。【D】

878テタ(23☆5275)2017/11/22(水) 21:55:54.93
『卍』谷崎潤一郎 岩波文庫 207p
【C】

879テタ(23☆5801)2017/11/28(火) 22:08:26.98
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア 新潮クレスト・ブックス 526p
亡き人への思い。【C】

880テタ(23☆6085)2017/12/04(月) 20:49:17.17
『労働者階級の反乱』ブレイディみかこ 光文社新書 284p
後半がちょっと退屈。【C】

881touka(4☆7190)2017/12/09(土) 17:49:21.88
『単独行者(アラインゲンガー)・下』 谷甲州 ヤマケイ文庫 365p 【C】

作者にとって加藤は唯一無二の存在だがヒーロー然とした描写はほとんどなかった。寡黙な男というよりも、あとになって会話の真意に思い当たり後悔するタイプとして描かれている。
超人的な体力と脚力に任せて、ついでにもう一山二山登頂して帰る、みたいな山行を続けているので、そりゃあ遅かれ早かれ遭難するだろうって思える。
まだ登頂記録の出揃っていなかった大正時代だからか、とにかく誰よりも早くどこそこの山を厳寒期に制覇するというのが目的で、あまり登山の楽しさが感じられなかった。
どちらかといえば序章で、遭難した加藤を捜索する地元の案内人たちの計画性のある荷揚げ方法が、登山の極地法にそっくりだという描写の方が面白かった。

882テタ(23☆6418)2017/12/12(火) 22:25:56.89
『歴メシ』遠藤雅司 柏書房 169p
オリエント・ヨーロッパ世界の歴史料理の紹介。【C】

『弱いつながり』東浩紀 幻冬舎 164p
エッセイ。【B】

883テタ(23☆6794)2017/12/19(火) 21:13:48.25
『彼女たちの売春』荻上チキ 新潮文庫 376p
悲惨。【D】

884テタ(23☆7187)2017/12/26(火) 20:59:47.82
『奇巌城』逢坂剛 M・ルブラン原作 講談社 393p
大人になってから読むと、ちょっとしんどい。【D】

885テタ(23☆7469)2018/01/02(火) 07:57:17.30
『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ 新潮社 282p
短篇集。おもしろい。新しい感覚。【B】

886テタ(23☆7801)2018/01/08(月) 09:22:30.08
『船型代数学周遊』松谷茂樹 現代数学社 332p
知っていることを詰め込んであるだけで、読めない。【D】

887無名草子さん2018/01/12(金) 09:41:28.19
一般書籍よりもおすすめてきにネットで得する情報とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ

OHS1M

888テタ(23☆8211)2018/01/16(火) 20:19:16.38
『殺人者の顔』ヘニング・マイケル 創元推理文庫 410p
スウェーデン・ミステリー。【C】

889touka(4☆7477)2018/01/17(水) 17:46:32.59
『金融の世界史』 板谷敏彦 新潮選書 287p再読 【B】

株にまったく興味が無かった頃に読んだ本を再読。
メソポタミアから中世、大航海時代、大戦前後から現代リーマンショックまで、金融や株式の発展の歴史を、さまざまなトピックを連ねてまとめた本。
以前読んだ時にはまったく知らなかった名前が、今は知った名前としていくつも出てくるのが面白かった。著者はランダムウォーク理論は絶対ではないという立場だったのか。
まあそりゃそうだろうけれども、だからといって誰もがバフェットになれるわけではない。またそのうち読み返そうと思う。

890touka(4☆7668)2018/01/22(月) 13:36:33.34
『年収90万円で東京ハッピーライフ』 大原扁理 大田出版 191p 【B】

別の出版社だからか、具体的実践例については前著の内容とかぶるところが多い。
しかしそれに加えて、子供の頃に受けたいじめや、それが今でもフラッシュバックすること。また自身の死生観について書かれていて、より踏み込んだ内容になっている。
なるべく人に会わない生活をしていても、ことあるごとに「将来どうするの」「老後はどうするの」と、余計な口出しをしてくる人間は多いそうだ。
ありあまる時間を読書と思索に費やして形作られた素朴な死生観は、傾聴に値する。やがて他人や世間の承認なんていらんという境地に達するんだそうだ。

891テタ(23☆8555)2018/01/24(水) 22:41:34.86
『文盲』アゴタ・クリストフ 白水社 110p
自伝。【C】

『残響』町田康 講談社文芸文庫 234p
中原中也の詩によせる言葉。【D】

892テタ(23☆8808)2018/01/30(火) 22:28:59.25
『聖ペテロの雪』レオ・ペルッツ 国書刊行会 253p
【B】

893テタ(23☆9059)2018/02/05(月) 21:54:53.63
『座長ブルスコン』トーマス・ベルンハルト 論創社 251p
戯曲。【D】

894touka(4☆7890)2018/02/10(土) 13:39:10.03
『J・S・バッハ』 礒山雅 講談社現代新書 222p 【B】

まず目次からグールドについて書かれている部分を探しだしてそこを読む。ちゃんと評価されているのを確認したうえで、あらためて最初から読み始める。
バッハの生涯を中心に、その音楽、演奏の変遷などについてまとめられた入門書。変に神格化せず、人間バッハとして語られていて、興味がある人なら面白く読み進めることができる。
そしてなにより、バッハの曲を理解するためには信仰が必要なのかという、私たちにとって肝心の設問について述べられている点に読まれるべき価値があると思う。
神が聴き手だということになれば、音楽は人間の耳を超えることができる。人間の限界を超えようとするそのベクトルこそバッハの本質であり、狭い意味での宗教の枠内に収まっているのではない。

895無名草子さん2018/02/11(日) 15:05:40.06
ブコフが足もと見すぎなので…

一応全部送料込みで計算したらアマゾンの最安よりも安くしてるのよ。

マラソンのお手伝いになれば


https://www.mercari.com/jp/u/320877151/

896テタ(23☆9274)2018/02/13(火) 21:24:22.77
『眠りなき狙撃者』ジャン=パトリック・マンシェット 河出文庫 215p
【C】

897touka(4☆8127)2018/02/16(金) 13:37:37.63
『だめだし日本語論』 橋本治 橋爪大三郎 大田出版 237p  【C】

日本史上における日本語の変遷についての対談。特に駄目を出しているようなところはないので、肩すかしを食らった感がある。
橋本治と橋爪大三郎は同い年で同じ東大卒。当時から橋本治はめだっていたらしい。本人の回想では全然そうは感じなかったけど。
最初から橋本治に教えを請うってスタンスなので、対談によるシナジー効果が感じられず、橋本治読者としてはだいたいどこかで読んだ事のあるネタばかりだった。この対談を通して自分のプロパーに橋本治の存在を示したかったのだろうか。
どうせ対談するなら、生前の岡田英弘と橋本治との対談を読んでみたかった。

898テタ(23☆9652)2018/02/20(火) 20:41:56.70
『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 光文社新書 378p
ポスドクのひとつの身の処し方。【B】

899touka(4☆8366)2018/02/23(金) 16:09:42.67
『池澤夏樹、文学全集を編む』 編・河出書房新社編集部 河出書房新社 239p 【C】

河出書房の日本文学全集の前に世界文学全集が出されていたことをこの本で知った。
いまさらホメロスから始まるような文学全集を作ってもしょうがない(文庫で手軽に入手できるし)というところから始まって、戦後から20世紀の終わりまでと期間を区切って収集し、それをむりやり世界文学全集と名打って世に出すという戦略がよかった。
目録に目を通してみると、日本の方はともかく、世界文学全集の方はほとんど知らない作者、作品ばかりで、片っ端から読みたくなってしまう。推薦文も意欲をそそられる。
ここからここまでという枠を示してもらえるのはどこかゲームにも似ている。もしくは筋トレ、深夜に起き出した拒食症患者がガシガシとビスケットを食べるような。

900テタ(24☆3)2018/02/27(火) 22:27:51.93
『春と修羅』宮沢賢治 ほるぷ出版 351p
【C】

901touka(4☆8603)2018/03/01(木) 08:45:25.07
『音楽の聴き方』 岡田暁生 中公新書 237p 【D】

音楽の聴き方について新たな知見があればと思い、手に取ってみたのだが、「私の」音楽の聴き方でしかなかった。
音楽(クラシック音楽)を言葉で読むことが大事といいながら挙げてくる例がABAのソナタ形式であったり、長調は明るく、短調は暗く、トロンボーンは地獄を表し、ホルンは郵便馬車や狩猟を象徴する、といった類の記述がつづられている。
その程度のものでしかないのなら、前世紀の遺物として全部博物館に押し込んどけと言いたい。文章のほかの部分もだいたい引用のつなぎ合わせで、牽強付会な感じがはなはだしい。
特に本書の終盤、初めて書いた本でもなかろうに、行間から滲み出してくる著者の「私が!私が!」のエゴで気分が悪い。

902テタ(24☆245)2018/03/06(火) 21:32:02.81
『方程式のガロア群』金重明 講談社ブルーバックス 242p
1の17乗根が詳しい。【B】

903touka(4☆8837)2018/03/09(金) 12:02:17.50
『バレンボイム音楽論 対話と共存のフーガ』 D・バレンボイム 蓑田洋子・訳 アルテスパブリッシング 234p 【C】

音楽論というより、音楽による政治活動の活動報告って感じ。
イスラエル問題の解決に向けて活動しているが、コスモポリタンとか二つの民族の平等な権利とか、ぱっと見文句のつけにくい言葉を恣意的に使って理論武装している。頭の中に厚い壁があって、そこから先は決して見ようとしないんだなあ。
この人の話を聞いていると、その表向きの寛大さとは裏腹に、音楽は選ばれた一握りの人たちのもののように感じてくる。音楽とは本来、愉快な暇つぶしと考えるアラブ社会の方がよっぽどまともだ。
ただ、スピノザに関して書かれた部分だけはよかった。

904テタ(24☆632)2018/03/12(月) 08:32:48.46
『傷だらけのカミーユ』ピエール・ルメートル 文春文庫 387p
三部作の完結編。【C】

905テタ(24☆1022)2018/03/20(火) 21:16:12.63
『漱石先生の手紙が教えてくれたこと』小山慶太 岩波ジュニア新書 219p
【C】

『屋根裏の仏さま』ジュリー・オオツカ 新潮社 171p
一人称複数による語り。【B】

906テタ(24☆1323)2018/03/27(火) 20:52:10.16
『圏論の歩き方』圏論の歩き方委員会編 日本評論社 301p
オムニバス形式。分からないことだらけ。【C】

907テタ(24☆1509)2018/04/02(月) 06:37:02.46
『リーマン予想のこれまでとこれから』黒川信重 小山信也 日本評論社 186p
【C】

908touka(4☆9282)2018/04/09(月) 12:35:38.02
『世界文学全集I-01 オン・ザ・ロード』 ジャック・ケルアック 訳・青山南 編・池澤夏樹 河出書房新社 445p 【C】

この作品を第1巻に持ってくることで今回の文学全集全体の方向性を出した、と言うのでこの本から読み始めてみたが、なかなかに前途は多難のようだ。
1940年代戦後のアメリカ大陸をヒッチハイクや友人たちの運転で東西に何度も往復する話。まだテレビではホームドラマが全盛だった頃に出版された本書は、その後のアメリカ、そして日本の文化に絶大な影響を与えた、らしい。
この長大な話を読み終わって、結局よかったのは、最初に友人を追いかけて語り手が一人でニューヨークからカリフォルニアまでヒッチハイクで旅する部分で、行く先々で仕事を探したり、半ば住み着いちゃったりしてたとこだけだった。
その後友人と合流してからの無茶なドライブ旅行やどんちゃん騒ぎは惰性って感じ。老子に言う『そのいずるところ遠くして、知るところ少なし』。

909テタ(24☆1892)2018/04/10(火) 21:39:50.67
『大阪ラビリンス』有栖川有栖編 新潮文庫 383p
アンソロジー。【D】

910テタ(24☆2321)2018/04/17(火) 20:48:20.69
『ウォール街の物理学者』ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール 早川書房 397p
金融工学の始まりが分かる。【C】

『西加奈子と地元の本屋』大阪の本屋発行委員会 1408B 32p
【C】

911touka(4☆9685)2018/04/18(水) 17:41:49.21
『グレン・グールド発言集』 グレン・グールド 編・ジョン・ロバーツ 訳・宮澤淳一 みすず書房 403p 【A】

生前のグールドのインタビューやラジオ、テレビ用の台本、ライナーノーツなどをまとめた本。以前の著作集よりも訳がこなれていて読みやすく、注も原注にあわせて訳注が充実している。
グールドが自分の番組内でしゃべる内容は専門的過ぎて、当時は(今も)視聴者はなにを言っているのかよくわからなかったろうが、その不思議な熱意と静かな知性が、そこで語られている事は確かに価値のあることだと印象を抱かせ、観ている者を引き込む力を思っている。
日本では二度目に出た全集のグレングールドエディションには、放送で使われた音源などがボーナストラックとして含まれているが、はからずも本書で、それら生前未発売の曲への言及を読むことができるのは嬉しかった。
もちろん、ピアノあってのグールドだが、その書かれたものからも、孤独を十全に満喫している人生を読み取ることができて慰められる。

912テタ(24☆2637)2018/04/24(火) 21:12:43.26
『屍人荘の殺人』今村昌弘 東京創元社 316p
二つの組み合わせ。【B】

913テタ(24☆2906)2018/04/30(月) 05:30:02.85
『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』川添愛 朝日出版社 269p
人工知能物語。【C】

914touka(5☆0176)2018/05/01(火) 20:37:52.93
『マタイ受難曲』 礒山雅 東京書籍 491p 【C】

『マタイ受難曲』の研究に自分の四十代を費やしたという著者による本書は、門外漢でも読みやすい工夫がされている好著である。
問題は対象のマタイ受難曲、いや、曲はいいのだが、そこで語られている聖書の言葉、も案外ひとつの物語として面白く聴けるのだけれど、合間合間に挟まれるコラールやアリアの歌詞、これは作曲当時の信仰に基づいて作詞されたものだが、
これがちょっと、一種異様な空間を作り出しているというか、なんだか洗脳装置に掛けられているような気がしてくる。幸いなのはドイツ語なので、普通に聴いているだけなら何を言っているのかまったくわからないことか。
youtubeのgerubachという人のチャンネルで、演奏に併せて楽譜がスクロールしていく動画を見ながら読みすすめた。

915テタ(24☆3151)2018/05/08(火) 23:03:49.63
『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ 新潮社 245p
市井の人たちへのインタヴュー集。【B】

916テタ(24☆3414)2018/05/15(火) 21:24:49.32
『パブリック・スクールと日本の名門校』秦由美子 平凡社新書 263p
表面的。【C】

917テタ(24☆3651)2018/05/22(火) 23:31:17.71
『結び目理論の圏論』伊藤昇 日本評論社 237p
附いていけなかった。【C】

918touka(5☆0730)2018/05/24(木) 09:32:08.25
『グレン・グールドの生涯』 オットー・フリードリック 訳・宮澤淳一 青土社 554p 【C】

グレン・グールドの伝記。膨大な資料に当たり、インタビューを行ってこれだけのものを書き上げた著者の手腕は素晴らしいが、一部のレコードに対して著者の好悪に過ぎない批判が書き連ねられているのが気になった。
『北の理念』などの対位法的ラジオや『スローターハウス5』に音楽担当として参加した経緯など、これまであまり触れられてこなかった部分にもページが割かれていたのがよかった。
しかし550ページを越える大著になってもまだ、多くのレコードの制作背景や意図など、読みたかったのに抜け落ちている要素も多い。グールドはなぞなぞを出すようにしてレコードを発表していったから、ファンはそれを解く手掛りにいまだに飢えているのだ。
「『これまでで今の生活がいちばん幸せなんだ』グールドはふとそう言ったのである」

919touka(5☆0931)2018/05/29(火) 13:09:01.11
『グレン・グールドといっしょにシェーンベルクを聴こう』 渡仲幸利 春秋社 201p再読 【C】

著者はベルクソン研究が専攻の哲学者。哲学者なので、実在とか逸脱とか全体とか抽象的なことを語っているところは全然意味がわからない。
それでもグールドなりシェーンベルクなりのエピソードを交えて語られる部分はちゃんと面白く読めるので、抽象的な部分も理解できればちゃんと面白いのかも。
なにがなんだかわからないが、熱意と不思議な規則性は感じられるってところが、シェーンベルクの音楽に近いのかもしれない。
美しいとはいっても、グールドの演奏にそこまで意味をこめて特別なものとしていいんだろうか?とは思う。そういうのを許してくれそうな含みがあるのがグールドの魅力だけれど。

920無名草子さん2018/05/29(火) 16:33:11.14
JH0MV

921テタ(24☆3856)2018/05/29(火) 21:33:54.20
『家守綺譚』梨木香歩 新潮文庫 205p
【B】

922touka(5☆1265)2018/06/03(日) 18:12:26.99
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』 スティーヴン・グリーンブラット 訳・河野純治 柏書房 334p 【B】

古代ギリシャ、ローマ時代の作品がなぜ今も読めるのか? 書き留められたパピルスは300年は持つが、それでも現在までは届かない。印刷術が発明されるまで、人の手による写本によってそれらは命脈を保ってきたのである。
南ドイツの修道院の図書館で、ほとんど失われる寸前だった作品の最後の写本が発見された。ローマ時代に書かれたルクレティウスの詩『物の本質について』は、古代ギリシャの哲学者エピクロスの哲学を伝えていた。
それは、宇宙に存在する万物はそれ以上分割できない原子と何もない空間から成り立っている、という考えだった。発見者は己が発見の真の価値を理解することはなかったが、彼が書き写した写本が写本を生み、ある種の人々に浸透して行き、その後のルネサンスの土壌となった。
ルネサンス直前の中世の教会組織内の描写、修道院、羊皮紙、それからポンペイの遺跡を中心に、密度の高い西洋文化史が書かれている。

923テタ(24☆4094)2018/06/05(火) 21:39:58.85
『生徒のための統計活用』総務省政策統括官 日本統計協会 119p
中学生用だった。【D】

『アドルフ』コンスタン 新潮文庫 119p
【C】

924touka(5☆1454)2018/06/06(水) 17:39:44.73
『グレン・グールドは語る』 グレン・グールド ジョナサン・コット 訳・宮澤淳一 ちくま学芸文庫 189p 【C】

別の出版社から出ていた単行本の方を読んでいたのだが、グールドがなにを話しているのかまったくわからない。グールドどころかインタビュアーの言葉の意味すらよく把握できない。
もしかしたらこれ訳が悪いんじゃ…? 同じ内容のものが違う題で別の人によって訳されていたので、こちらの文庫版で読み直してみた。そしたら普通にわかるじゃんか。少なくともわからない部分はわからないということがわかる。単行本版の方はなにがなんだかわからなかった。
ひどい方の訳者の経歴を見てみたら、英文学部の教授だと(故人)。文庫版はidealizationを「観念化」と訳しているが、単行本では「理想実現」になっている。
内容は、1974年に雑誌『ローリング・ストーン』に掲載された、編集者によるグールドへの電話インタビュー。重要なインタビューなだけに、すでにいろいろなところで引用されているのを読んでいたので、それほど目新しさはなかった。

925無名草子さん2018/06/09(土) 18:57:19.63
最後はなぜかうまくいくイタリア人
https://www.amazon.co.jp/dp/4532320348
この本、面白かった 愛すべきイタリア人がよく分かった

926テタ(24☆4450)2018/06/12(火) 21:31:18.03
『高校からの統計・データサイエンス活用』総務省政策統括官 日本統計協会 170p
読んでいて面白くない。【D】

『彼らは廃馬を撃つ』ホレス・マッコイ 白水uブックス 186p
【C】

927テタ(24☆4685)2018/06/19(火) 21:07:17.11
『ヘリオガバルス あるいは戴冠せるアナーキスト』A・アルトー 河出文庫 235p
わけが分からない【D】

928無名草子さん2018/06/20(水) 11:19:03.30
紀伊国屋書店新宿店地下1Fの名店「珈穂音(カポネ)」が今月中で閉店するという。昨年あの建物は都の歴史的建造物に選定
されたので、紀伊国屋はもう建て替えを理由にテナントに立ち退きを迫らない筈なのだ。ご主人に伺ったら、紀伊国屋の若い課長の
「これからは大手の時代」の一言にブチ切れたそうだ。

929テタ(24☆4934)2018/06/27(水) 22:21:38.43
『通話』ロベルト・ボラーニョ 白水社 249p
短篇集。【C】

930テタ(24☆5136)2018/07/03(火) 21:29:04.71
『歌うカタツムリ』千葉聡 岩波科学ライブラリー 202p
カタツムリから見えてくる、自然淘汰と遺伝的浮動をめぐる論争。【B】

931テタ(24☆5531)2018/07/10(火) 21:28:55.78
『ギケイキ 千年の流転』町田康 河出文庫 395p
むっさおもろい。【B】

932touka(5☆1772)2018/07/14(土) 13:12:30.52
『十三億分の一の男』 峯村健司 小学館 318p 【C】

習近平がいかにして権力闘争を勝ち上がってきたかについての本。著者は朝日新聞の特派員。朝日か…いや、とにかく現場主義の人なので、あまり朝日だどこだってのは関係ないようだ。
元高官とかその部下とか親族などが主な情報源だが、引退した中国人はけっこうしゃべるなあ。すでに失脚した人物についての話題だからか。また、著者のように体当たりで議論をぶつけていくタイプの人間は中国人に好かれるようだ。
中国共産党の本質は権力闘争にあり、強力な権力欲で院政を敷いていた江沢民を抱きかかえるように胡錦濤が引退して、権力の空白ができたところに習近平がおさまったのだが、それも習の描いた絵であった。
出版は15年なのであまり習近平自身については書かれていない。書名を変えて出た文庫版ではその部分を補追しているらしい。

933テタ(24☆5689)2018/07/16(月) 06:47:24.46
『悲しみを聴く石』アティーク・ラヒーミー 白水社 158p
【C】

934touka(5☆2207)2018/07/18(水) 16:11:22.71
『グレン・グールド演奏術』 ケヴィン・バザーナ 訳・サダコ・グエン 白水社 435p 【D】

グールドの演奏について、といっても、椅子が低かったとか歌いながら弾いたとかではなく、録音された演奏から装飾音やアーティキュレーションなどを聴きとって書かれたもの。
そのコンセプトは素晴らしい。しかし、グールドはその演奏や発言で議論を呼ぶところが多かったのだけれど、それらを取り上げるについて禄に例証も挙げずに、陳腐だなんだと頭から貶していて、ただの中傷にしか思えない。
この本の元が博士論文だったことに由来する、ある一定の人達への阿りか。実際に演奏された装飾音の譜例も、期待していたよりも少なかった。
グールドのバッハはシェーンベルクの目を通して見たバッハであるという言葉はよかったし、レコーディング技術についての章もよかったが、全体的に見て別の人間によって書かれた方がよかった。

935テタ(24☆5899)2018/07/24(火) 20:07:12.17
『パリコレで数学を』阿原一志 日本評論社 210p
ある疑問が最後まで解けなかった。【C】

936テタ(24☆6127)2018/08/03(金) 20:09:01.57
『ギリシア人男性、ギリシア人女性を求む』フリードリヒ・デュレンマット 白水uブックス 228p
【D】

937touka(5☆2494)2018/08/05(日) 19:34:03.73
『スペインの宇宙食』 菊地成孔 小学館 287p 【C】

2000年前後、ネットの黎明期にホームページに掲載したエッセイなどを中心にまとめたもの。当時の見る人しか見てないネットの内輪感がなつかしい。
ワーカホリックで仕事を入れまくっていた頃に書かれたもので、その後すぐに精神を病み、快復してからあとがきを書いている。レストランの料理の描写が多いが、高級な食事は家に帰って感想書いて発表するまでが1セットなんだろう。
ナルシズムの塊のような文章だけど、開き直って貫き通せばスタイルになり、一定数のファンも付く。
本業の方は、自分からビジネスを作り出せるビジネスマンだなあって印象。こういう能動的な人は貴重なんじゃないだろうか。

938touka(5☆2724)2018/08/09(木) 16:12:02.18
『あらゆる小説は模倣である』 清水良典 幻冬舎新書 230p 【C】

小説の盗作、パクリ問題について述べた本。
パクリパクリと気軽に口に出される言葉で、イメージだけで相手を犯罪者呼ばわりする無責任な傾向について論を広げているが、こういうセンシティブな事例を扱うにしては、少しばかり言葉の選び方が雑ではないかと感じた。
表面上は丁寧な語り口だが、どこか引っかかるものがあるのか著者を信頼できず、丁寧に読み込む気になれない。オリジナリティという幻想について語っている部分も、結局その幻想を打ち破ることはできていないように思える。
後半三分の一はなぜか小説を書く実践講座になっていて、無料セミナーに行ったら個別相談会に案内されたような感じ。その内容も、特訓プログラムのアイデア出すだけなら誰でもできるよってレベル。問題はそこではない。

939無名草子さん2018/08/09(木) 18:50:32.03
「誰が本当の発明者か」 発明をめぐる栄光と挫折の物語
http://www.amazon.co.jp/dp/4062575256/
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2009-11-12
序章  なぜ発明者の特定がむずかしいのか
第1章 発明か改良かをめぐる攻防
第2章 特許裁判が分けた明暗
第3章 巨人の影に泣いた男たち
第4章 国の威信をかけた先陣争い
第5章 並び立つ発明者

エジソンは白熱電球の25番目の発明者。
ワットは単なる改良家。
アークライトは発明の盗人。
技術開発史を彩る発明者たちの本家争い。

940touka(5☆3068)2018/08/12(日) 09:26:04.36
『ピアノの名曲 聴きどころ弾きどころ』 イリーナ・メジューエワ 講談社現代新書 344p 【C】

メジューエワ。ロシア人女性ピアニスト、1997年から日本に在住。性格は真面目。バッハからラヴェルまでのピアノ曲について、演奏するに当たってのアナライシスを豊富な譜例付きで説明している。ロシア人はシューベルトとショパンが大好きらしい。
作曲家の気まぐれのような演奏記号も丹念に咀嚼しているのは素晴らしい。よくやるよ、と思わなくもないけども。
ここは技術的に演奏が大変です、と書かれているところもたくさんあって、アマチュアと地続きのような感じを受けるけれども、もちろん、本人の演奏自体はそんな苦労を感じさせないプロフェッショナルのものである。
バッハの平均律(CDは一巻だけかと思ってたら、最近ちゃんと二巻もリリースした)についての解析が書かれていたらよかったのになあ。あと、シェーンベルクがときどき文中に出てきているので、シェーンベルクのピアノ曲も録音してくれたらいいのに。

941touka(5☆3325)2018/08/21(火) 15:24:22.50
『<大作曲家> シェーンベルク』 エーベルハルト・フライターク 訳・宮川尚理 音楽之友社 253p 【B】

二十世紀を代表する作曲家シェーンベルクの生涯を、その作品を軸に書かれた本。内容も訳も明晰で読みやすく、読んでいて自然に楽しめる。シェーンベルクを知らない人が読んでも面白いんじゃないかってレベル。
グールドはシェーンベルクのことを「相手が聴衆だろうと、あたりかまわず怒りの言葉をはきちらす、旧約聖書の巨人のような人物」と形容したが、その理想を追い求めて決してぶれることのない人生は、道を照らす灯台のように感じられた。
コンサート会場で騒ぎ出すウィーンの聴衆たちの気持ちもよくわかるけども。すでに古典として評価が定まっている現在ですら、なにがなんだかよくわからない曲なのに。ただ熱意だけが一貫して感じられる。
数々のチャーミングな名言も余さずふれられているのが嬉しい。「後世の人には、いったい誰が誰の同時代人であったかがわかるだろう」(トーマス・マンに宛てた書状の中で)。

942touka(5☆3548)2018/08/23(木) 16:47:17.94
『野宿入門』 かとうちあき 草思社 223p 【E】

ちょっと野宿に興味を持ったので手に取ったのだが、導入で延々と野宿を薦め続ける。いや、野宿に興味があるから手に取ったんだけど。
高校生の頃から野宿が趣味の若い女性、というキャッチー過ぎる属性なのに、この人ならではの経験から得たものがほとんど語られていない。
最近はやりのブロガーをつれてきて本を書かせてみましたってやつだろうけど、ブログだってこんなだらだらした文章読まされたら即閉じるだろう。
素人の著者がどうこうというよりも、とにかく編集者がまったく仕事をしていないのだけは確信できる。

943テタ(24☆6595)2018/08/23(木) 19:05:53.12
『救い出される』ジェイムズ・ディッキー 新潮文庫 468p
読むのに時間がかかってしまった。【C】

944touka(5☆3905)2018/09/07(金) 21:33:15.47
『グレン・グールド、音楽、精神』 ジェフリー・ペイザント 訳・宮澤淳一 音楽之友社 357p 【B】

グールドの著作を蒐集してその音楽美学について研究した本。数あるグールド本の中でこの本だけがグールドの生前に出版されている。
生前ということは、まだ著作集など出ていないわけで、いろいろな雑誌に掲載されただけの論文や、一度放送されただけのテレビ、ラジオ番組などを個人的に集めてきたことになる。その労力だけで他のグールド本とは一線を画している。
隙あらばグールドを単なる偉大なピアノヴィルトゥオーゾに貶めようとする輩が、グールド研究者を自称する人々の中にもちらほらいる中、
巻頭言にディドロの古代の賢人の話を持ってくる著者によって、グールド研究が始まったことは喜ばしい。

945テタ(24☆7065)2018/09/10(月) 10:41:54.14
『驢馬とスープ』四方田犬彦 ポプラ社 470p
エッセイ。【C】

946無名草子さん2018/09/12(水) 19:49:07.02
今まで【A】の本てあったんですか?

947テタ(24☆7280)2018/09/17(月) 07:35:06.33
『しんせつなPython』とおやまただし とおやまつよし 秀和システム 215p
【C】

948テタ(24☆7604)2018/09/30(日) 07:44:24.61
『家族会議』横光利一 新潮文庫 324p
つまらぬ。【D】

949touka(5☆4316)2018/09/30(日) 10:02:49.74
『グールドのシェーンベルク』 グレン・グールド 編・ギレーヌ・ゲルタン 訳・鈴木圭介 筑摩書房 411p 【C】

シェーンベルク生誕百年を記念して、カナダ放送協会のためにグールドが台本を書いた全10回のラジオ番組を書き起こした本。理解ある訳者による、手の込んだ訳業が素晴らしい。
シェーンベルクについて国営放送で毎週1時間×10週とか、どうやったらこんなことが実現したのか想像もつかない狂気の沙汰である。まあ、生前からグールドはカナダの英雄だったから…。
シェーンベルクについてあまりよく知らない設定の相方と、グールドとの掛け合い、そしてシェーンベルクの音楽で構成されているのだが、相方のセリフも全部グールドが事前に書いた台本どおりなので、なんだか読んでいていたたまれない。
事前にシェーンベルクの伝記を読んでいたことが理解の助けになった。というかそれがスタートラインか。あとグールドの演奏したCDはもちろん、なるべく他の管弦楽曲などの音源も蒐集し、楽譜は無料ダウンロードで集めて適宜参照しながら読んだので時間がかかった。

950テタ(24☆7858)2018/10/06(土) 21:13:24.45
『人間は9タイプ』坪田信貴 KADOKAWA 254p
【C】

951touka(5☆4571)2018/10/07(日) 21:19:01.12
『<大作曲家> R・シュトラウス』 ヴァルター・デピッシュ 訳・村井翔 音楽之友社 255p 【C】

1864年生まれのリヒャルト・シュトラウスは、74年生のシェーンベルクより10歳年長、60年生のマーラーより4才若く、62年生のドビュッシーのほぼ同世代である。19世紀の後半分から20世紀の前半分にかけてとにかく長生きしたので、音楽史における物差しとして役に立つ。
才能あるホルン奏者の長男として生まれたシュトラウスは、ブルジョアの天才を地で行く、生まれ、才能、気力、機会、人脈、名誉、すべてに恵まれた人生を送り、いまだ演奏されることの多いオペラや交響詩を中心にした作品群を残した。
しかしあまり伝記に恵まれておらず、ドイツ最新のこの伝記も1964年に書かれたものである。そして、人生の終盤にかけて、その名声とは裏腹に、時代から取り残されていった大作曲家といった扱いである。
グールドはその晩年の作品こそ(たとえばメタモルフォーゼン)、時代を超えることによってその時代を豊かにした新の傑作群と再評価の狼煙を上げたが、それも、この伝記が書かれた後になる。グールドがそう言うのならきっとそうなのだろう。

952テタ(24☆8079)2018/10/14(日) 04:18:49.22
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』川上和人 新潮社 221p
エッセイ。【C】

953touka(5☆4915)2018/10/18(木) 13:05:07.78
『王政復古』 井上勲 中公新書 344p 【A】

『西郷どん』を途中でギブアップしたところ、知人からこの本を薦められたので読んでみた。これまで幕末に関する本を何冊か読んできたけれど(漫画も含む)、基本的なところで抜け落ちている認識がいくつもあったのに気づかされてびっくりした。
たとえば、どうして徳川斉昭と島津斉彬が仲良く(?)同じような活動をしていたのかとか。幕政は徳川家の家職が元になっていたので、政治は家老の譜代や旗本の家系に連なる者たちの役目であった。なので親藩の徳川斉昭は外様の大名と同じように蚊帳の外に置かれていた。
雄藩の藩主と公家の動向に詳しく、それぞれの出自から人格を描き出し、行動原理を説明している。光栄流にいうならこの時代唯一謀略100の岩倉具視がかっこよすぎ。それが釣瓶じゃいかんだろう。
分厚いとはいえ新書一冊なので、書かれていないことはいくつもある。長州藩のうんざりする部分とかほとんど書かれていない。しかし、これから幕末関連の本を読むときは、常にこの本を基準にして参照しながら読むことになると思う。

954テタ(24☆8352)2018/10/21(日) 19:14:02.16
『正倉院の矢』赤江瀑 文藝春秋 273p
短篇集。【C】

955touka(5☆5182)2018/10/24(水) 14:05:14.33
『ニートの歩き方』 pha 技術評論社 267p再読 【C】

ニートになってから5年目に書かれた、著者1冊目の本。会社を辞めて上京し、いくつかのシェアハウスを渡り歩いたがピンと来るものがなくて、自らギークハウスを立ち上げる。
ネットを介してゆるく繋がることで、セーフティネットにするという思想。あまり苦労話は書いていないので、一種のユートピアのように感じられるけれども、実際に住民票移して住み込んだりしたらいろいろと消耗しそう。
ネットで自分を発信し続けるというのも、自分が過去に書いた言葉との整合性を知らずのうちに取るようになって、自縄自縛に陥ってうんざりしたり、言うほど簡単でも気楽でもない。
初めて書かれたこの本はニート概論のテキストみたいになってる。そのうちどっかの私大で講師をやっていても驚かない。

956touka(5☆5404)2018/10/29(月) 12:21:17.49
『J・S・バッハ』 礒山雅 講談社現代新書 222p再読 【B】

再読。

957touka(5☆5577)2018/11/01(木) 12:27:12.37
『難聴耳鳴りめまいは「噛みグセ」を正せばよくなる』 長坂斉 青春出版社 173p 【C】

耳の付け根に少し違和感があるので手に取ってみた。
日本人は粒食文化で箸を使うので、左の奥歯に噛みグセがある(左の奥歯ばかりで噛んでいる)人が多いらしい。
左右均等、そして前歯、犬歯でもものをすりつぶすよう心がけて食べることで、耳の不調だけでなく、さまざまな疾患も改善されるとか。
セルフチェックの方法も紹介されているが、一度診察を受けてどういう状態なのかはっきりさせてみたい。けど、東京で開業している先生なのでちょっと遠いですね。

958テタ(24☆8745)2018/11/18(日) 07:45:15.93
『HHhH』ローラン・ビネ 東京創元社 393p
Himmlers Hirn hei&#223;t Heydrich ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる。【B】

959touka(5☆5826)2018/11/18(日) 11:48:11.94
『なぜ私は韓国に勝てたか』 加藤達也 産経新聞出版 249p 【C】

2014年、韓国セウォル号事故直後の朴槿恵大統領動性についてのスキャンダルを、朝鮮日報から引用したコラムを日本に配信したところ、第三者の韓国人から名誉毀損の告発を受けて、韓国から出国禁止措置にされた著者の手記。
もちろん、個々の現場レベルの事例においては、日本の組織の対応だって碌なもんではないだろうが、この本における韓国の公権力の振る舞いは、比較にならないほどの醜悪さである。
韓国がそのような人治国家であることは、世界は広いってだけでそれだけでは問題ではないが、その事実を捻じ曲げて、まっとうな法治国家であるように扱おうとする勢力が存在すると一筋縄では行かなくなる。
決して妥協せず、心にもない謝罪の言葉を発しなかったからからこそ著者は韓国に勝ったのだが、とりあえず謝罪してみては、と声をかけてくる日本人があまりにも多かったそうだ。本人たちは多分、親切のつもりなのだろう。

960テタ(24☆8950)2018/12/05(水) 21:37:38.41
『テレーズ・デスケルウ』モーリアック 講談社文芸文庫 205p
遠藤周作訳。【C】

961テタ(24☆9205)2018/12/11(火) 21:57:29.90
『恐い間取り』松原タニシ 二見書房 255p
怪談話。【D】

962touka(5☆6357)2018/12/14(金) 15:50:25.91
『日本文学全集07 枕草子 方丈記 徒然草』 口語訳・酒井順子 高橋源一郎 内田樹 編・池澤夏樹 河出書房新社 531p 【C】

枕草子と徒然草は橋本治訳で、方丈記は岩波文庫で以前読んだことがある。
月報で上野千鶴子が書いているように、橋本訳が出たあと、枕草子を重ねて訳すことにどれだけ意味があるのかと私も思っていたが、橋本訳のストリクトな訳ではなく、適宜言葉を補って読みやすくしていて、これはこれで良い訳だと思った。
それでも時代が古いぶん、方丈記や徒然草に比べてわからない部分も多いけれども。なので橋本訳に付いている清少納言本人による注釈を参考にしながら読み通した。
高橋源一郎による方丈記の訳も、こないだの宇治拾遺物語を読んだあとなので全然悪くない。ぎりぎり、訳者自身の政治的スタンスによる偏向はなされていない、と思えた。

963テタ(24☆9437)2018/12/21(金) 21:19:24.95
『蟹工船 一九二八・三・一五』小林多喜二 岩波文庫 232p
【C】

964touka(5☆6671)2018/12/22(土) 14:41:56.43
『世界の辺境とハードボイルド室町時代』 高野秀行 清水克行 集英社インターナショナル 314p 【C】

ソマリランドや東南アジアなどの滞在記を書いている高野秀行と室町時代の研究者清水克行との対談。現在の世界の辺境地帯と日本の中世にはさまざまな一致点があるのだそうだ。
和やかで話題の豊富な対談で楽しく気軽に読めるが、それぞれの著書をほとんど呼んだことがないので、あまり内容が記憶に残らなかった。挙げられている参考書籍ともども今後読んでみよう。
終盤、大学教授の清水が授業の学生アンケートについて良い悪いを語ったのは口が滑ったなあって感じ。今後は追従タイプの学生に取り巻かれそう。
タイトルと表紙絵も良かった。

965無名草子さん2018/12/22(土) 14:59:27.70
【たけしの超常現象特番、本日18時56分】 大槻教授がUFOやマ@トレーヤを見たらどんな反応するかな
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1545444404/l50

966無名草子さん2018/12/22(土) 15:06:29.76

967テタ(24☆9735)2019/01/03(木) 20:41:01.96
『かつて描かれたことのない境地』残雪 平凡社 298p
短篇集。【C】

968touka(5☆6929)2019/01/16(水) 11:32:33.37
『漢字百話』 白川静 中公新書 258p 【B】

甲骨文、金文から読み解いた漢字の成り立ちについて紹介する本。日本語と漢字の関係なども。昔の新書なので、それなりに専門的で用語の定義を知らないと読みこなすのは難しい。たとえば「音訓」とか。
初めて甲骨文字が発掘されたのは、なんと中華民国になってからのことで、甲骨文字から漢字の起源を探る試みは、まだ百年かそこらの学問なのだ。
唐とか宋とか明とか清の時代に書かれた由緒ある漢字の研究書は、甲骨文字を知らないままに書かれたものなので参考資料にしかなり得ないが、権威あるありがたいものだから、いまだそれを引きずっている研究者も多いらしい。
漢字の起源は、生活に根ざした便利な文字などではなく、すべて祭祀や呪術から生み出されているという著者の持論は、言われてみればそうとしか思えない説得力に満ちている。そしてなによりロマンがある。

969テタ(25☆123)2019/01/18(金) 22:04:14.68
『死のドレスを花婿に』ピエール・ルメートル 文春文庫 388p
【C】

970touka(5☆7184)2019/01/25(金) 13:04:47.31
『敗者のゲーム 原著第5版』 チャールズ・エリス 訳・鹿毛雄二 日本経済新聞出版社 255p 【C】

プロのテニスの試合ではウイニングショットで勝負が決まるが、アマチュアの試合では相手よりミスが多かった方が負ける。これを敗者のゲームと呼び、現代の株式投資は敗者のゲームであるとする。
株式投資においては必読の書とされている本のうちの一冊だが、特に新しい見地は得られなかった。すでに投資は始めているので、いまさら新たな真理なんかをみつけだしていたら、それはそれで問題なのだけれど。
10年以上寝かせておく金はすべてVTIを買え。の一行で終わってしまう内容だけど、それだと本にならないので、いろいろと、特に、市場平均に勝ち続けることはできないと言い切っているアクティブファンドの選び方とかにページを割いている。
これから投資を始める人のための本なのに、寄付や遺産相続の心構えとかも詳しく書かれていて、ちょっと気が早いんじゃないかなと思った。

971テタ(25☆269)2019/01/28(月) 22:25:56.64
『シンメトリー』H・ヴァルサー 日本評論社 146p
【D】

972touka(5☆7392)2019/01/31(木) 13:49:13.04
『おいぼれハムレット』 橋本治 河出書房新社 p208 【C】

凶行は起きぬまま月日は経ってハムレットは80歳、登場人物は全員老人。痴呆が入りかけたハムレットは、いまさらながらに原作の筋道を繰り返そうとするものの……という題材で、円朝の聞き書きのようなスタイルで書かれている。
文章で読むからまだともかく、「落語世界文学全集」なんて名打っているから、実際に落語として聞かされることをイメージしながら読むと、この取り止めのないおしゃべりを一方的に聞き続けなきゃならないってのはかなりの苦痛なのではないか。
とか思いながら読んでいたところに作者の訃報があった。平気で長生きしそうなタイプだったので、あと10年は本を書き続けてくれるとばかり思っていて作者一流の冗談のようだが、取り返しはつかない。
世界のどこかに作者は生きているということ自体が強い説得力を持つ。だから文筆家は死んでからが正念場といえる。死んだあともずっと読み続けられるかどうか。私は橋本治は最後の文豪だと思っているけれど、それもまだ生きていたときのイメージなので。

973テタ(25☆527)2019/02/03(日) 19:41:45.15
『エクスタシー』村上龍 集英社 258p
くだらない話。【D】

974touka(5☆7573)2019/02/05(火) 08:57:57.93
『「朝30秒の正座」で腰痛が治る』 金聖一 ダイヤモンド社 181p 【B】

今のところ腰痛は患っていないが、以前腰を痛めたこともあったし、背骨のゆがみなどもあって気になっていたので読んでみた。
著者は柔道整復師、東京で整骨院を経営。著者自身、事故の後遺症からくる腰痛に悩まされていて、さまざまな治療法を試していたという。
正座はひざや足に悪いと言われてきたがそれは間違いで、朝30秒の正座で背骨のゆがみが改善され、足の使い方が均等になり、全身の血流がよくなることによって腰痛が改善する。
畳かフローリングなら毛布などを敷いた上で、かかとをつけて指先は少し離した状態で正座を30秒行う。ふくらはぎを圧迫することで血液の循環を高めるらしい。

975touka(5☆7777)2019/02/08(金) 11:03:25.73
『米韓同盟消滅』 鈴置高史 新潮新書 204p 【B】

そろそろ始まりそうな世紀の歴史ショーを特等席から観覧するにあたって、よりいっそう楽しむための予習復習として本書を購入。刊行は2018年10月。
世界四大革命のひとつであるろうそく革命によって生まれた文在寅政権によって、米韓の関係は過去にないほど危うくなったが、米韓同盟の根腐れは実は20世紀末から始まっていた。
当時は誰も韓国のことに興味がなかったので気づかなかったけれど、その頃から現れていた兆候がわかりやすくまとめられている。
そうはいってもアメリカにも面子やしがらみもあるので、なかなか漫画や映画のようにハイさよならとはならないが、そこは我等が文先生の素敵なスタンドプレーに期待したい。

976テタ(25☆834)2019/02/11(月) 09:54:41.69
『その問題、数理モデルが解決します』浜田宏 ベレ出版 307p
【C】

977touka(5☆8070)2019/02/11(月) 22:08:20.69
『呪の思想』 白川静 梅原猛 平凡社 293p 【C】

白川静91歳、梅原猛76歳時の対談。最初は『漢字百話』で読んだような話や、大学紛争の思い出の話でそれほど面白くなかったけれど、孔子や詩経、万葉集に関する話は初めてだったので面白く読めた。
特に孔子については、その生涯をひとつのストーリー、物語として捉えていることに興味を持ったので、そのうち『孔子伝』を読んでみようと思う。
中国史を研究するときに気をつけなければならないことは、中国共産党との距離の取り方なのだが、中国のどこそこの遺跡に行きましたよと嬉々として報告する梅原先生は、ちょっとばかし脇が甘かったんじゃないかなぁ。
やはり白川先生には、岡田英弘、それから貝塚茂樹のふたりとの対談をしてほしかった。

978テタ(25☆1030)2019/02/20(水) 22:02:22.87
『低開発の記憶』エドムンド・デスノエス 白水社 196p
キューバの作家。【C】

979touka(5☆8595)2019/02/23(土) 15:12:50.55
『逆説の日本史22 明治維新編』 井沢元彦 小学館 525p 【C】

廃藩置県、岩倉使節団から西南戦争にかけて。いつのまにか大久保が、首都は東京にすると独断で決められるくらいの権力を握ってしまっている。廃藩置県もたいした抵抗もなくスムーズに行われているし。
公金と自分の金との区別がつけられない長州人(木戸を除く)による汚職が頻発するが、改革を断行する大久保は意に介さない。彼らは彼らなりに有能な人材なのだ。
逆に司法卿として長州人の汚職を追求する江藤新平を、西郷の征韓論に関する謀略で下野させ、自滅させてしまう。
木戸、西郷、大久保の維新三英傑は、三者三様の個性を発揮するようにして相次いで斃れる。大久保の計画よりも10年前倒しで次世代へバトンが渡されることになってしまったところで、日本は近代を終える。

980テタ(25☆1320)2019/02/27(水) 21:18:44.43
『人生を歩け!』町田康 いしいしんじ 角川文庫 290p
対談。【C】

981テタ(25☆1444)2019/03/05(火) 21:57:05.77
『子供時代』リュドミラ・ウリツカヤ 新潮クレスト・ブックス 124p
連作短篇集。【C】

982地上派(6740)2019/03/10(日) 14:45:54.59
『多動力』堀江貴文 幻冬舎 226p 【C】
ホリエモンの行動原理が書かれていた。楽しいからやる。ワクワクするからやる。目的などない(必要ない)。
面倒くさがらず、新しいことをやってみないと老いる。仕事が進むのは、リズムよくやれているとき。は共感できた。

『ニムロッド』上田岳弘 講談社 136p 【C】
SF小説かと思って手に取ったが違ってた。非日常感がもう少しあると良かった。

『悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを上げる本』石川俊次 主婦の友社 159p 【C】
体内組織の話は専門外なので難しかった。食物ごとの特徴は参考になった。

983テタ(25☆1651)2019/03/12(火) 07:26:42.46
『低次元の幾何からポアンカレ予想へ』市原一裕 技術評論社 207p
よくまとめられているけれど、やっぱり分からない。【C】

984テタ(25☆1967)2019/03/21(木) 06:40:28.24
『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア 新潮クレスト・ブックス 316p
短篇集。【C】

985touka(5☆8843)2019/03/22(金) 12:57:43.59
『二つの祖国をもつ私』 西条正 中公新書 248p 【B】

(承前)1964年、文化大革命直前に日本へ帰国した著者は、初めて踏む祖国の地で少しずつ日本人の振舞いを身に付けてゆく。
シベリア抑留から生還した父が東京近辺に住んでいたこと、初めての中国からの「日本人青年」の帰国だったことなどの要因もあり、有志の政治家や関係者の援助を受けながら大学に入学し、NHKで中国語関連のアルバイトなどもしながら10年ほど過ぎる。
日中国交正常化を受けてもうひとつの祖国である中国に里帰りできるようになり、1979年、15年ぶりに帰ってきたハルビンで再会した中国人の養父と同級生たちの15年間について話を聞く。
文化大革命で養父は、右派分子として刑務所に収監されて、生死の境をさまよい、同級生は、ある者は下放で農村へ送り出され、またある者は紅衛兵となって活動した。

986テタ(25☆2103)2019/03/26(火) 20:41:27.64
『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ 新潮クレスト・ブックス 136p
エッセイ。【C】

987touka(5☆9288)2019/03/29(金) 14:14:58.78
『世界文学を読みほどく』 池澤夏樹 新潮選書 445p 【C】

京都大学の夏休みの集中講義の内容をまとめたもの。
スタンダール『パルムの僧院』からピンチョン『競売ナンバー49の叫び』までの10作を取り上げ、読んでみたくなるような紹介をしている。また、かなりの長編が含まれているので、読んでいる最中に遭難してしまわないようにそれぞれの作品の見取り図を示している。
10作のうち読んだことのある作品は『カラマーゾフの兄弟』『魔の山』『白鯨』だった。取り上げられているほかの作品も読んでみたくなるような内容だったと思う。
しかし、日本と朝鮮・韓国が第二次世界大戦で戦っただとか、そ知らぬ顔をして紛れ込ませているのはいただけない。せっかく万巻の書を積み上げても、肝心の土台が歪んでいては砂上の楼閣にしかならないだろう。

988地上派(6967)2019/03/30(土) 14:38:12.91
『ロジカル・シンキング : 論理的な思考と構成のスキル』 照屋華子 岡田恵子 東洋経済新報社 227p 【C】
論理的な説明をするための基本的な手法を解説。ビジネスパーソンにとっては知っておかなければならない内容だと思った。なぜか問題の解答がないのが残念。

989テタ(25☆2298)2019/04/12(金) 21:24:48.62
『草迷宮』泉鏡花 岩波文庫 195p
【C】

990テタ(25☆2521)2019/04/17(水) 20:29:46.72
『大阪今昔散歩』原島広至 中経の文庫 223p
【C】

991テタ(25☆2704)2019/04/24(水) 20:47:43.49
『1973年のピンボール』村上春樹 講談社文庫 183p
【C】

992テタ(25☆2849)2019/05/04(土) 22:05:33.59
『ゲームで大学数学入門』安田健彦 共立出版 145p
【B】

993テタ(25☆3199)2019/05/13(月) 21:30:17.95
『私の愛した小説』遠藤周作 新潮文庫 350p
「テレーズ・デスケルー」論。【C】

994テタ(25☆3641)2019/06/01(土) 20:15:39.17
『オクトーバー』チャイナ・ミエヴィル 筑摩書房 442p
物語ロシア革命。【B】

995テタ(25☆3830)2019/06/07(金) 15:58:55.84
『運命を変えた大数学者のドアノック』加藤五郎 岩波書店 189p
エッセイ。【C】

996テタ(25☆4201)2019/06/19(水) 21:43:14.87
『[新編]不穏の書、断章』フェルナンド・ペソア 平凡社ライブラリー 371p
【C】

997テタ(25☆4507)2019/06/29(土) 20:41:47.11
『鉄塔 武蔵野線』銀林みのる 新潮文庫 306p
ファンタジー・ノベル。【C】

998テタ(25☆5071)2019/07/12(金) 20:36:22.72
『一夢庵風流記』隆慶一郎 新潮文庫 564p
戯画的。【C】

999無名草子さん2019/07/24(水) 21:46:33.66

1000無名草子さん2019/07/26(金) 13:57:18.81
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